ここでは実際に映画「ハリケーンアワー」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
ハリケーンアワーの評価・・・3つ星
原 題: Hours
製作年: 2013年
製作国: アメリカ
出演者: ポール・ウォーカー ジェネシス・ロドリゲス ナンシー・ネイヴ
: シェーン・ジェイコブソン ナタリア・サフラン
監 督: エリック・ハイセラー
製 作: ピーター・サフラン
脚 本: エリック・ハイセラー
「ワイルド・スピード」シリーズのポール・ウォーカー主演のサスペンス・ドラマ。ポール・ウォーカーは本作のアメリカ国内での公開を目前に控えた2013年11月30日、突然の交通事故でこの世を去り、衝撃と悲しみが世界中を駆け巡った。巨大ハリケーン“カトリーナ”の直撃を受け大混乱となるニューオーリンズの病院を舞台に、早産によって生命維持装置の中に入ったままの我が子を守るべく次々と訪れるいくつものトラブルに立ち向かっていく男の運命を描く。監督はリメイク版「エルム街の悪夢」や「遊星からの物体X ファーストコンタクト」の脚本を手がけ、本作が初メガフォンのエリック・ハイセラー。(TUTAYA Onlineより引用)
感想/レビュー
ポール・ウォーカーは好きな俳優の一人だったので、彼が死んで最後の作品となる映画です。
ポール・ウォーカーファンなら見ずにいられない作品だと思います。
・・・で率直な感想は、思っていたのと違っていた・・・という感じです。
日本の宣伝文句に100%騙されました。
「壊滅した都市、現れた武装略奪集団、我が子を守る、48時間」
全く違うとまでは言いませんが、誇張されすぎです。
映画としての評価はそこまで高くはありませんが、ポール・ウォーカーファンなら見ておいても損はないと思いますよ。
ファンでないならあまりおすすめはしません。
出演者には今は亡きポール・ウォーカー、崖っぷちの男やラストスタンドなどに出演しているジェネシス・ロドリゲスが起用されていました。
この作品はほぼこの2人が中心の映画ですので、他の出演者はほとんどいませんでした。
ハリケーンアワー予告編動画(これからみようと思っている方に)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
内容はハリケーンによって孤立した病院に残され、我が子を必死で守る男を描いたものになります。
ノーラン・ヘイズ(ポール・ウォーカー)は出産を5週間後に控えた妻アビゲイル(ジェネシス・ロドリゲス)の容体が悪くなったため、救急車で近くの病院まで訪れた。
その日はハリケーン「カトリーナ」が訪れ、病院もあわただしくしていた。
手術室へ運ばれた妻を待っていたノーランが医者に呼ばれると、子供は女の子だと告げられた。
しかし妻のアビゲイルは不幸にも命を落としてしまっていた。
ハリケーンの影響により輸血用の血液などが不足していたためである。
未熟児で生まれた子供は人工保育器に入れられており、産声を上げるのは48時間後になるとのことだった。
ノーランは娘の名前に妻のアビゲイルと名付け、産声を上げる時を待っていた。
しかしハリケーンの影響により、病院の人間は全て避難することに!!
我が子を置いていけないノーランは仕方なく残ることに。
数時間後、ハリケーンの影響で停電が起き、娘の命をつなぐ人工呼吸器はバッテリーが3分しか持たない状況になっていた。
助けを呼ぶも病院内には誰もいなかった。
ノーランは自家発電機をとりつけ、3分ごとに発電を行い、なんとか電気が切れるのをしのいでいた。
少しして、看護師のシェリーが現れるが、ノーランはその場を動くことができないため、シェリーになんとか助けを呼んでくるように頼んだ。
ノーランは我が子に話しかけながら、バッテリーの充電をその都度行っていた。
時間がたつと点滴が無くなってしまい、病院中を探しまわった。
1日たって、ハリケーンが過ぎ去った後、ノーランは病院の外を見てみることに。
そこには救急車が放置してあった。
ノーランは無線を使って外部と連絡を取ろうとするが、救助を呼ぶことはできなかった。
はじめ3分持っていたバッテリーは充電しても2分を切るようになっていた。
不意にヘリの音が聞こえたノーランは救助ヘリがやってきたのだと直感した。
発煙筒を手にノーランは屋上へ駆け上がった。
ノーランに気が付いたヘリはノーランの元へ来ようとするが、別の場所で救助を待つ人々がヘリに発砲したため、ヘリはそちらを優先してしまった。
コレでノーランの元へ救助が来るは絶望的となってしまった。
数時間後、病院内で謎の音が聞こえる。
調べに行くとそこにはリードに絡まった救助犬がいた。
ノーランがリードをほどいてやると、犬はノーランになついた。
ノーランは犬にシャーロックとなずけ遊んでやった。
すると遠くの方で銃声が聞こえる。
ノーランはシャーロックに何かあったのだと思うが、その直後銃を持った男が現れる。
男はただの略奪者だった。
男はノーランから食料などを奪い取ろうとすると、撃たれたと思ったシャーロックが男に襲いかかった。
男のカバンからはなぜか点滴用の栄養が落ち、そのまま男は逃げて行った。
しかしなぜ男が点滴用の栄養を持っていたのか?
その疑問はすぐに解消した。
なんと最後に別れたシェリーが物資を持ってきてくれていたのだ。
最初の銃声はシャーロックを狙ったものではなくシェリーを殺した時のものだったのだ。
42時間が過ぎたころ、ノーランの体力も限界に近付いていた。
ノーランは意識を保つため、自らアドレナリンを注射した。
なんとか回復したノーランは、再び何者かの話し声を耳にする。
それは略奪目的で入ってきた2人組の男だった。
男たちは銃を持っており、ノーランを見つけ次第殺すつもりだった。
ノーランは一人を背後から襲い、大量のアドレナリンを注射し男から銃を奪った。
そしてもう一人に銃を突きつけたノーランは殺される前に相手を殺してしまう。
停電から46時間後、ついにノーランは力尽きて倒れてしまう。
しかしそこへシャーロックが救助を連れてきて助けてくれる。
救助員は子供に気が付かずにそのまま帰ろうとするが、ここでついにアビゲイルが産声を上げた。
長く孤独な戦いが終わり、アビゲイルとノーランは助かったのである。
・・・という感じです。
ポール・ウォーカーファン好きならほとんど彼の独壇場なのでいいのではないでしょうか。
ただうたい文句には騙されないでくださいね。
以上がハリケーンアワーの感想とレビューでした。