ここでは実際に映画「X-MEN: フューチャー&パスト」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
X-MEN: フューチャー&パストの評価・・・4つ星
原 題: X-MEN: DAYS OF FUTURE PAST
製作年: 2014年
製作国: アメリカ
出演者: ヒュー・ジャックマン ジェームズ・マカヴォイ マイケル・ファスベンダー
: パトリック・スチュワート ジェニファー・ローレンス ハル・ベリー
: アンナ・パキン エレン・ペイジ ニコラス・ホルト ショーン・アシュモア
: ピーター・ディンクレイジ イアン・マッケラン エヴァン・ピーターズ
監 督: ブライアン・シンガー
製 作: スタン・リー
脚 本: サイモン・キンバーグ
原 作: クリス・クレアモント ジョン・バーン
X-MEN誕生秘話を描いた「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」の続編。暗黒の未来を変えるため、未来と過去の2つの時間を股にかけたミュータントたちの壮絶な戦いの行方を、オリジナル三部作のメンバーも再結集したオールスター・キャストで描き出す。監督は「X-MEN2」以来のシリーズ再登板となるブライアン・シンガー。2023年、地球はバイオメカニカル・ロボット“センチネル”によって滅亡へと向かっていた。それは、ミュータントに不信を抱くボリバー・トラスクが、その抹殺のために開発した最強兵器。しかしその暴走により人類までもが危機に陥る。そこでプロフェッサーXは宿敵のマグニートーと手を組み、ウルヴァリンの魂を1973年に送り込み、危機の根源を絶とうとするのだったが…。 (TUTAYA Onlineより引用)
感想/レビュー
大人気ヒット作X-MENの第7作目になります。
率直な感想としては普通に面白かったです。
若干のもの足りなさを感じた部分はありましたが、まあ良しとしておきましょう(笑)。
時間系列的にはX-MEN:ファースト・ジェネレーションとX-MEN: ファイナル ディシジョンの続きということになります。
監督が1作目と2作目と同じということもあり、懐かしいキャラクターも出演していましたね。
出演者にはファースト・ジェネレーションにも出演したジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、ジェニファー・ローレンス、ニコラス・ホルト、ファイナル ディシジョンに出演したヒュー・ジャックマン、パトリック・スチュワート、ハル・ベリー、エレン・ペイジ、ショーン・アシュモア、イアン・マッケラン、新キャラクターとしてキックアスなどに出演しているエヴァン・ピーターズ、ナルニア国物語 第2章 カスピアン王子の角笛などに出演しているピーター・ディンクレイジなどが起用されていました。
かなりの豪華俳優陣ですね。
X-MEN: フューチャー&パスト予告編動画(これからみようと思っている方に)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
内容はタイムトラベルにより過去に行き、最悪の未来を回避するために奮闘するというもの。
2023年、地球ではかつてない規模の戦争が勃発していた。
人とミュータントは協力し敵に対抗したが、最強のバイオロボット”センチネル”になすすべなく敗北を喫していた。
センチネルはある科学者がミュータント対策の切り札として開発したロボットであったが、いつからかその対象はミュータントに協力する人間にまで及ぶようになり、世界には極悪人しか生存しない世界となっていた。
そんな中でセンチネルの追跡を逃れ続けるミュータント集団がいた。
彼らはセンチネルを倒せるわけではなく、キティ(エレン・ペイジ)のもつ能力によって人間の精神を過去に送り、センチネルに襲われるという未来を変えていたのである。
プロフェッサーX(パトリック・スチュワート)率いるX-MENは彼女の力に注目した。
プロフェッサーはセンチネル開発のきっかけとなるある出来事を過去に戻ることでなかったことにしようと考えたのである。
そのある出来事とはミスティーク(ジェニファー・ローレンス)がセンチネルの開発者であるトラスク(ピーター・ディンクレイジ)という科学者を暗殺することである。
1973年当時、トラスクはミュータントの脅威から国を守るためにセンチネル計画を発案していたが、上層部に却下されていた。
しかし、ミスティークによりトラスクが暗殺されたことによって皮肉にも上層部はセンチネル計画の必要性を感じとってしまうこととなるのである。
更にトラスクを暗殺したミスティークは生け捕りにされ、遺伝子を調べあげられそれをセンチネルに応用されてしまうのである。
こうして全てのミュータントに対抗できる最強の兵器が誕生してしまうのである。
未来においてプロフェッサーとマグニートー(イアン・マッケラン)は協力しセンチネルに対抗していたが、それも限界に来ていた。
プロフェッサーたちは戦争を終結させるためにキティの能力に賭けたのである。
キティの力は物質を透過する力だったが、その力を応用してタイムトラベルを可能にしているとのことだった。
ただタイムトラベルできる時間は数時間程度のもので、数十年前に送りこむと精神が破壊されてしまうと説明した。
そのためプロフェッサーがタイムトラベルすることはできなかった。
精神が破壊されても無事なミュータント、つまりどんな傷でも瞬時に回復する能力を持つローガン(ヒュー・ジャックマン)にしか1973年の出来事を変えることができないのである。
プロフェッサーたちはローガンにかつての自分たちを根気強く説得するよう言い、ローガンを過去へと送った。
過去に着いたローガンは早速トラブルに巻き込まれるが、あっさりと相手をのしてしまう。
車を手に入れたローガンはすぐにチャールズ(プロフェッサーX)の屋敷へと向かった。
屋敷に到着すると、家は荒れ果てておりかつてチャールズが集めていたミュータントたちはおらず、家にはハンク(ニコラス・ホルト)がいるだけだった。
ローガンはハンクにプロフェッサーを出すよう言うが、ハンクはプロフェッサーはいないと追い返そうとする。
無理やり探そうとするローガンだったが、ビーストに変身したハンクに止められてしまう。
この騒ぎに気付いたのか、奥からチャールズが歩いてやってくる。
その姿はひどいものですっかり酒におぼれていた。
更にチャールズはテレパスを使う能力が失われていたのである。
チャールズはかつて脊髄に銃弾を受けて半身不随になっていた。
しかしハンクが開発した薬により歩けるようになった。
だが、その代償としてテレパス能力を失うこととなったのである。
更にそれだけでなく、チャールズは自分が集めたミュータントたちを戦争の兵隊として奪われたのである。
全てを失ったチャールズは酒におぼれ薬を使ってミュータントであることをやめていたのである。
ハンクがプロフェッサーはいないと言った意味はそういうことだったのだ。
ローガンはチャールズに自分が未来から来たということを説明するが、さすがのチャールズも信用しなかった。
しかしローガンがチャールズ自身の生い立ちを細かく説明すると、チャールズも目の色を変えた。
その話は誰にもしたことがなかったからである。
ローガンは未来で起こる出来事が、ミスティークによって引き起こされることだと説明し、一緒にミスティークを止めるよう説得する。
一度は拒否したチャールズだったがミスティークのためもう一度立ち上がることを決意する。
ミスティークを止めるにはもう一人の存在が必要不可欠だった。
エリック(マイケル・ファスベンダー)である。
エリックはこの時ペンタゴンの地下100階に監禁されていた。
JFKの暗殺犯として投獄されていたのである。
ペンタゴンに侵入するためローガンは一人の男を訪ねる。
その男とはローガンが未来で友人となるピエトロ/クイックシルバー(エヴァン・ピーターズ)というミュータントだった。
ピエトロの能力は超高速移動で彼には周りの景色がスローに見えていた。
ピエトロを仲間に加えてチャールズたちはペンタゴンへと向かった。
ピエトロはあっさりとエリックがつかまっている地下100階まで侵入し、エリックを脱獄させる。
エリックを連れ出すとローガンが未来のことを話し協力するよう言った。
チャールズとエリックは最初はお互いたまったものをぶちまけていたが、ミスティークのため協力することに納得する。
そのころミスティークはトラスクのスケジュールを調べるために彼の会社に潜入していた。
彼女はそこでかつての仲間が解剖された記録を見つける。
またトラスクがパリで国際会議に出ようとしていることも突き止める。
ローガンがいた未来ではその会議でミスティークはトラスクを殺し、捕まった末に研究材料として使われてしまったのである。
チャールズたちもすぐにパリへと向かった。
ミスティークは会議参加する男に変身し、暗殺の機会をうかがっていた。
だがここでトラスクが持ってきたミュータント検知装置で自分が紛れ込んでいるのがばれてしまい強硬手段を取ることとなる。
ミスティークがトラスクを殺そうとするギリギリのところでチャールズたちもやってくる。
チャールズはミスティークを説得するつもりだったが、エリックはそうではなかった。
エリックは未来のためにミスティークを殺そうとしたのである。
エリックが撃った銃弾はミスティークの脚に当たった。
負傷したミスティークを殺そうとするエリックだったが、ビーストに変身したハンクによって妨害されミスティークは姿をくらましてしまう。
この時ローガンは自らにアダマンチウムを埋め込んだ張本人がいるのを目撃し精神が不安定になり、キティの術が切れかけていた。
なんとか持ち直したローガンだったが、本体が暴れてしまったためキティが傷を負ってしまった。
過去ではミスティークやビーストがミュータントの姿で一般市民に見られたため大パニックとなっていた。
騒ぎを起こしたエリックはここでチャールズたちを別れて単独行動を取ってしまう。
チャールズたちはいったん屋敷へと引き返して行った。
ちょうどこの時チャールズの薬が切れてしまい歩けなくなった代わりに声が聞こえるようになる。
チャールズはすぐに薬を打とうとしたが、ローガンの説得により能力を使うことを選ぶ。
ミスティークを見つけるにはセレブロを使う必要があったからである。
そのころトラスクはミスティークの血液を採取し、DNAを抽出することによってセンチネルに役立つことを見出していた。
またエリックはかつて使用していたヘルメットを取りに向かっていた。
もはやエリックがチャールズたちに敵対しようとしていることは明らかだった。
一方、チャールズたちもミスティークの居場所を見つけるためにセレブロへと向かっていた。
チャールズは能力が戻ったばかりで不安定であったためセレブロをうまく扱うことができなかった。
それを見たローガンはチャールズに自分の頭の中をのぞかせる。
ローガンの中にいるチャールズに自分自身を導いてほしかったからである。
チャールズは未来の自分に合うことで自らの使命に気が付く。
2度目の使用でミスティークを見つけることに成功する。
チャールズはテレパスを使ってミスティークを止めようとする。
しかしミスティークはもはやだれの言葉も耳にしなかった。
テレパスで止めることができなかったチャールズたちは直接ミスティークにあい説得することに。
ミスティークはワシントンDCへと向かっていた。
そのころ、ミュータントの存在が公のものになってしまい、大統領がセンチネル計画を承認してしまっていた。
トラスクは大統領の演説の際にセンチネルを披露するため列車で輸送を開始した。
これを察知していたエリックは会議の際に盗んだセンチネルのデータを解析し、自らが操れるように鉄線をセンチネルに張り巡らしていた。
演説の日、ミスティークは公衆の面前でトラスクを殺そうとしていた。
会場に潜入しているミスティークを探すためにチャールズはテレパスを駆使していた。
シークレットサービスに扮しているミスティークを見つけたチャールズはギリギリのところでミスティークの暗殺を止めることができた。
と思っていたら、トラスクが持ってきていたセンチネルが勝手に起動し始める。
更に空から野球スタジアムが降ってきたのである。
エリックがホワイトハウスを囲むために巨大なフェンスの代わりとして野球場をそのまま移動させてきたのである。
これによりチャールズは鉄骨に挟まれ身動きが取れない状態になってしまう。
エリックを止めようとローガンは一人で立ち向かうが、体中に鉄骨を刺されて湖に沈められてしまう。
そのころ、未来ではついにセンチネルに居場所がばれてしまっていた。
ストームやマグニートーが必死で応戦するがセンチネルを止めることはできず、味方は無残に殺されていくばかりだった。
センチネルはいよいよ最後の扉の前まで迫っていた。
その時過去では大統領がホワイトハウスのセーフティボックスに避難していた。
ミスティークはシークレットサービスに扮したまま大統領と一緒に避難していた。
そこにはトラスクも一緒にいたからである。
ただエリックの前ではセーフティボックスなど何の意味もなかった。
エリックの能力によって地上へと持ち出されたのである。
エリックの目的は大統領を殺し、ミュータントの力を全世界にアピールしてミュータントの国を作ることだった。
だがここでミスティークが意外な行動に出る。
大統領に変身してエリックを止めに向かったのである。
ミスティークの目的はエリックを止めてトラスクを殺すことだった。
エリックを止めることに成功したミスティークはすぐにトラスクを殺そうとするが、ここでチャールズがテレパスを使って最後の説得を試みる。
未来では今まさにプロフェッサーの前にセンチネルが来ているところだった。
必死に説得を続けるチャールズ。
悩んだ末、ミスティークはトラスクを殺さなかった。
この時最悪の未来は書き変わったのである。
チャールズはエリックを使って自分に乗っている鉄骨をどけると、テレパスを解いてエリックを自由にした。
エリックはそのまま一人でどこかへ行ってしまう。
ミスティークもエリックについていってしまう。
その後、報道ではミスティークが大統領を守ったとして正義のミュータントとして扱われていた。
湖の底から回収されたローガンは息を吹き返すと、精神が未来へと戻って行った。
目覚めたローガンはかつて自分の手で殺したジーンや他の仲間が目の前にいることに驚きを隠せなかった。
最悪の未来はなくなり、ローガンが望む新しい未来が始まっていたのである。
プロフェッサーにあったローガンはあの時からの歴史をこと細かく聞くのであった。
・・・という感じです。
正直今回の作品はあまりアクションが見られなかったですね。
ローガンはエリックにぼこぼこにされただけ(笑)。
ミスティークのアクションはさすがジェニファー・ローレンスでした。
次回作はどんな流れになるのか楽しみです。
なお最後にはMARVEL特有のエンドクレジットがあったのでそちらも見逃さず!!
以上がX-MEN: フューチャー&パストの感想とレビューでした。