ここでは実際に映画「世界にひとつのプレイブック」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
世界にひとつのプレイブックの評価・・・4つ星
原 題: SILVER LININGS PLAYBOOK
製作年: 2012年
製作国: アメリカ
出演者: ブラッドリー・クーパー ジェニファー・ローレンス ロバート・デ・ニーロ
: ジャッキー・ウィーヴァー クリス・タッカー アヌパム・カー
: ジョン・オーティス シェー・ウィガム ジュリア・スタイルズ ポール・ハーマン
監 督: デヴィッド・O・ラッセル
製 作: ブルース・コーエン ドナ・ジグリオッティ ジョナサン・ゴードン
脚 本: デヴィッド・O・ラッセル
原 作: マシュー・クイック
それぞれに最愛の人を失って心のバランスを崩したエキセントリックな男女が出会い、互いの目的のために協力し合う中で次第に希望を見出していくさまを、シリアスな状況の中にもユーモアを織り交ぜ感動的に描き出したヒューマン・ラブ・コメディ。主演はブラッドリー・クーパーとジェニファー・ローレンス。監督は「ザ・ファイター」のデヴィッド・O・ラッセル。妻の浮気相手に暴行を働き、精神病院入りを余儀なくされたパット。ようやく退院したものの、妻ばかりか仕事も家も失ってしまい、実家に戻って社会復帰を図ることに。そんなある日、友人に誘われたディナーで若い未亡人ティファニーと出会う。彼女も心に問題を抱えており、そのエキセントリックな言動に振り回されるパットだったが…。(TUTAYA Online より引用)
感想/レビュー
アカデミー賞で全ての部門にノミネートされた話題作だったため、気になってみてみました。
率直な感想はまあまあでした。
自分的にはわりと好きな作風でしたね。
途中で同じような展開にうんざりするところもありましたが、最終的にはよくまとまっていたと思います。
ジェニファー・ローレンスを見たのはハンガー・ゲーム以来でしたが、あの時と比べると格段に太ってましたね(笑)。
まあ本人は太ることに対して何とも思っていないようですが・・・。
出演者にはハングオーバーシリーズのブラッドリー・クーパー、ハンガー・ゲームシリーズのジェニファー・ローレンス、レッド・ライトやアメリカン・ハッスルなどに出演しているロバート・デ・ニーロ、イノセント・ガーデンなどに出演しているジャッキー・ウィーヴァー、ラッシュアワーシリーズに出演しているクリス・タッカー、パブリック・エネミーズやワイルド・スピードMAXなどに出演しているジョン・オーティス、同じくワイルド・スピードMAXなどに出演しているシェー・ウィガム、ボーンシリーズに出演しているジュリア・スタイルズなどが起用されていました。
分かる人にはわかると思いますが、かなり豪華な俳優陣でしたね。
世界にひとつのプレイブック予告編動画(これからみようと思っている方に)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
内容は愛する人を失い心のバランスを失った男女二人の物語となります。
パット(ブラッドレイ・クーパー)は愛する人に裏切られ、浮気相手を半殺しにしたため精神病院に入れられていました。
8ヶ月後に退院するも、まだ状態は安定しているとは言えませんでした。
そんな時、親友のロニー(ジョン・オーティス)に夕食に招待されます。
そこには妻のヴェロニカ(ジュリア・スタイルズ)とその妹のティファニー(ジェニファー・ローレンス)も同席していました。
ティファニーは夫に先立たれ自暴自棄になっており、精神的に不安定になっていました。
食事の席では暗い話題で盛り上がる2人でしたが、突然ティファニーが帰ると言いだします。
パットは彼女を送っていき、自分には愛しているが別れた妻がいることをティファニーに話します。
後日、ティファニーはパットのジョギングコースに現れ、パットの友達になりたいと言います。
そこで2人は食事を共にすることに。
ティファニーは自分のことは正直に話すものの、パットはそんな彼女に皮肉たっぷりのセリフをかえしてしまいます。
怒った彼女はその場を後にし、パットは追いかけるも通りにいた子供らともめ事を起こしそうになります。
そこへ突然トラウマである結婚式で流していた曲が流れてきます。
発作が起きたパットは自分を見失いそうになるも、機嫌を治したティファニーが協力してくれなんとか発作を抑えることに成功します。
その後も何度もパットのジョギングコースに顔を出すティファニー。
ある日、パットはティファニーに別れた妻に手紙を渡してほしいと言いだします。
ティファニーは手紙を渡す条件として、ダンスショーに一緒に出てくれるように頼みます。
最初は嫌がったパットでしたが、手紙のために仕方なくティファニーと共に練習することに。
ある日、精神病院で一緒だったダニー(クリス・タッカー)が訪れ、ダンスのアドバイスをしてくれます。
数日経ったとき、ティファニーはパットの元妻から手紙が返ってきたといい、パットはそれを読みます。
しかし内容は自分が思っていたものとは違い、ひどく落ち込んでしまいます。
けれども、ダンスショーに出て自分は大丈夫なんだということを元妻にアピールするためにもダンスの練習に精を出します。
ダンスの日取りも差し迫った時、父親がどうしてもアメフトの応援に行って欲しいとパットに頼みます。
父親はパットが試合を見ると応援しているチームの運気が上がり、勝利を勝ち取ると信じていたのです。
ただその日はティファニーとダンスの練習をする約束をしていたため、どうするか悩みます。
パットはしょうがなくアメフトの応援に行くことに。
しかしそこで暴力沙汰を引き起こし、チームも負けて散々な結果になってしまいます。
そこへ練習をすっぽかされたティファニーもやってきて、パットに怒りをぶつけます。
父親は怒るティファニーに対して、チームが負けているのはティファニーのせいだと言ってしまいます。
それに対してティファニーは自分がパットとあっている時にチームが負けてことは1度も無いと反論し、おまけに相手チームの座右の銘はパットの座右の銘と同じであるということも父親に付きつけます。
ティファニーは父親が賭けに負けていたことをしり、もう一度賭けをしようと持ちかけます。
そしてアメフトの試合と、ダンスショーでの得点を両方クリアしたらOKであると言われ、その条件を飲んでしまいます。
パットはその様な賭けの対象にされては嫌だと言い、ダンスには出ないと言いだします。
混乱したパットは元妻から受け取っていた手紙を一人で読み返していました。
ここでパットは重大なことに気が付きます。
手紙には元妻ではなく、ティファニーにしか言っていないことが内容が含まれていたのです。
つまり手紙はティファニーが代筆していたのでした。
ティファニーはパットを説得するために、ダンスには元妻も見に来ると嘘を言い、パットをやる気にさせます。
そしていよいよダンスショーの日がやってきました。
アメフトの試合には見事勝利していたため、賭けの対象となっているダンスは10点満点で5点以上取れば勝利となる約束でした。
ダンスの時間になり、身内のほかになんと元妻も一緒にダンスショーを見に来ていたのです。
パットをやる気にさせるために嘘をついていたティファニーでしたが、本当に来たことによりひどく動揺してしまいます。
なぜならティファニーはパットのことを好きになっていたからです。
ダンスが差し迫っているにもかかわらずティファニーは自暴自棄になりお酒を飲んでいました。
そこへパットがやってきて、無理やりダンスに参加させます。
2人の息はピッタリで、2人は見事に演じ切ります。
そして出た得点はちょうど5点でした。
2人はかけに勝ったのです。
パットはダンスが終わると元妻の元へ歩み寄り何やら耳元で話をしていました。
それを見たティファニーはショックでその場を後にしてしまいます。
パットが戻るとそこにティファニーの姿はなく、すぐにティファニーの後を追いかけます。
そしてショックを受けているティファニーに手紙を渡します。
ティファニーはそれを元妻への手紙だと思っていましたが、読んでみると自分宛の手紙でした。
その手紙にはティファニーが代筆した手紙であることが分かっていることと、自分はティファニーを愛しているということが書かれていたのです。
こうして見事に2人は結ばれ、様々な困難に2人でぶつかっていくこと決めたのでした。
という感じです。
少し変わったラブストーリーでしたが、なかなかいい内容だったと思います。
笑いあり感動ありで非常に胸が熱くなる作品でした。
普段ラブストーリーはほとんど見ないんですが、この作品はよかったと思いました。
恋人と見ることをお勧めしたい作品ですね。
以上が世界にひとつのプレイブックの感想とレビューでした。