ここでは実際に映画「96時間」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
96時間の評価・・・4つ星
原 題: TAKEN
製作年: 2008年
製作国: アメリカ
出 演: リーアム・ニーソン マギー・グレイス リーランド・オーサー ホリー・ヴァランス
: ファムケ・ヤンセン ザンダー・バークレイ ジョン・グリース
: デヴィッド・ウォーショフスキー ケイティ・キャシディ オリヴィエ・ラブルダン
監 督: ピエール・モレル
製 作: リュック・ベッソン
脚 本: リュック・ベッソン ロバート・マーク・ケイメン
リーアム・ニーソンを主演に迎えて贈るリュック・ベッソン製作サスペンス・アクション。パリで誘拐された最愛の娘救出のため、闇のキャリアで培ったスキルと人脈を武器に犯人を追いつめていく非情な元CIA捜査官の姿を描く。アメリカ政府のため幾多の危険なミッションをこなしてきたブライアン。現在は一線を退き、いまだ別れた妻と17歳になる愛娘キムを忘れられないまま孤独な日々を送っていた。そんなある日、そのキムが海外旅行先のパリでブライアンと電話をしているさなか、何者かに拉致されてしまう。かつての経験から犯人像を割り出し、救出可能な時間の猶予がわずかであると悟るや、すぐさま単身パリへと乗り込み怒りの捜査を開始するブライアンだったが…。 (TUTAYA Onlineより引用)
感想/レビュー
前から気になっていた作品で、ようやく3作目が手に入ったのでこの機会にまとめてみようと思いました。
作品を見ての率直な感想は普通に面白かったです。
ストーリーは非常に単純なものでしたが、テンポよく話が進んでいくので見やすかったですね。
時間も短かったですし、非常におすすめの作品です。
出演者にはスターウォーズシリーズやフライト・ゲームなどに出演しているリーアム・ニーソン、トワイライトシリーズやロックアウトなどに出演しているマギー・グレイス、エイリアン4やインデペンデンス・デイなどに出演しているリーランド・オーサー、DOA/デッド・オア・アライブなどに出演しているホリー・ヴァランス、X-menシリーズなどに出演しているファムケ・ヤンセン、エアフォース・ワンやターミネーター2などに出演しているザンダー・バークレイ、メン・イン・ブラックなどに出演しているジョン・グリース、グランド・イリュージョンなどに出演しているデヴィッド・ウォーショフスキー、TVドラマのアローやエルム街の悪夢などに出演しているケイティ・キャシディ、神々と男たちなどに出演しているオリヴィエ・ラブルダンらが起用されていました。
アローを見たばかりだったのでローレル役のケイティ・キャシディが出ていることには驚きました(笑)。
96時間予告編動画(これからみようと思っている方に)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
内容は娘を誘拐された腕利きの捜査官が手段を問わず犯人を追いつめるというもの。
元CIA捜査官で非常に腕利きだったブライアン(リーアム・ニーソン)は引退してから孤独な生活を送っていた。
結婚はしていたが、仕事との両立ができず離婚してしまっていたのである。
別れた妻もとには今年で17歳になる娘のキム(マギー・グレイス)もいた。
そんなキムの誕生日が明日に迫っていた。
ブライアンはキムの夢が歌手になることであることを覚えており、誕生日プレゼントにはカラオケセットを買ってあげた。
翌日、プレゼントを直接渡すためにキムの誕生日パーティーに足を運んだ。
キムに誕生日プレゼントを渡すと、母親のレノーア(ファムケ・ヤンセン)は歌手が夢だったのは昔の話とブライアンを皮肉った。
だがキムはいまだに歌手になるという夢をあきらめておらずブライアンにだけは夢を打ち明けていた。
喜ぶキムだったが、妻の再婚相手であるスチュワート(ザンダー・バークレー)はプレゼントに馬を持ってきていた。
スチュワートはお金もちだったため、かなり裕福な生活ができているようだ。
若干惨めな気持ちになったブライアンはすぐに帰宅した。
キムの写真をみて昔を懐かしんでいると友人が3人訪ねてくる。
その日は一緒に食事を取る約束をしていたのである。
友人3人は元同僚でCIAの元工作員だった。
引退した後もブライアンとは仲良くしていたのである。
4人はたわいのない話で大いに盛り上がった。
その中で、サム(リーランド・オーサー)が一緒に仕事をしないかと持ちかけてくる。
内容は歌手の身辺警護で簡単なものだった。
相手が歌手ということもあったのだろうが、ブライアンは仕事をすんなりと引き受けた。
翌日、ブライアンは仲間と共に歌手のシーラ(ホリー・バランス)の身辺警護をしていた。
コンサート会場まで無事に送り届けると、ブライアンは娘も歌手を目指しており何かアドバイスはないかとシーラに聞いた。
するとシーラは夢はあきらめた方が良いと冷たい言葉を投げかけた。
コンサート中、ブライアンは仲間たちとポーカーをしながら待っているとキムから電話がかかってくる。
明日一緒にランチを取ろうというのである。
浮かれるブライアンだったが、ここでコンサートが終了し再び仕事に戻る。
するとセキュリティが甘く観客が雪崩のように押し寄せてきて、そのすきを狙って何者かがシーラをナイフで殺そうと襲いかかってきた。
だが元CIA工作員のブライアンにはその程度のトラブル何でもなかった。
暴漢をぶちのめすと急いでシーラを車に乗せて安全な場所へと送った。
この出来事にはさすがのシーラも動揺していた。
その夜、シーラはブライアンを呼び出した。
用件は助けてくれたお礼と、ひどいことを言ったお詫びのしるしに自分のボイストレーナーをキムに引き合わせてくれるというものだった。
ブライアンにとっては願ってもない話だった。
翌日、ブライアンが約束の場所に向かうと、キムだけではなくレノーアも付いてきていた。
ブライアンをランチに誘ったのにはそれなりのわけがあったのである。
キムはパリへの旅行を希望しており、そのためには両親のサインが必要だったのだ。
キムはパリでルーブル美術館などを巡るとブライアンに説明したが、ブライアンはどうしてもキムをパリに行かせたくなかった。
危ない目に会わせたくなかったからである。
娘のことを過剰に心配するブライアンをレノーアはなんとか説得しようとする。
ブライアンは少し考えると言いそのまま帰って行った。
数時間後、ブライアンは書類にサインをしキムに条件を出すことでパリへ行くことを許可した。
その条件とは毎日電話することと住所を教えること、更に着いた時に電話をすることだった。
キムもこれに納得しパリに行けることを大喜びした。
数日後、キムは友達のアマンダ(ケイティ・キャシディ)と空港で待ち合わせをした。
空港にはブライアンが送って行ったのだが、ブライアンは荷物を見てパリの美術館巡りではないことに気が付く。
レノーアに問いただすと実は旅行の内容はU2のコンサートのおっかけだったのである。
怒るブライアンだったがレノーアになだめられしぶしぶそのままキムを送り出すことに。
パリに着いたキムは大はしゃぎでブライアンに連絡するのを忘れていた。
更に同じように旅行に来ていると話すピーター(ニコラ・ジロー)という青年に声をかけられ、家の場所を知られてしまう。
実はそのピーターは人身売買の組織の一員であり、家を確認するとすぐにアルバニア系犯罪組織に2人の情報を流した。
アメリカでは深夜2時を回っており、なかなか電話が来ないことにブライアンはイライラしていた。
そのため自分から電話をかけて無事を確認することに。
2度目の電話でようやく電話に出たキム。
キムはいろいろと黙っていたことをブライアンに問い詰められた。
・・・とその時、家に何者かが侵入しキムの目の前でアマンダが誘拐されてしまう。
動揺するキム。
ブライアンは電話でキムに行動を指示し、寝室のベッドの下に隠れるよう言った。
そしてこれからキムも捕まること、そしてつかまったらできるだけ犯人の特徴を言うことを指示した。
キムは指示通り犯人の特徴を言いあげ、ブライアンは慣れた手際でそれを録音し少しでも情報を残した。
ブライアンはその情報をすぐに友人のサムに送り解析を頼んだ。
解析が終わるまでブライアンはレノーアの家に行き、スチュワートに海外に敵はいなかったかなどあらゆることを聞いた。
事態が把握できないレノーア達だったがブライアンはキムが拉致されたことを隠さず話した。
またここでサムから解析が終わったとの知らせが入る。
犯人はアルバニア系のグループでキムを連れ去って言ったのはマルコという人物であることが分かった。
更にこの組織は近年勢力を拡大してきた新しい組織で、人身売買を生業としていることが分かり、96時間以内にキムを連れ戻さなければ二度と会うことはできないということだった。
ブライアンはスチュワートの自家用ジェットですぐにパリへと向かった。
パリに着いたブライアンはすぐにキムが連れ去られた家の現場検証を行った。
そこでキムが持っていた携帯が破壊されているのを発見する。
ブライアンは中に入っていたSDカードを取り出し中のデータを見た。
その中からキムとアマンダが一緒に写っている写真を発見し、2人の写真を取っている男の姿を確認することができた。
ブライアンはその男が組織に関わっているとみてすぐに接触を試みた。
手荒な手段でその男から情報を聞き出そうとするが仲間に邪魔をされて逃げられてしまう。
後を追うブライアンだったが男は逃げた先で車にはねられて死亡してしまう。
情報がほしいブライアンはかつての同僚で今はフランスの国土監視局の副局長をしているジャン・クロード(オリヴィエ・ラブルダン)に接触した。
だがジャン・クロードは現在は事務職になっているため力を貸すことはできないと協力を拒まれてしまう。
そこでブライアンは人材斡旋所と車のレンタルショップへと足を運んだ。
人材斡旋所ではアルバニア語ができる通訳を雇った。
通訳の男を車に残すとブライアンは売春街へと足を運んだ。
ここでわざとトラブルを起こすことで元締めの組織の足跡をたどろうとしたのである。
ブライアンは一人の女性と話しわざと話がこじれるように持って行った。
すると狙い通り元締めが現れ仲裁に入る。
ブライアンは気づかれないように盗聴器を仕掛け車に戻った。
そして盗聴器を仕掛けた男が仲間とアルバニア語で会話をしているのを翻訳させた。
その中で建設現場の仕事場で商品にトラブルが起きたという情報をキャッチする。
ブライアンは通訳を下ろすと一人でその建設現場へと向かった。
客にまぎれ敵地に潜入したブライアンはその中にキムがいないかを探して回った。
するとその中にキムが来ていた服を持っている少女が見つかる。
これと同時にブライアンは客ではないと判断され攻撃をされてしまうが、むかってくるアルバニア人を皆殺しにして少女を抱えてその場を脱出した。
少女をホテルに連れ帰ったブライアンは麻薬の作用が抜けるまで少女を看病してあげた。
目を覚ました少女は少女は連れ去られた先でその服をもらったと言い、その家は扉が赤かったと教えてくれた。
ブライアンはすぐにその家へと向かった。
中をのぞくとそこには大勢のアルバニア人がいた。
ブライアンは中に入るとジャン・クロードの名刺を見せてボスと会わせるように伝えた。
中に入るとそこには4人の男が座っていた。
どの男がキムをさらったマルコという男かわからないブライアンはジャン・クロードを装って上納金の話しをし出す。
その様子からジャン・クロードも人身売買に関わっている可能性が浮上した。
話も大詰めになり、ブライアンは誰がマルコなのかを直接聞いたが男たちは全員マルコだと言いとぼけた。
そこでブライアンはあらかじめ用意していたアルバニア語を英語に翻訳させた。
それはキムが連れ去られた時に犯人が最後に言った言葉だった。
それを聞いてブライアンはマルコが誰かを特定すると、アジトにいたアルバニア人をマルコ以外皆殺しにした。
ブライアンがそのアジトの中の部屋をくまなく探すと他に連れ去られたとみられる少女と、アマンダの姿もあった。
だがアマンダは薬漬けにされすでに息を引き取っていた。
キムの居場所を突き止めるため、ブライアンは生かしていたマルコを拷問することに。
足にくぎを刺しそこから電流を流すという残虐な方法でマルコを拷問するブライアン。
マルコも痛みに耐えかね知っていることをしゃべりだした。
マルコが言うにはキムは処女であり、処女は高く売れるためパトリス・サンクレア(ジェラール・ワトキンス)という男に売ったと語った。
ブライアンはパトリス・サンクレアについて情報を得るためジャン・クロードの家へと向かった。
ジャン・クロードが仕事を終えて家に帰るとそこにはすでにブライアンの姿があった。
ジャン・クロードは念のために銃を忍ばせてブライアンとの会話に臨んだ。
ブライアンは人身売買に関与しているのかと問いただすと、ジャン・クロードは直接的には関わっていないと否定した。
ブライアンはジャン・クロードの妻を人質にとって迫ったがそれ以上の情報は引き出せなかった。
そこでジャン・クロードの権限を使ってパトリス・サンクレアというと男を調べさせることに。
パトリス・サンクレアの居場所を突き止めたブライアンはすぐにそこへ向かった。
ブライアンは警察の身分証を偽装し中に潜入するとパトリス・サンクレアが地下に入っていくのをつけていった。
そして地下で人身売買がされている現場を目撃する。
その中についにキムの姿を発見したブライアン。
ブライアンは客の一人を脅し落札させ救出しようとするが部屋を出たところで不意打ちを食らい意識を失ってしまう。
目を覚ましたブライアンの目の前にはパトリス・サンクレアがおり、手は手錠で拘束されていた。
パトリス・サンクレアが何者かと聞くと、ブライアンは人身売買されていた娘の父親だと言った。
それを聞いたパトリス・サンクレアは同情しながらもブライアンを殺すよう指示。
だがブライアンはギリギリのところで拘束を解くことができ、相手に反撃した。
その場にいたパトリス・サンクレアの部下を皆殺しにすると、最後にパトリス・サンクレアに娘の居場所をはかせて容赦なく殺した。
パトリス・サンクレアが言うにはキムはすでに外の港から出荷されるところだと言っていた。
急いで港に行くとそこには船に乗せられるキムの姿があった。
船に乗ることができなかったブライアンは橋の上から船に飛び乗った。
そして船員を容赦なく殺していく。
激しい銃撃戦になりブライアンも体に銃弾を浴びるもなんとか親玉のところまでたどり着く。
親玉はキムを盾に交渉しようとするがブライアンはここでも容赦なく敵を殺し、ようやくキムを救い出すことができた。
こうして長かった96時間は終わりをつげ、キムを家族の元に返すことができたのである。
その後ブライアンはキムをシーラに紹介し夢の実現に向けて手助けをしてあげるのであった。
・・・という感じです。
リーアム・ニーソンの容赦ない殺しっぷりはすごかったですね(笑)。
なかなかすっきりしたアクション映画だったので、是非ご覧になってみてください。
次回作もかなり楽しみです。
近日中にはみます。。。
以上が96時間の感想とレビューでした。
最後に96時間の続編であ96時間/リベンジの予告動画です。