ここでは実際に映画「ローン・サバイバー」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
ローン・サバイバーの評価・・・3つ星
原 題: LONE SURVIVOR
製作年: 2013年
製作国: アメリカ
出演者: マーク・ウォールバーグ テイラー・キッチュ エミール・ハーシュ
: ベン・フォスター アリ・スリマン エリック・バナ アレクサンダー・ルドウィグ
: ジェリー・フェレーラ ユセフ・アザミ サミー・シーク
監 督: ピーター・バーグ
製 作: ピーター・バーグ
脚 本: ピーター・バーグ
原 作: パトリック・ロビンソン マーカス・ラトレル
アメリカが誇る精鋭部隊“ネイビーシールズ”によるアフガニスタンでの作戦中に起きた衝撃の実話をマーク・ウォールバーグ主演で映画化した緊迫の戦場アクション。監督は「キングダム/見えざる敵」のピーター・バーグ。2005年6月。ネイビーシールズは、タリバン幹部の殺害を目的とした極秘任務“レッド・ウィング作戦”を決行。マーカスを含む4人の兵士がヘリコプターでアフガニスタンの山岳地帯に降下し、偵察活動を開始する。そしてタリバンの秘密基地を発見し、標的の存在を確認する。しかし山中で無線状態が悪く、本部との連絡がうまく取れない。そんな時、山羊飼いの男たちと遭遇してしまう。すぐさま彼らを拘束するも、その処遇を巡って意見が割れるマーカスたちだったが…。 (TUTAYA Onlineより引用)
感想/レビュー
前から気になっていた作品でようやく見ることができました。
率直な感想は、内容は素晴らしいものでした。
ただ映画に爽快感などを求める人には向いてない作品です。
戦場がかなりリアルに描かれているので、かなり重い内容にはなっています。
事実を元に作られているので、そういった作品が好きな方にはお勧めです。
出演者にはテッドやトランスフォーマー/ロストエイジなどに出演しているマーク・ウォールバーグ、バトルシップや野蛮なやつら/SAVAGESなどに出演しているテイラー・キッチュ、同じく野蛮なやつら/SAVAGESなどに出演しているエミール・ハーシュ、メカニックやハード・ラッシュなどに出演しているベン・フォスター、ゼロタウン始まりの地などに出演しているアリ・スリマン、トロイやスター・トレックなどに出演しているエリック・バナ、ハンガー・ゲームなどに出演しているアレクサンダー・ルドウィグ、バトルシップなどに出演しているジェリー・フェレーラらが起用されていました。
わりと有名な俳優ばかりでしたね。
ローン・サバイバー告編動画(これからみようと思っている方に)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
内容は実際にあったネイビーシールズのレッド・ウィング作戦が元になっています。
アメリカが誇る精鋭部隊“ネイビーシールズ”は仲間を「家族」とするほど絆の強い部隊だった。
マイケル・マーフィ大尉(テイラー・キッチュ)はいつものように隊員と話したり体力勝負をしたりしていた。
大尉率いるチームにはマーカス・ラトレル一等兵曹(マーク・ウォールバーグ)、ダニー・ディーツ二等兵曹(エミール・ハーシュ)、マシュー・アクセルソン二等兵曹(ベン・フォスター)らが所属していた。
その彼らにタリバンの幹部の暗殺を目的とした特殊任務“レッド・ウィング作戦”が言い渡される。
レッド・ウィング作戦では少人数での暗殺が目的だったため、最低限の人数と複雑な作戦が必要だった。
アクス(マシュー・アクセルソン)はこの作戦に少なからず不安感を募らせていた。
作戦当日、4人はアフガニスタンの山岳地帯に降り立ち標的を目指した。
道中、作戦の進行状況を無線で報告していたが、電波状況が悪いところだったため、定時連絡が2回なくても本部は問題なしと判断するようになっていた。
4人は順調に進み、ターゲットであるタリバン幹部を補足する。
だがここで無線が本部に通じなくなってしまい、暗殺実行の許可がとれないでいた。
4人は安全な場所まで下がると、いつでも作戦実行できるよう準備した。
しかしここで思いもよらない事態が発生する。
ヤギ使いの親子が4人に近づいてきたのである。
何事もなくやり過ごそうとする4人だったがラトレルが見つかってしまったため、親子は拘束することに。
ここで民間人には手を出さないというラトレルと作戦のためにここで殺しておくべきだというアクスの意見が対立する。
リーダーであるマーフィは傍受される恐れのある衛星電話を使って本部に連絡をとった。
指揮官であるエリック・クリステンセン少佐(エリック・バナ)の指示を仰ごうとしたが、あと少しのところで電波が途切れてしまう。
そのためマーフィは自分で人質を解放し、速やかに退却、その後本部と連絡をとって引き上げるという決断をした。
4人はすぐに無線が使える電波の良い山頂を目指した。
だが4人の予想よりもはるかに速く人質だった人間によりタリバンに密告されてしまい敵に囲まれてしまう。
もはや4人には戦うという選択以外残されていなかった。
無線係りのディーツはなんとか本部と連絡を取ろうとするが、無線はつながることなく敵に破壊されてしまう。
衛星電話もつながらず4人は傷つきながら退却を余儀なくされる。
多くの銃弾を浴び崖から転落しながらもなんとか4人で退却を続ける。
だがディーツは指を吹き飛ばされ体にも銃弾を浴びてすでに満身創痍だった。
ラトレルとアクスはディーツを抱えながら必死に退却した。
再び崖に追い込まれるがマーフィはすぐに崖から降りる決断を下す。
しかしディーツを背負っていたラトレルとアクスは敵のロケットランチャーにやられ、崖下に吹き飛ばされてしまう。
不運にもディーツは一人崖の上に残されてしまう。
もはや一人では動くこともできないディーツ。
タリバンに囲まれほどなくして命を奪われる。
このままでは全滅するのは時間の問題だった。
マーフィは自分の命を捨てて衛星電話がかけられる高台に移動することに。
だがそれは確実な死を意味した。
止めるラトレルだったがもうほかに手は残されていなかった。
ラトレルとアクスが援護しマーフィは電話を持って高台に到達する。
そして本部に連絡を取ることに成功する。
だがマーフィは敵の銃弾により命を失ってしまう。
連絡をうけたクリステンセン少佐はすぐに援護に向かおうとするが、援護用のヘリであるアパッチが出払っていたため出動することができないと言われる。
クリステンセン少佐は止める隊員を押しのけ、ブラックホークだけで救出に向かったのである。
ほどなくしてラトレル達の元にクリステンセン少佐達が乗ったブラックホークが現れる。
ラトレル達はこれで助かったと思っただろう。
だがブラックホークはロケットランチャーによって無情にも撃ち落とされてしまう。
危険を感じたもう一機はラトレル達を乗せることなく引き返してしまう。
固まっていてはすぐにやられると考えたラトレルとアクスは2人別々に退却することに。
しかしアクスにはもう退却するだけの力は残されていなかった。
木に寄りかかるように座り込んだアクスは敵の銃弾により倒れてしまう。
一人残されてしまったラトレル。
すでに日も沈みかけようとしていた。
ラトレルは敵がこれ以上追撃してこないと考え岩陰に身をひそめて敵をやり過ごすことに。
更にそこで少しばかりの休息をとったラトレルは一人で退却を続けた。
ラトレルは偶然にもため池を発見しそこで水分補給をすることができた。
・・・とここで、最初に出会って命を助けたヤギ使いがラトレルの前に姿を現す。
だが彼らの言葉はラトレルにはわからなかった。
ラトレルは自分を捕まえに来たのだと思ったが、どうにも様子がおかしい。
それもそのはずで、ヤギ使いのグーラーブ(アリ・スリマン)はラトレルを助けに来たのである。
グーラーブはパシュトゥーン族の男で、その村では何者であっても敵の追われ逃げている人間は見捨てないという掟があったのである。
ただグーラーブは最初に山で見逃してもらったことにも恩義を感じているようだった。
グーラーブはラトレルを村まで連れて帰ると自分の家でかくまった。
しかしタリバンはすぐに村までやってくる。
そしてラトレルを見つけ出すとすぐに首を切ろうとした。
だがそこでグーラーブだけではなく他の村人もタリバンに銃を向けたのである。
パシュトゥーン族の村でもタリバンに対する怒りは同じだったのである。
これによりタリバンは撤退しラトレルは命を救われる。
その後ラトレルは村人の一人にメッセージを書いた地図を渡しアメリカ本部に届けてくれるようお願いした。
だが村人に追い返されたタリバンは大勢を引き連れて村に戻ってきた。
村人たちと激しい銃撃戦が繰り広げられながらも、グーラーブはなんとかラトレルを守ろうとした。
ギリギリまで追い詰められた時、ようやく知らせを受けたアメリカ軍が援護に来てくれる。
これによりタリバンは撤退していき、ラトレルは瀕死の重傷ながらもアメリカ軍に保護されることとなった。
医療施設に運ばれたラトレルは心肺停止状態に陥ってしまうが、なんとか持ち直し今回の作戦での唯一の生き残りとなった。
こうしてネイビーシールズ史上最も悲劇的だった作戦は幕を閉じたのである。
・・・という感じです。
実話なだけあってかなり話に重みがありました。
やっぱりフィクション映画とは一味もふた味も違いましたね。
個人的にはこれはコレでよかったと思いました。
本当は4.5つ星評価ぐらいあるんですけど、好き嫌いが分かれる映画なので取りあえずこの評価です。
皆さんはどのように感じられたでしょうか?
以上がローン・サバイバーの感想とレビューでした。