3つ星 SF

映画エイリアン4のあらすじと感想をレビュー

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ここでは実際に映画「エイリアン4」を見ての評価と感想を書いています。

あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。

エイリアン4の評価・・・3つ星

原 題: ALIEN: RESURRECTION
製作年: 1997年
製作国: アメリカ
出演者: シガニー・ウィーバー ウィノナ・ライダー ロン・パールマン ダン・ヘダヤ
    : J・E・フリーマン ブラッド・ドゥリフ マイケル・ウィンコット
    : ドミニク・ピノン ゲイリー・ドゥーダン レイモンド・クルツ
監 督: ジャン・ピエール・ジュネ
製 作: ゴードン・キャロル デヴィッド・ガイラー ウォルター・ヒル ビル・バダラート
脚 本: ジョス・ウェドン

あらすじ

『ロスト・チルドレン』のジャン・ピエール・ジュネがメガホンを握った、人気SFシリーズ第4作。独特のビジュアル・センスを持つジュネ監督の、ゴシック調の映像美が秀逸。シガニー・ウィーバー、ウィノナ・ライダー共演。前作でエイリアンを宿したまま自殺を図ったリプリー。それから200年後、エイリアンを軍事利用しようとする軍部は、宇宙船に残されたDNAからリプリーのクローンを開発。彼女の体からエイリアンを摘出し、養殖をはじめる。(TUTAYA Onlineより引用)

 

感想/レビュー

大人気ヒット作エイリアンシリーズの第4作目になります。

作品を見ての率直な感想は可もなく不可もなくと言った感じです。

正直そこまで面白いというわけではありませんがつまらないというわけでもないので、シリーズを通してみているなら見る価値ありだと思います。

今作からはエイリアンがCGになっているので細かくなめらかな動きができるようになっており、いままで以上にスクリーンに登場します。

エイリアンがアグレッシブなのは良いんですけどもう少しストーリーにひねった感じがほしかったですね。

出演者には前作同様シガニー・ウィーバーが起用されており、新たにスター・トレックなどに出演しているウィノナ・ライダー、ヘルボーイなどに出演しているロン・パールマン、コマンド―などに出演しているダン・ヘダヤ、パトリオット・ゲームなどに出演しているJ・E・フリーマン、チャイルド・プレイシリーズなどに出演しているブラッド・ドゥリフ、スパイダーなどに出演しているマイケル・ウィンコット、アメリなどに出演しているドミニク・ピノン、パーフェクト・ストレインジャーなどに出演しているゲイリー・ドゥーダン、海外ドラマブレイキング・バッドなどに出演しているレイモンド・クルツらが起用されていました。

見たことがあるのはロン・パールマンぐらいで他は知らない俳優さんばかりでした。

エイリアン4予告編動画(これからみようと思っている方に)

以下からはネタばれになりますので注意してください。

フューリー宇宙刑務所でリプリー(シガニー・ウィーバー)がエイリアンを身に宿したまま自殺してから200年後、リプリーが勤めていたウェイランド・ユタニ社は経営破たんしていたが、エイリアンを軍事利用しようとする人間は後を絶たなかった。

医療軍事宇宙船オーリガではマーティン・ベレス将軍(ダン・ヘダヤ)がメイソン・レン博士(J・E・フリーマン)とジョナサン・ゲディマン(ブラッド・ドゥーリフ)と協力してある実験を行っていた。

その実験とはフューリー宇宙刑務所で採取したリプリーの血液からクローンを作成し、エイリアンを軍事利用するというものだった。

実験はすでに成功しており、リプリーのクローンは完ぺきに作成されており、その体にはクイーンとなるエイリアンが宿っていた。

レン博士はリプリーの体からクイーンを摘出し育成を始めたのである。

ベレス将軍はエイリアンがうまく摘出できたためリプリーはいらないといい破棄するように命じたが、博士たちはあれほど興味深い生命体は他にはいないといいリプリーの観察を始める。

エイリアンと一緒に復元されてしまったリプリーのDNAにはエイリアンの物が混ざってしまいもはや人間ではなくなっていた。

血液はエイリアンと同じように強酸性となっており、できた傷はあり得ないほどのスピードで治っていったのである。

リプリーには以前の記憶が一部分残っていたが人格はまるで別人だった。

秘密裏に計画が進む中、宇宙船ベティがオーリガにやってくる。

ベティは貨物船とうたっていたがその実態は宇宙海賊だった。

ベレス将軍は船長のエルジン(マイケル・ウィンコット)から積み荷を受けとるとデータに残らないという理由で現金を渡した。

その積み荷とはコールドスリープ中に入った人間だった。

クイーンは順調に成長しすでに卵を産んでおり、その宿主として生きた人間を利用しようとしていたのである。

一方、驚異的な速度で学習していくリプリーは身体能力も向上しており、ベティの乗組員とトラブルを起こすが相手をぼこぼこにしてしまう。

ベティの乗組員の中にはコール(ウィノナ・ライダー)という小柄な女性も混ざっており、クローン体であるリプリーを見ると嫌悪感をあらわにしていた。

コールは実はある目的のためにベティの乗組員になっていたのである。

コールは監視の目を盗んで監禁されているリプリーの元へやってくる。

コールはリプリーがクローン体であることを伝え、その気があるなら楽にしてあげるといいナイフを突き付けるが自分には選択肢はないといわれる。

リプリーはすでにクイーンが自分から摘出されていることを伝え、誰一人生きては帰れないと警告する。

リプリーは監視が来る前に今すぐ部屋から出るように言ったが、コールが部屋から出るとべレス将軍が待ち受けておりスパイの容疑をかけられてしまう。

べレス将軍はベティの乗組員たちに銃を突きつけ本当の目的はなんだと迫るが、武器を隠し持っていたベティの乗組員に返り討ちにされてしまう。

そのころ、エイリアンの飼育室では成長したエイリアンが何体もケージに入れられていた。

エイリアンが反抗しないように緊急冷却ボタンを使用して制御しようとしていたのだが、学習能力の高いエイリアンはおとなしいふりをして監視をだましていた。

そして監視のすきをついて仲間の一体を犠牲にしてあたり一面に内臓をぶちまけて強酸で床を溶かしケージから脱出したのである。

宇宙船に緊急警報が鳴り響き兵が出動するが、エイリアンになすすべなく殺されていく。

べレス将軍は被害を最小限に抑えるために兵を脱出ポッドに乗せ脱出させようとするが、最後の一隻にエイリアンが入りこんでしまい手榴弾で乗組員ごと爆破した。

べレス将軍もすぐに逃げようとするが背後からエイリアンに襲われ死んでしまう。

一方、ベティの乗組員たちも事態を把握しすぐにベティに乗り込んで逃げようとする。

だが船長のエルジンがエイリアンに殺されてしまい、他の船員も行く手を遮られてしまいエイリアンに追い詰められてしまう。

するとそこへ監禁室から脱出したリプリーがやってきてエイリアンを殺してくれる。

ベティの乗組員たちはリプリーを連れて一緒に逃げることに。

ベティへ向かう途中、リプリーは実験室の前で立ち止まり何かを感じ取っていた。

レン博士は中に入るのを止めるがリプリーは無視して中に入って行った。

するとそこには作成に失敗したリプリーのクローン体が保管されていたのである。

中には人間の姿ではないものも入っており、更に奥に進むと腕や下半身が一部エイリアンとなっているクローン7号がチューブにつながれた状態で発見される。

7号はまだ生きており、エイリアンの要素をあわせもっていたため内臓を抜き取られた揚句チューブにつながれ生かされていたのである。

7号は成功体の8号であるリプリーに殺してくれと懇願し、リプリーは涙を流しながら実験室を焼き払った。

更に進んでいくと今度はエイリアンを繁殖して部屋にたどり着く。

そこにはエイリアンの宿主となった人間が胸をつき破られていたのだが、その中に一人だけ生存者が見つかる。

ラリー・パーヴィス(リーランド・オーサー)は元々は作業現場に向かう途中だった鉱山作業船のクルーだったが気がついたら今の状態になっていたのだという。

ベティのクルーたちはパーヴィスを殺そうとするが、コールがベティに着いたら冷凍カプセルに入れて摘出手術を行えばいいと皆を説得しパーヴィスは生かされることに。

更に進んでいくとエイリアンによってバルブが解放されてしまい水浸しのエリアができていた。

車いすに乗っているブリース(ドミニク・ピノン)は仲のいいクリスティー(ゲイリー・ドゥーダン)におんぶしてもらい先へ進んだ。

ベティへ続くエレベーターに乗るには30mもある浸水エリアを泳いで行かなければならず、リプリーは気が進まなかったが他に道がないためやむなく泳ぐことに。

すると待ち構えていたエイリアンがクルーたちに襲い掛かりヒラード(キム・フラワーズ)が殺されてしまう。

クルーが階段にたどり着くとそこには大量の卵がありいまにも孵化しようとしていた。

クリスティーは火炎弾で卵を焼き払い先へ急ぐ。

起こったエイリアンは梯子を登るクリスティーに襲い掛かり強酸を浴びせる。

落ちそうになるクリスティーだったが、おんぶしてもらっているブリースが代わりに梯子をつかみなんとかその場を耐えていた。

だがクリスティーはもう駄目だと悟るとブリースとつながっていたひもを切り自ら犠牲になった。

ようやく扉までたどり着くと突然レン博士が裏切りコールのお腹を銃で撃って扉をロックし一人で先へ進んでしまう。

コールは水の中に落下し、ジョナーの活躍でなんとかエイリアンを撃退するも先へ進むことができなくなってしまう。

戸惑うクルーたちだったが突然扉が開き、目の前にはコールの姿が。

一同唖然とするが、リプリーは傷口を見てコールがヒューマノイドだったことを知る。

裏切ったレン博士がベティに先に到着しそうだったため、コールにメインコンピューターにハッキングしてもらいハッチを操作してもらうことに。

コールは地球でリプリーが再生されていることを知り自分の意志でベティに乗り込み企てを止めようとしていたと話した。

それはすべて人類を守るために行ったことだという。

ハッキングが終わるとレン博士を妨害しつつベティまでの最短の道のハッチを開けてベティへ向かうことに。

順調に進んでいると思われたが、途中でリプリーが立ち止まりクイーンが苦しんでいるといいだす。

すると突然床が抜けてリプリーはクイーンに捕らえられてしまう。

その先にはクイーンにつかまっていた科学者のゲディマンがおり、クイーンは第二生殖期に入ったと聞かされる。

クイーンは従来の卵を産むスタイルではなくリプリーのおかげで手に入れることができた子宮を使って子供を産もうとしていたのである。

リプリーが目覚めるとクイーンの子宮から新型のエイリアン”ニューボーン”が姿を現し、クイーンを自らの手で殺してしまう。

ニューボーンはリプリーのことを母親だと思っており近づいてくるがリプリーはその場を脱出し急いでベティへと向かった。

一方、クルーたちは無事にベティへとたどり着けていたがそこへ裏切ったレン博士が来てコールを人質にとってしまう。

レン博士はそのまま船で脱出しようと考えてたが、パーヴィスの容体が急変し今にもエイリアンが生まれそうになる。

パーヴィスは自分の限界を悟り銃を持ったレン博士に単独で向かっていき、胸から突き出てきたエイリアンを利用して自分もろともレン博士を殺したのである。

生まれたエイリアンはジョナーたちの手によって殺されいよいよ船が飛び立とうとしていた。

するとここでコールがリプリーの存在に気が付き、リプリーは間一髪でベティに乗り込むことに成功する。

ベティを使ってそのまま地球へ向かう一行だったが、故障個所が治っておらずそおママでは大破の危険性があった。

コールは急いで船を修理しようと機関部行くがそこにはニューボーンが待ち受けていた。

異変を察したリプリーは操縦かんを離しコールの元へ。

リプリーはニューボーンに対して本当の愛情のようなものを感じていたが、このまま地球へ持ち帰ることはできないと判断し、強酸性の血液を使って窓ガラスを割り、ニューボーンを宇宙空間へ放出したのである。

船はなんとか地球への帰還を果たし、リプリー、コール、ジョナ―、ブリースの4人が地球へと戻ってきたのだった。

コールはリプリーにこれからどうすると尋ねられるが、初めて地球に来たからわからないと返すのだった。

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エイリアンの最後はやっぱり宇宙空間への放出なんですね。

今回は小さな穴からの放出だったため内臓がぶちまけられていましたね。

それにしても新型のエイリアンであるニューボーンは最初にエイリアンを見つけた謎の宇宙船にいた巨人に似ていたような気がしますね。

おそらくこれが何らかの伏線になっているんでしょう。

それにしても今作はエイリアンがアグレッシブでしたね。

フルCGにしただけあって動きが滑らかでしたし、グロイシーンが非常に増えていましたね。

そういえば今作はリプリー役のシガニー・ウィーバーは出演を拒否していたようですが、クローンであることで前作までのリプリーとは一線を画すキャラクターになっていたためそれに興味をひかれて出演をOKしたのだとか。

あと途中でバスケットボールで遊ぶシーンがあって、リプリーが背面にボールを投げて見事にはいるシーンですが、あれはCGではなくて実際に入っている映像なんだそうです。

多くのリハーサルの末にNG無しの1テイクで決めた本物のシュートらしいので、一発で決めるあたりさすが大女優ですね。

エイリアンシリーズはいったんここで終わりですが、なぜエイリアンが誕生したのかという話が描かれることになっています。

これまでのエイリアンシリーズの謎が明かされるようなので、興味のある方はそちらも是非ご覧ください。

最後に前日譚が描かれている続編のプロメテウスの予告を載せておきますね。

プロメテウスの予告

以上がエイリアン4の感想とレビューでした。

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