ここでは実際に映画「ワイルド・スピード ICE BREAK」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
ワイルド・スピード ICE BREAKの評価・・・5つ星
原 題: The Fate of the Furious / Fast & Furious 8
製作年: 2017年
製作国: アメリカ
出演者: ヴィン・ディーゼル ドゥエイン・ジョンソン ジェイソン・ステイサム
: ミシェル・ロドリゲス タイリース・ギブソン クリス・“リュダクリス”・ブリッジス
: ナタリー・エマニュエル エルサ・パタキ カート・ラッセル シャーリーズ・セロン
: スコット・イーストウッド クリストファー・ヒヴュ テゴ・カルデロン ドン・オマール
: ルーク・エヴァンズ ヘレン・ミレン
監 督: F・ゲイリー・グレイ
製 作: ニール・H・モリッツ ヴィン・ディーゼル マイケル・フォトレル
脚 本: クリス・モーガン
人気カーアクション・シリーズの第8弾。長い逃亡生活と激しい闘いを終え、束の間日常を味わっていた固い絆で結ばた“ファミリー”の面々。しかし誰よりも“ファミリー”を大切にしてきたドミニクの裏切ったことによって危機に直面する。(Wikipediaより引用)
感想/レビュー
大人気シリーズの第8作目になります。
作品を見ての感想はやっぱりブライアンがいないことにもの足りなさを感じる部分はありましたし、もはやただのアクション映画になっていた感はありますが、それでもやっぱりワイルドスピードはおもしろいですね。
もちろん中には初期のころワイルドスピードが好きだという方もいると思いますが、私としてはもう別モノとして考えているのでそこまで気にはなりませんね。
ファミリーの人数が少なくなってしまったことも否定できませんが、今回の作品で新たにファミリー入りしそうなちょこちょこ出ていたので今後の流れが楽しみです。
気になる車のラインナップは
- シボレー・インパラ スポーツクーペ 61年式
- シボレー・フリートライン 50年式
- フォード・カスタムライン 56年式
- トヨタ・ランドクルーザー J40
- ダッジ・チャレンジャー SRT デーモン 17年型
- ランドローバー・ディフェンダー 90
- プリムス・ロードランナー GTX 72年式
- ランボルギーニ・ムルシエラゴ LP640
- ハウ&ハウテクノロジーズ・リップソー
- スバル・BRZ
- インターナショナル・MXT
- シボレー・コルベット スティングレイ C2 66年式
- ベントレー・コンチネンタルGT ヴォルシュタイナーBR9エディション 04年式
- メルセデスAMG・GT S 16年式
- ジャガー・Fタイプ S クーペ 16年式
- ダッジ・アイス・チャージャー
- アイス・ラム
- ローカルモーターズ・ラリーファイター
- スバル・WRX STI 15年式
と言った車が登場していました。
どの車も名車ばかりでただただすげーと思うばかりですが今回は特に壊れる車が多かったので非常にもったいなかったですね。
出演者にはこれまでのシリーズに出演していたヴィン・ディーゼル、ドゥエイン・ジョンソン、ジェイソン・ステイサム、ミシェル・ロドリゲス、タイリース・ギブソン、クリス・“リュダクリス”・ブリッジス、ナタリー・エマニュエル、エルサ・パタキ、カート・ラッセル、テゴ・カルデロン、ドン・オマール、ルーク・エヴァンズが起用されており、新たにハンコックなどに出演しているシャーリーズ・セロン、スーサイド・スクワッドなどに出演しているスコット・イーストウッド、ゲーム・オブ・スローンズなどに出演しているクリストファー・ヒヴュ、REDリターンズなどに出演しているヘレン・ミレンらが出演していました。
今作では懐かしいキャラが出演していたり、新たに起用されている俳優が皆主演級だったりと非常に豪華キャスティングになっていましたね。
ただハゲ率が高くなっているのはちょっと気になりますw
ワイルド・スピード ICE BREAK予告編動画(これからみようと思っている方に)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
ドム(ヴィン・ディーゼル)とレティ(ミシェル・ロドリゲス)はハネムーンでキューバにやってきていた。
バカンスを楽しむ二人だったがドムのいとこのフェルナンド(ジャンマルコ・サンティアゴ)が地元の貸金業のラルド(セレスティーノ・コニーエル)ともめていると知らせが入る。
ドムが駆け付けるとラルドが借金を返済できなかったため「シボレー・フリートライン 50年式」が押収されそうになっていた。
仲裁に入ったドムはラルドに約束は守らなければならないと諭すと、キューバいち速いといわれているラルドにレースを持かけたのである。
ドムはレースに重要なのはどの車に乗るかではなく誰が車に乗るかだといいフェルナンドの制止を振り切るが、ラルドはドムの愛車である「シボレー・インパラ スポーツクーペ 61年式」ではなくラルドの車に乗るなら勝負を受けてやるといいだす。
後には引けないドムは条件を承諾しすぐにラルドの車の改造に取り掛かった。
ドムは余計なパーツを外しニトロを取りつけるとブライアン式の即席ターボを作成した。
勝負は1マイルのレースとなりラルドとの車をかけたレースが始まった。
レースに勝ったドムはラルドから車をもらう代わりに敬意を受け取ることを選択した。
またフェルナンドには車をダメにした代わりに自分の愛車のインパラを渡したのだった。
その後レティとバカンスを楽しむドムだったが、ある時路上で車が故障して困っている女性に出会う。
ドムは足を止めて車の修理を代わってあげたのだが、その女性はどうの素性をすべて知っていた。
その女性はドムに仕事を頼みたいといい拒否するドムにある写真を見せて、ファミリーの誰にも言わないように警告した。
一方、休職中のホブス(ドゥエイン・ジョンソン)は娘のサッカーチームの監督をしていた。
するとそこへミスター・ノーバディ(カート・ラッセル)が現れ仕事を依頼したいといってくる。
仕事の内容はドイツ・ベルリンの反体制派の武器商人たちによって奪われた大量破壊兵器とみなされる電磁パルス砲を秘密裏に奪い返すことだった。
当然国外での機密行動になるため政府は一切手助けできず、失敗した場合は自己責任になるということだった。
ミスター・ノーバディは信頼できる仲間を集めるように指示をする。
ホブスが連絡した仲間はもちろんドムだった。
ホブスから連絡をつけたドムはファミリーを集めすぐにドイツへと向かった。
ファミリーを裏切ったドムは手に入れた電磁パルス砲を持って例の女性のところへ向かった。
その女性はサイファー(シャーリーズ・セロン)という名のサイバーテロリストであり彼女の痕跡は誰も見つけることができないという。
任務に失敗したホブスはミスター・ノーバディに言われていた通りドイツの警察につかまってしまいアメリカの刑務所に入れられてしまう。
ミスター・ノーバディは自分の力でホブスを出してやると言ったがホブスはそれを拒否した。
一緒にいた新米のリトル・ノーバディ(スコット・イーストウッド)はまだこの世界のことが良くわかっていないようでホブスを怒らせてしまう。
牢に入れられたホブスの目の前の牢にはなんと以前戦ったデッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)の姿があった。
2人は当然言いあいになりどちらもぶちのめしてやると口にするがお互い牢の中にいたのでは何もできない。
っと思っていると突然ホブスの牢があいたのである。
これはもちろんミスター・ノーバディの手引きだった。
ただホブスは彼の策略に乗るつもりはなく大人しくしているつもりだったが、現れた警備隊をデッカードが利用して牢から逃亡してしまう。
ホブスはデッカードを捕らえるために仕方なく警備隊を倒し後を追いかけた。
ミスター・ノーバディの狙い通り脱獄した2人は裏切ったドムを捕らえるための作戦室「ノーウェアー」へと連れて行かれる。
そこにはドムのファミリーであるレティ(ミシェル・ロドリゲス)、ローマン(タイリース・ギブソン)、テズ(クリス・“リュダクリス”・ブリッジス)、ラムジー(ナタリー・エマニュエル)の姿もあったが手錠を掛けられていた。
手錠はリトル・ノーバディの独断であり、すぐに手錠は外された。
ミスター・ノーバディはメンバーを集めた理由を聞かれサイファーというテロリストの画像を見せる。
ドムを追うために集められたと思っているレティ達はなぜそいつの情報を教えるのかと尋ねるとドムは彼女と一緒にいるからだといわれる。
サイファーはかつてドム達が阻止した「ナイトシェード」や「ゴッド・アイ」を奪ってくるように依頼したクライアントであり、ドム達に邪魔されたことを根に持っていた。
ミスター・ノーバディはドムのファミリーである君たちに彼を捕まえてほしいというが、ローマンは相手がドムならそれは不可能だと口にする。
ミスター・ノーバディはだからドムを見つけたことがあるホブスとデッカードをチームに加えると話す。
デッカードがチームに加わることに抵抗のあるメンバーだったが今はぜいたくを言っていられない状況だった。
ローマンはラムジーの開発したゴッド・アイを使ってドムを探せばいいと提案しそれはすぐに実行された。
だがダミーの信号が多数検出されてしまいドムを見つけることは出来ない。
するとテズがダミーの信号を発信するための装置を逆探知すればドムの居場所を割り出すことが出いるといいすぐに行ったが、それでわかった居場所はまさに自分たちがいる場所だった。
その直後、最新の脳しんとうを引き起こす爆弾を使われメンバーは戦闘不能状態にされてしまう。
そこへサイファーとドムがやってきてゴッド・アイを盗んでいった。
レティは朦朧とする意識の中ドムを引きとめようとするがサイファーはドムにキスをして今は自分に夢中だということをレティにアピールして去っていった。
レティはドムがサイファーの手助けをしているのには何か理由があるはずだと考えていた。
その予想は的中しており、サイファーはドムのかつての恋人であるエレナ(エルサ・パタキー)と彼女との間に生まれた子供を人質に取りドムを従わせていたのである。
ドム自身もサイファーに見せられるまでは子供が出ていることを知らず、エレナはレティが生きていることがわかり身を引いた後に子供がいることがわかりハネムーンから帰ってきたら知らせるつもりだったとドムに話した。
サイファーはドムに銃を渡し自分が憎ければ撃てばいいと挑発するが、それをしてしまえばエレナと子供は助かれないことは十分わかっていた。
ドムは挑発に耐えて首飾りをエレナから見えるところに置くのだった。
一方、ドムの手掛かりがまったくつかめないファミリーだったが、デッカードだけは独自のルートでドムを探っていた。
デッカートはサイファーの乗っている飛行機が全くレーダーに反応しないゴーストフライトを利用していることを着目していた。
衛星による監視には時間による死角が生まれるとされており、サイファーはその資格を利用して移動していたのである。
逆にいえばその死角を把握することができればルートを割り出すことができるということで、デッカートはそれを利用してドム達がニューヨークに移動していることを突き止める。
チームはすぐにニューヨークへと旅立ち、リトル・ノーバディはメンバーをある場所へ連れて行った。
そこには大物マフィアから押収した数々の高級車が揃えられており戦車まで置いてあった。
チームは各々好きな車を選んでドムが行動に出るまで待機することに。
そのころ、ニューヨークについたドムは自ら仕掛けておいた細工でエンジンの故障を装いサイファーに車の修理を要請する。
サイファーは5分の猶予を与えるがドムがボンネットを開けると姿が見えなくなる。
近くにはATMにつけられているカメラしかなく、そこからの映像は業者の車に遮られ見えなくなってしまう。
何かおかしいと思うサイファーだったがそれを確認するすべがない。
もちろんこれはドムが仕組んだことで、この隙にドムはある店に行き女性と面会していた。
その女性とはデッカートの母親であるマグダレーン・ショウ(ヘレン・ミレン)だった。
ドムは腕につけていた時計を渡すと助けてほしいと頼んだ。
きっちり5分以内に戻ってきたドムはサイファーの狙っているロシアの国防大臣の車の後を追った。
サイファーは国防大臣が持っている核ミサイルの発射スイッチを手に入れようとしていたのである。
ドムの準備が整うとサイファーは半径3km以内にある1000台以上の車をすべてハッキングさせ自動で操縦させると、それを使って国防大臣の護衛を排除していったのである。
国防大臣の車を確保するとドムはチェーンソーを持って国防大臣の元へ行き核のスイッチを渡すように要求した。
当然断る国防大臣だったがドムはチェーンソーでガソリンのふたの部分を切り落とすと火をつけると脅した。
これによりドムは核ミサイルのスイッチを手に入れたためすぐにサイファーと合流することに。
だがここでついにレティ達がドムに立ちはだかる。
車を犠牲にしながらもなんとか包囲を抜けたドムは核のボタンを持って走って逃走を図るがすぐにデッカートが後を追った。
サイファーはこの様子を監視カメラで見ており、ドムはデッカートに銃を向けためらわず引き金を引いた。
そこへレティが現れボタンを奪って逃げるがドムに追いつかれる。
しかしレティはドムは自分を愛しているから銃で撃たないといいそのまま逃走を図ろうとするがそこへサイファーの部下のローズ(クリストファー・ヒヴュ)が姿を現す。
ローズはレティに銃を突きつけ核のボタンを奪おうとするがそこへドムがやってきてローズに銃を突きつける。
結局レティは核のボタンを渡したがドムのおかげで殺されることはなかった。
サイファーの元へ戻ったドムがエレナと子供の様子をみにいくとサイファーが子供を抱きかかえローズがエレナに銃を突きつけていた。
サイファーはドムに核を取り戻せたのはローズのおかげでドムは失敗したため罰が必要だといいローズに引き金を引かせたのである。
サイファーはこれを教訓に学習しろといい、ドムはもし子供がいなければお前ら全員死んでいると口にする。
一方、ドムの捕獲に失敗したチームはデッカートを救うことができなかったと聞かされる。
レティは自分に銃を突きつけてきたのがローズという男であることに気が付いており、ローズがナイトシェードの依頼に来ていたことを思い出しサイファーがからでいたことを初めて知る。
つまり今回ドムが狙われたのは偶然ではなく過去にサイファーの仕事を2度も邪魔したからであった。
サイファーの全く得られないがローズから居場所を探っていくと次の計画がウラドビンで行われることが分かる。
そこへミスター・ノーバディがやってきてウラドビンには武装勢力に奪われた秘密基地があり、そこには核兵器を搭載した潜水艦があると話した。
チームは今度こそドムを止めるためにウラドビンへ向かった。
一足先についたチームは基地内の様子を観察するがその中に入って潜水艦まで行くのは自殺行為だった。
そこへついにドムがやってくる。
電磁パルス砲をつかいシステムをダウンさせ侵入したドムは一気に潜水艦の下まで行き潜水艦のシステムをダウンさせることに成功する。
これによりサイファーが潜水艦のシステムにハッキングできるようになり、操作権をサイファーに奪われてしまう。
チームは指令室へ行くチームと潜水艦に入り各誘導チップを無効化するチームに分かれそれぞれ制圧を開始。
レティとホブスが指令室へはいってくる敵を排除し、その間に指令室からハッキングを開始したラムジーが潜水艦の主導権争いをサイファーと繰り広げる。
潜水艦にはいったテズとローマンとリトル・ノーバディだったがラムジーが主導権争いに負けサイファーに扉をロックされてしまい、ミサイル捜査室にたどり着けたのはローマンとリトル・ノーバディだけだった。
テズはミサイルの誘導チップを抜き取るように言ったが2人にはそれがどれわからない。
テズはタイマーが付いている奴だといい、発射から残り数秒のところでローマンがチップを抜き取ることに成功する。
3人は急いで潜水艦から脱出するが、その直後サイファーによって潜水艦が作動してしまう。
ラムジーは16km先に潜水艦が出ていけるハッチがあるといい、ホブスは先回りして潜水艦を外に出せないようにするしかないといい急いでハッチに向かった。
チームがハッチに向かうと武装勢力に加えて潜水艦から激しい攻撃を受ける。
そのころ、サイファーの乗る飛行機に近づく二つの影があった。
チームをなかなか仕留めきれないサイファーはローズに邪魔ものを消すように指示を出し、ローズはライフルでチームに照準を合わせた。
この時ドムは車の中でひたすら連絡が来るのを待っていた。
しびれを切らしたサイファーは潜水艦から熱感知ミサイルを発射するように指示。
ドムの活躍により潜水艦を破壊することに成功し誰も犠牲者を出さずにミッションを終えたチーム。
サイファーを追い詰めたデッカードだったがサイファーには結局逃げられてしまう。
その後ファミリーはいつものように集まりそこにはホブスとミスター・ノーバディ、リトル・ノーバディの姿もあった。
そこへ更にデッカートがやってきてドムの子供を連れて来てくれる。
デッカートはドムに打たれた後救急車に運び込まれるがそれもすべてドムの仕込みだった。
ドムの姿をカメラから隠していた業者も実はラルドが変装したもので、救急車に運ばれたデッカートは実の母親であるマクダレーンが気つけ薬を投与しデッカートを目覚めさせると弟のオーウェン(ルーク・エヴァンズ)を極秘の刑務所から助け出すように指示した。
デッカートは一人で十分だと言い張ったが、ドムの息子を助けるためには離れた場所にあるカードキーを2人で同時に操作しなければならずどうしてもデッカート一人では助け出すことができなかったのだ。
ドムはデッカートにお礼を言うと皆を輪の中に入れ話し始めた。
子供の紹介も行い、エレナがラストネームは父親がつけるべきだといいまだつけられていなかったためその場でブライアンと名づけ、皆で食事を楽しむのだった。
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やっぱりワイルド・スピードはおもしろいですね~。
今回は特にアクションが多く、ドゥエイン・ジョンソンがプロレスラーの体を存分に生かしていましたし、久しぶりにジェイソン・ステイサムのきれのあるアクションを見ることができました。
笑える部分もたくさんありましたが、その部分は主にローマンが担当することになっていましたね。
リトル・ノーバディという命名はなかなかセンスがあったと思いますw
この感じだと次の作以降もリトル・ノーバディが出てきそうですけどどうなるんですかね?
この作品はシリーズ最終章となる三部作の一作目となっており第9弾は2020年4月10日(D.ジョンソンとJ.ステイサムのスピンオフ映画が制作される事により、公開が延期。スピンオフ映画は2019年全米公開。)完結編となる第10弾2021年4月2日に全米公開される予定だそうです。
ブライアン役を今度ポール・ウォーカーの弟であるコーディー・ウォーカーが引き継ぐのかも注目ですね。
以上がワイルド・スピード ICE BREAKのあらすじと感想のレビューでした。