海外ドラマ「The Musketeers/マスケティアーズ 三銃士 シーズン2」第十話『Trial and Punishment/審理の行方』を見ての評価と感想を書いています。
日本では2016年の4月から「マスケティアーズ パリの四銃士」というタイトルでNHKで放送されています。
ちなみに私が見ているのもNHKで放送されているものです。
マスケティアーズ パリの四銃士では1話~10話までがSeason1で11話~20話までがSeason2となっています。
第十話の日本語でのタイトルは「審理の行方」となっていますが、NHK版では「愛に負け、愛に勝つ」となっています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
Season2 登場人物/キャスト
ダルタニアン → ルーク・パスカリーノ
アトス → トム・バーク
アラミス → サンティアゴ・カブレラ
ポルトス → ハワード・チャールズ
トレヴィル → ヒューゴ・スピアー
ミレディ → メイミー・マッコイ
コンスタンス → タムラ・カリ
ルイ13世 → ライアン・ゲイジ
アンヌ王妃 → アレクサンドラ・ダウリング
ロシュフォール伯爵 → マーク・ウォーレン
ロシュフォールの陰謀によりコンスタンスが処刑されようとしていた。処刑台の下からダルタニアンが処刑人を殺し彼女を救出する。一方ヴァルガスに偽の手紙を届けたポルトスは彼らをフランスへと誘い込む。(NHK Onlineより引用)
The Musketeers/マスケティアーズ 三銃士 Season2動画(これからみようと思っている方に)
以下からはSeason2の第十話『Trial and Punishment/審理の行方』のネタばれになりますので注意してください。
コンスタンスの処刑の日が訪れる。
処刑台に上がったコンスタンスは机上に振る舞い目隠しを拒否する。
それを遠目から見るトレヴィルとロシュフォール。
トレヴィルはロシュフォールにこれは殺人だと怒りをあらわにする。
処刑人の剣が降り遅された次の瞬間、処刑台の下に隠れていたダルタニアンが処刑人に発砲しコンスタンスを救い出した。
処刑の守人はアトスが入れ替わっており、トレヴィルもロシュフォールを殴ってその場から離脱した。
こうして銃士隊は残らず反逆者となってしまう。
アトス達はバルガスを迎えに行ったポルトスの加勢へ向かうことに。
そのころ、王宮ではロシュフォールの目を盗んで王妃が国王と会い無実を訴えていたが、そこへロシュフォールがやってきて話を遮られてしまう。
ロシュフォールは国王に王妃と銃士隊のアラミスは密通した疑いがあると言いそれは王太子が生まれる数か月前だと伝える。
国王はロシュフォールにすぐに全てを明らかにするよう指示する。
これによりアラミスの裁判が執り行われることに。
ロシュフォールはアラミスに宣誓させた後に王妃との関係を話すよう求めたが、アラミスが口にしたのはロシュフォールがスペインのスパイであり王宮の転覆を企んでいるということだった。
ロシュフォールは自分が不利になる前にマルグリットを証人として召喚し、アラミスと王妃のことを証言させた。
これによりアラミスと王妃の関係はあったとされ、アラミスはふたたび逮捕されてしまう。
それを別の場所できいていた国王は王妃と王太子の両方を失ったと嘆いていた。
アラミスと王妃のことを裏切り証言してしまったマルグリットは罪の意識に耐えかね自殺してしまう。
一方、スペインでバルガスをおびき寄せることに成功したポルトス。
ポルトスはロシュフォールのことを全て知っているといい、バルガスが自分を狙ってくるよう仕向ける。
逃げるポルトスをバルガスが部下を使っておいたてる。
だがポルトスは慌てることなく部下を一人ずつ倒していく。
しかし次第に形勢は不利になっていきポルトスも追い詰められてしまう。
そこへアトス達味方がやってきてバルガスを捕らえることに成功する。
アトスはこのままでは王妃がロシュフォールによって処刑されてしまい、そうなれば王妃の兄であるスペイン国王は元凶を作ったお前に責任を追及するだろうとバルガスに話した。
バルガスはあのロシュフォールが暴走するとは・・・と驚いた様子を見せながらも保身のためにアトス達の要求にこたえることに。
王宮の地下牢ではアラミスが神に祈りをささげていた。
「神よ、王妃を救い、奇跡で俺を生かしてくれたら、残りの人生の全てをあなたに捧げると誓います、俗世の誘惑をすべて断ち切り、神に仕えます」とつぶやくアラミス。
するとそこへ近づく足音、アラミスが振り返るとそこへやってきたのは救出に来たミレディだった。
銃士隊とようやく合流できたアラミス。
アトスがアラミスを救い出したミレディにお礼を言うと、ミレディは今回の件が片付いたらパリを離れてイングランドに行くと話した。
1から人生をやり直すつもりだが、一緒に来てくれるのなら明後日、日没まで十字路で待つとアトスに告げた。
そこへダルタニアンがやってきて王宮へ潜入する準備をしろと言われる。
王宮では王妃とアラミスのことを知った国王が嘆いていたが、王妃を処刑することなどできないと涙を流していた。
そんな国王にロシュフォールが1枚の書類をだし、言葉巧みにサインさせる。
これにより国王による王妃処刑の許しが出たことになり、国王はロシュフォールにせめて苦しませずに殺してくれと頼む。
祈りをささげる王妃の元へ、王妃を処刑するために鎖を手に持ったロシュフォールがやってくる。
最後の時までロシュフォールを拒絶した王妃の首に鎖が巻き付けられたその時、ようやく銃士隊がやってくる。
銃士隊は二手に分かれ、ポルトスとトレヴィルはバルガスを連れて国王の元へ。
王妃の元へはダルタニアンとアトス、アラミスが救出へ向かっていた。
アラミスは自ら剣を手に取りロシュフォールと一騎打ち。
ロシュフォールの背中に剣をつきたて、王妃を守り抜いたのである。
剣を引き抜き最後の抵抗するロシュフォールの前にバルガスと国王が姿を現す。
バルガスは国王に全てを話したことを伝え、俺を裏切ったのかというロシュフォールに「お前はやり過ぎた」とバルガスが話した。
それでもあきらめようとせず抵抗するロシュフォールにコンスタンスを処刑されかけ怒り心頭のダルタニアンが斬りかかり、ロシュフォールに剣をつき刺した。
崩れ落ちたロシュフォールは王妃に「うそつきめ」と語りかけると、「それはあなたよ、ロシュフォール・・・汚名とともに葬ってあげる」と言われ、そのまま息を引き取ったのだった。
全ての出来事はロシュフォールの策略だったということになり、国王は王太子を見て自分に似ているとのんきに話した。
最後に王妃がアラミスにお礼を言うと国王のそばへ。
ロシュフォールの陰謀を見事に打ち破った銃士たちだったが、アラミスだけは浮かない表情。
一人だけ足を止め突然「銃士隊を辞めて、ドゥエーの修道院に入る。神に誓いをたてた、誓いは守らないと」といいだす。
当然仲間は反対だったが、アラミスの意思を尊重し、そこで別れを告げる。
トレヴィルは国王に陸軍卿に命じられ、今度は断らずに国王に使えることに。
その後ダルタニアンはコンスタンスと結婚式を挙げ、仲間に祝福されながら夫婦となった。
しかしアトスだけはまだ何か心配事がある様子。
それはイングランド行きを決めたミレディのことだった。
アトスは結婚式を抜け出しミレディの元へ行こうとするが、トレヴィルに止められ陸軍卿となった自分の代わりに銃士隊の隊長を詰めてほしいと言われる。
今回の一件でパリはスペインと戦争状態に突入し、新たに隊長となったアトスはその準備に追われた。
だがふと足を止め、ポルトスにも後押しされてミレディの元へ馬を走らせるアトス。
しかし着いた時にはすでにミレディの姿はなく、そこには手袋が残されていた。
隊舎に戻ったアトスはポルトスからやっぱり3人では違和感があると言われ、それを聞いたアトスは戦争と知ればアラミスも戻ってくるだろうと話す。
ダルタニアンは迎えに行こうと言い、3人は修道院まで馬を走らせるのだった。
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ついにシーズン2が完結してしまいましたね。
暴走したロシュフォールの最後はかなり無残なものでしたね。
アラミスに刺されダルタニアンに刺され・・・。
しかも全てはロシュフォールの陰謀だったということで、アラミスと王妃の関係もなかったことに。
王妃ってちゃっかり腹黒いですよね。
コンスタンスの処刑の時に反乱を起こした銃士隊にはあっぱれといいたいところでした。
その後コンスタンスは自分もバルガスを捕らえるのに一役買っていましたし。
アラミスは牢屋での独り言を律儀に守って修道院に入るとは思ってもいませんでした。
まあすぐに戻ってくることになると思いますけどね。
ミレディはここ数話の間にずいぶんいい人になった印象でしたが、イングランドに言った後はどうなるんでしょうね。
アトスは未練たっぷりの様子ですし、まだまだ何かありそうな予感です。
イギリスのBBCで放送されるドラマってシーズンの終わりがかなりキリよくなっている気がしますが他のドラマはどうなんでしょう。
マスケティアーズはシーズン3で終わることになっていて、すでにイギリスでは放送が終了しているとのこと。
ここまでやったんだから日本でも是非放送してもらいたいですね。
シーズン1とシーズン2の合わせて20話、なかなか楽しめる話でした。
シーズン3にも期待ですね。
以上がSeason2の第十話『Trial and Punishment/審理の行方』のあらすじと感想のレビューでした。