海外ドラマ「GRIMM Season3」第十四話『母の願い/MOMMY DEAREST』を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
Season3 登場人物/キャスト
ニック・ブルクハルト → デヴィッド・ジュントーリ
ハンク・グリフィン → ラッセル・ホーンズビー
モンロー → サイラス・ウィアー・ミッチェル
ジュリエット・シルバートン → ビッツィー・トゥロック
ショーン・レナード警部 → サッシャ・ロイズ
アダリンド・シェイド → クレア・コフィー
ウー巡査部長 → レジー・リー
ロザリー・カルヴァート → ブリー・ターナー
ケリー・ブルクハルト → メアリー・エリザベス・マストラントニオ
ウーの幼なじみで妊婦のデイナが魔物に襲われ、ヘソを太い針で刺されて羊水を抜き取られた上に、何かの薬の影響で意識が朦朧としていた。発見者の隣人は現場で聞きなれない音を聞き、窓枠と木には長い爪痕が残っていたが、デイナは何も覚えておらず、捜査は難航する......。(公式サイトより引用)
冒頭のテロップ:
I am going off to a house and entering it like a snake... I will devour their babes and make their hearts ache.
『人家へ行ってヘビのように忍び込み 赤子を食らい 奴らに悲痛を与えよう』
モチーフとなっているのは『ゲロー』と『アスワング』
GRIMM/グリム Season3動画(これからみようと思っている方に)
以下からはSeason3の第十四話『母の願い/MOMMY DEAREST』のネタばれになりますので注意してください。
デイナは出産を間近に控えた妊婦だった。
だがある晩夫のサムがサプリメントを買いに薬局に出かけた際に窓の方から怪しい影が忍び寄ってくる。
化け物は舌を伸ばしてデイナの大きくなったお腹を探り、へそに舌を突き刺した。
痛みにもだえ苦しむデイナは悲鳴を上げながらガラス片を手に取り伸びた舌を斬りつけた。
しかし化け物はこれにひるむことなく部屋に侵入してきて再びデイナに襲い掛かる。
この時外から悲鳴を聞いた隣人が駆け付けたため化け物は逃げて行った。
また妊婦が襲われたという知らせを受けた警察は無線でそのことを知らせる。
すると巡回中だったウーは聞き覚えのある住所に焦りを抱く。
デイナの家だとわかったウーはすぐに現場に向かった。
現場に到着すると意識がもうろうとしたデイナが横たわっており、ウーにアスワングと言い残し意識を失った。
その後事件の知らせを受けたニックたちも現場に到着する。
現場にはデイナによって傷つけられた化け物の血痕と窓枠と外の木に爪跡が残っているだけだった。
駆け付けた隣人に話を聞いてみても、犯人は目撃しておらずチュクチュクとした音を聞いたというだけだった。
病院にやってきたニックたちは医師から羊水が抜き取られているが安静にしていれば胎児は無事だと教えられる。
その後夫のサムに事情聴取を行うが、サムは疑われていることに怒りをあらわにする。
デイナとウーは昔からの知り合いで、デイナにポートランドに来るよう勧めたのはウーだった。
そのためこの事件にウーは責任を感じており、サムに必ず犯人を捕まえると約束し帰って行った。
その後サムはマニラに住んでいる弟に電話をかけ「ポートランドにも現れた…あんな目に遭わせられない。デイナを守りたいんだ」と話す。
どうやらサムには誰が何の目的でデイナを襲ったのかがわかっているようだった。
しかし弟はあきらめろというだけだった。
サムはデイナを襲ったヴェッセンと一緒の姿にヴォーガし滞在先を突き止めろと指示した。
一方、ウーは子供のころにおばあさんから聞いたアスワングという化け物の伝説を思い出していた。
おばあさんの話ではアスワングは妊婦を襲い赤ちゃんを食べるのだという。
今回の事件がそのアスワングの手口に似ていることからウーは従兄に電話をかける。
そしてアスワングについて更に詳しい情報を手に入れる。
警察署に戻ったウーはニックたちにデイナは友達であるため自分にも捜査状況を教えてくれるよう頼んだ。
更にアスワングのことを話そうとするが信じてもらえないと思い話すのをやめた。
また病院での検査の結果、デイナの体内から吉草根の成分が発見されたとの知らせを受けたニックたちは、その植物について詳しく知るためにロザリーの店を訪れる。
そこで吉草根は天然の鎮静剤で大量に摂取すると精神安定剤なみに危険だということを教えてもらった。
ニックは吉草根をヴェッセンが使ったと推測し、そのような特徴のあるヴェッセンの情報がないかトレーラーに向かうことに。
するとアスワングというヴェッセンの特徴と一致し、アスワングは第一子を長寿食として食べるということが判明する。
ただしそれは血縁者に限ったことだったため、ニックたちはデイナとサムの血縁者がいないかを調べることに。
また情報がほしいと言っていたウーにどのように説明するのかを話し合うが、モンローとロザリーはアスワングがヴェッセンの入り口は不適切だと言い真実を伏せることで意見がまとまった。
だがあくまでもハンクは真実を話すことにこだわっていた。
そのころ、サムは弟に居場所を教えてもらいバイキング・モーテルという場所へ向かった。
するとそこにいたのはサムの実の母親だった。
サムは母親に思い通りにはならないぞと母親に怒りをあらわにする。
すると母親は「助けてくれなければ私は一か月ともたない、一家の長男は母親を長生きさせるために一人目の子供を諦めるものなの。それが我々アスワングの掟よ。何百年と続く伝統よ!」と話す。
これを聞いたサムはいったいいつの伝統だと怒り、マニラ行きの航空券をつきつけ帰るよう促して帰って行った。
だが母親のラニはどうしてもあきらめることができず、その場で航空券を破り捨てた。
一方、アスワングの伝説にとらわれているウーはある考えが頭から離れなかった。
ウーはニックたちがサムとデイナの肉親を探していることを知りサムの母親のデイナの情報を教えてあげた。
またニックたちにマニラにアスワングという化け物の伝説があり、サムがその伝説になぞらえてデイナを殺そうとしているかもしれないと話した。
それを聞いてニックは動揺しウーにかける言葉を失ってしまう。
だがそれを聞いたハンクは世の中には理解の及ばない不条理がたくさんあると言ってウーを慰めた。
しかしウーがヴェッセンを見た時の自分のように追い詰められていると心配をあらわにした。
ウーから情報を聞いたニックたちはすぐにモーテルへ向かった。
だがそこに母親の姿はなく、鞄の中から大量の吉草根が発見される。
ニックたちはすぐに母親の狙いであるデイナの家に向かった。
そのころ、ウーはデイナを守るために個人的にデイナの家の前で警備をしていた。
するとそこに一台のタクシーがやってくる。
乗っていたのはサムの母親のラニであり木の陰に姿を隠したと思った瞬間軽々と木を登っていくのを目の当たりにする。
理解不能の物を見たウーは急いで家の中に。
一方、家の中ではラニがサムと接触し赤ん坊をくれるよう頼み込むが拒否される。
ラニはヴォーガしサムを階段から突き落とすと再びデイナのお腹を舌で突き刺した。
家の外でサムが倒れているのを発見したウーは急いでデイナのもとに。
するとアスワングがデイナを襲っているのを目の当たりにしてしまう。
信じられないものを見たウーは銃で応戦するも逆にやられそうになってしまう。
そこへようやくニックが到着し背後からアスワングの頭を撃ち抜いた。
動揺するウーはアスワングの顔がラニに変化するのを目撃し、ニックたちにも同じものを見たか尋ねる。
動揺するウーをニックは必死に諭した。
だが信じられないものを見たウーは自主的に精神病院に入院してしまう。
ところ変わって、マイズナーの親族の家に身を寄せたアダリンドがいよいよ出産を迎えていた。
マイズナーは冷静にアダリンドの出産の手伝いをする。
だがその途中で自分目がけて本が飛んでくるなどの現象に襲われる。
なんとか無事に出産は終わるとアダリンドはヘクセンビーストにヴォーガし、完全に力が戻っていた。
その後マイズナーはレナード警部に無事に生まれたことを報告し、すぐに場所を変えるよう指示した。
その晩、マイズナーはアダリンドが眠っている時に様子を見ようと髪をなでた。
すると髪が手に巻きついて来て、アダリンドの横で赤ん坊の目が光り輝いていた。
これまでの不思議な現象は赤ん坊の仕業だったのである。
----------------------------------------------------------------------------------------
赤ちゃんついに生まれましたね。
結局双子じゃなかったですけど、あれは何か意味があることだったんですかね。
一方でウーがついにヴェッセンと対峙。
チームグリム入りが確定しましたね(笑)。
自主的に病院に入っちゃいましたけど、早く退院してほしいですね。
以上がSeason3の第十四話『母の願い/MOMMY DEAREST』のあらすじと感想のレビューでした。