ここでは実際に映画「イコライザー」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
イコライザーの評価・・・4つ星
原 題: The Equalizer
製作年: 2014年
製作国: アメリカ
出 演: デンゼル・ワシントン マートン・チョーカシュ クロエ・グレース・モレッツ
: デヴィッド・ハーバー ビル・プルマン メリッサ・レオ
: ヘイリー・ベネット
監 督: アントワーン・フークア
製 作: トッド・ブラック ジェイソン・ブルメンタル デンゼル・ワシントン
: アレックス・シスキン スティーヴ・ティッシュ メイス・ニューフェルド
: トニー・エルドリッジ マイケル・スローン
脚 本: リチャード・ウェンク
「トレーニング デイ」のデンゼル・ワシントンとアントワーン・フークア監督が再びタッグを組み、80年代後半のカルトTVシリーズ「ザ・シークレット・ハンター」を映画化したクライム・アクション。共演は「キック・アス」のクロエ・グレース・モレッツ。ホームセンターの真面目な従業員、ロバート・マッコール。かつては、CIAの凄腕エージェントだった彼だが、引退した今は、過去を消して静かな生活を送っていた。そんなある日、行きつけのカフェで知り合った少女娼婦テリーが、ロシアン・マフィアから残酷な扱いを受けていることを知る。見過ごすことが出来ず、ついに封印していた正義の怒りを爆発させたマッコールは、極悪非道なロシアン・マフィアに敢然と立ち向かっていくのだった。 (TUTAYA Onlineより引用)
感想/レビュー
予告を見ておもしろそうだったので見てみました。
感想は普通に面白かったです。
ただかなり好き嫌いの別れる作品だとは思います。
個人的にはかなり好きな感じでした。
デンゼル・ワシントンの口数は少ないけど切れのある演技はいつ見ても良いですね。
出演者にはフライトや2ガンズなどに出演しているデンゼル・ワシントン、ノア 約束の船やドリームハウスなどに出演しているマートン・チョーカシュ、キック・アスシリーズやキャリーなどに出演しているクロエ・グレース・モレッツ、オーバードライヴなどに出演しているデヴィッド・ハーバー、インデペンデンス・デイなどに出演しているビル・プルマン、オブリビオンやフライトなどに出演しているメリッサ・レオ、ラブソングができるまでなどに出演しているヘイリー・ベネットらが起用されていました。
出演者は少なかったですけど、その分覚えやすくて良かったですね。
イコライザー予告編動画(これからみようと思っている方に)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
内容は元CIAエージェントが悪を見過ごせず立ち上がるというもの。
ロバート・マッコール(デンゼル・ワシントン)はどこにでもいるいたって普通の男だった。
ホームセンターで働いており、周りからの人望もそれなりにあった。
ロバートは非常に几帳面な性格で、いつも同じ時間に同じことをしていた。
ただ何か理由があるのか、夜はなかなか寝付けず近所の喫茶店でお茶を飲みながら本を読んで過ごしていた。
だがある時その喫茶店で20歳にも満たないが娼婦として働いているテリー(クロエ・グレース・モレッツ)という少女と出会う。
テリーは真夜中に一人で本を読むロバートに興味半分で声をかけてくる。
内容はたわいないものだったが、それがかえってテリーには助けになっていた。
ある日のこと、テリーは雇い主らしき人物に電話で呼び出され泣きながら店を出て行った。
その様子をロバートは黙ってみていたが胸の奥では違う感情があったのだろう。
数日後、再び喫茶店でテリーと出会う。
ロバートは職場の同僚の誕生日の残りだと言ってテリーにケーキをあげた。
テリーはロバートの隣に座ろうとしたがやっぱり迷惑だろうと言ってやめようとする。
それをロバートは引き留めテリーと一緒に話をすることに。
テリーは最初偽名を名乗っており、本名はアリーナだという。
ロバートもボブだと嘘をついたが、なぜかテリーには見透かされていただけでなく本名もいい当てられ驚いた。
テリーは現状をどうにか変えたいと望んでいたが、それが無理なことも十分理解していた。
だがそんなテリーにロバートは世界は変えられると強い口調で言った。
ロバートにもそんな経験があったのだろうか。
しばらく話しているとテリーはロバートに自作のCDを渡し感想を聞かせてほしいとお願いした。
テリーは歌手になるのが夢だったようだ。
雇い主からの電話も無視しロバートとの会話を楽しむテリー。
2人は途中まで一緒に帰ったがそこへテリーの雇い主のスラヴィ(デヴィッド・ムニエ)が現れテリーを無理やり連れて行った。
スラヴィはロバートに名刺を渡すとそのまま去って行った。
ロバートは翌日からも喫茶店に通い続けたが、あの日以降テリーの姿が見えない。
するとマスターからテリーは緊急治療室に運ばれたと聞かされる。
雇い主から暴力を受けたらしい。
ロバートはすぐに病院に向かった。
病室にはテリーの友達であるマンディ(ヘイリー・ベネット)がいた。
ロバートは遠くから病室をのぞき、マンディが一人になった時に何があったのかを尋ねた。
テリーは客ともめてしまい、見せしめとして雇い主から暴力を受けたのだという。
もし今後同じようなことが起こったら喉をかっきるとまで言われたそうだ。
それを聞いたロバートの怒りはついに頂点に達する。
ロバートはスラヴィから受け取った名刺からあらゆることを調べあげ、一人でアジトまで乗り込んでいった。
ロバートは穏便に話を収めようと、スラヴィに9800ドルを出し、コレでテリーを自由にしてほしいをお願いする。
だがそんなロバートの申し出を鼻で笑い金を突き返した。
帰ろうとするロバートだったが思いとどまり誰も出られないように部屋の鍵を閉めた。
そして時計のストップウォッチを起動させ、部屋にいたスラヴィを部下ともども皆殺しにした。
その手際の良さは明らかにプロの動きだった。
それもそのはず、ロバートは元CIAの凄腕エージェントだったのである(後述)。
たったの30秒足らずで仕事を終え部屋を後にしたロバート。
当然スラヴィが殺されたことで組織の人間は動き始める。
スラヴィはロシア系の組織に属しており、ボスはウラジミール・プーシキン(ウラジミール・クリッチ)という男だった。
プーシキンはすぐに問題解決のためにテディ(マートン・ソーカス)という男を送り込む。
テディは今回の騒動が縄張り争いをしている敵対組織の仕業だと思い徹底的に周辺の組織を調べあげた。
だが情報は何一つ出てこない。
テディはテリーと仲の良かったマンディに接触するが、マンディはテリーのことをかばって何もしゃべらなかった。
そのころ、ロバートは同僚だったラルフィ(ジョニー・スコアーティス)が仕事を辞めたと聞いて彼の自宅を訪れていた。
ロバートはラルフィが警備員になりたいという夢をかなえるために協力してあげており、やめたのは試験の前日だったためである。
ラルフィの実家は飲食店であり、ラルフィはその店の手伝いをするために仕事をやめていた。
きっかけは小さなボヤ騒ぎでラルフィは不注意で燃えてしまったと言ったが、誰かに燃やされたことはロバートの眼には明らかだった。
ロバートがラルフィに問い詰めると汚職警官による地上げが行われ、支払いを渋ったために放火されたのだという。
悪を許せないロバートは真夜中汚職警官に接触する。
そして地上げの証拠動画をつきつけ、金をあるべき場所に戻すよう促す。
警察はロバートを逮捕しようとするがロバートは難なく2人を倒し金を戻さなければ動画がネット上に出回ると脅した。
後日、汚職警官たちは全てのお金を持ち主に戻し、ラルフィも無事仕事場に復帰することができた。
一方犯人の足取りがつかめないテディは再びマンディに接触していた。
マンディに嘘をつかれたことが分かったからである。
テディが問い詰めるとマンディはテリーのが入院している時に一人黒人が会いに来たことを明かした。
それを聞いたテディはマンディを殺すと、部下に監視カメラなどを徹底的に調べるよう指示した。
すると事件のあった日、店に入っていくロバートが映った写真が見つかる。
だがロバートが店を出て行った映像はなく、テディはロバートがあやしいと考えた。
テディは警察を装いロバートの自宅を訪れる。
2人の会話で高度な情報の探り合いが行われたが、テディはロバートからなにも引き出すことはできなかった。
最後にテディはマンディの死体の写真をロバートに見せるがロバートは知らないふりを貫き通した。
テディはマンディについて徹底的に調べさせるが、平凡なホームセンター職員という経歴しか見つけることは出来ない。
一方、ロバートはテディが家に来たことで警戒感を強くし備えを強化していた。
そんな時、ホームセンターに強盗がやってくる。
レジ打ちのジェニーは銃を突きつけられ金を出せと脅されていた。
そこへ丁度ロバートがやってくる。
ロバートは状況を把握し金を渡すと、強盗はジェニーの母親の形見の指輪まで持っていこうとする。
これだけはと懇願するジェニーだったが、ロバートは嫌がるジェニーから指輪をはずし犯人に渡した。
ただ黙って渡すだけではないのがロバートだった。
ロバートは犯人の後をつけ、特徴を記憶し車のナンバーまでも覚えた。
そしてその日ホームセンターにある金づちをもち犯人の粛清に向かう。
翌日、レジに入ったジェニーはレジの中に指輪が入っていることに驚いた。
数日後、いつものようにロバートが喫茶店で本を読んでいるとついにテディの部下がロバートの元へやってくる。
ロバートは部下をぶちのめすと、テディの顔を写真に取りその場から逃げた。
テディは自宅ではなく向かいのもう一つのアジトに戻り家にテディたちをまいた。
ロバートは情報収集のためかつての同僚であるブライアン・プラマ(ビル・プルマン)とスーザン・プラマー(メリッサ・レオ)夫妻の家を訪れた。
ロバートはテディの写真をスーザンに見せると何者なのか調べてほしいとお願いした。
ここでようやくロバートがかつてCIAに所属していたことが判明する。
しかもCIA一の実力者であり、スーザンは全ての痕跡を消してCIAを抜けることができるのはロバート以外にいないと思っていたほどだった。
事実ロバートは自身の死を偽装し、CIAでは葬式まで行われたそうだ。
後日、スーザンはCIAから情報を持って帰る。
その情報によりテディはもとスペツナズに所属していた軍人であり、プーシキンが仕切る組織のトラブルバスターであることが判明する。
組織の全貌が見えたロバートはいよいよ行動を開始する。
まず手始めにテディとつながっていた汚職警官の元へ向かい、プーシキンの情報を吐かせた。
ロバートはその警官を連れたまま、プーシキンの資金隠し場所である工場を襲撃。
一人のけが人も出すことなく工場を制圧する。
失態を繰り返すテディにプーシキンは早くロバートをしとめるよう命令する。
翌日、テディが仲間と作戦を練っているところにロバートが現れる。
そして身を引かなければ死ぬことになると警告し、争いをやめる気になったら電話をしろと言って去って行った。
翌日、ロバートの元に電話がかかってくる。
だがその内容は降伏ではなくロバートの知人である人たちを人質にとったという知らせだった。
その人質たちはロバートが働いているホームセンターの従業員だった。
ロバートはテディの指示された場所へ一人で向かった。
・・・ふりをして人質を助けに向かったのである。
ロバートはここでも手際よく敵を一人ずつ排除していく。
ロバートがホームセンターに向かったことに気が付いたテディも途中でやってくるが、ロバートの前に一人ずつ静かに殺されていく。
だが相手の中にも手だれはおり、ロバートでも苦戦することがあったが人質に取られていたラルフィが助けに来てくれる。
ロバートは40秒後に電気をつけるよう指示し、自分は即席の爆弾を作って敵を倒した。
そしてとうとう残りはテディ一人になっていた。
ロバートはホームセンターにあるくぎを打つ機械でテディを狙撃。
圧倒的な力で組織の人間を皆殺しにした。
3日後、ロバートはプーシキンの自宅を訪れていた。
ロバートは警備員を皆殺しにすると、言葉巧みにプーシキンを誘い出し感電死させた。
こうしてテリーを苦しめていた組織をたった一人で壊滅することに成功したのである。
後日、テリーはロバートに会いにやってきた。
組織から抜けることができ、これからようやく夢に向かって生きていけると報告に来たのである。
テリーはロバートにお礼を言うと希望に満ちた表情で去って行った。
その後、悪を絶対に許さないロバートは密かに行動を続けるのであった。
・・・という感じです。
デンゼル・ワシントンはアクションというよりはスリラーやミステリーと言った印象があったのですが、アクションのキレもなかなかのものですね。
なんといっても渋いの一言です。
個人的にはデンゼル・ワシントンの作品の中でもかなりおもしろい方だと思うので、興味のあるかは是非ご覧になってください。
以上がイコライザーの感想とレビューでした。