ここでは実際に映画「モーガン プロトタイプL-9」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
モーガン プロトタイプL-9の評価・・・3つ星
原 題: Morgan
製作年: 2016年
製作国: アメリカ
出演者: ケイト・マラ アニヤ・テイラー=ジョイ トビー・ジョーンズ ローズ・レスリー
: ボイド・ホルブルック ミシェル・ヨー ジェニファー・ジェイソン・リー
: ポール・ジアマッティ エイミーベス・マクナルティ
監 督: ルーク・スコット
製 作: リドリー・スコット マーク・シェイファー マーク・ハッファム
脚 本: セス・オーウェン
リドリー・スコット製作、息子のルーク・スコットが監督したSFアクション・スリラー。遺伝子操作によって生み出された人工生命体の生死や心理状態を巡って、ケイト・マーラ扮するヒロインたちが戦いを繰り広げる。(TUTAYAオンラインより引用)
感想/レビュー
なんとなくパッケージを見て気になったのでレンタルしてみてみました。
率直な感想はまあこんなもんかなという感じでしたね。
タイトルからして主演はモーガンかと思っていたんですが違いましたね(笑)。
ちょっとした伏線も最後にきちんと回収されたのですっきりと終わることができましたし。
悪くはなかったですがものすごく面白かったということもなかったです。
でも出演陣はまあまあ良かったですし時間も短いので見ても損はしないと思います。
出演者にはファンタスティック・フォーなどに出演しているケイト・マラ、スプリットなどに出演しているアニヤ・テイラー=ジョイ、キャプテン・アメリカシリーズなどに出演しているトビー・ジョーンズ、ラスト・ウィッチ・ハンターなどに出演しているローズ・レスリー、LOGAN/ローガンなどに出演しているボイド・ホルブルック、メカニック:ワールドミッションなどに出演しているミシェル・ヨー、ヘイトフル・エイトなどに出演しているジェニファー・ジェイソン・リー、アメイジング・スパイダーマンなどに出演しているポール・ジアマッティらが起用されていました。
若手女優からアニヤ・テイラー=ジョイ、中堅からケイト・マラとローズ・レスリー、ベテランからはミシェル・ヨーとなかなか見ごたえがある女優陣でしたね。
アニヤ・テイラー=ジョイはスプリットで初めて見ましたが、将来が非常に楽しみです。
ローズ・レスリーもゲーム・オブ・スローンズに出演してから出番が増えている感じですね。
モーガン プロトタイプL-9予告編動画(これからみようと思っている方に)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
遺伝子操作を行いデザインした人間を製品として開発・研究している会社で問題が発生する。
プロトタイプL-9として開発されていたモーガン(アニャ・テイラー=ジョイ)がキャシー・グリーフ博士(ジェニファー・ジェイソン・リー)と面接をしている時に、外に出ることを禁じられたモーガンがキャシーの目をつぶしてしまったのである。
危機管理の担当をしている本社のリー・ウェザーズ(ケイト・マーラ)は上からの指示を受けてモーガンの調査に向かうことに。
山奥にある施設に来たリーはモーガンの心理調査を行うシャピロ博士(ポール・ジアマッティ)の到着が遅れているということで彼が来るまで待たされることに。
リーはまず目をつぶされたキャシーと面会するが、キャシーは自分に問題がありモーガンは何も悪くないと口にする。
リーは他にもサイモン・ジーグラー博士(トビー・ジョーンズ)やエイミー・メンサー博士(ローズ・レスリー)から話しを聞き、皆一様にモーガンは素晴らしいと話す。
その後リーはモーガンと面会し彼女と会話をした。
内容は何でもないことだったがモーガンは彼女に何かを感じたようだ。
モーガンの実年齢は5歳だったが、遺伝子操作の影響により既に20歳前後の姿となっており、知能も人間よりはるかに優れているという。
その夜、モーガンは研究チームと食事を取りそこには遅れてきたルイ・チェン博士(ミシェール・ヨー)の姿もあった。
モーガンはそこでチェン博士にヘルシンキで起こった事件のことを話す。
どうやらモーガン以前にも研究は行われており、ヘルシンキでも同じように製品の開発を行っていたようだが、チェン博士の話では製品が暴走し何十人もの人間が殺されたのだという。
翌日、心理調査を行うシャピロ博士が到着しすぐに面接が始まった。
ジーグラー博士はシャピロ博士にガラス越しに面接を行うことを提案したがシャピロ博士はバカにするなといって警告を無視して対面で面接を始めてしまう。
会話の中でモーガンは外に出ることを禁じられてキャシーに危害を加えてしまったといい、それはミスだったと話す。
モーガンは自分が人間ではないことを自覚しており、シャピロ博士はモーガンに感情があることに驚く。
シャピロ博士はモーガンから愛や悲しみ以外の感情を引き出そうとモーガンに強い言葉を投げかけるが、これによりモーガンはかつて森でけがをしたシカにとどめを刺した時のことを思い出していた。
そしてシャピロ博士に攻撃を加え、頸動脈を食いちぎって殺してしまった。
研究チームは麻酔銃を使ってモーガンを抑えようとするがモーガンに逃げられてしまう。
リーはモーガンを追いかけ麻酔銃で捕獲することに成功する。
リーは危機管理担当としてモーガンを廃棄することを決定するが研究チームはモーガンをわが子のように可愛がっておりその決定に反対した。
リーはそれらの意見を却下し、モーガンを殺すためのプロトコルを進めていくが、最もモーガンを可愛がっていたエイミーがリーに向かって麻酔銃を撃ちリーは眠らされてしまう。
研究チームはモーガンと一緒に逃げる道を選びリーをモーガンを育てていた檻の中に閉じ込めてしまう。
麻酔から目覚めたモーガンは研究チームが自分を裏切ったとかんじ、研究員を次々に殺していってしまう。
ただジーグラー博士だけはモーガンが殺されることに耐えきれず自殺していた。
その中でエイミーだけは生かしておき一緒に逃げることを決意する。
一方、檻の中に閉じ込められたリーは天窓からなんとか脱出しモーガンがおこした大惨事を目の当たりにする。
モーガンは自分の母親だったと思っていたチェン博士を殺害すると、そこへ来たリーに襲い掛かってくる。
リーも持ち前の戦闘技術で対抗するがモーガンの方が上手だった。
部屋から落下したモーガンとリーだったが、モーガンはエイミーが乗った車で逃走してしまう。
そこへ料理番のスキップ(ボイド・ホルブルック)がやってきてリーは彼から車のかぎを受け取り後を追った。
山奥で壮絶なカーチェイスが勃発し、ここでもモーガンの方が上手でリーの車を木に追突してしまった。
遅れてスキップがやってきてリーは彼の車に乗ってモーガンたちの後を追った。
モーガンはエイミーとかつて約束していた湖までやってきており、美しく広大な世界を目の当たりにしたモーガンの目からは涙が流れていた。
モーガンの車を発見したリーはライフルを手にモーガンたちを探し始める。
森の中を調べるリーだったが手掛かりがないためその場で発砲し、自らの存在をモーガンたちに知らしめたのである。
モーガンはリーの撃退に向かい、銃を持って待ち構えるリーだったが作戦はうまくいかず乱打戦となってしまう。
ここでもやはりモーガンの方が上手であり、突き飛ばされたリーのお腹に木の枝が貫通してしまった。
勝負ありと思ったモーガンはエミリーの元に戻り二人で一緒に逃げようとするが、そこへなんとリーが追いかけてきたのである。
不意打ちを食らったモーガンは湖に落され、更にリーはモーガンを溺れさせようと頭を押さえた。
必死に抵抗するモーガンだったがそのまま息を引き取った。
仕事を終えたリーはエミリーが持っていた銃を手に取ると証拠を消すかのようにエミリーも殺したのである。
更に車に戻ってスキップと会話をした後「ごめんなさい」と口にし、スキップも殺害してしまった。
これでモーガンの開発に携わった人間は全員死んでしまったのである。
その後本社ではL-9は失敗作だったという結論に達し、L-4の研究を進めるべきだという結論に達する。
L-4とはかつてヘルシンキで暴走した研究個体のことだったのだが、上役は今回のことでL-4の方が優れていると証明されたと話すのである。
場面はリーに切り替わり、リーはモーガンがしていたように自分の手を見つめる動作を行うのだった。
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ヘルシンキのくだりが何のためにあるのか最初わかりませんでしたが、最後の最後で伏線が回収されましたね。
リーの最後の所作といい、L-4の方が優れているという発言といい、完全にリーも実験体でヘルシンキで暴走したL-4という流れでしたね。
直接的な表現はありませんでしたがまあ100%そうでしょう。
リーの時は処分されなかったんですね。
最後の方は結構アクション主体でおもしろかったんですけど、最初の方はちょっと見るのにつかれましたね。
評価は3にしていますが、前半は2で後半は3.5といったところでしょう。
悪くはありませんでしたが、ものすごくおもしろいというわけでもないので興味のある方は見てみる程度でいいんじゃないでしょうか。
個人的には出演している女優陣は素晴らしかったと思いますよ。
以上がモーガン プロトタイプL-9の感想とレビューでした。