ここでは実際に映画「ザ・シューター/極大射程」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
ザ・シューター/極大射程の評価・・・4つ星
原 題: SHOOTER
製作年: 2007年
製作国: アメリカ
出演者: マーク・ウォールバーグ マイケル・ペーニャ ダニー・グローバー
: ケイト・マーラ イライアス・コティーズ ローナ・ミトラ ネッド・ビーティ
: ラデ・シェルベッジア ルイス・フェレイラ テイト・ドノバン
監 督: アントワーン・フークア
製 作: ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ リック・キドニー
脚 本: ジョナサン・レムキン
原 作: スティーヴン・ハンター
元アメリカ海兵隊の凄腕スナイパーがライフルを手に国家的陰謀へ立ち上がる迫力のアクション・サスペンス。スティーヴン・ハンターのベストセラー小説『極大射程』を映画化。伝説の狙撃手として知られ、現在は一線を退きワイオミングの山中で隠遁生活を送る元海兵隊員のボブ・リー・スワガー。ある日、彼の元に退役したアイザック・ジョンソン大佐とその部下たちが訪ねてくる。そして、全米各地を遊説する大統領の暗殺計画が発覚したと語り、スワガーの経験から犯人が狙撃に及ぶ都市を割り出してほしい、と要請するのだったが…。 (TUTAYA Onlineより引用)
感想/レビュー
気にはなっていたのですがなかなか見る機会がなかったのが、ようやく見ることができました。
率直な感想は普通に面白かったです。
やっぱりマーク・ウォールバーグはコメディ系よりもアクション系の方がにあいますね。
出演者にはテッドやローン・サバイバーなどに出演しているマーク・ウォールバーグ、フューリーやエンド・オブ・ウォッチなどに出演しているマイケル・ペーニャ、リーサル・ウェポンシリーズなどに出演しているダニー・グローバー、トランセンデンスやアイアンクラッドなどに出演しているケイト・マーラ、ベンジャミン・バトン 数奇な人生などに出演しているイライアス・コティーズ、インビジブルなどに出演しているローナ・ミトラ、スーパーマンシリーズなどに出演しているネッド・ビーティ、96時間/リベンジなどに出演しているラデ・シェルベッジア、ソウ4などに出演しているルイス・フェレイラ、アルゴなどに出演しているテイト・ドノバンらが起用されていました。
見たことあるかも?と思うような俳優が結構出ていました。
ケイト・マーラはトランセンデンスを見たばかりだったのですぐにわかりましたけどね。
ザ・シューター/極大射程予告編動画(これからみようと思っている方に)
(字幕なしでごめんなさい)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
内容は一線を退いた元軍人が大統領暗殺という陰謀に巻き込まれるというもの。
ボブ・リー・スワガー一等軍曹(マーク・ウォールバーグ)は友人で観測手を務めるドニー・フェン上等兵(レイン・ギャリソン)と共にアフリカのエリトリアで任務についていた。
だが作戦の途中、撤退中だった味方が敵の追撃を受ける。
更に不可解なことにスワガーたちは作戦本部と連絡が取れなくなってしまう。
極秘任務であり、更に治外法権だったためスワガーたちは見捨てられたのである。
スワガーはドニーと共に撤退を試みるが、敵のヘリの銃撃によりドニーは命を落としてしまう。
なんとかその場を生き延びたスワガーは軍から除隊し山奥で静かに暮らすことに。
3年後、愛犬のサムと平和に暮らしていたスワガーの元に軍からジョンソン大佐(ダニー・グローヴァー)がやってくる。
用件は大統領暗殺計画を阻止してほしいとのものだった。
ある暗号を解読した軍は大統領が1.6Kmも離れた位置から狙撃されるという暗殺計画を事前に把握したのである。
通常大統領の身辺警護をするSPは800m圏内までしか警戒しない。
そこでスナイパーとして並ぶものがいない凄腕のスワガーに犯人がどの位置から大統領を狙ってくるかを調べてもらいたかったのである。
一度は断ったスワガーだったが、大佐に愛国心や忠誠心の話などを持ち出され断りづらくなってしまう。
仕方なく依頼を引き受けることにしたスワガー。
指定された3つのポイントをくまなく調べて回る。
その中から大統領を狙撃できるのはフィラデルフィアだけであると結論付け、大佐に警備を配置するよう指示する。
演説の日、大統領の前にエチオピア司教が演説することになっていた。
エチオピア司教が演説を終え大統領が台に上がったその時、スワガーは大佐に警戒ポイントへ突入するように指示する。
だが大佐は動かなかった。
スワガーが見守る中、銃撃は行われてしまう。
しかし殺されたのは大統領ではなく隣に立っていたエチオピア司教だった。
大佐の顔を見たスワガーは全てを悟った。
スワガーははじめから大統領暗殺の犯人としてはめられていたのである。
スワガーは2発の銃弾を受けながらもなんとか追手から逃げ延びる。
途中、FBIのメンフィス(マイケル・ペーニャ)と遭遇し、自分は無実であると訴えるが聞き入れてもらえなかったため、車を奪って逃亡した。
車にあった止血剤を使って血を止めると、コンビニで塩や砂糖に加えて注射器を購入した。
そして倉庫のような場所に隠れて生理食塩水を作り、自らに点滴をした。
頼る人間がいないスワガーはドニーの妻であるサラ(ケイト・マーラ)を訪ね助けてくれるようにお願いした。
スワガーはサラは看護師を目指しているという話を聞いていたが、サラは看護師ではなく教師になっていた。
またサラは血がダメだという。
だがそんなことはお構いなしにスワガーは更に傷の治療をお願いする。
ガスを吸ってこん睡状態になったスワガーをサラは手探りながらも懸命に治療した。
なんとか無事に治療を終えたスワガーは傷が癒えるまでサラにお世話になることに。
その間スワガーは情報収集に努めた。
そのころ、スワガーと接触したメンフィスはFBIの中でもバカにされ浮いた存在になっていた。
そのため自らの力で事件を解決するべく動き始める。
その中でスワガーが犯人だとすることでは説明ができない不可解な点をいくつも見つける。
事件に真相に近づきつつあるメンフィスにジョンソン大佐は監視をつけることに。
そんなメンフィスの様子を知ったスワガーはメンフィスに接触を試みる。
サラに変装をさせ自分が持っていた犯人につながる情報(大佐がスワガーに依頼に来たさいに乗っていた車のナンバープレート)をメンフィスに渡す。
メンフィスはその番号を本部のパソコンで調べた。
すると自分の地位ではアクセスすることができないトップシークレットの情報だった。
メンフィスは同僚にお願いしてそのナンバープレートが誰のものだったのかを調べてもらうことに。
しかしその電話の途中、メンフィスは大佐が送ってきた刺客に拉致されてしまう。
メンフィスは自白剤を飲まされ暴行された揚句、自殺に見せかけられ殺されそうになる。
だがギリギリのところでスワガーがやってきてメンフィスを助ける。
メンフィスはスワガーと協力して黒幕を突き止めることに。
スワガーはまずメンフィスが役に立つように射撃の訓練を施す。
さらに情報収集として、誰よりも射撃に詳しいとされる人物の元へと向かった。
そこで1.6Km離れたところから正確に狙撃ができる人物はスワガーのほかに数名しかいないと聞かされる。
その中の一人に生きているかどうかもわからない男がいた。
スワガーはその男が大佐の隣にいた人物だったと確信する。
情報を得たスワガーはすぐにその男の自宅へと向かった。
メンフィスに周辺を監視させ、用心深く周りに爆弾などを仕掛け家の中へ入っていくスワガー。
スワガーは男からなぜ大統領ではなくエチオピア司教が狙われたのか、また真の黒幕は誰なのかを聞き出した。
司教はかつてエチオピアで発生した石油パイプラインをめぐる虐殺にアメリカが関与していることを知っており、それを大統領に伝えようとしていたため暗殺されたのである。
さらに黒幕はモンタナ州で6期当選した上院議員であるミーチャム議員であるとも語った。
全てを語り終わると男は自らに銃を発砲し自殺した。
あたりは男が呼んだ兵隊で囲まれていた。
スワガーはメンフィスと協力してうまくその場から離脱した。
そのころ、ジョンソン大佐はスワガーとサラが協力していたことを突き止め、サラを人質にしようと企てる。
抵抗したサラだったが敵につかまってしまう。
スワガーはジョンソン大佐に連絡をし、サラと自分が持っている男との会話を録音したテープを交換するよう持ちかける。
場所は虐殺した人たちを埋めた場所に指定した。
指定した場所にはジョンソン大佐とその部下、その部下につかまっているサラに加えてミーチャム議員もやってきた。
送れて遠くからスワガーがあるいてやってきた。
だがスワガーは大佐が配備していたスナイパーに撃たれてしまう。
だがその直後そのスナイパーは何者かに射殺される。
その何者かこそがスワガーだった。
先に撃たれたのはメンフィスだったのである。
しかもメンフィスは防弾チョッキを着込んでおり、平然として再び歩き始めた。
大佐が送り込んでいるスナイパーは全部で3人おり、全員をスワガーが片づけた。
さらにサラをとらえている男の腕を狙撃しサラを解放した。
そしてついにスワガーが姿を現す。
スワガーはサラの解放と引き換えにテープレコーダーを渡すのではなくその場で燃やしてしまった。
悪人に利用されるのを恐れたためである。
だがこれではスワガーの無実を証明することはできなかった。
議員と大佐がその場を後にすると、すぐにFBIが駆け付けスワガーは逮捕されてしまう。
しかしスワガーにも弁明のチャンスが与えられた。
大佐やメンフィスも交えてスワガーが自分の銃で本当に司教を撃ったのかの審理が行われた。
この時メンフィスはこっそりスワガーに銃の弾丸を渡した。
押収された銃は現場にあった時から手をつけられずFBIに保管されていた。
つまり司教を撃ったときと同じようなセッティングがなされているのである。
スワガーはその銃に弾を入れると引き金を引いてみせた。
だが弾は発射されなかった。
実はスワガーは家を離れる際には銃身を別のものに入れ替えておくのである。
こうすることにより銃が盗まれても弾が発射されることはないからである。
コレによりスワガーは犯人であるという証拠が消滅し、スワガーは無罪放免となった。
だが大佐の悪事を暴くことまではできなかった。
スワガーが無事に釈放されてめでたしめでたし・・・・ではなった。
スワガーはすぐにミーチャム議員の家へと向かったのである。
そしてその場で議員と大差を殺すと、そこで起こった騒動を大佐の仕業のように見せかけその場を後にした。
こうしてスワガーの復讐は終わったのである。
・・・という感じです。
マーク・ウォールバーグがかなり渋いですね。
アクション系がよく似合います。
普通に面白かったので見ておいて損はないと思いますよ。
以上がザ・シューター/極大射程の感想とレビューでした。