ここでは実際に映画「スパイダーマン:ホームカミング」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
スパイダーマン:ホームカミングの評価・・・3つ星
原 題: Spider-Man: Homecoming
製作年: 2017年
製作国: アメリカ
出演者: トム・ホランド マイケル・キートン ジョン・ファブロー ゼンデイヤ
: ドナルド・グローヴァー タイン・デイリー ジェイコブ・バタロン
: ローラ・ハリアー マリサ・トメイ ロバート・ダウニー・Jr
監 督: ジョン・ワッツ
製 作: ケヴィン・ファイギ エイミー・パスカル
脚 本: ジョナサン・ゴールドスタイン ジョン・フランシス・デイリー ジョン・ワッツ
: クリストファー・フォード クリス・マッケナ エリック・ソマーズ
人気アメコミ・ヒーローを『コップカー』のジョン・ワッツ監督が実写化。普通の青年であるピーターが、スーパーヒーロ“スパイダーマン”として活躍し、NYの街を救う様子を描く。(TUTAYA Onlineより引用)
感想/レビュー
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』をみてスパイダーマンもおもしろそうだと思ってみてみました。
作品を見ての感想はなんか思っていたよりも・・・な感じでした。
シビル・ウォーの時の印象では御茶目な青年と言った印象だったのですが、本作ではオタクで友達の少ない陰キャラだったのがちょっと残念でした。
もちろんおもしろい部分も多々あったのですが、総合的に判断するとこの評価になってしまいます。
まあスパイダーマン役はまだ15歳という設定なのでこれから成熟していくという感じなんでしょう。
アベンジャーズシリーズとして初のスパイダーマンだったので期待しすぎたところもあったかもしれませんね。
まあ今後の活躍に期待しましょう。
出演者には白鯨との戦いなどに出演しているトム・ホランド、昔のバットマンシリーズなどに出演しているマイケル・キートン、アイアンマンシリーズに出演しているジョン・ファブローとロバート・ダウニー・Jr、グレイテスト・ショーマンなどに出演しているゼンデイヤ、オデッセイなどに出演しているドナルド・グローヴァー、ダーティハリー3などに出演しているタイン・デイリー、本作が出世作となるジェイコブ・バタロン、ラスト5イヤーズなどに出演しているローラ・ハリアー、レスラーなどに出演しているマリサ・トメイらが起用されていました。
トム・ホランド同様若手が中心の映画だったので今後の活躍が楽しみですね。
スパイダーマン:ホームカミング予告編動画(これからみようと思っている方に)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
アベンジャーズとチタウリの戦いの後市から委託された業者が瓦礫や残骸などの撤去をしているとそこへトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)と政府が設立したダメージコントロール(損害統制局)がやってきて仕事を奪われてしまう。
この時撤去業者の一人がチタウリの戦艦についていた部品を密かにポケットに入れていた。
仕事を失った嘆く業者だったが工場には回収した1機の戦闘機があり、その業者はそれを使って新たな商売を始めることに。
8年後、アベンジャーズが分裂した際にトニー・スタークがスカウトしたスパイダーマンことピーター・パーカー(トム・ホランド)はスターク社へのインターンということで地元でヒーローとしての活動を認められ、最新のスーツも与えられた。
ハッピー(ジョン・ファヴロー)という監視役も付いてコツコツ小さな仕事をこなしていくピーター。
陽気な性格のスパイダーマンだが普段のピーターは学校ではいじられ役となっておりオタクの陰キャラで友達もほとんどいなかった。
学校ではマドンナ的存在であるリズ(ローラ・ハリア)に恋していたが自分とは不釣り合いなことも理解していた。
ピーターは頭がよく優秀な成績を収めていたが学校ではもっぱらスパイダーマンのことを考えており、糸の生成に必要なものも実験室から調達していた。
小さなことをコツコツこなすピーターはアベンジャーズと戦った時のように大きな仕事をやりたいと思っていたが、一向にハッピーやスタークからは連絡が来ない。
そんなある時、ピーターはATM強盗を発見し懲らしめようとするが、そいつらは見たこともないような最新の兵器を持っており、ピーターはてこずった挙句銀行と向かいのなじみのサンドイッチ店を破壊されてしまった。
幸い死人は出なかったものの大きな被害を出してしまったことに落ち込むピーター。
ピーターは叔母のメイ・パーカー(マリサ・トメイ)にばれないようにこっそりと部屋に戻ったが、なんと部屋には親友のネッド(ジェイコブ・バタロン)がきており正体がばれてしまう。
ピーターは誰にも秘密をばらさないようにくぎを刺し、ネッドに活動の協力をしてもらうことになる。
だが口の軽いネッドは学校でピーターを質問攻めにし、スパイダーマン推しであるというリズにピーターが友達であるとしゃべってしまう。
これによりピーターはリズのホームパーティーに呼ばれたのだが場違い感がすごかった。
更にいつも自分をいじってくるクラスメイトからはスパイダーマンはどうしたと言われ、服の下に来ていたスーツに着替えるが自分は何をやっているのかとむなしさがこみ上げてくる。
ここでピーターは偶然何かが爆発するような光景を目の当たりにしスーツ姿ですぐに現場へ向かった。
そこには先日のATM強盗が持っていた武器を売りさばいている武器商人がいた。
ピーターはその武器商人たちを捕らえようとするが最新の武器で攻撃されひるんだすきに逃げられてしまい、必死に後を追い追い詰めたと思った瞬間ウイングスーツを着た敵の親玉が現れ上空300mから突き落とされてしまう。
この時スーツに仕込んでいたパラシュートが起動するも体に絡まってしまいそのまま湖に落ちてしまった。
パラシュートが絡まりうまく脱出できずピンチに陥るピーターだったがそこへスタークが遠隔操作するアイアンマンマーク47がやってきて命を救われる。
ピーターは兵器の危険性をスタークに訴えるが、スタークはこの件にこれ以上首を突っ込むなとピーターに警告し去っていった。
落ち込むピーターだったが犯人たちを追跡していた際に車から1つの武器が落ちており、帰り道にそれを発見するのだった。
翌日、ネッドと合流したピーターはその武器を分解してどのようなものなのかを調べ始める。
一方、商売を邪魔された武器商人のリーダーであるエイドリアン・トゥームス(マイケル・キートン)もスパイダーマンのことを敵視し始める。
トゥームスは部下に武器の回収を命じ、部下はコアのエネルギーをたどってピーターの学校までやってきていた。
廊下を歩いていたピーターはすぐに先日の武器売買の時にいた人間だと気が付き、工作室に入って行く敵の後をつけた。
そこでピーターは敵にばれることなく発信機を取り付けることに成功する。
スタークからはこれ以上組織を追わないようにくぎを刺されていたピーターだったが、スタークは自分を見くびっており自分はもっとやれると思っているピーターは警告を無視して捜査を続けてしまう。
そして取り付けた発信機により敵はワシントンDCにいることが判明する。
ただピーターはスタークから遠出しないように言われておりスパイダーマンとしては遠くに行くことができない。
そこでピーターは一度は辞退した所属している学力コンテスト・チームの全国大会に出場することに。
チーム内でも最も学力の高いピーターは皆に歓迎される。
ワシントンへ向かうバスでピーターにハッピーから電話がかかってくる。
どうやらピーターのスーツには発信機がついており、常にハッピーに状況が送信されているようだ。
ピーターは学力コンテストの全国大会に出場するだけだとごまかし、ハッピーもそれなら問題ないかと深く追求しなかった。
大会前日の夜、チームは結束を高めるためにプールで遊んでおりピーターもリズに誘われたが、ピーターはそれを無視してスパイダーマンとなり発信機をつけた敵の元へ向かってしまう。
この時ピーターは活動がばれないようにスーツから監視装置を勝手に外しており、ネッドに協力してもらって施してあるスーツの制限を解除してもらった。
これによりスーツの人工知能が起動し、スーツでできることが格段に多くなった。
だが新たなモードにはなれない使い方も多々あり、ピーターはうまく扱うことができない。
走行しているうちに敵のもとまでたどり着き敵が武器輸送車を襲っているのを目撃する。
そこには以前遭遇したウイングスーツを着たバルチャーもやってきていた。
バルチャーは特殊な装置を使い輸送車を破壊することなく内部に侵入するとめぼしい兵器を盗んだ。
そこへピーターがやってきて兵器の奪い合いになるが、油断したピーターは輸送車の中に入ってしまい、この間に装置を取り外され出れなくなってしまう。
更にピーターは思いっきりジャンプしたことによって脳しんとうを起こして気絶してしまう。
しばらくして目を覚ましたピーターはそこがダメージコントロールの倉庫であることを知る。
そこは世界一と言っていいほどセキュリティが頑丈で中から出ることができず、暇になったピーターはスーツに取り付けられた人工知能にカレンと名付け制限を解除したスーツを扱う訓練をすることに。
そのころ、学力コンテストにはピーター以外のメンバーで出場することになり、見事に優勝候補を破って優勝を勝ち取った。
訓練にも飽きてきたピーターはカレンからまだ半日以上はロックが解除されないと言われる。
また、武器商人たちが取り扱ってた未知の武器は放射線を浴びると爆発することがカレンの助言から明らかとなる。
ネッドもそれを持っていたことを思い出したピーターはなんとか自力で脱出を試み、200パターン以上の暗号を試してようやく扉を開けることに成功した。
すぐにネッドに連絡を入れるが肝心の部分を伝えることができない。
そしてピーターの懸念通りネッドは手荷物検査を受けてX線を通過してしまい爆弾が起動してしまう。
爆弾はネッド達がエレベーターに乗ったところで爆発を起こし、人は無事だったもののタワーに大きな損害を与えた。
ようやく現場にたどり着いたピーターは急いでネッド達のいるタワーの外壁を登り、スーツのサポートプログラムを使ってなんとか内部に入ることに成功する。
そしてギリギリのところでクラスメイト達を助けることができた。
翌日学校のニュースでは学力コンテストのチームがスパイダーマンに救われたことが放送され、皆がスパイダーマンに夢中になり、正体を明かしていないとはいえピーターは浮かれ気分となってしまう。
その後ピーターはスーツの機能により武器取引を行っていた時の人間の顔認証を行い、買い手が犯罪者であることを知る。
ピーターは買い手のアーロン・デイヴィス(ドナルド・グローヴァー)の元へ行き売り手の情報は教えてもらえなかったが、次にどこで売買があるのかを聞き出すことに成功する。
次の武器の売買は船の上であり、ピーターはハッピーに報告することなく現場へと向かってしまう。
ピーターは買い手と売り手を確認し証拠品も確認すると両者が接触したところで犯人確保に乗り出すが、あらかた敵を捕らえたところでFBIがやってくる。
どうやらFBIも取引の情報をつかんでいたようで銃を向けられるピーターだったが、そこでトゥームスがウイングスーツを取りだしてバルチャーとなり暴れ始める。
ピーターもバルチャーを捕らえようと必死になるが敵の持っていた武器が破損し爆発を起こし乗っていた船は真っ二つにされてしまった。
この隙にバルチャーは味方と連れて逃げてしまい、ピーターは乗客を救うために船に糸を張り巡らせる。
だがピーターの策はうまくいかず絶体絶命かと思われたがそこへアイアンマンがやってきて助けてくれる。
その後スタークはピーターを別の場所に連れていきこの件からは手を引けと言ったはずだといい怒りをあらわにする。
ピーターはどうせまた遠隔操作なのだろうと愚痴をこぼすが、今度は中から本物のスタークが出てくる。
スタークはFBIがいたのは自分が呼んでいたからだといい、ピーターのせいで大勢の人が死ぬところだったと非難する。
スタークはピーターはまだ15歳と幼くチームのみなは反対したが自分がピーターはもっとできると信じていたが結局はその信頼も裏切られたと話す。
スタークは自分が間違っていたといいピーターからスーツを没収した。
家に帰ったピーターはメイ叔母さんからしかられるが、スターク社のインターンをクビになったと悲しそうに報告した。
スーツを没収され普通の生徒に戻ったピーターは偶然リズとすれ違った際に好きだと告白すると知っていたといわれる。
ピーターはホームカミングのパートナーが決まっていないのなら自分はどうかとリズを誘うとリズもOKしてくれた。
落ち込んでいたピーターは一気に機嫌がよくなり張り切ってホームカミングの日に備えた。
そして当日、ピーターがリズを家まで迎えに行くとそこで出迎えてくれたリズの父親がバルチャーであることに気が付く。
ピーターの顔は一気に強張り、車の中の会話でピーターがスパイダーマンであることも見抜かれてしまう。
バルチャーは金輪際自分の邪魔をしないなら見逃してやるといいピーターもその場は了承した。
せっかくのホームカミングデイでしかもパートナーは自分の好きなリズだったが、どうしても悪を野放しにすることができないパーカーは昔のスーツを取りだしてバルチャーの阻止に向かった。
ピーターが学校を出るとバルチャーの仲間に待ち伏せされ最新のガントレットで殴りつけられ吹っ飛ばされてしまう。
ウェブシューターもうまくとりつけることができずピンチに陥るがそこへ別のウェブシューターを持ったネッドがやってきてピーターを助けてくれる。
ピーターはネッドにパソコン室から状況を確認してもらいハッピーへの連絡も行ってもらった。
だがハッピーはピーターの冗談だと思い本気にしてくれない。
この時ハッピーはスタークの引越しを行っており、キャプテンアメリカやソーなどのアベンジャーズの新たな武器を輸送しようとしていた。
バルチャーはその輸送機を襲うつもりであり、ピーターもそのことに気が付きすぐにバルチャーの元へ向かった。
ピーターは準備を進めるトゥームスに降伏するよう求めるが、トゥームスはウィングスーツで攻撃を開始する。
これにより建物の柱が破壊されピーターは生き埋めになってしまう。
そのすきにバルチャーは飛行機のほうへ行ってしまう。
ピーターは自力で脱出しようとするが瓦礫はびくともしない。
弱音を吐くピーターだったがスタークの言葉がよみがえり、ピーターはかつてないほどの力を発揮して瓦礫の山から脱出することに成功した。
空を飛んで飛行機を追跡していくバルチャーにピーターは糸をつけて追跡し、なんとか飛行機までたどり着くことができた。
バルチャーは高所真空装置を使って飛行機内に潜入すると兵器を奪おうとする。
ピーターは装置を攻撃し真空状態を解除させると飛行機の上でバルチャーと戦いに突入する。
飛行機の上ではピーターはうまく糸を飛ばすことができずバルチャーの攻撃によりどんどん飛行機が破棄されていく。
飛行機は街中目指して落下を始めてしまい、ピーターは糸で翼を操作してなんとか誰もいないところに落下させることに成功する。
落下の衝撃によりピータは大きなダメージを追ってしまうがそこへバルチャーが追い打ちをかけてくる。
ボロボロになりながらも任務を達成したピーターは翌日ハッピーに呼び出される。
ハッピーはピーターに借りができたといいボスが呼んでいるといってスタークの引越し先にピーターを連れて行った。
スタークはピーターにあの時スーツを取り上げたのは愛の鞭だったといい、ピーターを正式にアベンジャーズの一員として迎え入れる準備があるといい最新のスーツを見せた。
だがピーターは今はまだ良き隣人として活動していきたいといいアベンジャーズに参加するのを拒否した。
スタークは報道陣が待っていると話すが、ピーターはどうせ自分を試すための嘘なんだろうといって大人の対応をし地元に帰って行った。
だが本当に記者は集められており、ネタがなくなったスタークはハッピーから結婚指輪をもらってペッパーにプロポーズする結婚会見に切り替えるのだった。
その後リズとその家族は引越すこととなりピーターは別れを告げられるのだった。
エンドロール後
刑務所に入れられたトゥームスは船で取引していたマック・ガーガン(マイケル・マンド)と再会し、スパイダーマンの正体を知っているのではないかと質問される。
トゥームスはスパイダーマンに借りができたことから知らないと答えるが、ガーガンはスパイダーマンを殺したいと思っている奴は外の世界にたくさんいると口にする。
更にエンドロール後
キャプテン・アメリカがコメントするが内容とは関係無いものだった。
--------------------------------------------------------------------
なんだかスパイダーマンの未熟さが際立つ作品でしたね。
そもそも今回のスパイダーマンの設定がいまいちわからないのですが、自分の手から糸を出すことはできないんですかね?
ウェブシューターがないと糸が出せないようなことになっていましたし、なにより糸の原料であるクモの糸粘液を学校からパクっていましたし、スーツにも残量のことを言われていましたし。
ただクモに噛まれたとは言っていたので、クモに噛まれて体が頑丈になったけど自分の体から糸を出したりできるわけではないということですかね?
初期のスパイダーマンしか見たことがないのでその辺の設定がいまいちわかりませんでした。
どうせシリーズものにするならそのあたりのことからやってくれればよかったんですけどね。
今回はスパイダーマンがまだまだ未熟でしたがようやくアベンジャーズの一員として認められたので、今後はスマートに活躍してくれることを期待しましょう。
ちなみにアベンジャーズの時系列で考えると次回作は「マイティ・ソー バトルロイヤル」となります。
マイティ・ソー バトルロイヤルの予告動画
以上がスパイダーマン:ホームカミングの感想とレビューでした。