ここでは実際に映画「トリプルX:再起動」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
トリプルX:再起動の評価・・・4つ星
原 題: xXx: Return of Xander Cage
製作年: 2017年
製作国: アメリカ
出演者: ヴィン・ディーゼル ドニー・イェン ディーピカー・パードゥコーン
: クリス・ウー ルビー・ローズ トニー・ジャー ニーナ・ドブレフ トニ・コレット
: サミュエル・L・ジャクソン ロリー・マッキャン アイス・キューブ
監 督: リー・タマホリ
製 作: ニール・H・モリッツ アーン・シュミット
脚 本: サイモン・キンバーグ
米国政府のエージェント、トリプルXの活躍を描くアクションの第3弾。ヴィン・ディーゼル扮するエクストリームスポーツの達人であるトリプルX、ザンダー・ケイジが第1作以来の登場。軍事衛星制御装置「パンドラの箱」が謎の集団に奪われ、ザンダーは新たなチーム“トリプルX”を編成し世界を救おうとする。シリーズらしい人間技と思えぬ肉弾アクションは健在で、今までにない集団バトルも展開。ラストはあの男も登場!。(TUTAYA Onlineより引用)
感想/レビュー
2017年に最新作が公開されたのでこの機会に1作目から順番に見ています。
今作では1作目の主演だったヴィン・ディーゼルが復帰し2作目の主演だったアイス・キューブも出演する豪華俳優陣になっています。
3作の中ではこの作品が一番面白かったですね。
どちらかと言えばアクションよりの映画になっていましたが、ポイントポイントでエクストリームスポーツの要素も出ていましたし個人的には非常に楽しめました。
どうせ見るんなら1作目から通してみておいた方が話の流れがわかっていいと思いますよ。
出演者にはこれまでのシリーズからヴィン・ディーゼルとアイス・キューブとサミュエル・L・ジャクソンが出演しており、新たにローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリーなどに出演しているドニー・イェン、バージーラーオ マスターニーなどに出演しているディーピカー・パードゥコーン、西遊記2 妖怪の逆襲などに出演しているクリス・ウー、バイオハザード ザ・ファイナルなどに出演しているルビー・ローズ、マッハ!!!!!!!!などに出演しているトニー・ジャー、ヴァンパイア・ダイアリーズなどに出演しているニーナ・ドブレフ、シックス・センスなどに出演しているトニ・コレット、ゲーム・オブ・スローンズなどに出演しているロリー・マッキャンらが起用されていました。
アクションが得意な俳優が多く集められていますね。
個人的にはゲーム・オブ・スローンズのハウンド役のロリー・マッキャンが出演していたことに驚きました。
トリプルX:再起動予告編動画(これからみようと思っている方に)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
ギボンズ(サミュエル・L・ジャクソン)は新たなトリプルXを探すためにリクルーターとしてネイマール(ネイマール本人)に接触していた。
ネイマール自身はアベンジャーズの勧誘だと思っていたようだが、本職があるという理由で誘いを断ってしまう。
残念そうに帰って行くギボンズだったがそこへ強盗がやってくる。
ネイマールは近くにあった缶を蹴って強盗犯を撃退し、それを見たギボンズは大喜び。
だがここで何者かにより人工衛星が落され、ギボンズは爆発に巻き込まれて死んでしまう。
CIAの幹部であるジェーン・マルケ(トニ・コレット)はパンドラの箱と呼ばれる衛星ハッキング装置が何者かによって使用され、ギボンズが殺されたと他の職員に話しており、この中の裏切り者が分かるまでは誰も部屋から出さないと伝える。
するとここで突然天井のガラスが割れ何者かが侵入しその場にあったパンドラの箱を奪って逃げてしまう。
犯行を行ったのは謎の4人組のチームだった。
一方、死んだと思われていたトリプルXのザンダー・ケイジ(ヴィン・ディーゼル)は実は生きており、いろいろな国を転々としながらエクストリームスポーツなどを楽しんでいた。
その地域の住民たちからも慕われており楽しい人生を謳歌しているザンダーだったが、ドミニカ共和国のサントドミンゴに滞在中に以前と似たような体験をする。
それはギボンズが初めて自分の前に現れテストした時と同じ雰囲気であり、ベンチに座っていたザンダーの隣に老人が座ると荷物を残して立ち去ってしまう。
ザンダーがその荷物を調べてみると中には爆弾らしきものが入っており、一瞬で機動隊に囲まれてしまう。
かつての経験からこれが芝居であることを見抜いていたザンダーは銃を向ける機動隊員を殴り、銃を奪うと発砲するがすべて空砲だった。
すべて見抜いていたザンダーはギボンズの名前を呼び姿を現すように言ったが、現れたのはギボンズの後任でCIAのマルケだった。
マルケはザンダー・ケイジは死んだと思われていたがギボンズはそれを信じておらず探し続けていたと話す。
そのギボンズは裏切りによって殺されてしまい、CIAからは人工衛星全てをハッキングすることができるパンドラの箱が盗まれたことを伝え、トリプルXとして復帰してほしいと頼んだ。
ザンダーは今の生活が気にいっており、手を貸す気はなかったが友達だったギボンズのためにと言われトリプルXとして復帰することに。
犯人の映像を見せてもらったザンダーは彼らがゴーストのように消えてしまったと聞かされ、彼らを探すためにロンドンを訪れることに。
ザンダーがやってきたのは天才ハッカーのエインズレー(ハーマイオニー・コーフィールド)のもとで、どうやら2人は昔からの知り合いらしい。
エインズレーは過去に逮捕されたことがあり長らく国際機関の監視下にいるためパソコンも触れない状況になっていた。
一度は断ったエインズレーだったがザンダーが政府の手先でないことを確認するとゴーストの居場所を調べてくれた。
彼女によるとフィリピンのある島に潜伏しているのだという。
マルケはザンダーに協力する軍人による特殊部隊を作るが、ザンダーは信頼できない人間に背中を預けることはできないといって飛行機から全員払い落した。
その後ザンダーはスナイパーのアデル・ウルフ(ルビー・ローズ)、DJのニックス(クリス・ウー)、カースタントドライバーのテニソン・トーチ(ロリー・マッキャン)に連絡を取り彼らを収集した。
そこに武器開発担当のベッキー・クリアリッジ(ニーナ・ドブレフ)が加わりエックスたちの装備をそろえるとゴーストが潜伏している島へと向かった。
そのころ、ゴーストのリーダーでありパンドラの箱を奪ったジャン(ドニー・イェン)は仲間のセレーナ(ディーピカー・パードゥコーン)から話が違うと言い寄られていた。
彼らは当初パンドラの箱を奪うとそれを破壊するつもりだったようだが、ジャンが勝手に予定を変更してしまったようだ。
セレーナは納得がいっていない様子だったがそこはいったん引き下がった。
その後、島にエックスたちが到着する。
エックスは銃を手土産に島に上陸するとすぐさま情報収集を開始する。
エックスたちがやってきたことにすぐに気がついたジャンも仲間のタロン(トニー・ジャー)に始末を命じるが、その様子は遠くからライフルを構えるアデルにバレバレだった。
ニックスは自らDJとしてパーティーを盛り上げタロンの進路を妨害し、エックスはそのすきにジャンの後を追った。
追跡した先にはセリーナが待っており銃を突きつけられるがエックスはナイフを使って抵抗する。
その様子を見ていたジャンは2人を止めてなにをしに来たのかを聞いてきた。
3人は取りあえずテーブルの席につき酒を飲んで交渉をしようとするが、ジャンは手榴弾を出して危険なゲームを始めてしまう。
危険が大好きなエックスはそのゲームに喜々として参加しスリルを味わう。
だがこの時の会話でジャンは目の前の男がトリプルXのザンダー・ケイジであることを知っており、会話の内容からジャンたちもトリプルXであることが分かる。
驚くエックスだったがそこへマルケの軍隊がやってきてエックスたちは包囲されてしまう。
マルケは初めからそうするつもりであり、その場は激しい銃撃戦となるがエックスたちは協力してその場から脱出した。
ジャンはパンドラの箱を持ってその場から離脱しており、エックスもバイクを奪ってジャンの後を追っていく。
山を下り海を走る二人だったがエックスはパンドラの箱を奪うことに成功する。
だが海から上がってきたエックスの前にセレーナが立ち塞がり、パンドラの箱は破壊されてしまった。
これにより任務は終わったと思われたが、別の場所で人工衛星が墜落したことが判明する。
ジャンが持っていたパンドラの箱を解析したベッキーは偽物ではなかったが試作品で、操れる衛星は1つだけだったと話した。
エックスはパンドラの箱を奪って好き勝手にやろうとしているクソ野郎を捕まえるためにセリーナをチームに誘いメンバーが一人増えた。
セリーナの知恵によりパンドラの箱は再接続を繰り返すためその形跡をたどればどこから操っているかわかるといい、調べてみると犯人はデトロイトに潜伏していることが分かる。
更にエックスがパンドラの箱が奪われた時の映像を見直していると、ジャンの襲撃を知っていた人物が見つかり、その男が裏切り者であることが確定する。
エックスは最新の防弾チョッキを着て装備を整えチームと共にデトロイトにやってきた。
だがチームゴーストもエックスたちに発信機をつけておりデトロイトに本物があることを突き止め先回りしていた。
エックスは何かまずいことが起こったら9番に電話しろといい、セレーナにトリプルX専用の電話を渡した。
エックスたちとゴーストによるパンドラの箱争奪戦が繰り広げられることになり、競い合いながらもパンドラの箱がある場所までたどり着いた。
裏切っていたのはCIA長官(アル・サピエンザ)であり、エックスたちはあと一歩でパンドラの箱を止めることができたがその寸前で銃を突きつけられてしまう。
さすがのエックスとジャンも素手では対抗することができなかったが、外ではアデルがライフルでCIA長官を狙撃しようとしていた。
だがスコープで標的を捕らえることはできずサーモセンサーでも捕らえることはできない。
エックスは窓際に異動し指を使ってアデルに居場所を教え、エックスの合図によって狙撃を行い、弾は頭を貫いた。
ようやく任務を達成したエックスはパンドラの箱をマルケに渡そうとするが、マルケはエックスを裏切り証拠を隠滅しようとしてくる。
別の場所で待機していた他のメンバーの元にもマルケが送り込んだ部隊がやってくる。
セレーナはエックスにいわれていた通り9番に電話をかけた。
エックスとジャンはマルケにより飛行機で連行され、エックスは証拠隠滅のためマルケに銃で胸を撃たれてしまう。
マルケは更に今回の裏切りの首謀者をジャンにするために彼は生かすと話す。
誰もがエックスは死んだと思っていたがベッキーが開発した新型の防弾チョッキによりエックスは無傷だった。
エックスは死んだふりをして敵のすきをつきジャンを解放すると飛行機に乗っている敵を手分けして排除することに。
エックスはセレーナから自分たちの元にも部隊がやってきたと連絡を受けていた。
セレーナ達は捕らえていたチームゴーストのタロンとホーク(マイケル・ビスピン)を解放し、敵の部隊と交戦することに。
あらん限りの銃弾で敵を排除していくセレーナ達だったが敵も増援を送りこんできて、窮地に陥ってしまう。
するとそこにダリアス・ストーン(アイス・キューブ)が現れセリーナ達を助けてくれた。
エックスの言っていた9番の連絡先は同じトリプルXのダリアスだったのである。
一方、飛行機の中ではエックスとジャンが奮闘していたが、操縦者が流れ弾に当たって死んでしまったことで飛行機は降下を始める。
中は無重力状態になってしまうが、エックスとジャンはうまく対応して敵を排除していく。
エックスはすべての敵を排除すると飛行機を安定させた。
だが下の階で戦っていたジャンの元へマルケが現れ、ジャンは撃たれてしまい更にパンドラの箱を使って衛星がセレーナ達のいる場所に落下を始めてしまう。
撃たれたジャンは最後の力でハッチを開けると、パラシュートのひもにマルケの足が引っ掛かっていることを確認してレバーを引きマルケを機体の外に吹き飛ばしたのである。
またここでベッキーから衛星が自分たちの元へ向かっていると報告を受けたエックスは飛行機を操縦して衛星にぶつける作戦を決行する。
機体を上に傾けたことによりジャンはハッチから滑り落ちてしまうがパンドラの箱とパラシュートはしっかりと確保していた。
エックスは衛星に体当たりするとギリギリのところで飛行機から脱出。
手ぶらのエックスは先に飛行機から落ちていたパラシュート付きの物資を発見すると空中でそれをキャッチし、ギリギリのところでパラシュートを開き着地することに成功する。
エックスの離れ業は地上からニックスがしっかりと撮影していた。
ジャンも無事に着陸しており、エックスはついにパンドラの箱を手に入れるが、セレーナの顔を見てパンドラの箱を破壊したのである。
エックスはセレーナとキスをするがそこへダリアスもやってくる。
エックスは助けに来てくれたことを感謝し、ダリアスはトリプルX復帰を祝ってくれたがギボンズがいないことを悲しんだ。
その後ギボンズの葬式が行われ、トリプルXの関係者が参列したが、エックスだけは誰もいない2階から眺めているだけだった。
するとそこへギボンズが現れ、傍らには新たにエージェントとなったネイマールの姿があった。
ギボンズは政府の上層部に裏切り者がいるため自分はこのまま死んだことにして潜伏するといい、ザンダーにもこれまで通りトリプルXとして活動するように頼むのだった。
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ギボンズとネイマールはどうやって生き延びたんですかね?
ネイマールは特別出演だと思いますが、今後出てくるなんてことはありませんよね?
前作のダリアスは出てこないと思っていたので、最後のちょっとだけでも出てきてくれてうれしかったです。
ダリアスの登場シーンで9番の電話を11年待っていたという字幕が面白かったですね。
他にも随所に笑えるシーンがあって非常に楽しめました。
エインズレー役で出演していたハーマイオニー・コーフィールドはミッションインポッシブル・ローグネーションや高慢と偏見とゾンビなどにも出演していて、今後活躍が期待される女優さんですね。
非常にかわいいので今後の活躍が楽しみです。
以上がトリプルX:再起動の感想とレビューでした。