海外ドラマ「The Musketeers/マスケティアーズ 三銃士」第三話『Commodities/危険な商売』を見ての評価と感想を書いています。
日本では2016年の4月から「マスケティアーズ パリの四銃士」というタイトルでNHKで放送されています。
ちなみに私が見ているのもNHKで放送されているものです。
マスケティアーズ パリの四銃士では1話~10話までがSeason1で11話~20話までがSeason2となっています。
第三話の日本語でのタイトルは「危険な商売」となっていますが、NHK版では「気に食わない任務」となっています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
Season1 登場人物/キャスト
ダルタニアン → ルーク・パスカリーノ
アトス → トム・バーク
アラミス → サンティアゴ・カブレラ
ポルトス → ハワード・チャールズ
トレヴィル → ヒューゴ・スピアー
リシュリュー枢機卿 → ピーター・カパルディ
ミレディ → メイミー・マッコイ
コンスタンス → タムラ・カリ
ルイ13世 → ライアン・ゲイジ
アンヌ王妃 → アレクサンドラ・ダウリング
銃士の4人は、世界中で手広く商売をする男ボネールを逮捕してパリまで護送する任務につく。ボネールはスペインとの協定を破って、国外に農場を作ろうとしていたらしい。しかし、護送中にボネールの仕事仲間に襲われ、ポルトスが右肩を負傷する。アトスは近くにある古い屋敷に皆を連れていく。 (NHK Onlineより引用)
The Musketeers/マスケティアーズ 三銃士 Season1動画(これからみようと思っている方に)
以下からはSeason1の第三話『Commodities/危険な商売』のネタばれになりますので注意してください。
三銃士とダルタニアンは港町ルアーブルである男の監視をしていた。
その男とは自称冒険家の貿易商ボネールだった。
酒場にやってきたボネールを監視していた4人だったが、別の人間もボネールをつけまわしていた。
更に一人の女がボネールの元へやってきていきなり彼を殺そうとする。
これをかわきりにボネールを狙っていた人間が襲いかかってくる。
ダルタニアン達は襲いかかってくる刺客たちを返り討ちにしボネールをパリまで護送しようとする。
実はこの時代ではスペイン人が外国で農業などを行うことをかたく禁止していた。
ボネールはそれを破ったため王に処罰を受けることになっていたのである。
ちなみに最初にボネールを殺そうとしてきた女は彼の妻だった。
ボネールはパリに行く前に妻と二人にさせてほしいといい部屋で何やら激しく言い争っている様子。
しかしそれは芝居でありボネールの妻は彼を逃がそうとしていたのである。
窓から逃走するボネールだったが、それも三銃士の読み通りであり結局つかまってしまう。
パリへ向かう道中、酒場にいた黒服の2人組の男が後をつけてきていた。
アトス達は待ち伏せをして敵をおびき寄せることに。
だが敵を待ち伏せているところで別の敵に襲われてしまう。
襲ってきたのはポールムニエというボネールのスポンサーをしている男の部下であり、資金を提供したのに積み荷を何も渡さなかったと主張した。
三銃士は枢機卿に陳情すると約束してその場を後にする。
ただこの時の戦いでポルトスが背中を斧で斬りつけられてしまっており、すぐに治療しなければ命に関わるほどだった。
アトスはそれを聞いても次の街まで歩いていくと言ったが、アラミスがそれではもたないとアトスを説得。
アトスはこの近くにあてがあるといい屋敷に案内した。
そこはアトスが銃士隊に入る前に過ごした屋敷だった。
このころ枢機卿のもとで暗躍するミレディは私用で出かけていいか枢機卿に許可を求めていた。
枢機卿は三銃士のアトスは今陛下の命令で任務についているため手出しはするなといい暇を与えた。
一方、屋敷ではポルトスを治療するため麻酔だといい殴って気絶させた後にアラミスが傷を縫っていた。
治療が終わった後のアトスの様子はどこか変でダルタニアンは彼を心配するが何も話してはくれない。
実はかつてアトスがその屋敷を出たのは愛する妻を殺したからであった。
その妻とはミレディのことであり、ミレディはアトスの弟であるトマスを殺害したのであった。
アトスは友達のレミに処刑を手伝ってもらっており、ミレディを首つりにした後は最後まで見届けることなくその場を後にしていた。
ポルトスが目覚めるとアトスは翌朝には屋敷を出ると伝える。
ポルトスはボネールが行っているという商売に興味を抱くが、肝心の積み荷に関する資料はみせてもらえなかった。
翌朝、ダルタニアン達が出発しようとするとそこへ再びボネールの妻マリアがやってくる。
マリアは2人組の黒服の男に襲われたと嘘をつき油断を誘うとダルタニアン達に銃を突きつけボネールを奪っていった。
すぐに後を追いかけたダルタニアンとアラミスだったが、その途中で今度は本当に黒服の男に襲われマリアが撃たれ死亡してしまう。
ボネールはマリアをそのまま放置し一人で馬を走らせ逃げて行った。
ダルタニアンはその後を追い、アラミスは黒服の男の相手をすることに。
アラミスは止まるよう男に警告し男がきかなかったためやむなく発砲。
アラミスは男に何者だと質問するが何もしゃべらず絶命してしまう。
ボネールを追いかけるダルタニアンだったが、ボネールは馬を走らせることに慣れておらず馬がばてて簡単に追いついた。
そのころ屋敷でダルだにアンたちの帰りを待つポルトスはボネールがみせてくれなかった積み荷に関する資料が残されているのを発見し内容を見た。
すると帰ってきたボネールに突然殴りかかったのである。
ポルトスが見た資料は奴隷に関する資料で、ボネールは奴隷商人だったのである。
その後アトスが合流しなんとかその場はおさまったが、ポルトスのボネールに対する怒りは収まらなかった。
ボネールはマリアの死体を三銃士と共に丁重に葬った。
屋敷を出発する時、アトスは昔なじみにあってから行くといい先に言っているよう指示した。
それを聞いたダルタニアンはアトスのことを心配するが、アラミスが放っておけという。
ダルタニアン達が出発した後、アトスはレミの家を訪れるがその手にはナイフが握られており自殺したような感じになっていた。
レミをミレディを殺すことに巻き込んだことを思い悩んで自殺したと思いこんだアトスは屋敷に戻って酒を浴びるように飲んだ。
泥酔したアトスはそのまま眠りについてしまうが、屋敷の異変で目が覚める。
なんと屋敷が燃えていたのである。
そしてそこに立っていたのは死んだと思っていたミレディだった。
ミレディは酔っぱらったアトスを殴り倒し、ミレを買収して処刑をまぬがれたこと、更に自分の手でミレを殺したことを告白した。
更に殺されたトマスはミレディがただの殺人鬼であったことを知り殺されたことが判明する。
ミレディはアトスに過去を全て消し去るためにここに来たといい、その場でアトスも殺そうとする。
だがそこへアトスを心配してダルタニアンが戻ってくる。
ダルタニアンの声を聞いたミレディはばれる前にそこから逃げた。
ダルタニアンは燃え盛る屋敷に入りアトスを見つけると急いで脱出した。
その後ミレディはダルタニアンが下宿しているコンスタンスの店を訪れた。
ミレディはコンスタンスに自分はダルタニアンと親しい間柄だといい、自分が来たことを伝えてくれるようお願いした。
一方、三銃士はボネールを枢機卿の元へ送り届けていた。
枢機卿はスペインとの協定違反に触れるとお咎めを受けるが、共同で会社を設立したばこ農園を作って奴隷を働かせて金を稼ぐことで同意し釈放される。
これを聞いたダルタニアン達は結局ボネールがやっていることは奴隷商人と変わりがないが枢機卿の後ろ盾を得たため自分たちにはどうすることもできないことを嘆いた。
そこである作戦を実行することに。
ダルタニアンはボネールに枢機卿から与えられた船だといい、案内役を務めることに。
だがその船に待っていたのは黒服の男だった。
黒服の男はスペインからの使者で、協定を破ったボネールを逮捕しようとしていたのである。
これによりボネールはスペインに連れて行かれて刑務所で暮らすことになるだろう。
アトス達はボネールから積み荷を隠している保管庫の鍵をぶんどっており、それをポールムニエに渡したのである。
その後三銃士はボネールがスペインから来た黒服の男に捕まり連れて行かれたと説明するのだった。
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アトスとミレディがついに会っちゃいましたね。
ミレディがアトスの弟を殺していたとは驚きですが、なによりアトスがもともと貴族だったことにも驚きです。
今回はアトスだけではなくポルトスの過去にも触れた回でしたね。
麻酔だと言って殴って気絶させたのには笑えました。
ダルタニアンの活躍はほとんど見られませんでしたね。
最後三銃士がとった行動では胸が晴れましたね。
ミレディがコンスタンスの店に訪れたことで今後どのような変化が現れるのか楽しみです。
以上がSeason1の第三話『Commodities/危険な商売』のあらすじと感想のレビューでした。