海外ドラマ「GRIMM Season3」第九話『赤の脅威/RED MENACE』を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
Season3 登場人物/キャスト
ニック・ブルクハルト → デヴィッド・ジュントーリ
ハンク・グリフィン → ラッセル・ホーンズビー
モンロー → サイラス・ウィアー・ミッチェル
ジュリエット・シルバートン → ビッツィー・トゥロック
ショーン・レナード警部 → サッシャ・ロイズ
アダリンド・シェイド → クレア・コフィー
ウー巡査部長 → レジー・リー
ロザリー・カルヴァート → ブリー・ターナー
ケリー・ブルクハルト → メアリー・エリザベス・マストラントニオ
患部に手をかざし、難病や重傷の人々を治すロシアの治療師ボリス・ムイシュキンの歓迎会の途中、突如ロシア人の男が襲いかかってきた。ところが、ムイシュキンは謎のパワーで逆に男に打撃を与え、窓から投げ落としてしまう。敵が多いため、襲撃者については検討つかないと答えていたムイシュキンだったが…。(公式サイトより引用)
冒頭のテロップ:
To kill Koschei the Deathless, first you must find his soul, which is hidden in an egg, in a duck in a lead chest buried beneath an oak tree.
『不死身のコシチェイを殺すには まず魂を探せ オークの木の下の鉛箱の中 アヒルの中の卵の中だ』
モチーフとなっているのは『不死身のコシチェイの死』
GRIMM/グリム Season3動画(これからみようと思っている方に)
以下からはSeason3の第九話『赤の脅威/RED MENACE』のネタばれになりますので注意してください。
レナード警部から手紙を受け取ったアダリンドは書いてあった指定の場所へ向かった。
レナード警部はアダリンドに親密なふりをしろと言い周りの目を気遣う。
また赤ちゃんを身ごもっていること、更にそれを王家に知られていることなどを把握しているという話をし、今後誰の味方につくかよく考えろと言って店を後にした。
そのころ、ハンクはアキレスけんを切った治療でズーリという理学療法士の元を訪れていた。
だがハンクの治療も終わりが近づき、ハンクはズーリを食事に誘おうとするが断られてしまう。
一方、ある屋敷で医者に見放された病人の治療を行っている男がいた。
男が患者の頭に手をかざすと手は透けたようになり骨まで見えていた。
数秒後、男は治療は終わったと言い疲れ果てた様子だった。
後日、その治療士の男が友人のパーティーに招かれる。
だがそのパーティーで治療士は謎の男に襲撃されてしまう。
しかし治療士は何かのヴェッセンにヴォーガし敵を窓から放り投げ撃退した。
その後犯人の男はつかまれた腕から吹き出物のようなものができ始める。
パーティーはこれで終わったかに思えたが、翌日冷凍庫からウェイターの死体が発見される。
事件の知らせを受けたニックとハンクはすぐに監視カメラの映像を確認した。
すると犯人の男と治療士のボリスが争ったと思われる映像が映っていた。
ニックたちはオーストリアから帰ってきていたレナード警部と共にボリスの元を訪れる。
そしてボリスが実際に治療しているところを目撃し、ニックが何かのヴェッセンであることに気が付く。
ボリスが治療を終えると妻のオルガはロシア語で警察だから話してはだめだと言うが、ボリスは真実を話すと言った。
その会話を聞いていたレナード警部はロシア語でロシアとは違うから安心しろと言い、これにはニックとハンクも驚いた。
ボリスの話では突然襲われたが自分で撃退した、警察に届けなかったのは死体が出ているとは知らなかったからだという。
念のためレナード警部はボリスに警備をつけることに。
屋敷を後にし、ニックからボリスの特徴を聞いたレナード警部はコシチェイかもしれないと口にする。
警部にはコシチェイの知り合いがロシアにいるらしく、特徴が一致しているとのことだった。
レナード警部はロシアの知り合いにボリスについて聞いてみると言い、ニックたちはモンローと共にコシチェイについて調べることに。
トレーラーにあったコシチェイに関する記述はほとんどがロシア語でモンローにも読めなかった。
数少ない英語での記述を見つけるとそこにはコシチェイには治癒の力があり殺害は非常に難しい、毒をもったりしても死ななかった、放射線を出すことができ触れた者を治療も殺害もできると書いてあった。
するとここでニックに事件の電話が入る。
現場へ駆けつけると浴槽に体中に吹き出物ができたグロテスクな死体が発見される。
男の持ち物の中から例のパーティーのウエイターの着ていた服が見つかったことからボリスを襲った犯人であることが分かる。
男がボリスにより殺されたと推測していると、なんと男が浴槽から出てきてハンクにもたれかかったのである。
男は死んではいなかったもののもはや時間の問題だった。
そこへ防護服を着た危険物処理班がやってきて、放射線が検出されたため除染を受けるよう言われる。
男は放射線によりあのような姿になっていたのである。
除染を受けたニックたちは警察署に戻りレナード警部の元へ。
そこでレナード警部からボリスはかつて暗殺者として働いていたという話を聞きその手口は放射線による重度の汚染だったという。
ニックたちはボリスを警察署まで呼び事情聴取を行うことに。
ニックはボリスがコシチェイで暗殺者だったことも知っていると告げると、ボリスもニックがグリムであることに気が付く。
ボリスは男をやったのは確かに自分だがなぜ狙われているのかはわからないと話す。
レナード警部は仲間がいてまた狙われるかも知れないと警告するがボリスは「いても、関係ない。私は治療のたび生気を失う。もうじき死ぬ」と話す。
レナード警部はボリスに国に帰るよう促し釈放した。
その後、ボリスを襲った犯人が目覚めたという知らせを受ける。
ニックたちは急いで男の元へ行き「奴は父の敵、彼女も危ない」という言葉を残して死んだ。
ニックたちは彼の言葉から屋敷の中にも共犯者がいると断定し、再び屋敷へ向かった。
そのころ、ボリスは妻のオルガに国に帰れるぞと話していたが妻の機嫌は悪かった。
そして自分は何者かに毒を入れられたウォッカをもち、メイドのラリッサを引き連れ自室へ入って行った。
その様子をオルガは怪訝そうな顔で見ていた。
ウォッカを飲みながらベッドを共にしようとしていたボリスだったがラリッサは「どうしてお酒を飲んでも死なないの」と言いだす。
どうやら毒をもったのはラリッサでありボリスが話を聞こうとすると「お前は父の敵。兄まで殺しすべてを奪った!毒を盛ったのになぜ死なないの!?」と言われる。
ボリスはかつて暗殺者だったころに殺したコマロフの娘だと知り、「今の私は昔の私とは違うんだ。すまない…許してくれ」と許しを請うがラリッサはハサミをボリスの胸に突き刺してしまう。
だがそれでもボリスは死なない。
ここでようやくニックたちも屋敷に到着する。
上の階からメイドの悲鳴が聞こえ、ハサミが刺さったボリスから逃げるようにして出てくる。
ニックたちはふらふらのボリスに銃を向け止まれと警告するが、下の階では逃げたメイドが妻のオルガに捕まり、イノシシのような姿にヴォーガしたオルガに首を斬り裂かれてしまう。
ラリッサの様子を見たレナード警部はもう手遅れだと言うが、ここでボリスが自分なら治せると名乗りを上げる。
オルガはそんなことをしたら死んでしまうと止めようとするがボリスは最後の力を振り絞って彼女を助けた。
そして治療を終えたボリスは静かに息を引き取った。
ところ変わって、ジュリエットのもとに親友のアリシアから電話がかかってくる。
夫のジョーに暴力をふるわれたため家を出る決意をしたんだとか。
ジュリエットはひとまずうちにくるようアリシアに指示。
泣きながら家にやってきたアリシアだったが、彼女の姿を見たニックは彼女がフクスバウであることに気が付き動揺してしまう。
その後ジュリエットたちと過ごすことでアリシアは落ち着いてきたが、ジョーからの電話はひっきりなしだった。
更に家に直接電話がかかってきてニックがそれに対応するが取りつく島もない。
ジュリエットはアリシアを安心させようとするが、この時にはすでにジョーはニックたちの家のすぐそばまで来ていた。
更にアリシアだけでなくジョーもクラウストライヒというヴェッセンだった。
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珍しくレナード警部と一緒に捜査して、警部も大活躍でしたね。
放射線を操れるとかスゴイヴェッセンでしたね。
しかも不死身でしたし。
今回は話があっちこっちに飛んで少しわかりづらかったですね。
ジュリエットは親友がヴェッセンだとわかるとどうするんでしょうね?
ニックがグリムなのは遅かれはやかれ気付かれると思いますし、なにより彼氏が外まで来てますし(笑)
次回もひと波乱ありそうです。
以上がSeason3の第九話『赤の脅威/RED MENACE』のあらすじと感想のレビューでした。