ここでは実際に映画「47RONIN」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
47RONINの評価・・・3つ星
原 題: 47 RONIN
製作年: 2013年
製作国: アメリカ
出演者: キアヌ・リーブス 真田広之 柴咲コウ 浅野忠信
: 菊地凛子(菊地百合子) 赤西仁 田中泯
: ケイリー=ヒロユキ・タガワ 羽田昌義 出合正幸
監 督: カール・リンシュ
製 作: エリック・マクレオド パメラ・アブディ ウォルター・ハマダ
脚 本: クリス・モーガン ホセイン・アミニ
忠臣蔵をモチーフとし、四十七士にキアヌ・リーブス演じる架空の人物であるカイが参加する等の独自の要素が加えられたオリジナルストーリーとなっている。大石内蔵助を筆頭とする侍の集団に守られた、豊かな土地を持つ赤穂の国。その領内には頭部に天狗につけられた傷を持つという異邦人「カイ」が暮らしていた。カイは少年のときに、領内で行き倒れていたところを赤穂の城主である浅野内匠頭に救い出され、また浅野の娘であるミカに世話を受けたことに恩義を感じ常々親子の力になりたいと思っていたが、その日本人離れした容姿から侍となることは叶わず、侍たちからは獣以下の粗末な扱いを受け続けていた。(Wikipediaより引用)
感想/レビュー
忠臣蔵を題材にした興味深いものだったので見てみました。
率直な感想は、忠臣蔵を知っている人が見たらいま一つの出来だったかなという感じです。
単純にSFアクション映画として見るのなら、悪くはないが良くはないという感じだと思います。
どちらにしてももう少し・・・という感じですかね。
出演者には日本から真田広之、柴咲コウ、浅野忠信、菊地凛子、赤西仁、田中泯、羽田昌義、出合正幸など多くの俳優が起用され、主演にはキアヌ・リーブスが起用されていました。
これを機にハリウッド進出する日本人が増えるといいんですけどね。
まあないかなぁ~。
47RONIN予告編動画(これからみようと思っている方に)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
内容は赤穂浪士と呼ばれる47人の武士の話である。
大石内蔵助(真田広之)を筆頭とする侍の集団に守られた、豊かな土地を持つ赤穂の国。
その領内には頭部に天狗につけられた傷を持つという異邦人「カイ(キアヌ・リーブス)」が暮らしていた。
カイは少年のときに、領内で行き倒れていたところを赤穂の城主である浅野内匠頭(田中泯)に救い出され、また浅野の娘であるミカ(柴咲コウ)に世話を受けたことに恩義を感じ常々親子の力になりたいと思っていたが、その日本人離れした容姿から侍となることは叶わず、侍たちからは獣以下の粗末な扱いを受け続ける。
ある日、藩主の命で狩りに出かけた折、獲物が大暴れしたためカイがその獲物をしとめたものの、手柄は他の武士のものになってしまう。
この時、カイは目の色が違う不思議な狐を目撃するが、この時はそれが何かはわからなかった。
あくる日、徳川綱吉が赤穂を訪れることになった。
それに伴い、赤穂の隣国・長門の主君である吉良上野介(浅野忠信)も訪れた。
浅野は将軍と吉良を盛大にもてなした。
赤穂の国を手に入れたいと思っている吉良はこの時ある計画を実行する。
それは赤穂と長門の最強の戦士を戦わせるというものであった。
この時吉良は自らの側室で妖術使いのミヅキ(菊地凛子)を赤穂の国に潜伏させていた。
ミヅキをみたカイは目の色から、狩りの際に見た不思議な狐と同じものであると確信する。
カイは大石に敵方の妖術士が紛れ込んでいると進言するが、カイの言うことは聞き入れてもらえなかった。
そして事件が起こってしまう。
最強の武士通しを戦わせる際に、赤穂側の武士は妖術士によって戦闘不能状態にされていた。
コレを見たカイは自ら防具を身にまとい、戦いの場に赴いた。
しかし相手の圧倒的な強さの前に、防具がとれ正体がばれてしまう。
綱吉の命で即刻内首となるところだったが、ミカが身を呈してかばったため、かろうじて棒打ちですんだ。
その日の夜、吉良は再び暗躍していた。
ミヅキを使って浅野を操り、自分をおそわさせたのである。
すんでのところで家来に止められたが、客人である吉良に刃を向けたことから切腹は免れなかった。
こうして浅野はその生涯に幕を閉じてしまう。
綱吉の命により、大石たちは主の敵をとることを禁じられてしまう。
更に追い打ちをかけるように赤穂の国は吉良のものとなり、ミカは吉良の側室として迎えられ、大石は地下牢に閉じ込められてしまう。
またカイは出島のオランダ人に奴隷として売られてしまう。
それから1年後、大石が地下牢から釈放された。
大石は息子の主税(赤西仁)にすぐに昔の仲間を集めるように命じる。
そして自らは出島に売られたカイを探しに向かった。
出島に着いた大石は富裕層の見世物として戦わされていたカイを発見する。
そして自らが刀をとり、カイと戦うことに。
カイに助けを求めた大石はカイの機転により無事に出島から逃げることに成功する。
主税により赤穂の家来であった者たちが集められ、大石とカイもそこに加わることに。
しかし相変わらずカイに対してはみな冷たい反応だった。
大石たちはひとまず武器の調達へ向かった。
しかしそこにも吉良の手配が及んでおり、武器を調達することはできなかった。
武器がなくては闘うことができない。
そこでカイは昔自分が育てられた天狗の元へ行けば武器が手に入ると大石に進言する。
大石たちはカイの案内の元天狗の里へ向かうことに。
天狗の里に着くと、カイは大石だけを連れて中へ。
カイは何を見ても絶対に刀を抜くなと忠告した。
中に入り、カイは一人でさらに奥深くへと向かった。
そこには幼少期に世話になった天狗の姿が。
天狗はカイと大石をためし、2人は見事これに打ち勝った。
刀を手に入れた大石たちは、吉良が墓参りに向かうという情報を入手した。
しかしそれは妖術士による罠であった。
罠にはまった大石たちは多くの仲間を失ってしまう。
残ったのはたったの47人だけだった。
大石は仲間の意思を一つにするために血判状を作る。
カイもこれに署名した。
47人の浪人は一致団結し吉良をうちとることに。
大石はミカとの結婚式を挙げようとしている吉良の隙を狙い、素早く城内に侵入した。
しかし、ここでも妖術士のミヅキが立ちはだかる。
ミヅキは龍に姿を変えてカイに襲いかかる。
苦戦を強いられていたカイだったが、ミカのピンチに封印していた天狗の妖術を使ってミヅキを倒した。
また大石により吉良の首ははねられ、見事に敵を打ちとることに成功した。
しかし仇をとってはならないという将軍の命に背いたため、大石たちは切腹を申しつけられる。
ただ大石の血が失われることを嘆いた将軍は大石の息子の主税だけは切腹をやめさせた。
こうして忠義を尽くした浪人たちは切腹し、武士としての本分を全うしたのであった。
という感じです。
ハリウッド的な武士の解釈でしたが、やはりいま一つと感じる部分はあったように思います。
まあでもコレはコレで1つの作品にはなっているような気もしました。
取り立てておすすめはしませんが、暇があるなら見てみてはいかがでしょうか。
以上が47RONINの感想とレビューでした。