ここでは実際に映画「マイノリティ・リポート」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
マイノリティ・リポートの評価・・・4つ星
原 題: MINORITY REPORT
製作年: 2002年
製作国: アメリカ
出演者: トム・クルーズ コリン・ファレル サマンサ・モートン マックス・フォン・シドー
: ロイス・スミス ピーター・ストーメア ティム・ブレイク・ネルソン
: スティーヴ・ハリス キャスリン・モリス マイク・バインダー
監 督: スティーブン・スピルバーグ
製 作: ショーン・レヴィ
脚 本: ジョン・コーエン スコット・フランク
原 作: フィリップ・K・ディック
西暦2054年、ワシントンDC。政府は度重なる凶悪犯罪を防ぐ策として、ある画期的な方法を採用し、大きな成果をあげていた。それは、“プリコグ”と呼ばれる3人の予知能力者によって未来に起こる犯罪を事前に察知し、事件が実際に起きる前に犯人となる人物を捕まえてしまうというもの。ジョン・アンダートンはその犯罪予防局のチーフとして活躍していた。しかし、ある日、ジョンは自分が36時間以内に見ず知らずの他人を殺害すると予知されたことを知る。一転して追われる立場になったジョンは、自らの容疑を晴らそうと奔走するのだが…。(TSUTAYA online より引用)
感想/レビュー
おもしろい映画がないかと探していたら目についたので見てみた作品です。
2002年の映画と少し古いですが、今では考えられないトム・クルーズとコリン・ファレルの2大ハリウッドスターが共演している作品です。
中身も期待通りとても面白い作品でした。
未来の犯罪を予知っていうコンセプトが自分は好きでしたね。
アニメにサイコパスっていうのがあったけど、それと同じようなコンセプトでしたね。
サイコパスも見たけどおもしろかったです。
話がそれましたが、トム・クルーズ作品の中でもかなり上位に来る作品だと思います。
出演者にはアウトローやオブリビオンなどに出演しているトム・クルーズ、トータルリコールやセブン・サイコパスなどに出演しているコリン・ファレル、コズモポリスやジョン・カーターなどに出演しているサマンサ・モートン、エクソシストやロビンフッドなどに出演しているマックス・フォン・シドー、ティモシーの小さな奇跡やツイスターなどに出演しているロイス・スミス、ヘンゼル&グレーテルやラストスタンドなどに出演しているピーター・ストーメア、オー・ブラザー!やインクレディブル・ハルクなどに出演しているティム・ブレイク・ネルソン、テイカーズなどに出演しているスティーヴ・ハリス、マインドハンターや処刑教室などに出演しているキャスリン・モリスなどが起用されていました。
若手、中堅、ベテランが見事にかみ合った作品でしたね。
トム・クルーズ、コリン・ファレル好きなら見ておいて損はないと思います。
マイノリティ・リポート予告編動画(これからみようと思っている方に)
字幕付きの予告が見たい方は公式サイトにあったのでこちらからどうぞ。
以下からはネタばれになりますので注意してください。
内容は2054年における殺人事件の発生を取り締まる組織の活躍を描くものです。
2054年ではプリコグ(precog:precognitive、予言者)と呼ばれる3人の予知能力者により殺人事件の発生が予知されていました。
そしてその情報を元にジョン・アンダートン(トム・クルーズ)率いる犯罪予防局が未然に事件を防いでいました。
そのおかげでワシントンDCでの殺人事件の発生件数は0件となっていました。
そのためプリコグを使ったシステムが全国に導入されようとしており、犯罪予防局と政府のどちらが実権を握るかで争いが起きていた。
そして司法省調査官のダニー・ウィットワー(コリン・ファレル)が局を訪れ、システムの完全性の調査を始めることに。
ダニーの指示により本来は入ることができないプリコグのいる場所(作中では聖域と呼ばれていた)に入ると、プリコグの1人であるアガサ(サマンサ・モートン)がジョンに過去の殺人事件の映像を見せてきた。
これを不思議に思ったジョンは独自にその事件を調べることに。
まずはじめにアガサが見せてきた殺人現場の映像をプリコグ全員の映像と照らし合わせるために犯人が捕まっている刑務所へ。
そこでプリコグの予知映像を見るもなぜかアガサの映像だけ抜けていたのです。
調べてみると1人の予知映像が抜けている事件は他にもあり、不思議に思ったジョンは長官のラマー・バージェス局長(マックス・フォン・シドー)にそのことを報告します。
しかし理由はわからずその場では保留となってしまいます。
そんな時、プリコグが殺人事件を予知します。
するとその映像に映っていたのはなんと見知らぬ男を殺害する自分自身の姿でした。
困惑するジョンはこのままではつかまってしまうことが確実なため、組織を抜け出します。
何かの間違いだと信じているジョンはプリコグを作ったアイリス・ハイネマン博士に助けを求めます。
しかし博士から突き付けられたのはプリコグの予知した未来は絶対であるという事実だけでした。
しかしながら博士はごくまれに最も優れた予知能力を持つアガサだけは他の2人とは違う予知映像を見ることがあることをジョンに教えます。
そしてそれはプリコグの信頼性を貶めるものだとして破棄されてきたと言います。
そのアガサが見せる少数派のレポート(マイノリティ・リポート)を探すことが真実を見つける鍵となるとジョンに教えます。
博士はマイノリティ・リポートはアガサの頭の中にあると言い、ジョンは犯罪予防局に行くことに。
しかし網膜スキャンがあるため普通にいっても捕まるのが関の山でした。
そこで知り合いの闇医者であるエディ・ソロモン(ピーター・ストーメア)に眼球の移植手術を依頼することに。
この時予防局に見つかりそうになるも何とか危機を脱します。
眼球を入れ替えたジョンは自分の眼球を持って犯罪予防局に潜入し、アガサを連れ出します。
そしてアガサの頭の中からジョンのマイノリティ・リポートを探すもそれは見つかりません。
どうしても自分が殺人を犯すことが信じられないジョンは自分が殺すことになっているクロウという男の元へ向かいます。
そこで見た物はなんと6年前に誘拐され行方不明になっていた息子の写真でした。
クロウが息子を誘拐した犯人であると思ったジョンはクロウに銃を突きつけます。
しかしアガサの制止によりジョンはすんでのところで踏みとどまります。
しかしクロウは自分が息子を誘拐した犯人であることをでっちあげて、自分がジョンに殺されれば家族にお金が入ると言い、自分で自分に発砲してしまいます。
黒幕がいたことを知ったジョンはアガサを安全な場所に移すために、別れた妻(キャスリン・モリス)の元へ向かいます。
そのころダニーは殺害現場に到着し、以前に殺人課にいた経験から現場は偽装されたものであると気づきます。
そしてそれをバージェス局長にそれを確かめに行き、そしてジョンが調べていたアガサが見せた殺人現場についての新事実を話すと、なんとダニーは局長に殺されてしまいます。
実は全ての黒幕は局長で、アガサが見せる殺人事件の犯人は局長だったのです。
これに気付いたジョンは局長の元へ向かい、過ちを認めるように説得します。
すると局長は自らに銃を向けて全てに決着をつけてしまうのです。
こうしてプリコグの信頼性は失われ、これまでに捕まった犯罪者は解放され、プリコグも廃止されました。
そしてジョンは妻と再婚し新たに子供をもうけるのでした・・・めでたしめでたし。
という感じですね。
ストーリーの展開も文句なくわかりやすく、非常に見ごたえのある作品でした。
まだそれほどメジャーではないとはいえコリン・ファレルが死ぬのには驚きました。
今では絶対にあり得ないシーンですね。
未来と現在が入り混じったような奥行きのある世界観も非常に見どころの1つだと思います。
4つ星にしていますが、5つ星に近い4つ星ですね。
本当におもしろかったです。
以上がマイノリティ・リポートの感想とレビューでした。