ここでは実際に映画「エイリアン:コヴェナント」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
エイリアン:コヴェナントの評価・・・3つ星
原 題: Alien: Covenant
製作年: 2017年
製作国: アメリカ
出演者: マイケル・ファスベンダー キャサリン・ウォーターストーン ビリー・クラダップ
: ダニー・マクブライド デミアン・ビチル カルメン・イジョゴ エイミー・サイメッツ
: ジャシー・スモレット キャリー・ヘルナンデス ナサニエル・ディーン
監 督: リドリー・スコット
製 作: デヴィッド・ガイラー ウォルター・ヒル リドリー・スコット マーク・ハッファム マイケル・シェイファー
脚 本: ジョン・ローガン ダンテ・ハーパー
映画『プロメテウス』にして『エイリアン』シリーズ初作に繋がるプリクエル。新たな植民地を探す人類を乗せた宇宙船“コヴェナント号”のクルーが立ち寄った星で、想像を絶する恐怖に襲われる。(TUTAYA Onlineより引用)
感想/レビュー
エイリアンシリーズは全部見ているのでこの作品も楽しみにしていました。
作品を見ての率直な感想はまぁまぁと言った感じでした。
悪くはなかったんですけど良くもなかったですね。
エイリアンシリーズでは女性が強いのはもうお決まりですが、今回はエイリアンが敵って言うよりは・・・って感じでしたし。
って言うか設定ちょっと無理があるような気もしますね。
人類の起源を解き明かしたいのかエイリアンの起源を解き明かしたいのかどっちつかずの感じもありますね。
まあ結局は一つにまとまるんでしょうけど見ている方はグダグダで楽しめませんね。
最後は余韻を残して終わりましたしいつまで続くのやら。
出演者には前作同様マイケル・ファスベンダーが起用されており、新たにファンタスティック・ビーストなどに出演しているキャサリン・ウォーターストーンとカルメン・イジョゴ、ウォッチメンなどに出演しているビリー・クラダップ、スモーキング・ハイなどに出演しているダニー・マクブライド、ヘイトフル・エイトなどに出演しているデミアン・ビチル、サプライズなどに出演しているエイミー・サイメッツ、マーシャル 法廷を変えた男などに出演しているジャシー・スモレット、ラ・ラ・ランドなどに出演しているキャリー・ヘルナンデス、キャンディなどに出演しているナサニエル・ディーンらが起用されていました。
主演以外はほとんど見たことがない俳優さんでしたね。
マイケル・ファスベンダーの一人二役はおもしろかったです。
エイリアン:コヴェナント予告編動画(これからみようと思っている方に)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
若き日のピーター・ウェイランド(ガイ・ピアース)がアンドロイドを開発した。
ウェイランドはそのアンドロイドに人類が誕生した秘密を解き明かしたいと語る。
アンドロイドはミケランジェロの彫刻ダビデ像を見て自らの名前をデヴィッド(マイケル・ファスベンダー)と名付けた。
2104年、植民船コヴェナント号は人類が住むことができる環境が整っている惑星「オリガエ6」を目指していた。
アンドロイドのウォルター(マイケル・ファスベンダー)は乗組員15人と2千人の入植者、1千体以上の人間の胎芽の状態をチェックして正常に保っていた。
ある時、エネルギーをチャージするためにパネルを展開したところで近くの惑星でニュートリノバーストが発生し船に深刻なダメージを受けてしまう。
船の管理を行うAIのマザーはこの緊急事態を切り抜けるために15人の乗組員をコールドスリープから目覚めさせたのだが、船長であるジェイコブ・ブランソン(ジェームズ・フランコ)はカプセルの故障により生きたままカプセルの中で焼け死んでしまった。
ジェイコブの妻で人類移住計画責任者のダニエルズ(キャサリン・ウォーターストン)は悲しみにくれしばらく立ち直ることができなかった。
ジェイコブの代わりに船長となったのはクリス・オラム(ビリー・クラダップ)だったが、彼は他の船員と折り合いが悪いようだった。
クリスは船員を集めて破損した船の修理を行いダニエルズもようやく前をむき出し手伝ってくれた。
ダニエルズはウォルターと共に貨物室の運搬車の点検を行った。
この時ダニエルズはウォルターにジェイコブと新たな惑星で家を建てるのが夢だったと話す。
ニュートリノバーストの際に展開していたパネルの修復も行われ、修理が完了したところでテネシー・ファリス(ダニー・マクブライド)が謎の信号をキャッチする。
船に戻ってその信号を解析してい見るとカントリーロードの歌であることがわかり、発信源はオリガエ6より遥かに近く、移民に好条件と思われる惑星と判明する。
オリガエ6まではまだ7年4カ月もかかるためもう一度コールドスリープに入る必要があったのだが、ジェイコブの事故があり誰もコールドスリープに入りたがろうとしない。
クリスは先に信号が発信された惑星の探索に行くことにしたが、副船長となったダニエルズはリスクしかないといって反対した。
だがクリスはその反対を押し切って信号が発信された惑星へ行くことを決めてしまう。
クリス、ダニエルズ、ウォルター、生物学者カリン(カルメン・イジョゴ)、科学者ファリス(エイミー・サイメッツ)、護衛隊員のロープ(デミアン・ビチル)、コール(ウリ・ラトゥケフ)、ハレット(ナサニエル・ディーン)、レドワード(ベンジャミン・リグビー)、ローゼンタール(テス・ハウブリック)、アンカー(アレクサンダー・イングランド)の計11名の調査隊が惑星に降り立った。
少し進むとカリンは生態系調査のためにレドワードと共に水辺の探索を行った。
その惑星には小麦が栽培されており明らかに人間のような生物がいると考えられたが生き物の鳴き声などが一切聞こえない。
更に進んでいくと信号の発信源が見つかるが、それは見たこともないような宇宙船だった。
ダニエルズ達が中に入るとそこから「E・ショウ」と名前が書かれたドッグタグと写真が見つかる。
ウォルターはエリザベス・ショウ博士は10年前にプロメテウス号にのっていた考古学者だと話すが、なぜそのエリザベスがここにいるのかがわからなかった。
一方、水辺で調査を行う二人だったがレドワードが休憩中に黒い球のようなものを踏みつぶしてしまい、その書かから出ていた黒い胞子のようなものが体内に侵入してしまう。
同じ現象は宇宙船を探索しているハレットにも起こっていた。
カリンはレドワードの体調不良に気が付き本隊に船に引き返すように指示を出し一足先に船に戻った。
レドワードは大量の血を吐き治療室に運ばれてからも意識が戻らない。
船に残っていたファリスと共にカリンが処置しようとするがファリスはレドワードの様子に動揺してしまい冷静さを失ってしまう。
更にレドワードの背中が裂け始めるとファリスは治療室にカリンとレドワードを閉じ込めてしまう。
ダニエルズ達にすぐに戻ってくるように連絡を入れるがハレットの容体も悪化してしまいなかなか戻ることができない。
そしてレドワードは背中が裂けるように開き、中から謎の生物(ネオモーフ)が出てきたのだった。
ファリスは急いで銃を取りに戻り、その間に閉じ込められているカリンに襲い掛かってしまう。
カリンはネオモーフによって殺されてしまい、ファリスは所かまわず銃をぶっ放してしまい船の大事な部分にあたってしまい大爆発を起こしてしまった。
それを茫然と見つめるクリスをダニエルズが助けるように伏せさせた。
一方、ハレットにも同じ症状が起こり、口からネオモーフが出てくる。
船員たちは銃を手に取りネオモーフを殺そうとするが逃げられてしまう。
コヴェナント号と連絡を取ろうとするもイオン嵐によって通信がうまくいかない。
すると再びネオモーフが現れダニエルズに襲い掛かる。
ウォルターはダニエルズをかばって左手を失ってしまい、更にアンカーが殺されてしまう。
一斉射撃によりなんとかネオモーフを殺すことに成功するが、もう一体のネオモーフが現れローゼンタールに襲いかかってしまう。
そこへフードをかぶった何者かが現れ閃光弾を撃つとネオモーフは逃げていった。
フードをかぶった男はダニエルズ達を安全な場所へと誘導してくれたのだが、その建物の前には人間らしき生物の死体がいくつも転がっていた。
フードをとったその男の正体は10年前にエリザベスと共にプロメテウス号に乗っていたアンドロイドのデヴィッドだったのである。
デヴィッドはエリザベスと共にこの星に着た経緯をダニエルズ達に教えてくれたが、エリザベスは着陸の際に事故があって死んでしまったと話した。
更にその時倉庫が開いていた影響で船にあったエイリアン病原体のはいった容器が散乱し、先住民は全滅したのだと話す。
ダニエルズ達は屋上に出てコヴェナントとの通信を試み、取りあえず安全だというその場所で休ませてもらうことに。
デヴィッドは同じアンドロイドであるウォルターを兄弟と呼んで親密に接し音楽などを教えた。
その部屋にはこれまでにデヴィッドが遺伝子研究のために捕獲した昆虫やエイリアンなどの剥製が並んでいた。
一方、通信ができないコヴェナントは危険を冒して嵐に近づきなんとか船員たちと連絡を取ろうとする。
そのころ、ローゼンタールが水場に行って顔を洗っているとネオモーフが姿を現しローゼンタールは首をちぎられて殺されてしまう。
そのことに気がついたデヴィッドはネオモーフと意志疎通を図ろうとする。
ローゼンタールが戻ってこないことを心配したクリスは彼女を迎えに行ったが、そこで見たのは彼女の死体とネオモーフと意志疎通を図ろうとしているデヴィッドの姿だった。
デヴィッドはクリスに撃つなと指示するが、ローゼンタールを殺した化け物を許すことはできずクリスは射殺してしまう。
デヴィッドはネオモーフが殺されたことに怒りをあらわにし、自分が行っていた本当の研究を見せるといってクリスを奥の部屋に連れて行った。
そこでクリスが見たのはエイリアンの卵であり、デヴィッドは害はないといってクリスをだまし、卵からフェイスハガーが誕生してクリスに取りついてしまう。
そしてクリスの胸からプロトモーフが誕生した。
デヴィッドには皆に話していないある狙いがあったのである。
10年前、デヴィッドはその星に来た時わざと倉庫を解放して先住民のエンジニアたちを皆殺しにしていたのである。
その後エンジニアの建物を研究施設とし、黒い液体を用いた遺伝子操作をエンジニアやネオモーフの身体で繰り返し、人類に代わる「完璧な生命体」の創造を研究していたのだった。
レドワードとハレットが感染した胞子もその結果生み出されたものであり、ショウ博士も実験体にされ、変わり果てたその遺体は施設内に保存されていた。
デヴィッドは彼女の身体を宿主として利用し、エイリアンを創造。
意図的に信号を発信し、宿主となる人間が来るのを待っていたのだった。
デヴィッドの計画に気がついたウォルターだったが、デヴィッドに先手を撃たれ首を刺されて機能を停止させられてしまう。
一方、ダニエルズはコヴェナントとの通信に成功し脱出用の船を手配してくれるように頼んでいた。
ロープとコールは他の仲間を呼びに研究施設内へ行くがローゼンタールやクリスの死体を発見する。
そこへフェイスハガーが現れロープは寄生されてしまう。
コールは懸命にフェイスハガーを引きはがそうとするが飛び出た酸によりロープの顔は焼けただれてしまう。
更にそこへプロトモーフが現れコールは殺されてしまう。
ダニエルズはデヴィッドの研究資料を発見し、彼がエイリアンの研究を行っていて更にエリザベスまでも実験体にしていた事実に気が付く。
そこへデヴィッドが現れダニエルズに襲い掛かりエリザベスと同じように実験体になってもらうと口にする。
絶体絶命のピンチに陥るダニエルズだったがそこへウォルターがやってきてダニエルズを助けてくれる。
新型のウォルターは自己修復機能も強化されており、戦闘術もデヴィッドより優れていた。
ウォルターがデヴィッドの相手をしている間にダニエルズとロープは研究施設を脱出。
2体のアンドロイドの戦いはウォルターの勝利で幕を閉じ、3人は迎えに来た作業船に乗り込む。
だがプロトモーフもあきらめておらず船に張り付いてきた。
ダニエルズはロープを治療室に運ぶよう指示すると、銃を手に取り船外に出てプロトモーフに攻撃を開始。
テネシーの操縦する船は不安定な状態で飛行を行いダニエルズは何度も船外に飛ばされるが取りつけていたロープでなんとか命をつなぐ。
テネシーは船内からアームヘッドを操作してプロトモーフをキャッチし、握りつぶすことに成功した。
多くの仲間を失いながらもなんとか生き残った船員たちは安堵し、ダニエルズも休息を取ることにしたのだが、突然マザーが警報を鳴らしダニエルズに治療室で未知の生物の動きがあったと報告してくる。
やはりロープはフェイスハガーに寄生された時点でエイリアン(ゼノモーフ)を埋め込まれていたのである。
ダニエルズとテネシーは銃と手に取り治療室へ向かうがロープの死体が転がっていた。
そのころ、シャワー室でいちゃいちゃしていたリックスとアップワースのもとへゼノモーフが現れ2人は無残に殺されてしまう。
ダニエルズとテネシーは監視室のウォルターにゼノモーフの誘導を頼み、扉の開閉により貨物室へおびき出してもらうことに。
ダニエルズの作戦はゼノモーフを貨物車両に閉じ込めて宇宙空間に放出することだった。
ダニエルズの作戦通りゼノモーフを貨物車両に閉じ込め宇宙空間へ放出しようとするが、ケーブルが引っ掛かってうまくいかない。
テネシーは2台目の貨物車両も放出してついにゼノモーフを倒すことに成功したのである。
その後ダニエルズ達はオリガエ6を目指すためにコールドスリープに入ることに。
テネシーの休眠を確認したダニエルズもウォルターの操作によってコールドスリープに入ろうとする。
カプセルに入った状態でダニエルズはジェイコブとの夢だった植民地に家を建てる話を再びウォルターに話すが、ウォルターは笑みを浮かべるだけだった。
なんとウォルターだと思っていたそのアンドロイドはデヴィッドだったのである。
その事実に気がついたダニエルズだったがすでに手遅れであり、デヴィッドによってコールドスリープの状態にされてしまう。
デヴィッドはコヴェナント号のセキュリティにアクセスすると体内に隠していたフェイスハガーの胚が入った容器を2つ取り出し、人間の胎芽が冷凍保管されているキャビネットに入れたのである。
そしてウォルターを装いダニエルズとテネシー以外の乗務員はニュートリノの衝撃波により死亡と記録し、コヴェナント号は再びオリガエ6を目指すのだった。
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デヴィッド悪いやつですね~。
途中まで入れ替わっていることに気が付きませんでした。
エイリアンってやっぱり前作までの生き残った人間が死んでいますよね。
エリザベスに関してはデヴィッドに実験体にさせられていましたし。
今作には本編にはなかった特別映像も用意されているのでそれも掲載しておきますね。
「プロメテウス」から「エイリアン:コヴェナント」へ “空白の10年”描く特別映像
ジェームズ・フランコ登場!コールドスリープ前夜
アンドロイドはこうして作られる!ウォルターの誕生
完全に次回に続く流れでしたけど、キャサリン・ウォーターストーンは続投するんですかね?
一緒に生き残ったテネシーは間違いなく何らかの事故で死ぬでしょうねw
本作ではプロトモーフのほかにネオモーフとゼノモーフが新たに登場したようでしたけど、正直違いはいまいちわかりませんでしたね。
最後はいつも通り宇宙空間に放出でしたし。
プロメテウスの最後に登場したエイリアンも別に今回とは何の関係もありませんでしたし。
はやく最初のエイリアンに続く話しになってほしいですね。
以上がエイリアン:コヴェナントの感想とレビューでした。