ここでは実際に映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックスの評価・・・3つ星
原 題: Guardians of the Galaxy Vol. 2
製作年: 2017年
製作国: アメリカ
出演者: クリス・プラット ゾーイ・ザルダナ デイブ・バティスタ マイケル・ルーカー
: カレン・ギラン ポム・クメメンティーフ エリザベス・デビッキ
: クリス・サリヴァン ショーン・ガン シルベスター・スタローン カート・ラッセル
監 督: ジェームズ・ガン
製 作: ケヴィン・ファイギ
脚 本: ジェームズ・ガン
感想/レビュー
マーベル作品は欠かさず見ており、この作品も1作目を見ていましたし、どうやらアベンジャーズにも参戦するようなので、取りあえずレンタルしてみてみました。
前作でも思ったのですが、自分はマーベルの中でもこの作品だけはそんなに好きじゃないようですね。
今回の作品も個人的にはそこまでおもしろい感じではなかったですね。
もちろん笑える部分はたくさんあるんですけど、そっちの方に注力しすぎているというか・・・。
あるいは話しのスケールが惑星規模なのでそこまで感情移入できないというか・・・。
メインのキャラクターが人間じゃないのも大きいのかもしれません。
ただ今回の作品はそこらじゅうに伏線が張られていましたし、おもしろい感じで回収していたのでこれはこれでよかったとも思います。
個人的にはあまりおすすめはしませんが、マーベル作品を欠かさず見ているなら見ておいた方がいいでしょう。
出演者には前作同様クリス・プラット ゾーイ・サルダナ、デイブ・バティスタ、マイケル・ルーカー、カレン・ギランらが起用されており、新たに華麗なるギャツビーなどに出演しているエリザベス・デビッキ、モーガン プロトタイプL-9などに出演しているクリス・サリヴァン、パール・ハーバーなどに出演しているショーン・ガン、エクスベンダブルズなどに出演しているシルベスター・スタローン、ワイルド・スピード ICE BREAKなどに出演しているカート・ラッセルらが起用されていました。
グルートの声にはヴィン・ディーゼルが起用されていますし、メンバーだけ見るとかなり豪華なんですよね。
なのになぜこんなにも駄作感が強いのだろうか・・・。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス予告編動画(これからみようと思っている方に)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
1980年、エゴ(カート・ラッセル)は地球人のメレディス(ローラ・ハドック)と恋に落ち結ばれる。
この時エゴは地球に植物のようなものを植え付けていた。
34年後、ピーター(クリス・プラット)率いるガーディアンズ・オブ・ギャラクシーはソヴリン人のリーダーであるアイーシャ(エリザベス・デビッキ)からある装置のバッテリーを盗みに来る宇宙怪獣アビリスクを退治してほしいと依頼される。
ピーター、ガモーラ(ゾーイ・サルダナ)、ドラックス(デイヴ・バウティスタ)、ロケット、ベビー・グルートの5人は苦戦しながらも協力してバッテリーを守ることに成功し、報酬として同じくバッテリーを盗もうとして捕らえられていたガモーラの妹であるネビュラ(カレン・ギラン)の身柄を渡してもらった。
ガモーラは自分のことを執拗に追ってくる妹を故郷に連れて帰り幽閉しようと考えていたのである。
ただ依頼は達成したもののロケットは独断で自分たちが守ったバッテリーを盗んでいたのである。
ソヴリンの惑星から飛び立ったピーターたちだったがすぐにソヴリンの追手がやってくる。
ここでピーターたちは初めてロケットがバッテリーを盗んでいることを知る。
あまりの敵の多さにピーターたちは近くの惑星ベアハートに着陸しようとするが、ピーターとロケットのどちらが操縦するかでもめて船はボロボロになっていく。
結局ジャンプワープしたものの敵に先回りされており絶体絶命のピンチに陥ってしまう。
そこへ何者かがやってきてソヴリンの艦隊を一瞬で全滅させてくれた。
ピーターたちの乗る船は大破しており惑星ベアハートに不時着することになった。
ピーターとロケットが言い争っているとそこへ先ほど助けてくれた宇宙船がやってくる。
当然ピーターたちにその男の見覚えはなかったが、エゴという名前のその男は自らをピーターの父親だと名乗った。
にわかには信じられないピーターたちだったがガモーラは付いていき話を聞くべきだといい、宇宙船の修理にロケットと捕らえていたネビュラを残してついて行くことに。
一方、ある惑星の娼館にいたヨンドゥ(マイケル・ルーカー)はラヴェジャーズの全隊のリーダーで彼の恩人でもあるスタカー(シルヴェスター・スタローン)再会する。
スタカーは子供には手を出さないという掟を破ったヨンドゥを許しておらず、ヨンドゥは釈明の機会を求めるも却下され部隊に戻ることを許さなかった。
するとそこへアイーシャがやってきてヨンドゥにある仕事を依頼したのである。
そのころ、エゴの惑星にやってきたピーターは彼が天界人(セレスティアルズ)という特別な種族で神のような存在であると聞かされる。
エゴは初めは脳のような形をした意識だけの存在だったがやがて自らを幾重にも増強していき一つの星になったのである。
惑星となったエゴは自分以外の生命体を求めて宇宙を旅し、ピーターの母親であるメレディスのいる地球にやってきた。
そしてピーターが生まれたのである。
エゴはピーターにも自分と同じ力が備わっているといい力の使い方を教えるのだった。
エゴの召使であるマンティス(ポム・クレメンティエフ)はドラックスらと仲良くなり、自分には相手の感情を読み取る力があると教えてくれる。
また相手に感情を植えつけたり気分を落ち着かせて眠りにつかせることもできるのだという。
ピーターはマンティスに感情を読まれて自分がガモーラに対して好意を抱いていることをばらされてしまう。
ピーターはようやく会えたたったひとりの肉親であるエゴにすっかり心を許してしまうのだが、ガモーラはある種の不安を抱いていた。
一方、船の修理を行うロケットの元へヨンドゥ率いる部隊がやってきたのである。
周囲への警戒を怠っていなかったロケットは仕掛けていた罠で敵を撃退していくが、敵の数が多すぎて周りを囲まれてしまう。
ネビュラはグルートにロケットを助けるためだといって手錠を外させることに成功する。
だがここでヨンドゥに不満を持つ船員から船長を個体するべきだという声が上がりクーデターが発生する。
当然ヨンドゥはそのようなことを許さなかったが、そこへネビュラがやってきてヨンドゥの力の源であるとさかの部分を破壊してしまう。
これによりテイザーフェイス(クリス・サリヴァン)が新たなリーダーとなり部隊は乗っ取られてしまった。
ヨンドゥに味方した者たちは次々と殺されていき、ロケットとヨンドゥは檻のなかへ。
反乱に協力したネビュラは船を一隻手に入れガモーラに復讐するために惑星エゴへ向かったのである。
同じくつかまっていたグルートはおもちゃのようにもてあそばれてしまうが、ヨンドゥは体の小さいグルートを使ってとさかのスペアを持って来いと指示する。
皆が寝静まったころ、グルートは指示通りとさかを持ってこようとするが、どうやらグルートは内容を理解していなかったようだ。
何度も違うものを持ってきたのだが、テイザーフェイスの反乱に不満を持ったクラグリン(ショーン・ガン)が協力してくれてヨンドゥは力を取り戻す。
そしてヤカの矢を使って裏切った船員たちを皆殺しにしてロケットたちと共にエゴの惑星に向かったのである。
そのころ、自分の力に浮かれるピーターだったがエゴはある計画を実行に移そうとしていた。
ピーターに進言を聞き入れてもらえなかったガモーラが一人でいるとそこへついにネビュラがやってきてしまう。
ガモーラとネビュラの戦いは激しさを増していき、ネビュラは乗っていた宇宙船が座礁し出られなくなるがそれをガモーラが助けた。
にもかかわらずネビュラは攻撃を止めずとどめを刺そうとしてくるが、さすがに思いとどまった。
ネビュラはかつて父親であるサノスにガモーラと戦わされ負けるたびに体を改造されていたことを明かし、自分がガモーラをつけ回すのは復讐のためではなく姉として接してほしかったからだと明かす。
それを聞いたガモーラは複雑な気持ちになるが、ここで戦っていた洞窟から大量の骨が見つかる。
不安を感じたガモーラは急いでピーターの元へ戻っていった。
そのころピーターはエゴに呼び出されて惑星中を飛び回りなにをしていたのかを教えてもらっていた。
エゴはピーター以外にも惑星中に子供を作っており、新しい星に行くたびにあるものを仕込んでいたのだという。
それはエゴが全宇宙を支配するためだった。
しかしそれを行うには一人ではさすがに無理があると気が付き、自分の協力者として子供を作ろうとしていたのである。
だが何人も作った子供たちはみな自分のDNAを引き継いでおらず耐えられなかったのだという。
あきらめかけていたエゴだったが地球でインフィニティ・ストーンに素手で触れた人間がいると聞いて自分の息子だと直感したのだという。
エゴはピーターに宇宙を支配するために協力させようとするがもちろんピーターは断った。
するとエゴは強硬手段に出てしまい、ピーターを燃料代わりにするといって力を吸収し始めたのである。
これにより惑星に埋めていた植物が反応しその星を飲み込み始めてしまう。
異変に気がついたガモーラ達は急いでピーターを助けに向かった。
更にそこへヨンドゥとロケットとグルートがやってきてピーターを助け出すことに成功する。
しかし星そのものであるエゴとの全面戦争に突入してしまう。
仲間に引き入れたマンティスの協力もありピーターたちは星の中心にあるエゴの核を見つけることができた。
ロケットは盗んでいたバッテリーを作って即席の爆弾を作りそれをグルートに託して中心にセットすることに。
だがエゴの力はどんどん強まっていき次第にピーターたちは押されていく。
仲間がエゴに抑えつけられていく中、ヨンドゥは力を使うコツをピーターに教え、これによりピーターは天界人の力を使うことができるようになったのである。
激しい戦いが続く中、ピーターはロケットに他のメンバーを逃がすように頼み、自分はエゴを止めるべく一人で立ち向かっていく。
ロケットたちはクラグリンの操縦する船に非難することに成功するが、ヨンドゥだけはピーターを助けるために一人残ってしまう。
メンバーは全員船に避難し脱出することに成功する。
ピーターはエゴの足止めを行いグルートが仕掛けた爆弾が起動するとエゴは消滅してしまう。
だがそれは惑星の消滅も意味しており、エゴが死んだことによってピーターも天界人としての力を失っていた。
死を覚悟するピーターだったがそこへヨンドゥがやってきてピーターを助けてくれる。
ヨンドゥは一着しかない宇宙服をピーターに着せると自らの命を犠牲にしてピーターを救ってくれたのである。
ヨンドゥはかつてピーターを誘拐し、ちびで細かったためどこにでもはいりこめるという理由で自分の部下にし泥棒をさせていたのだが、ヨンドゥがピーターを渡さなかった本当の理由はエゴが連れて行った子供たちをどう扱っていたかを知ったからである。
ピーターにとってはヨンドゥこそが本当の父親だったのだ。
その後船に戻った一行はヨンドゥの葬式を行い、ロケットから連絡を聞いたスタカーもアヴェジャーズ全体を引き連れてヨンドゥを見送ってくれたのである。
クラグリンはヨンドゥからだといってピーターにデジタルのプレイヤーを渡してくれ、ピーターはヨンドゥの形見であるヤカの矢をもらうのだった。
エンドロール後
ピーターたちに度重なる敗北を味わったアイーシャは復讐のために「アダム」と呼ぶなにかを作り出しているのだった。
ヤカの矢をもらったクラグリンは口笛を吹いて操る練習を行っていたがうまくいかず、ドラックスの矢に突き刺さるのだった。
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エンドロールの後は次の話しにつながる「アダム」の話はありましたけど、アベンジャーズに繋がる話しはありませんでしたね。
ただネビュラとガモーラの会話で何度もサノスの話が出てきていたのでこれが伏線になっていたのかもしれません。
あと本編中盤とEDエンドクレジット後にマーベルユニバース全体の出来事を監視しているウォッチャー相手に一方的にこれまでのカメオ出演の苦労話(?)をしていたのはスタン・リー(『スパイダーマン』、『X-メン』などの原作者)だったようです。
ちらっとハワード・ザ・ダックも出ていましたけど今後話しに絡んでくることはあるんでしょうかね?
まあなんにせよこの作品は個人的にはあまり好きではありませんね。
アベンジャーズに加わることでどのような立ち位置になるのかは今から気になるところですが、アベンジャーズのいいところが失われることだけは避けてほしいですね。
以上がガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックスの感想とレビューでした。