ここでは実際に映画「オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主の評価・・・4つ星
原 題: ODD THOMAS
製作年: 2013年
製作国: アメリカ
出演者: アントン・イェルチン アディソン・ティムリン ググ・バサ=ロー
: ニコ・トルトレッラ パットン・オズワルト ウィレム・デフォー
: シュラー・ヘンズリー アーノルド・ヴォスルー
監 督: スティーブン・ソマーズ
製 作: スティーブン・ソマーズ ジョン・バルデッチ ハワード・カプラン
脚 本: スティーブン・ソマーズ
原 作: ディーン・R・クーンツ
死者の霊が見える青年オッド・トーマスの活躍を描いたベストセラー作家ディーン・クーンツの人気シリーズの第1作『オッド・トーマスの霊感』を、「スター・トレック」のアントン・イェルチン主演で映画化。共演はアディソン・ティムリン、ウィレム・デフォー。監督は「ハムナプトラ」「G.I.ジョー」のスティーヴン・ソマーズ。南カリフォルニアの平凡で退屈な町に暮らす20歳の青年オッド・トーマス。ダイナーで働く彼は、実は死者の霊が見えてしまうのだった。ある日、オッドは町の異変に気づく。“ボダッハ”という悲惨な死を嗅ぎつける悪霊が異常なほど集まってきていたのだ。町にとてつもない災厄が訪れるに違いないと悟ったオッドは、それが何かを突き止め、町の人々を助けるべく行動を開始するが…。(TSUTAYA online より引用)
感想/レビュー
予告動画がおもしろそうだったので、気になってみてみました。
自分の中では好きな作品でしたね。
この作品に限って言えば、先に予告動画をしっかり見て予習をしてから、作品を見た方が内容がよくわかると思います。
アクション映画というよりはSF色のほうが濃い作品でしたね。
時間も手ごろで見やすかったですよ。
出演者にはスタートレックシリーズに出演しているアントン・イェルチン、ミッドナイト・ガイズに出演しているアディソン・ティムリン、幸せの教室に出演しているググ・バサ=ロー、ブレイクアウトなどに出演したニコ・トルトレッラ、エンド・オブ・ザ・ワールドなどに出演しているパットン・オズワルト、スパイダーマンやジョン・カーターなどに出演しているウィレム・デフォー、ハムナプトラシリーズのアーノルド・ヴォスルーなどが起用されていました。
スティーブン・ソマーズ監督が好む俳優が多く起用されていましたね。
オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主予告編動画(これからみようと思っている方に)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
内容は霊能力を持つ青年が、大厄災を防ぐために孤軍奮闘するというもの。
職業フリーターのオッド(アントン・イェルチン)は、周りから変わった人であると思われていた。
それもそのはずで、彼にはなんと死者の魂が見えていたのである。
この能力は母親から受け継いだものらしく、母は変人として施設に入れられていた。
そのため能力のことを周りには話していないオッドであったが、そんな彼にもよき理解者がいた。
トラブルが起こった際に協力してくれる警察署長(ウィレム・デフォー)と、彼女のストーミー(アディソン・ティムリン)であった。
彼らはオッドが霊能力者であることを知り、協力してくれるよき理解者であった。
そんなある日、オッドが働いている店に一人の男がやってくる。
オッドには死者の魂のほかにも、”死”の気配に引き寄せられてくるボダッハという悪霊が見えていた。
その男にはこれまでに見たことのない数のボダッハが付いていた。
オッドはこの男を引き金に何か事件が起こることを予感していた。
オッドは独自にその男の調査をすることに。
その男の家に付くと、ボダッハが出入りしている地獄の入口のようなものがあった。
そして翌日にその男が何か計画していることを察知する。
署長に協力を仰ぎ、男の監視と調査を依頼するが、それらしい証拠は何も出てこない。
唯一の手掛かりは、その日に自分が殺される夢を見たオッドと、友達のヴァイオラの証言だけだった。
2人は偶然にも自分が殺される同じような夢を見ていたのであった。
オッドはその夢に出てきた死体の男がボーリングのマークが入ったシャツを着ていたことから、近所のボーリング場に足を運ぶ。
制服は一致したものの、それ以上の手掛かりは何も得られなかった。
気分転換にオッドはストーミーとともに教会の近くでピクニックをしていた。
しかしそこへ例の男がやってきて、オッド達を襲おうとする。
なんとかその場から逃げることに成功し、すぐに署長に破壊された教会を調べてもらったが、手掛かりどころか指紋1つでてこなかった。
結局何もわからない中、夢で見た自分が心臓を撃たれて殺されるイメージが頭から離れないオッドは、知り合いに心臓を守ることのできるアクセサリーの制作を依頼し、それを身に付けることに。
手掛かりを得られないオッドは、その日の夜に再びヴァイオラに会いに行き、夢の内容を詳しく聞くことに。
しかしわかったのは大量虐殺が起こるということだけであり、さらにヴァイオラの妹達にはボダッハがひき寄せられていた。
その数時間後、例の男が飼っていた犬に女性が殺されるという事件が発生する。
警察は総力を挙げて男を探すことに。
またこの時、オッドは署長に心臓を守るアクセサリーを渡してしまう。
ストーミーを家に送り、オッドは自宅に戻ってきた。
するとそこには身に覚えのない銃と、例の男の死体が転がっていた。
オッドがつけまわしていることを知り、邪魔になった男をオッドの仕業と見せかけて殺していたのである。
実は協会でオッド達を襲ってきた時はすでに死んでいたのである。
そしてオッドを恨んで取りついていたのだ。
一方、例の男のことを調べていた署長が何者かに銃撃され、重傷を負う。
しかしオッドが渡していたアクセサリーにより一命は取り留める。
翌15日、オッドは再び男の家に行き、大虐殺を企てている証拠がないのか調べることに。
男の家を調べていると冷蔵庫の中には人の指と骸骨があった。
そしてそこに男の霊がやってきてオッドは襲われてしまう。
なんとかその場から逃げたオッドは、隠していた男の死体に手掛かりがあることに気が付き、それを調べに行く。
男の胸には「POD」という刺青があった。
その刺青は前にオッドに話しかけてきた警察官のバナーが掘っていたものと同じだった。
なんと黒幕は警察官だったのだ。
黒幕が分かったオッドはその狙いにも気が付く。
やつらが狙っているのはストーミーが働いているショッピングモールだったのだ。
オッドはショッピングモールに付くと、すぐに犯人らしき人物を見つけて撃退する。
しかしその男は探していたバナーという男ではなく、別の警察官であった。
犯人は2人組ではなく3人組だったのだ。
事件はまだ終わってはいなかった。
なによりボダッハの数が尋常ではなかったのだ。
遠くから悲鳴が聞こえ、銃撃が始まってしまった。
オッドはすぐに駆け付け、ボダッハの妨害を振り払いながら銃撃犯を撃ち殺す。
事件は終わったかにみえたが、オッドが撃ち殺したバナーではなかった。
3人組だと思っていた犯人は4人組だったのだ。
そして霊に導かれて倉庫に行ったオッドが見た物は、トレーラーに積まれた巨大な爆弾だった。
オッドはトレーラーを自ら運転し、残り時間の少ない爆弾を人のいない場所で爆破させようとした。
バナーの抵抗にあいながらもオッドは爆弾を処理することに成功する。
こうして被害は最小限に食い止められ、オッドも重傷を負いながらも一命を取り留める。
目を覚ましたオッドの前にはストーミーの姿が。
署長はオッドの功績をたたえて、家をプレゼント。
オッドはストーミーと二人でそこで暮らすことに。
しかし、現実は残酷であった。
オッドが見ていたストーミーはすでに死んでいて霊になった姿だったのだ。
署長たちに促され、オッドはストーミーをあの世へと見送ることに。
そしてオッドは街を出て、新たな人生を歩むのであった。
という感じです。
この手の映画には珍しく、最後は悲しい終わり方でしたね。
若手中心の良い映画だったと思います。
まあ好き嫌いは別れるでしょうけどね。
是非続編を作ってほしいですね。
以上がオッド・トーマス 死神と奇妙な救世主の感想とレビューでした。