ここでは実際に映画「炎の大捜査線」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
炎の大捜査線の評価・・・2つ星
原 題: 火燒島
英 題: Island of Fire
製作年: 1991年
製作国: 台湾・香港
出演者: ジャッキー・チェン サモ・ハン(サモ・ハン・キンポー) アンディ・ラウ
: レオン・カーフェイ ジミー・ウォング(王振仰) コー・シャンハン
: イエ・チュエンチェン チャン・クォチュー ツォ・チョンファ
監 督: チュ・イェン・ピン
製 作: コー・シュンハン
脚 本: フー・リー イェ・ユンチャオ
ジャッキー・チェンを初め、サモ・ハン・キンポー、アンディ・ラウ、レオン・カーフェイ、そして「片腕ドラゴン」こと、ジミー・ウォングなどの蒼々たるキャストで描かれたバイオレンス。とある極悪犯の集まる悪名高き監獄で出会った四人の男が、様々な事件を通し、やがて釈放の条件として出された要人暗殺を遂行するまでを描く。(TUTAYA Onlineより引用)
感想/レビュー
最近古いジャッキー映画をよく見ていてその中の一つになります。
作品を見ての感想はそもそも主演がジャッキーではなかったのでいまいちと言ったところですね。
アクションシーンはジャッキー中心に作られていたもののストーリーは他の人を中心に回って行くので楽しい部分はちょっとしかありませんでした。
俳優陣も豪華なことから評価的には2.5つ星ぐらいですが3つ星にはちょっと遠いのでこの評価になっています。
出演者にはジャッキー・チェンに加えてプロジェクトAなどでも共演しているサモ・ハン・キンポー、酔拳2などに出演しているアンディ・ラウ、THE MYTH/神話などに出演しているレオン・カーフェイ、片腕ドラゴンなどに出演しているジミー・ウォングらが起用されていました。
わかる人にはわかるようなのですが、当時の香港俳優のスターが集結しているスゴイ作品だったようです。
炎の大捜査線予告編動画字幕なし(これからみようと思っている方に)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
警察官であるウェイ(レオン・カーフェイ)はかつてお世話になった先輩や恋人の父親で警察署長のもとに異動になっていた。
ウェイは挨拶をかねて先輩と共に署長の家に行き親交を深めていた。
その帰り、ウェイが恋人と一緒に車に乗っていると家に一人の男がやってきて署長が撃たれて死亡してしまう。
ウェイはとっさに銃を出し犯人を撃つがとどめを刺すことはできず車で逃げられそうになってしまう。
だがその車は突然爆発し銃撃犯は亡きものとなってしまう。
ウェイの銃撃により犯人の指が切断されていたためウェイと先輩は指紋認証にかけるが、その人物は3か月前に死刑が執行されている犯罪者だった。
ウェイたちは刑務所で何かが起こっていることを察する。
その後バーで飲んでいたウェイはチンピラに絡まれわざと相手を痛めつけ傷害罪で刑務所に送られることになる。
それもすべては署長を殺した黒幕を突き止めるためであり、これはウェイと先輩だけが知っている極秘捜査となった。
刑務所にやってきたウェイは同室の囚人と仲良くなるが、すぐに新人の洗礼を浴びることになる。
同じ囚人のキア(サモ・ハン・キンポー)が取り仕切る新人の腕試しに駆り出され、ウェイは必死の抵抗を見せるがぼこぼこにされてしまう。
しばらくするとキアは看守の隙をついて脱獄し、誕生日である息子の元へ向かった。
キアはそこで息子とのひと時を楽しむがすぐにつかまり刑務所に戻されてしまう。
だが息子に会えたキアに悔いはなく今度は正月に会う約束をしていた。
一方、ハスラーのロン(ジャッキー・チェン)は大金と引き換えに八百長試合を申し込まれるがそれを断固拒否した。
敵がたが見守る中ロンはいつものようにプレイし見事勝利するが八百長を持ちかけてきた相手に襲われてしまう。
恋人のキキを守りながら戦うロンだったがキキは背中を刺されて重傷を負ってしまう。
すぐに病院に連れて行ったロンだったが今すぐに手術をしなければ助からないといわれ、どうにかして金を工面することに。
地元のマフィアが取り仕切るカジノへ行ったロンはいかさまを行いポーカーで大金を手に入れるが、相手にいかさまがばれてしまい乱闘になってしまう。
その中でポーカーの相手がナイフを出してきてしまい必死によけるロンだったが偶然からナイフが相手に刺さってしまい殺してしまったのである。
これによりロンも刑務所に入れられることになる。
そのころ、刑務所では牢名主のクイ(ジミー・ウォング)が懲罰房から一般房へと移動になっていた。
クイの権力は絶大で囚人たちは彼をリーダーとしてうまくまとまっていた。
クイはウェイを呼び出し彼の風貌から警察官なのではと疑い手を火であぶって自白させようとするがウェイは決してしゃべらなかった。
その日の昼食の時、ウェイは看守から手をどうしたかと尋ねられるがクイの名前は出さず作業中に負傷したと嘘をついた。
昼食を取り上げられたウェイに責任を感じたクイは自らの食事を分け与えたが看守に目をつけられてしまう。
だが囚人たちが一致団結してクイを助け、ウェイとクイの間に友情のようなものが芽生える。
その後外での刑務作業の時にウェイとクイは協力して作業を2時間も早く終わらせることに成功した。
しばらくするとロンが刑務所にやってくるのだが、ロンが殺した男はマフィアの一員でありその刑務所にもマフィアのメンバーが捕まっていた。
そのため新人の腕試しは行われずロンはいきなりナイフで襲われてしまう。
命に別条はなかったもののロンはひどい傷を追ってしまい、見かねたクイが両者を和解させた。
だがロンに殺された男の兄でありマフィアのボスであるピンバル(アンディ・ラウ)はこれがおもしろくなかった。
ピンバルは自分の手でロンを殺すために知り合いの警察に自分を逮捕させて刑務所に入ったのである。
一方、キアは相変わらず脱獄のことしか考えておらず、その出刑務作業をしている時にパトカーを盗み脱獄しようとするが失敗に終わる。
だが正月に息子と会うことがあきらめられないキアはクイと示し合わせて再びパトカーを盗み2人で脱獄したのである。
しかしキアは看守長と取引していたようで2人はすぐに見つかってしまうのだが、ここでクイは看守長に撃たれて殺されてしまう。
話が違うと看守長にかけよるキアだったが生きているだけでもありがたく思えと言われ再び刑務所の中に。
クイの死体は見せしめとして囚人たちに見せられ、キアは3度脱獄を試みたことにより死刑判決を言い渡される。
その後刑務所にピンバルがやってきて看守長公認の戦いが始まった。
ピンバルとロンはお互いナイフを持って戦いピンバルはロンを殺そうとしていたがロンにその気はなかった。
戦いはロンの勝利で終わり、看守長はロンに殺せと命じるが頭にきたロンは看守長に襲い掛かり看守たちにぼこぼこにされてしまう。
この時ピンバルも看守長に撃たれて重傷を負ってしまう。
正月になり囚人たちが浮かれる中、ウェイのことを邪魔だと感じ始めた看守長は囚人の一人にある薬品を渡しそれでウェイを殺せと指示した。
だがこれで死んだのはウェイと同室の囚人だった。
怒り狂ったウェイは仕掛けた犯人にとびかかり殺そうとするが、その犯人は看守長の指示でやったことだと口を割った。
ウェイは看守長に遅いかかろとするが止められ、刑務所内はこの機に乗じて暴動が起こっていた。
その後ウェイは暴動を扇動したとして死刑判決を言い渡され銃殺刑に処せられてしまう。
しかしウェイは殺されておらず目覚めるとそこには刑務所長の姿があった。
刑務所長はウェイは公式には死んだことになっており存在しないことになっていると話す。
更に所長は死ぬには惜しい人間を集めて清風隊にスカウトし、任務がすんだら新しい身分を与えて自由にしていると話す。
これこそまさにウェイが探し求めていたものだった。
ここは所長の指示に従って部隊に参加したウェイ。
そこには死んだはずのキアやロン、ピンバルの姿もあった。
ウェイを加えた4人は所長の指示により裁判を待つ麻薬組織のボスを殺すように指示され、空港で襲撃。
ボスを殺した後は用意しているジープで逃げろと言われていたが、それを見たウェイはかつて署長を殺した犯人が乗った車が爆発したのを思い出し皆に警告する。
なんとか爆破は逃れられたものの警備に取り囲まれてしまう。
だが警察の中にウェイのお世話になっている先輩が混ざっていた。
ウェイはその先輩と一緒に飛行機に乗りその場から脱出しようとし、残りの3人も一緒に逃げようとするが飛行機に乗る前に撃たれて殺されてしまう。
その後無事に脱出できたウェイは刑務所長の元へ行き彼の悪事をすべて暴いた。
刑務所長は逮捕されウェイは恋人と再会するのだった。
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話の流れは悪くなかったですが内容自体がいまいちでしたね。
レオン・カーフェイ中心に話が進んでいったのはまあいいとして、それならジャッキー以外にもアクション枠を設けておいてほしかったですね。
サモ・ハンもいたんだからもっと彼にもアクションをさせてもよかったと思いますけどね。
最後はハッピーエンドのようになっていましたけど自分の葬式も行われて死んだことになっているのに彼は大丈夫ったんですかね?
総じていまいちということでバリバリのアクション映画を期待している方は見ない方がいいと思いますよ。
以上が炎の大捜査線の感想とレビューでした。