ここでは実際に映画「エンド・オブ・キングダム」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
エンド・オブ・キングダムの評価・・・4つ星
原 題: London Has Fallen
製作年: 2016年
製作国: アメリカ
出演者: ジェラルド・バトラー アーロン・エッカート モーガン・フリーマン
: アロン・モニ・アブトゥブール アンジェラ・バセット ロバート・フォスター
: ジャッキー・アール・ヘイリー メリッサ・レオ ラダ・ミッチェル シャーロット・ライリー
監 督: ババク・ナジャフィ
製 作: マーク・ギル ジョン・トンプソン マット・オトゥール
: レス・ウェルドン ジェラルド・バトラー アラン・シーゲル
脚 本: クレイトン・ローゼンバーガー カトリン・ベネディクト クリスチャン・グーデガスト チャド・セント・ジョン
ジェラルド・バトラー主演のスペクタクル・エンタテインメント大作『エンド・オブ・ホワイトハウス』の続編。舞台をイギリス・ロンドンに移し、米大統領のシークレットサービスであるマイクが現代最大の敵=テロリズムと壮絶な戦いを繰り広げる。(TUTAYA Onlineより引用)
感想/レビュー
エンド・オブ・ホワイトハウスの続編ということで非常に楽しみにしていた作品になります。
率直な感想は普通に面白かったです。
この作品のようにストーリーが単純な映画を見たのは久しぶりな気がします。
もちろんいい意味で単純だったということなのですが、時間も短く非常に見やすかったです。
配役もほとんど変わっていませんでしたし、できれば2作続けてみるといいですね。
ジェラルド・バトラーのキレのあるアクションにも注目です。
出演者には前作同様ジェラルド・バトラー、アーロン・エッカート、モーガン・フリーマン、アンジェラ・バセット、ロバート・フォスター、メリッサ・レオ、ラダ・ミッチェルに加えて新たにダークナイトライジングなどに出演しているアロン・モニ・アブトゥブール、ウォッチメンなどに出演しているジャッキー・アール・ヘイリー、オール・ユー・ニード・イズ・キルなどに出演しているシャーロット・ライリーらが起用されていました。
改めてみるとスゴイ豪華な俳優陣ですね。
エンド・オブ・キングダム予告編動画(これからみようと思っている方に)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
フィリピンで大規模なテロ攻撃が行われ多くの死者が出た。
テロ組織に武器を供給していたのはアミール・バルカウィ(アロン・モニ・アブトゥブール)という死の商人だった。
アメリカ政府はバルカウィ暗殺のため、彼の娘の結婚式場にドローンによる爆撃を行ったのである。
2年後、ベンジャミン・アッシャー大統領(アーロン・エッカート)のシークレットサービスであるマイク・バニング(ジェラルド・バトラー)は昔と変わらず仲良くトレーニングをしていた。
ただマイクの妻であるリア(ラダ・ミッチェル)はマイクの子を身ごもっており出産も間近に迫っていた。
妻の出産に合わせて休暇を取ろうと考えていたマイクだったが、テレビでイギリスの首相がひざ関節の手術を受けた後に死んでしまったというニュースが流れていた。
その直後、ホワイトハウスからマイクに電話がかかってくる。
イギリスの首相の葬儀に出るため護衛が必要だったからである。
マイクは事情が事情なだけに断れなかった。
またマイクは子供が生まれるのに合わせて退職願を出そうとも考えていたのである。
マイクはシークレットサービスの長官であるリン(アンジェラ・バセット)と共に葬儀の警護プランを作成し厳重に守りを固めた。
マイクは荷物をまとめるために一旦家に戻ることに。
その途中でマイクは休暇から帰ってきたアラン・トランブル副大統領(モーガン・フリーマン)とすれ違い、休暇についての話を聞いて盛り上がった。
家に帰って荷物をまとめたマイクはリアにすまないと言い仕事へ向かった。
行きのヘリの中でリンはマイクから頼まれていた子供の名付け親になることを引き受けていた。
各国の首脳が葬儀に参列するためロンドンでは厳重な警戒態勢が敷かれていた。
続々と首脳が集まるなか、セント・ポール大聖堂に向かうカナダ首相とその妻を乗せた車がテロリストにより爆破されてしまう。
それと同時にフランス、日本、ドイツ、イタリアの首相が次々とテロの標的になり殺されていく。
マイクが大統領とセント・ポール大聖堂に入ろうとした時、警備兵に混ざっていたテロリストにより銃撃されてしまう。
マイクは必死に大統領をかばい、テロリストを倒しながらセント・ポール大聖堂から脱出した。
そのテロの規模からこの計画は何年も綿密に練られたものだと思われた。
このテロで騒然とするアメリカ政府にバルカウィから電話がかかってくる。
今回のテロは2年前にミサイルを撃ち込まれ、娘を失ったバルカウィの復讐だったのである。
バルカウィはアメリカ大統領を殺す時は生の映像を全世界に発信すると宣言。
また今回のイギリス首相の死は他殺であることが判明し、周到に練られた計画であることもわかる。
大統領を連れたマイクはエアフォース・ワンに向かうヘリに乗ることができるが、そのヘリも地対空ミサイルにより撃ち落とされてしまう。
これにより一緒に乗っていたリンは命を落としてしまう。
生き残ったマイクは大統領を連れてすぐにその場から脱出。
マイクは一人でマイクたちを探していたテロリストのすきをついて殺した後銃などを奪った。
そして追ってきた敵を迎撃するために地下鉄へ逃げ込む。
案の定、複数の敵が追跡してきたがマイクが一人残らず撃退する。
大使館に行くことはテロリストにも読まれていると思われたためマイクは知り合いのMI6の職員の元へ行くことに。
マイクはアメリカのドローンが偵察に来ているのを確認し、MI6関連の施設に行くことを暗号で知らせた。
マイクがやってきたのはMI6のエージェントであるジャクリーン・マーシャル(シャーロット・ライリー)の隠れ家だった。
ジャクリーンは今回のテロについて独自に調べており、あまりの敵の手際の良さにMI6の中に裏切り者がいるとにらんでいた。
またここでトランブル副大統領からのメッセージも受信でき、SASが救出に向かっていることが分かる。
マイクと大統領が一休みすると部隊が到着したのだが、それは味方ではなくテロリストだった。
ジャクリーンは情報を流した裏切り者を特定するためにMI6の本部へ向かい、マイクと大統領はジャクリーンの車で逃走することに。
だが敵の罠にはまってしまい2人の乗る車はテロリストの運転するごみ収集車に追突され転倒してしまう。
テロリストは車の中から大統領を引きずり下ろすとマイクを殺そうとするが、なんとかその前に敵を殺すことに成功する。
するとそこへSASがやってきてマイクを助けてくれた。
MI6本部は大統領を救出するために部隊を編成すると言ったが、マイクは部隊が来る前に大統領が殺されてしまうと言い自ら助けに行くことに。
SASのデイヴィス隊長(ブライアン・ラーキン)も協力してくれ、マイクは敵の本拠地に乗り込むことに成功する。
マイクはデイヴィス隊長からもらっていた爆弾をセットすると敵を倒しながら大統領が捕まっているであろう場所を目指した。
一方、テロリストは捕らえた大統領の映像を全世界に配信し殺そうとしていた。
大統領は気丈に大統領としての務めを果たすと言うと、テロリストのもつ剣が首に当てられた。
剣が振り下ろされた次の瞬間、マイクがぎりぎりで到着し大統領を助けることに成功する。
だが瀕死の敵が最後の力を振り絞って手榴弾を爆発させたため、敵の一人に逃げられてしまう。
建物から避難しようとする2人だったが、大量のテロリストが行く手を阻んできた。
マイクは最初に仕掛けていた爆弾をデイヴィス隊長に起爆させるよう指示し、これにより大爆発が起こったのである。
デイヴィス隊長は粉々になった建物の中を探し回り、マイクと大統領が生存しているのを発見する。
こうしてなんとか2人はテロリストの脅威から生還したのである。
その後、マイクがテロリストから拝借していた電話を使ってアメリカ政府がバルカウィの位置を特定していた。
そして前回と同じようにドローンでのミサイル攻撃を行い、今度は確実にバルカウィを暗殺することに成功したのである。
一方、MI6ではジャクリーンが裏切り者であるジョンに降伏を迫ったが聞き入れなかったため射殺していた。
家に戻ったマイクは生まれてきた赤ちゃんと対面。
女の子だったため、名前はリンと名付けられた。
マイクはこれを機に退職しようと考えていたが、書きかけの退職願を削除し現場に残ることを選ぶのだった。
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ジェラルド・バトラーのアクションを見たのは久しぶりでしたが46歳とは思えないほどキレた動きをしていましたね。
実にテンポよくテロリストを惨殺していましたw
この映画のいいところは残酷な中にもユーモアがちりばめられているところですね。
例えばマイクが大統領の前でテロリストを殺す場面があるのですが、窒息死を始めてみたと嫌そうな顔で言うところとか。
文字にするとまったく面白くありませんが、映画の流れの中で見ているとクスッとできる場面でした。
そういうやり取りが何度もあるので、見ていて飽きなかったですね。
モーガン・フリーマンなど他の名だたる俳優が活躍する場面はほぼ皆無と言っていいですが、それが逆にジェラルド・バトラーを引き立てることにつながっているのでしょう。
どちらかというと前作の方が面白かったような気がしますが、これはこれでありなので、興味のある方は是非ご覧になってみてください。
以上がエンド・オブ・キングダムの感想とレビューでした。