ここでは実際に映画「スター・トレック BEYOND」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
スター・トレック BEYONDの評価・・・4つ星
原 題: Star Trek Beyond
製作年: 2016年
製作国: アメリカ
出演者: クリス・パイン ザカリー・クイント ゾーイ・ザルダナ サイモン・ペッグ
: カール・アーバン アントン・イェルチン ジョン・チョー
: イドリス・エルバ ソフィア・ブテラ ジョー・タスリム
監 督: ジャスティン・リン
製 作: J・J・エイブラムス ロベルト・オーチー リンジー・ウェバー ジャスティン・リン
脚 本: サイモン・ペッグ ダグ・ユング
人気シリーズをJ.J.エイブラムスの製作でリブートしたアクションの第3弾。『ワイルド・スピード』シリーズのジャスティン・リンが監督を務め、宇宙船エンタープライズ号のクルーの壮大な冒険を活写する。探査船救出に向かったエンタープライズ号は、突如、謎の異星人の襲撃を受けて大破。未知の惑星に不時着し、離ればなれになったクルーは、惑星連邦に恨みを抱く異星人の陰謀を知り、それを阻止するために立ち上がる。(TUTAYA Onlineより引用)
感想/レビュー
これまでの2作品は欠かさず見ているので今作も楽しみにしていました。
率直な感想は普通に面白かったです。
スター・トレックにふさわしい序盤から宇宙での戦いが繰り広げられ盛り上がりました。
ところどころにユーモアも含まれており見ていて飽きませんでした。
これまでのシリーズを見ているなら是非ご覧になってください。
出演者にはこれまで同様クリス・パイン、ザカリー・クイント、ゾーイ・ザルダナ、サイモン・ペッグ、カール・アーバン、アントン・イェルチン、ジョン・チョーが起用されており、新たにパシフィック・リムなどに出演しているイドリス・エルバ、キングスマンなどに出演しているソフィア・ブテラ、ワイルド・スピード EURO MISSIONなどに出演しているジョー・タスリムらが起用されていました。
不慮の事故ですでに亡くなっているアントン・イェルチンが見れるのも今作が最後ですね。
好きな俳優だっただけに残念です。
スター・トレック BEYOND予告編動画(これからみようと思っている方に)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
ジェームズ・T・カーク(クリス・パイン)は和平の使者としてあるエイリアンを訪れており、かつて平気か何かに使われていた謎の部品を差し出して和平に応じてほしいと頼むが交渉は決裂してしまう。
転送装置によりエンタープライズに戻ったカークは和平の材料として使うはずだった謎の部品をスポック(ザカリー・クイント)に渡し保管しておくように指示した。
スポックは指示通り倉庫に保管していたのだが、保管室で使っているモニターが何かに干渉されているように画面が乱れていた。
エンタープライズがファイブイヤーズ・ミッションに就いて3年の月日が流れようとしていた。
カークは補給と休息を取るために宇宙基地ヨークタウンを訪れる。
カークはファイブイヤーズ・ミッションが終わったらエンタープライズを降りようと考えており、階級をあげてもらえるように上司に打診していた。
またスポックはヨークタウンでミスター・スポックが死んだという報告を受けあることを決意していた。
ヨークタウンでゆっくりできると思っていたカークだったが、未確認の宇宙船が救難信号を出してヨークタウンへやってくる。
宇宙船にはカラーラ(リディア・ウィルソン)という異星人が乗っており、乗っていた宇宙船が連邦の星図に登録されてない惑星、アルタミット星に不時着したため助けてほしいといってくる。
アルタミット星に行くには機動力のある宇宙船を使う必要があり、カークは自らが救援に向かうと申し出る。
カークはカラーラを乗せてアルタミット星に向かったが星にたどり着く前に何者かの襲撃を受けてしまう。
カークはこの時のカラーラの反応を見て彼女が今回の襲撃に何らかの関与をしていると悟っていた。
敵の船は小型の戦闘機が無数にあり、大型船との戦闘しか想定していないエンタープライズの武器では対処できなかった。
敵はエンタープライズに乗り込んできてカークが和平交渉の時に持っていった謎の物質を奪おうとしていた。
あの時のモニターの乱れは敵に情報をハッキングされたものだったのである。
カークは船員に避難ポッドで逃げるように指示し、自らは敵の狙いが分かると奪われた謎の物質を奪取した。
だが持って逃げ切ることができないと悟ったカークは中身だけシル少尉(メリッサ・ロクスバーグ)に渡し隠し通すよう指示して脱出ポッドで避難させた。
カークは円盤部とその他を切り離そうとするが敵の親玉であるクラール(イドリス・エルバ)に邪魔をされる。
カークがてこずっていることを知ったウフーラ(ゾーイ・サルダナ)は自らを犠牲にしてクラールもろとも機関部を切り離しカーク達を救った。
カークは船員全員を避難させると自らも脱出ポッドで避難した。
結局エンタープライズはアルタミット星に墜落することになり、避難ポッドで脱出した船員の大半は敵の捕虜となってしまう。
避難ポッドでアルタミット星に不時着したカークはチェコフ(アントン・イェルチン)と合流した。
近くにはカラーラも不時着しており、カークは銃をつき付けて真実を話すよう求めた。
カラーラは自分もアルタミット星に行った時に同じ目にあい仲間が捕虜となってしまい、助けたければクラールに協力するしかなかったと話した。
カークは取りあえずにチェコフとカラーラを連れて他の仲間を探すために強力なレーダーを備えているエンタープライズへ向かった。
一方、他の場所に不時着したスポックとレナード(カール・アーバン)だったが、スポックのお腹に破片が刺さっており重傷だった。
医者であるレナードはスポックに応急処置を施し他の仲間を探すためあたりを探索した。
また一人別のところに不時着したスコッティ(サイモン・ペッグ)は敵に遭遇するが、ジェイラ(ソフィア・ブテラ)というエイリアンに助けられる。
ジェイラは地球の言葉を話すことができ、スコッティが技術者と聞いて助けてあげるから自分も助けてほしいと持ちかけた。
自分一人ではどうしもようもないスコッティはその申し出をうけることに。
スコッティはジェイラの家に連れて行かれたのだが、それは宇宙船であり、しかもかつて宇宙連邦の英雄として扱われているバルタザール・エディソンが船長を務めたUSSフランクリン号だったのである。
ジェイラは星から脱出するために船を飛ばせるようにしてほしいとスコッティに頼んだのである。
その宇宙船を修理しながらジェイラは古い音楽を流しており、スコッティも陽気な気分になった。
そのころ、スールー(ジョン・チョー)やウフーラはクラールに捕らえられており、彼が人から生体エネルギーを吸って姿を変えるのを目の当たりにしていた。
カークはエンタープライズにたどり着くとすぐにチェコフにレーダーを使って仲間を探すように指示し、自分は忘れ物があると言ってカラーラを連れて武器庫へ向かった。
カークはそこにクラールが探している者を隠したとカラーラに話し、その話を信じたカラーラはクラールに謎の物質アブロナスを見つけたと報告しカークをけり飛ばした。
だがそこにはアブロナスは隠されておらずカラーラはカークにしてやられたのであった。
チェコフがそこへやってきてカラーラをいったん抑え込むことには成功したのだがそこへ敵の偵察隊がやってきてしまう。
カークは敵から逃げきるためにエンタープライズのエンジンを起動させなんとかチェコフと一緒に逃げることに成功したのである。
しかし2人で岩場を歩いていると突然煙が噴き出してきたのである。
これはジェイラが仕掛けておいた罠であり、宇宙船で罠にかかったことを知ったジェイラはスコッティと共に様子を見に行った。
スコッティがジェイラに説明したため争いが起きることもなく、取りあえず皆でジェイラの宇宙船へと向かった。
レーダーによりスポックとレナードを見つけたカーク達は敵に囲まれてるスポックたちをギリギリのところで転送することに成功した。
一方、スールーとウフーラは牢を抜け出し基地の設備を発見し、クラールが宇宙連邦の通信をすべて傍受していることに気がつく。
ウフーラはそこから救難信号を発信したのだがそこへクラールがやってきて再び囚われてしまう。
クラールはエンタープライズを探してもアブロナスがなかったことからスールーの命を使ってありかを聞き出そうとする。
カークよりアブロナスを預かっていたシル少尉はなくなくアブロナスをクラールに渡してしまう。
クラールは宇宙連邦をめちゃくちゃに破壊してやりたいと考えており、宇宙連邦は強いきずなで結ばれているというウフーラにアブロナスがどういった兵器なのかをシル少尉をつかってデモンストレーションしたのである。
アブロナスのバイオ兵器であり、それから発生した黒い霧のようなものを受けたシル少尉は体が崩れるように消えていった。
そのころ、カーク達はなんとか仲間を救い出そうとしており、スポックがウフーラに送ったネックレスから発せられる特殊な放射線をたどれるかチェコフに確認すると見事にウフーラの現在地を特定することに成功した。
そこにクラールがいることもわかっていたのだが、ジェイラはそこに行けば死ぬだけだと言って協力を拒んだ。
ジェイラはかつてクラールに囚われており、父親が身を呈して自分を逃がしてくれたと語った。
スコッティは一人で行けば死ぬだけだが今は仲間がいると言いジェイラを説得し協力してもらうことに。
ただし普通にいっても敵の数が多すぎるため陽動作戦で行くことに。
カークはジェイラの宇宙船に残っていたバイクを利用して敵をかく乱し、スポックとレナードとジェイラがそのすきに仲間たちを救出した。
船に残っていたスコッティとチェコフは転送装置を使い救出した仲間たちを宇宙船に連れ戻したのである。
だがこの時、兵器を手に入れたクラールは宇宙船に乗り込みヨークタウンへと向かっていた。
クラールの狙いはヨークタウンの住民を皆殺しにした後、そこにあるシステムを使って宇宙連邦に属している星を破壊することだった。
カークはジェイラを含む仲間全員をなんとか救出するとすぐにクラールの後を追おうとする。
カークはスコッティ達にジェイラの宇宙船を飛ばすように指示し、スールーが一発勝負の超難度のテイクオフを成功させる。
敵の船団に近づいたカークは自分を敵船に転送するようにスコッティに指示をしたが、最初の襲撃で相手の船に乗り込んだ人間がいった方がいいとスポックがいい、カークがけがをしているだろうと止めると医者を連れていけばいいと言ってレナードを道ずれにした。
2人は敵船に転送されすぐに制圧することに成功し、なんとか弱点がないのか探った。
スポックは敵船がある周波数の信号で決まった動きをしていることを突き止め、スコッティはジェイラの宇宙船で流れていた古い音楽を爆音で流し敵の通信網を妨害することに成功した。
これによって敵船は自滅していき残りはクラールの乗る宇宙船と2基だけになった。
クラールはなんとか目的を達成しようとたった3基でヨークタウンへ侵入していき、カークとスポックたちはすぐに後追っていった。
カークは敵船を人のいない広場に追い込み一網打尽にすることに成功した。
カークがクラールの船に確認へ行くとそこにクラールの姿はなく船員の死体が転がっていた。
またその部屋にはかつて船を操縦していた者たちの記録が残っており、その画面からウフーラはバルタザール・エディソンが映っているのを発見し、彼こそがクラール本人であることをつきとめる。
かつてバルタザール・エディソンはアルタミット星に行ったのだが、そこで宇宙連邦から見捨てられ取り残されることになったと記録が残っていた。
これによりバルタザールは宇宙連邦への復讐を考えたのである。
アルタミット星には生物はおらず宇宙連邦が残したドロイドだけが残されていたのだが、その星には寿命を延ばす知識が残されており、バルタザールはそれを使って生きながらえていたのである。
バルタザールは本来の姿に戻りヨークタウンにもぐりこむと、兵器を換気扇から流し込み住民を皆殺しにしようと考えた。
カークは単独でバルタザールを止めに行きスコッティは換気扇が止められないかシステムの中枢部へ向かった。
バルタザールを発見したカークは力づくで止めようとするが装置を起動されてしまう。
残された手段は装置を宇宙空間に捨てることだけだったが、それには回りのレバーを操作しなければならず、時間が迫っていた。
カークはなんとか吸気ダクトを開放し兵器をバルタザールもろとも射出することに成功したが自分も吸い込まれそうになってしまう。
そこへタイミングよくスポックとレナードがやってきてカークは無事救出された。
その後カークは宇宙連邦の危機を救った功績もあり昇給を認められたが、それをしてしまうとエンタープライズから降りることになってしまうためカークは辞退した。
またスポックも船を下りて故郷に帰るつもりだったのだが思いとどまったようだ。
カークは船員に誕生日を祝ってもらい新たに作られたエンタープライズで再び旅を始めるのだった。
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これまでのスタートレックの作品の中でも最もスケールの大きな感じだったと思います。
今回は主人公のカークだけでなく主要メンバーがそれぞれ活躍できる場面があり見ごたえがありましたね。
結局スポックは船に残るということでいいんですよね?
あと一つ気になったのが、最後にカークとバルタザールが戦っているシーンで、レバーを全て引いたら射出口が開くってことだったんじゃなかったんですか?
レバー引く前に開いたような気がしましたけどこれって自分の勘違い?
まあ結局うまくいきましたので万事OKですけど。
以上がスター・トレック BEYONDの感想とレビューでした。