ここでは実際に映画「ラン・オールナイト」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
ラン・オールナイトの評価・・・4つ星
原 題: Run All Night
製作年: 2015年
製作国: アメリカ
出演者: リーアム・ニーソン ジョエル・キンナマン ヴィンセント・ドノフリオ
: ニック・ノルティ ブルース・マッギル ジェネシス・ロドリゲス
: ボイド・ホルブルック コモン エド・ハリス
監 督: ジャウム・コレット=セラ
製 作: ロイ・リー ブルックリン・ウィーヴァー マイケル・タドロス
脚 本: ブラッド・イングルスビー
「アンノウン」「フライト・ゲーム」のジャウム・コレット=セラ監督が、リーアム・ニーソンとの3度目のタッグで贈るクライム・アクション。息子を守るため、親友である組織のボスを敵に回すことになった殺し屋の壮絶な逃亡劇を描く。共演はジョエル・キナマン、エド・ハリス。親友でもあるマフィアのボス、ショーンに長年仕えてきた殺し屋ジミー。そんな父親を毛嫌いし、距離を置いて生きる一人息子のマイク。ある日、彼は運悪く殺人現場を目撃してしまい、犯人から命を狙われてしまう。そんな息子の窮地をジミーが救う。しかし彼が返り討ちにした (TUTAYA Onlineより引用)
感想/レビュー
アンノウンやフライト・ゲームはわりと面白い作品だったので、この作品にも興味を持ちました。
率直な感想はフライトゲームには劣るもののなかなか見ごたえはあったかなと言った感じです。
無敵のリーアム・ニーソンが若干落ちぶれてはいるもののそれでもやっぱりリーアム・ニーソンでした(笑)。
ジョエル・キナマンが共演しているといこともありなかなか見れないツーショットが見れたというのもいいのではないでしょうか。
出演者には96時間シリーズなどに出演しているリーアム・ニーソン、ロボコップなどに出演しているジョエル・キンナマン、ジュラシック・ワールドなどに出演しているヴィンセント・ドノフリオ、ウォーリアーなどに出演しているニック・ノルティ、完全なる報復などに出演しているブルース・マッギル、ハリケーンアワーやがけっぷちの男などに出演しているジェネシス・ロドリゲス、ゴーン・ガールなどに出演しているボイド・ホルブルック、ターミネーター4などに出演しているコモン、スノーピアサーなどに出演しているエド・ハリスらが起用されていました。
こうして並べてみるとなかなか豪華な俳優陣ですね。
ジェネシス・ロドリゲスはスゴイきれいだった印象だったのですが、今作ではそうでもなかったですね。
ラン・オールナイト予告編動画(これからみようと思っている方に)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
内容は裏社会で生きてきた人間が組織を裏切り追われるというもの。
ジミー・コンロン(リーアム・ニーソン)は長年マフィアのボスであるショーン・マグワイア(エド・ハリス)のもとで殺し屋として働いていたが、今では罪悪感にさいなまれアルコールにおぼれる生活を送っていた。
ある時ジミーはお金が必要にありショーンを頼ると息子のダニー(ボイド・ホルブルック)から受け取るよう言われる。
ジミーがダニーの元へ行くと警官に賄賂のようなものを払っていた。
ジミーはダニーにお金を貸してくれるよう頼むと、家で開かれるクリスマスパーティーのサンタをしてくれと頼まれる。
お金が必要なジミーはしぶしぶサンタの格好をするが、酒を飲んでいたためストーブで手をやけどしたり子供に暴言を吐くなど最低の結果となってしまう。
見かねたショーンはジミーに食事を取らせ昔話をした。
ジミーはそこでショーンにこれまで殺してきた人間が悪夢になって現れると弱音を吐いた。
そんなジミーにショーンは「俺とおまえ、おまえと俺、一線を越える時はいつも一緒」だと伝えた。
その後ショーンのもとにダニーが一人の男を連れてくる。
ショーンは裏社会のボスでありどんな商売をするのにもショーンの許可が必要だった。
ダニーが連れてきた男はヘロインの売買を行いたいと言ってきた。
それを聞いたショーンは金額など関係無く麻薬に関わる仕事はしないとつき返した。
ダニーが理由を聞くと、昔麻薬を取り扱った時に莫大な金を手に入れることができたがそれと引き換えにファミリーの中にも中毒者を出し多くの犠牲者を出したと語った。
ショーンはダニーに自分できちんと後始末をしろと命じる。
一方、ジミーの息子のマイクは身寄りのない子供にボクシングのコーチをしていた。
中でもレッグスという黒人の少年はひときわ才能のある人材だった。
マイクには妻のギャビー(ジェネシス・ロドリゲス)との間に2人の娘がいた。
更にギャビーのお腹の中には3人目の子供が宿っていた。
マイクはコーチだけではなく夜中になるとリムジンの運転をしていた。
ある時マイクはダニーにヘロインを持ちかけてきた取引相手のダニーの家まで送ることになる。
マイクがリムジンの中で待機しているとレッグスの姿を発見する。
マイクはレッグスを呼びとめすぐに家に帰るよう指示するが、車に乗らせてくれたら言うとおりにするという。
マイクは仕方なくレッグスをリムジンに乗せるが、そこで外に異変が起こる。
なんとダニーがマイクが連れてきた客を殺していたのである。
レッグスはたまたま動画撮影しておりこの瞬間を記録していた。
マイクはダニーに見つかる前に逃げようとするがエンジンをかけたところでダニーに見つかってしまう。
運よく見つからなかったレッグスはこっそりと帰って行った。
家の中に連れて行かれたマイクはダニーに銃を向けられるが運よく逃げることに成功する。
家に帰ったマイクはこの時ちょうど妻を義理の兄の家にやっていた。
マイクはすぐに兄の家に電話し、ギャビーに泊まって帰るよう指示した。
そのころ、ダニーからことの詳細を聞いたショーンはすぐにジミーに電話をかける。
連絡を受けたジミーはマイクの家に向かった。
マイクはジミーが人を殺しながらのうのうと生きていることを許せず長らく絶縁状態だった。
当然父親が突然家にやってきてもいい顔はしなかった。
マイクは警察に電話しようとするがジミーに止められる。
警察にもショーンの息がかかっているからである。
マイクは今さら父親面するなとジミーを追い返してしまうが、そこへマイクを追いかけてきたダニーがやってくる。
ダニーは裏口からこっそりと侵入するとマイクに銃を向けた。
ダニーの車があることに気が付いたジミーはすぐに家に引き返し、息子に銃を向けるダニーを銃で撃って殺してしまう。
ダニーはほぼ即死してしまい混乱するマイク。
マイクはジミーを家から追い出しすぐに警察を呼んだ。
車に戻ったジミーはすぐにこのことをショーンに伝えた。
警察がやってくるとマイクは事情を説明しようとするが、警察は有無を言わさずマイクを逮捕してしまう。
来るまで待っていたジミーはパトカーで連れて行かれるマイクの後を追った。
パトカーはショーンの部下の車と合流しようとしたためジミーはパトカーに体当たりをしてマイクを助け出そうとする。
激しいカーチェイスの末パトカーは横転し、ジミーはマイクを救うことに成功する。
ジミーは警官に銃を向けられることになるがためらわず射殺した。
ジミーとマイクは車を捨てて地下鉄で逃げようとするがジミーが敵に見つかってしまい戦いになる。
これによってジミーも傷ついてしまうが敵を退けることに成功する。
そしてそのままジミーとマイクは電車で逃げて行った。
ジミーはマイクに家族を守るよう指示しギャリーが止まっている義理の兄の家に向かわせた。
ジミーはショーンに電話し話し合いたいと伝えた。
2人はレストランのような場所で落ち合い、ショーンは息子を殺すまでやめるつもりはないとはっきりとジミーに伝えた。
マイクが家にやってくるとテレビでは自分とジミーが指名手配されていた。
そこへショーンの部下もやってくる。
ジミーはギャビーと子供たちと隠れなんとか敵をやり過ごすことに成功する。
その後ジミーと合流し、ジミーが提案した子供のころによく言っていたコテージに身を隠すことに。
ジミーはマイクにも行くよう言ったが、マイクは残ってジミーと戦うことを決意する。
マイクは自分の無実を証明するためにレッグスという教え子を探すことに。
地元の子供たちからレッグスが住んでいるマンションを教えてもらったがどこの部屋にすでいるかがわからない。
ジミーとマイクは一軒一軒調べて回ることに。
だが住民に指名手配されている親子が来ていると通報されてしまう。
一方、ショーンはジミーとマイクを始末するために殺し屋のプライス(コモン)を雇っていた。
プライスはまずジミーの家に行き手掛かりになる物を探した。
すると湖のほとりで釣りをしている昔の写真を発見する。
更にここで警察の無線からあるマンションに2人がいるという情報が入ってくる。
プライスはすぐにそのマンションへ向かった。
レッグスを探すマイクたちはレッグスの弟を見つけることに成功する。
レッグスはいなかったためマイクが助けてほしいと言っていると伝えてほしいと伝言を頼んだ。
ジミーたちは騒ぎに乗じてマンションから脱出しようとするが殺し屋のプライスがやってくる。
ジミーはプライスを引き付けマイクを逃がそうとするが、マイクは引き返してジミーを助けに行ってしまう。
ジミーとプライスの激しい戦いは両者互角だったが、駆け付けたマイクがプライスに銃をつきつけた。
だがジミーはマイクに撃つなと警告。
ジミーはマイクに自分と同じような人殺しになってほしくなかったのである。
ジミーとマイクはとどめを刺さないままマンションからの脱出を図る。
だが途中で警察に見つかってしまう。
必死に逃げるジミーは更にプライスからの反撃にもあってしまう。
これによりジミーは足に負傷してしまう物の逃げきることに成功する。
ジミーは傷の手当てをするために兄であるエディ(ニック・ノルティ)の家を尋ねる。
ある程度事情をわかっているエディはジミーとマイクを家の中に入れ必要なものを与えた。
ただエディはジミーのことを信用しておらず、今度は息子を裏切るつもりかと迫った。
ジミーはかつてショーンの命令で身内さえも殺したことがあったからである。
それを聞いたマイクはジミーのことが信じられなくなり、一人で家を出て行ってしまう。
一人になったジミーは覚悟を決めてショーンの元へむかった。
ジミーは最後の警告のためショーンに電話するもショーンは和解を拒否した。
それを聞いたジミーは銃を持ってショーンのアジトを急襲する。
ジミーは鮮やかな手つきでショーンの部下を殺していく。
身の危険を感じたショーンは一人で逃げ出すが結局ジミーに追い詰められ撃たれてしまう。
ショーンはジミーの腕の中で息を引き取った。
ことをなし終えたジミーはマイクのいるコテージへと向かった。
マイクはジミーを歓迎しなかったがギャビー始めてみるジミーを歓迎してくれ、娘たちも紹介してくれた。
ただマイクはすでに警察に電話しており、ジミーもマイクを守るために自首する気だった。
マイクは家族と共に外に行ってジミーを一人にする。
ジミーは一人で家族の写真などを見て懐かしむがそこへプライスがやってくる。
プライスの不意打ちで撃たれてしまったジミーだったが、隠し部屋からライフルを持ち出し応戦した。
銃声を聞いたマイクもすぐに戻ってきてプライスに応戦しようとする。
重傷を負っていたジミーは更にプライスに撃たれ瀕死の状態になり倒れる。
プライスはマイクを殺そうと離れて行ったがジミーにはどうすることもできない。
しばらくしてかちあった2人は激しい銃撃戦を繰り広げる。
息子を助けたいジミーは最後の力を振り絞って銃を装填し息子の元へ。
マイクはプライスに後ろを取られ絶体絶命のピンチに陥っていた。
だがマイクが殺されるより一瞬早くジミーがプライスを撃ち殺した。
これによりようやく戦いは終結し、息子を守りきったジミーは静かに息を引き取った。
その後レッグスが警察に出頭しマイクの無実が証明された。
今回の騒動で父親のことを知ったマイクは部屋に昔の写真を飾るようになっていたのだった。
・・・という感じです。
全体的に暗い雰囲気の映画でしたね。
いつものリーアム・ニーソンよりはキレがありませんでしたが、ジョエル・キンナマンがいい感じにフォローしていたのではないでしょうか。
正直評価的には3つ星に近いですが、リーアム・ニーソンとジャウム・コレット=セラ監督の3度目のコラボということであまめにつけています。
余裕があるなら見てみてもいいのではないでしょうか。
以上がラン・オールナイトの感想とレビューでした。