ここでは実際に映画「メイズ・ランナー」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
メイズ・ランナーの評価・・・4つ星
原 題: THE MAZE RUNNER
製作年: 2014年
製作国: アメリカ
出演者: ディラン・オブライエン カヤ・スコデラーリオ トーマス・ブローディ・サングスター
: ウィル・ポールター アムル・アミーン キー・ホン・リー ブレイク・クーパー
: ジェイコブ・ラティモア クリス・シェフィールド ジョー・アドラー
監 督: ウェス・ボール
製 作: マーティ・ボーウェン ウィク・ゴッドフリー エレン・ゴールドスミス=ヴァイン
: リー・ストールマン リンジー・ウィリアムズ
脚 本: グラント・ピアース・マイヤーズ ノア・オッペンハイム
原 作: ジェームズ・ダシュナー
全米ベストセラーYA小説3部作の第1部を実写映画化したSFアドベンチャー。理由も分からぬまま巨大な迷路(メイズ)に放り込まれた若者たちの過酷なサバイバルの行方をスリリングに描く。主演は本作でブレイクしたディラン・オブライエン。共演にウィル・ポールター、カヤ・スコデラーリオ。監督は、これが長編デビューのウェス・ボール。トーマスという名前以外の全ての記憶を失った青年が、檻で運ばれた先は巨大な壁に囲まれた草原の広場。待ち構えていた若者たちから、壁が巨大な迷路になっていると説明されるトーマス。“ランナー”と呼ばれる精鋭たちが、出口を探して危険な探索を続けていたが、未だ迷路の構造も謎も解明できずにいた。やがて自らもランナーとなり、迷路の謎に挑んでいくトーマスだったが…。(TUTAYA Onlineより引用)
感想/レビュー
全米で大ヒットした3部作の小説メイズランナーを元に作られた作品です。
当作品はその第一作目になります。
映画を見ての感想は序章にしてはなかなか見ごたえがありました。
映画というよりはドラマを見ているような感じに思いました。
是非次回作も見てみたいという気になったのでなかなか良かったんだと思います。
出演者にはインターンシップなどに出演しているディラン・オブライエン、タイタンの戦いなどに出演しているカヤ・スコデラーリオ、海外ドラマゲーム・オブ・スローンズやギャングバスターズなどに出演しているトーマス・ブローディ・サングスター、ナルニア国物語/第3章: アスラン王と魔法の島などに出演しているウィル・ポールター、大統領の執事の涙などに出演しているアムル・アミーン、今作品に大抜擢されたキー・ホン・リーやブレイク・クーパーやジョー・アドラー、リセットなどに出演しているジェイコブ・ラティモア、トランスフォーマー/ダークサイド・ムーンなどに出演しているクリス・シェフィールドらが起用されていました。
自分がわかったのはゲーム・オブ・スローンズにでていたトーマス・ブローディ・サングスターぐらいでしたね。
2には同じくゲーム・オブ・スローンズに出演していたエイダン・ギレンも登場予定です。
メイズ・ランナー予告編動画(これからみようと思っている方に)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
内容は記憶を失った青年ばかりが謎の迷宮に送り込まれるというもの。
トーマス(ディラン・オブライエン)が目覚めるとそこは見知らぬ籠の中で、なぜ自分がそこにいるのか、自分はだれなのかすらわからなかった。
籠が止まると上には大勢の人間がいたが、何もわからないトーマスはただただ混乱するだけだった。
かごから出されたトーマスはとにかく逃げようと走り出したが、そこは壁に囲まれた閉鎖空間だった。
トーマスは落ち着くまで檻の中に入れられることになる。
そこへやってきたのがアルビー(アムル・アミーン)だった。
アルビーは混乱するトーマスに優しく声をかけ落ち着かせてくれると中を案内してくれた。
そしてその閉鎖空間には秩序があり、”働くこと”、”人を傷つけないこと”、”メイズ(迷路)の中には入らないこと”という3つのルールがあることを教わる。
トーマスの世話係には年下のチャック(ブレイク・クーパー)が選ばれる。
ただトーマスにはどうしても気になることがあった。
それは入ってはいけないと言われたメイズのことである。
トーマスはメイズのことを知りたいと思い、止めるチャックを無視してメイズの入り口近くまでよっていった。
するとそこへギャリー(ウィル・ポールター)がやってきて突き飛ばされる。
ギャリーはルールを重んじる人間であり、何も知らないトーマスを助けてくれたのである。
ただ入ってはいけないと言われるメイズの中から人が出てきたのを見たトーマスは不信感を抱く。
その夜、トーマスが来たことを歓迎する宴が開かれた。
トーマスは面倒見のいいニュート(トーマス・ブローディ・サングスター)からいろいろなことを教わった。
メイズから出てきたのはランナーと言われる者たちであり、中を探索するためのエキスパートなのだという。
そのランナーを率いているのがミンホ(キー・ホン・リー)という人間だった。
メイズに入れない理由は知らない人間が入ると生きて出てこれないからだという。
なぜならメイズへの入り口は夜になると閉じるが、中ではグリーヴァと呼ばれる化け物が徘徊しているんだとか。
ニュートからいろいろな話を聞いた後、トーマスはギャリーが仕切っていた闘技場のようなところへ連れて行かれる。
トーマスはそこでギャリーと戦いぼこぼこにされながらも相手に一杯食わせる。
またトーマスはここで初めて自分の名前を思い出し、ようやく皆から仲間として歓迎されることになった。
翌朝、トーマスはアルビーに連れられ壁に行った。
そこにはこれまでやってきた人間の名前が刻まれており、中にはバツ印がしてある人間もいた。
アルビーにそのことを尋ねると昔は今みたいに平和ではなかったと教えられる。
その後トーマスはニュートの仕事を手伝うことに。
ニュートに言われ森の中に肥料を取りに行くと突然ベンが襲いかかってくる。
ベンの様子は普通ではなくトーマスに向かってお前のせいでこうなったと言ってくる。
何が何だかわからないトーマスはとにかく逃げた。
ニュートのところまで戻ったトーマスは仲間に助けられる。
ギャリーがベンの服をはぐるとグリーヴァに刺された跡があった。
アルビーの話ではグリーヴァに刺されると正気を失ってしまうのだという。
その夜、アルビーの指示の元メイズへの扉が閉まる直前にベンをメイズに押しやり追放したのである。
これがグリーヴァに刺された人間の運命だった。
ただルールとは言えそんなことをして心の痛まない人間はだれ一人いなかった。
いやな気分のまま眠りについたトーマスだったが、初めての夜から何度も見る不思議な夢を見ていた。
その夢では見知らぬ女性が出てきて、ウィケットは正しいと何度も繰り返し聞かされていた。
翌朝、トーマスが目覚めるとランナーではないアルビーがミンホと共にメイズに入っていくのが見えた。
アルビーはベンが昼間からグリーヴァに襲われたことに何か理由があるのだと思い、メイズを調べに行ったのである。
心配するトーマスだったが他の皆はアルビーに絶対的な信頼をしていた。
それはアルビーが最初に送られてきた人間だったからである。
ニュートは最初に送られたアルビーはたった一人で1ヶ月の間生き抜いたことはハンパではないとトーマスに話した。
その夜、トーマスはなかなか帰ってこないアルビー達を心配していた。
その心配は的中していまい、とうとう壁が閉じる時間になってもアルビー達は帰ってこない。
・・・と思っているとミンホがアルビーを背負って戻ってくるのが遠くに見えた。
だが壁は閉まり始めており確実に間に合う距離ではなかった。
誰もがアルビーとミンホの生存をあきらめる中トーマスだけは違っていた。
そしてトーマスは壁が閉まる直前アルビーとミンホを助けるためにメイズへと入ってしまう。
そんなトーマスにミンホは自殺志願者かよと言って皮肉を言った。
背負われていたアルビーはグリーヴァに刺されており絶望的な状況だった。
ミンホはアルビーを置いて逃げようとするがトーマスは彼を助けようとする。
2人は協力してアルビーを安全な場所へ運ぶことに。
ただ中を熟知しているミンホには安全な場所などないことがわかっていた。
そこでトーマスは壁に伸びた蔓にアルビーをつるして安全を確保するというアイデアを思いつく。
2人は協力してアルビーをつるそうとするが、メイズの壁が動き奥からグリーヴァが現れる。
ミンホはトーマスを見捨てて逃げてしまいピンチに追い込まれたトーマス。
しかしトーマスは決して蔓を離さず、自らも植物の中に隠れて運よくグリーヴァをやり過ごすことに成功する。
アルビーを素早く蔓に固定したトーマスは急いでその場から逃げるが、グリーヴァに見つかってしまう。
道もわからない迷宮をとにかく必死に逃げるトーマスは先に逃げたミンホに再び出会う。
ミンホはトーマスを誘導し2人でグリーヴァから逃げる。
するとタイミング良く壁が動くところにたどり着きミンホは急いでトーマスを誘導。
だがなぜかトーマスは立ち止まってしまう。
トーマスにはある考えがあったのである。
トーマスは壁が閉じるギリギリに走り出しグリーヴァを誘導し、壁にはさみこむことに成功したのである。
トーマスは初めてグリーヴァを殺した人間になったのである。
翌朝、多くの人間が壁の前でトーマスたちの帰還を待っていたが2人は戻ってきていなかった。
・・・と思っていると遠くに影が見え、それはトーマスとミンホ、更に2人に抱えられたアルビーだった。
皆は歓声を上げずにはいられなかった。
だがギャリーだけは違っていた。
その後ギャリーは皆を集めて集会を開いた。
ルールを破ったトーマスをどうするか協議するためである。
中にはメイズから帰ってきた英雄としてトーマスを見る人間もいたが、ギャリーはトーマスを厳重に処罰するべきだと主張する。
ニュートはミンホに意見を求めると、ミンホはトーマスをランナーにするべきだと主張した。
反対するギャリーだったがここでなにやら外が騒がしくなる。
急いでかごの方へ行ってみるといつもとは違うタイミングでかごがやってきており、中には息をしていない一人の少女がいた。
手には紙が握られており、「彼女で最後だ」とかかれていた。
皆その意味がわからず呆然としていると突然彼女が息を吹き返す。
そして「トーマス」と口にしそのまま意識を失った。
彼女はトーマスの知り合いらしかったが記憶を失ったトーマスには見覚えがなかった。
ひとまずトーマスたちは彼女が目覚めるのを待つことに。
しばらくして彼女が目を覚ますと見張り台に上り人を寄せ付けなかった。
それを見たトーマスは自分なら説得できるかもしれないと言い一人で彼女の元へ。
トーマスは彼女に簡単に現状を説明すると、彼女は自分の名前はテレサ(カヤ・スコデラーリオ)だと言った。
ようやく落ち着いたテレサは紙以外にもポケットにWCKDと書かれた容器に入っている謎の液体をトーマスに渡した。
その後トーマスはメイズを調べに行くべきだと主張するが、アルビーの一件でランナーはミンホ以外メイズへ行くのを嫌がっていた。
トーマスはミンホに接触しメイズに一緒に行こうと言い、ミンホもこれを承諾。
しばらく待っていろと言われたトーマスのもとにミンホはランナーだった人間たちを連れてやってくる。
人出が十分そろったためトーマスたちは昨夜グリーヴァを殺した場所まで急いで行った。
そしてグリーヴァの死体から何やら発信機のようなものが見つかり、その装置には7という数字とWCKDという文字が入っていた。
どうやらWCKDというのはトーマスたちをメイズに送り込んだ組織のようだが、それ以上のことは何もわからなかった。
集落に戻ったトーマスたちは大きな収穫があったと報告。
だが連れ戻したアルビーの容体が急変していた。
トーマスはアルビーを助けるために一か八かテレサの持っていた薬を投与してみた。
アルビーは再び眠りについてしまう。
その日の夜、ギャリーはルールを破ったトーマスを檻の中へ。
檻の中で過ごすトーマスの元へチャックが食料を運んで来てくれ、いろいろ話をする2人。
翌朝、ミンホがトーマスを迎えにやってくる。
ミンホはメイズに入る前にトーマスをある場所まで連れて行く。
そこにはこの3年間でミンホが調べあげたメイズの立体模型が作られていた。
ミンホはこの3年間でメイズの中を調べつくしており、出口がないことも知っていた。
だがそれをみんなに言うのはやめようとアルビーと決めていたのである。
ミンホはその模型図の中で壁に文字が書かれていた8区画のことをトーマスに教える。
グリーヴァから抜き取った装置に7頭数字が書いてあったことからここに何かあると考えた2人はその区画へと足をはこぶ。
7区画へやってくるとベンのもと思われる服が落ちていた。
するとそこで例の装置が鳴り始める。
トーマスはその音がどこかに反応していることを発見し、音を頼りに進んでいく。
そしてついにミンホがまだ来たことのないところまでやってくる。
奥にある扉の所まで行くと装置が反応し扉が開く。
その扉にはグリーヴァが通ったような跡が残っており、そこはグリーヴァの通り道であることが予想された。
すると奥の方から2人をスキャンするような光が出てくる。
危険を感じとったトーマスは急いで7区画から逃げようとする。
だが壁や地面が動き出し来た道が戻れない。
ミンホの指示でなんとか7区画から脱出できたトーマスたちは壁の中へと帰って行った。
集落へ戻るとアルビーが目覚めたという知らせが入る。
すぐにアルビーの元へ行ったトーマスだったが、記憶を取り戻したアルビーはお前のせいだといい、お前はここに来るべきではなかったと言われる。
何のことかわからないトーマスだったが、ここでメイズの入口が閉じないという知らせが入る。
それだけでなく突如四方の壁が動き出し新たに3つの扉が出現したのである。
更に不安は的中し、扉の奥から大量のグリーヴァが押し寄せてきた。
とにかく逃げるトーマスたちは集会所に身を隠すがそこにもグリーヴァはやってくる。
チャックが襲われ連れ去られそうになるが皆で協力してそれを阻止した。
だが今度はアルビーが連れて行かれてしまったのである。
グリーヴァの攻撃はそこで止んだが、集落には甚大な被害が出た。
生き残ったのは半分にも満たなかった。
ギャリーはトーマスが来たからこうなったとトーマスを責めた。
このままでは全滅すると思ったトーマスは過去を思い出す必要があると考える。
そしてグリーヴァが落としていった毒液が入ったような注射器を自ら刺したのである。
その後、テレサが持っていた薬で回復したトーマスは全てを思い出していた。
しかしその過去は予想外のもので、自分は青年たちを送る側の人間だったというのである。
しかもテレサも同じ側の人間だった。
それを聞いたニュートはこれからどうするかが肝心だと言いトーマスを責めることはなかった。
トーマスはこのままここにいても殺されるだけだと言い、新たに見つかった7区画にある出口から出ていくことを提案する。
だがこれにギャリーは反対し、こうなったのはトーマスのせいだと言ってトーマスとテレサを拘束した。
しかしトーマスは事前にニュート達と打ち合わせをしており状況を打開し、逆にギャリー達に自分たちとついてくるかここに残るかを迫る。
このトーマスの呼び掛けに数人が反応し、トーマスたちと一緒に出口を目指すことになる。
でもギャリーがついてくることはなかった。
7区画の出口に到着したトーマスたちだったが、奥に進むと8ケタの暗証番号が求められる。
更にそこへグリーヴァの大群も押し寄せてくる。
8ケタの暗証番号はメイズが動く規則と同じだと推測したトーマスはその規則性をミンホから聞き出す。
予想は的中し見事に扉が開いた。
数人の犠牲は出したもののトーマスたちはついにメイズから脱出することに成功したのである。
扉の奥には研究所のようなものがあったが、そこの研究員らし気人間たちは皆殺しにされていた。
何が起こったのかわからず困惑するトーマスたちだったが、そこでメッセージビデオが流れ始める。
しゃべっていたのはエヴァ・ペイジ(パトリシア・クラークソン)という研究の責任者であり、青年たちを閉じ込めたのにはわけがあるのだという。
エヴァによると数年前太陽の熱により地球は焼かれ、一面焼け野原となってしまったのだという。
更にフレアという病気が流行り、その病気にかかると脳が破壊されてしまうのだという。
その症状はグリーヴァに刺されたものと同じものだった。
だがエヴァはその症状が大人より若者の方が軽いことを突き止めた。
これにかかったら100%の致死率を誇るため、エヴァたちは若者の脳を研究しどうにか病気を克服するワクチンを作ろうとしていたのである。
その計画こそがWCKD(ウィケット)だったのである。
エヴァはそう言い残すと自ら銃を構え自殺した。
その後ろでは謎の武装集団が押し寄せていたのである。
メッセージを見た後トーマスたちが外に出ようとするとそこへグリーヴァに刺されたギャリーがやってくる。
ギャリーは銃を持っており、逃げることなどできないと言いトーマスに銃を向けた。
ギャリーが銃を発砲すると同時にチャックはトーマスを守ろうとし、ミンホは持っていたやりをギャリーに投げつけた。
槍はギャリーの心臓に命中するも、銃もチャックに命中していた。
チャックは持っていたお守りをトーマスに託し息を引き取った。
悲しむトーマスだったがそこへ謎の武装集団がやってくる。
トーマスたちはそのままヘリコプターに乗せられメイズから連れて行かれるのだった。
・・・という感じです。
第一章はメイズから出て行ったところで終了ですね。
大まかな流れはわかりましたが、まだまだ裏に陰謀があるような雰囲気満載です。
メンバーはかなり少なくなってしまいましたが、2章ではもっと減るんでしょうね。
トーマスは当然残るとしてテレサとニュートには残ってもらいたいところですが果たしてどうなることやら。
第2章では新キャラもたくさん登場するみたいなので非常に楽しみですね。
レンタルされたらすぐにみたいと思います。
最後に続きであるメイズランナー2:砂漠の迷宮のトレーラーを紹介しておきますね。
メイズランナー2:砂漠の迷宮
以上がメイズ・ランナーの感想とレビューでした。