ここでは実際に映画「ダウト・ゲーム」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
ダウト・ゲームの評価・・・3つ星
原 題: Reasonable Doubt
製作年: 2014年
製作国: ドイツ/カナダ/アメリカ
出演者: サミュエル・L・ジャクソン ドミニク・クーパー グロリア・ルーベン
: ライアン・ロビンズ エリン・カープラック ディラン・テイラー
: カール・ソーダーソン
監 督: ピーター・ハウイット
製 作: フランク・ブックス フレドリック・マルムベルイ
: シルビオ・ムラグリア デビッド・バロウ ダニエル・ワグナー
脚 本: ピーター・A・ダウリング
サミュエル・L.ジャクソン、ドミニク・クーパーらが競演したクライム・サスペンス。飲酒運転による人身事故を起こしながら逃走してしまった地方検事と、その代わりに逮捕された車の修理工を巡る騙し合いを描く。(TUTAYA Onlineより引用)
感想/レビュー
時間があったので取りあえず見てみました。
率直な感想は思っていたよりも・・・という感じでした。
終始暗い雰囲気なので見るのにもつかれました。
ただ盛り上がる場面があったことはよかったと思いますけど。
とはいってもわざわざ時間を割いてみるほどでもなかったです。
出演者にはアベンジャーズシリーズなどに出演しているサミュエル・L・ジャクソン、ドラキュラZEROなどに出演しているドミニク・クーパー、リンカーンなどに出演しているグロリア・ルーベン、ウォールストリート・ダウンなどに出演しているエリン・カープラックらが起用されていました。
主演以外はあまり有名どころは出ていませんでしたね。
ダウト・ゲーム予告編動画(これからみようと思っている方に)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
内容は優秀な検察官がひき逃げ事件を隠ぺいしようとしたら思いもよらない方向に事件が動いていってしまったというもの。
ミッチ・ブロックデン(ドミニク・クーパー)は優秀な検察官であり、容疑者を有罪にできないことはないほどだった。
ミッチには義理の兄ジミー(ライアン・ロビンズ)がいるのだが、ジミーは刑務所に入っていた。
ミッチはジミーが仮釈放されたということで連絡を受けるが、検察となっている現在は再会を素直に喜べなかった。
ミッチには家庭もあり、妻のレイチェル(エリン・カルプラック)との間に娘のエラができたばかりだった。
ある時ミッチは仕事仲間と一緒に飲みに出かけていた。
タクシーで帰るつもりだったミッチだったが、路駐していた車を盗まれそうになり、いけないとわかりながらも運転して帰ってしまった。
ミッチは酔ってはいたもののまっすぐ運転することができていたが、パトカーをみると止められないかと内心ドキドキしていた。
運が悪いことに後ろにパトカーが来てしまい更にサイレンまで鳴らし始める。
自分が止められるんじゃないかとひどくおびえるミッチは適当な路地を右折。
パトカーはそれ以上ついてこず後ろを振り返って安心するミッチだったが、ここで悲劇が起きてしまう。
歩行者をはねてしまったのである。
すぐに車を降りて様子を見に行ったミッチだったが、轢かれた男は瀕死の重体だった。
ただ轢かれただけにしては男はボロボロだったのだが、気が動転しているミッチはそのことに気がつかない。
ミッチは証拠を残さないため近くの公衆電話で救急車を呼んだ。
そして救急車が来るのを待たないまま車で走り去ってしまう。
この時名刺をばらまいてしまうのだが、ミッチは残らず回収したつもりだった。
家に帰ったミッチは来ていた服を全て処分し、車も清掃した。
だがその夜は眠ることができなかった。
仕事に行ったミッチは昨晩ひき逃げ事件がなかったかを調べさせる。
するとテレビでクリントン・デイヴィス(サミュエル・L・ジャクソン)という男がアッカーマン殺害の容疑者として逮捕されていると報道された。
アッカーマンとはまさしく昨晩ミッチがひき逃げした男だった。
ミッチはすぐに検事の元へ向かい事件の担当にしてもらう。
デイヴィスが容疑者として逮捕された理由はアッカーマンがデイヴィスの車で発見されており、証拠となる物がそろっていたからである。
しかも被害者の傷跡は最近起きていた連続殺人犯によるものと酷似していた。
デイヴィスはこの件についてひき逃げされた男を病院に運んでいたと話した。
検察官としてデイヴィスに話を聞くミッチは誰も信じていない彼の話しが真実であると知っていたが、とても口には出せない。
ミッチは上司からデイヴィスを起訴するよう指示されるが、真実を知っているだけに良心が痛んでいた。
ミッチは裁判で検察の立場で質問しなければならないが、デイヴィスを擁護するような発言をしてしまう。
また当時のミッチの通報が証拠として取り上げられ法言語学の専門家により通報した人間の特徴が挙げられた。
まさしくそれはミッチに当てはまっていた。
この時検事のブレイク・キャノン(グロリア・ルーベン)はミッチの様子がおかしいことに気がついていた。
法廷が終わったその日の夜。キャノン検事からミッチに電話がかかってくる。
内容はどうでもいいようなことだったが、キャノンはその内容を録音していた。
通報したのがミッチだと疑っていたためである。
翌日、法廷では新しい証人が召喚された。
その証人はあの日の夜に通報した人間であり、すでに法廷に来ているという。
焦るミッチだったが、召喚されたのは兄のジミーだった。
ジミーはあの日赤いバンがアッカーマンを轢いて逃げたと証言した。
ただこれはミッチがジミーに頼んで偽証したことだった。
この証言によりデイヴィスは無罪放免となる。
しかし事件はこれで終わりではなかった。
後日、これまで捕まっていなかった連続殺人犯による犯行だと思われる事件が発生する。
自分も無関係ではないこの事件をミッチは独自に調べ始める。
ミッチはアッカーマンを轢いた現場に足を運び、何か証拠が残っていないかを探した。
するとそこには不自然な血の跡やたばこの吸い殻などがあった。
しかもその吸い殻はデイヴィスがすっていたものと同じだった。
ミッチはここで一つの結論にたどり着く。
それは自分が轢いたアッカーマンはデイヴィスに拷問されたが運よく逃げ出した時に起こったものだったということだった。
ミッチは急いでキャノン検事にデイヴィスの調査をお願いするが、ミッチが裁判をぶち壊したことを根に持つキャノンはまともに取り合ってくれない。
ミッチは一人でデイヴィスの調査を開始するが、デイヴィスの後をつけて集会までやってきたミッチはあっさりと尾行がばれてしまう。
そしてその日デイヴィスから電話がかかってくる。
それはお互い秘密がある者同士関わり合いを持つのはよそうというものだった。
だがミッチは必ず証拠をつかんでやると言い電話を切った。
ミッチはデイヴィスの資料を手に入れるため、キャノン検事のオフィスの忍び込む。
そしてデイヴィスに関する資料をUSBにコピーした。
グレイゾーンで調査を続けるミッチだったが、ある時夜中にデイヴィスが家に忍び込んでいた形跡を発見する。
一刻の猶予もならない事態に、ミッチはデイヴィスの被害に合った人間の共通点を探ろうとする。
そしてそれは仮釈放中の犯罪者ばかりであることが分かる。
ミッチはさらなる証拠をつかむために義理の兄ジミーに協力を頼む。
ミッチはジミーにデイヴィスの尾行をお願いし、自分はデイヴィスの家に侵入した。
そして家の中から被害者の身分証を発見する。
だがここでデイヴィスをつけていたジミーがデイヴィスに襲われてしまう。
急いでジミーを助けに向かったミッチだったが、ジミーはひどく拷問された後だった。
ミッチはすぐに救急車を呼んだが、姿を消していたデイヴィスはジミーの携帯で警察を呼んでいた。
そしてジミーを助けようとしているミッチを警察は容疑者として逮捕してしまう。
逆に取り調べられることになったミッチ。
検察官はキャノン検事だった。
ミッチは自分がアッカーマンを轢いたことなどを正直に話したがそれらは全て逆効果だった。
残っている証拠は全てミッチが犯人だと示していた。
どうにもできないミッチに一本の電話がかかってくる。
相手はデイヴィスだった。
デイヴィスはミッチに自分と同じ気持ちにしてやると言いミッチの家に向かった。
それは家族を殺された過去を持つデイヴィスが、ミッチに同じことをするということだった。
ミッチは警備から鍵を銃を奪い、拘置所から脱走し家に向かった。
ミッチの家を訪れたデイヴィスは自分を警察だと偽ってレイチェルを安心させた。
家の中に入り込んだデイヴィスはレイチェルに水を一杯所望する。
だがこの時水を汲んでいたレイチェルは偶然ミッチのファイルを床に落とす。
そのファイルはデイヴィスに関するものだった。
デイヴィスが犯罪者であることに気が付いたレイチェルは娘を連れて逃げようとするが結局捕らえられてしまう。
そこへようやくミッチがやってくる。
しかしデイヴィスに話は通じず、ミッチは銃で撃たれてしまう。
そして苦しむ中、妻が切り刻まれるところを見せてやるとデイヴィスはナイフをレイチェルにつきつけた。
もう駄目だと思った瞬間、応援に駆け付けたキャノンがデイヴィスを射殺。
こうして事件は無事に解決したのである。
後日、一命を取り留めたジミーはミッチの家に招待される。
ミッチの娘を見たジミーは深い感動を覚え、兄弟の絆はより一層強くなるのであった。
・・・という感じです。
二転三転する展開はなかなか良かったですけど、全体的にはいまいちでしたね。
わりとベタなパターンの繰り返しでしたし。
まあそこまでひどくなかっただけ良しとしますかね。
以上がダウト・ゲームの感想とレビューでした。