ここでは実際に映画「キングスマン」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
キングスマンの評価・・・5つ星
原 題: KINGSMAN: THE SECRET SERVICE
製作年: 2014年
製作国: イギリス
出演者: コリン・ファース マイケル・ケイン タロン・エガートン マーク・ストロング
: ソフィア・ブテラ サミュエル・L・ジャクソン ソフィー・クックソン
: マーク・ハミル ハンナ・アルストロム
監 督: マシュー・ヴォーン
製 作: マシュー・ヴォーン マーク・ミラー ジェーン・ゴールドマン デイヴ・ギボンズ
脚 本: ジェーン・ゴールドマン マシュー・ヴォーン
原 作: マーク・ミラー デイヴ・ギボンズ
「キック・アス」のマシュー・ヴォーン監督と原作者のマーク・ミラーが再びタッグを組み、「英国王のスピーチ」の名優コリン・ファースを主演に迎えて贈る痛快スパイ・アクション。高級テーラー“キングスマン”で仕立て職人として働く英国紳士のハリー。その正体は、どの国家にも縛られることなく秘密裏に正義を遂行する国際的なスパイ組織“キングスマン”のエース・エージェント。ある日、エージェントの一人が何者かに殺害され、その欠員を補充するためハリーは、貧困地区で無軌道な生活を送っていた若者エグジーをスカウトする。彼の父はキングスマンのエージェントで、17年前、その犠牲的行為でチームを救い、命を落としたハリーの恩人だったのだ。こうして、キングスマンの過酷な新人試験に身を投じていくエグジーだったが…。(TUTAYA Onlineより引用)
感想/レビュー
スパイものの映画はわりと好きな方で、この映画は予告がおもしろそうだったので見てみました。
作品を見ての感想は非常に面白かったです。
スパイ映画の中でもあたりの部類だと思います。
コリン・ファースを主軸にするストーリーとタロン・エガートンを主軸とするストーリーが同時に進行していく感じでどちらも非常に楽しめます。
特にコリン・ファースのアクションシーンは非常にスマートな感じで必見です。
わきを固める俳優も大物ばかりで見ていて時間を忘れるぐらい面白いので是非ご覧になってみてください。
出演者には英国王のスピーチなどに出演しているコリン・ファース、ダークナイトシリーズなどに出演しているマイケル・ケイン、この作品がデビュー作となるタロン・エガートン、キック・アスなどに出演しているマーク・ストロング、スター・トレックBEYONDなどに出演しているソフィア・ブテラ、アベンジャーズシリーズなどに出演しているサミュエル・L・ジャクソン、スノーホワイト/氷の王国などに出演しているソフィー・クックソン、スターウォーズシリーズなどに出演しているマーク・ハミルらが起用されていました。
若手、中堅、ベテランがふんだんに盛り込まれていましたね。
タロン・エガートンやソフィア・ブテラ、ソフィー・クックソンは今後非常に楽しみな俳優さんです。
キングスマン予告編動画(これからみようと思っている方に)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
どこの国にも所属せずに、難事件・テロリズムを解決するスパイ組織「キングスマン」に属するハリー・ハート(コリン・ファース)3人の仲間とテロリストのアジトを襲撃していた。
敵の一人を確保し尋問を行ったハリーだったが男は手榴弾で自爆してしまう。
この時に候補生だったリー・アンウィン(ジョノ・デイヴィース)が命を賭して仲間を命を守り殉職した。
リーの死に責任を感じたハリーは彼の家族に訃報を告げに行くが、キングスマンの任務のことは何も話せないため妻のミシェル(サマンサ・ウォマック)からは激しく非難されてしまう。
ハリーは自分の連絡先が書かれたメダルをミシェルに渡そうとうするが受け取ってもらえない。
そこでハリーはまだ父親の死も理解できない子供のエグジー(タロン・エガートン)にメダルを渡し、その連絡先に「ウィングチップでなくオックスフォード」と言えば力になるといいその場を後にした。
17年後、アルゼンチンにある小屋に大学教授のジェームス・アーノルド(マーク・ハミル)がテロリストによって囚われていた。
キングスマンのランスロット(ジャック・ダヴェンポート)はテロリストを一掃し教授から情報を聞き出そうとするがそこへヴァレンタイン(サミュエル・L・ジャクソン)の部下であるガゼル(ソフィア・ブテラ)が現れ真っ二つにされてしまう。
キングスマンではランスロットの死を悼みナポレオンで献杯が行われた。
キングスマンのリーダーであるアーサー(マイケル・ケイン)は次なるランスロットを育てるべくメンバーに1人ずつ連れてくるよう指示した。
そのころ、かつてハリーからメダルを受け取ったエグジーはあらゆることに中途半端な青年になっており、自分の今の状況を全て他人のせいにしていた。
ある時、エグジーは母の再婚相手であるディーン(ジェフ・ベル)の子分から車を盗みとり警察に追われることに。
さんざん逃げた挙句結局逮捕されてしまう。
仲間のことを決してしゃべらないエグジーは1年間刑務所に行くことになるといわれて、電話を貸してほしいと頼む。
エグジーはメダルに書かれていたハリーの連絡先に電話をかけた。
すると何やらサービスセンターのようなところにつながりエグジーは助けてほしいと頼むが相手にしてもらえない。
そこでエグジーは覚えていた「ウィングチップでなくオックスフォード」と伝えたところ、承ったといわれる。
エグジーは騙されたと思ったのだがなぜか釈放されることに。
外に出るとハリーが待っており2人は話をすることに。
ハリーはかつてエグジーの父親に命を救われたことを話し、今のエグジーを見たら父親が悲しむだろうと語った。
それに対してエグジーは自分には運がなくこのような状況ではどうすることもできないと言い訳ばかりする。
そんなエグジーを一喝するハリーだったが、そこへ再びディーンの子分がやってくる。
ディーンの子分はエグジーに店から出ていくよう脅すが、見かねたハリーが5人からいた子分をぼこぼこにしてしまう。
それを見てハリーへの見方が変わったエグジー。
ハリーはエグジーをキングスマンの本部につながるサヴィル・ロウにある高級テーラーである「キングスマン」に連れていき、キングスマンになるチャンスを与える。
ハリーはエグジーのことを希望にあふれた若者と言ってくれ、エグジーはハリーのようなキングスマンになりたいと思うようになる。
エグジーはハリーに本部へ連れて行かれ、他のメンバーが連れてきた候補生と一緒に訓練を受けることに。
候補生として選ばれるのは貴族や王族、エリートばかりでエグジーは場違いだった。
案の定他の候補生であるチャーリー(エドワード・ホルクロフト)にバカにされるが、ロキシー(ソフィ・クックソン)がかばってくれる。
訓練はその夜からすぐに始まり睡眠中に突然部屋が水で満たされてしまう。
チャーリーたちはシャワーのホースをトイレのU字部分に差し込み呼吸した。
エグジーは一人扉を開けようとするが開かない。
エグジーは鏡になっている部分がマジックミラーであることに気が付き割ることに成功する。
これによって第1の訓練は終了するが、候補生の一人が脱落してしまう。
一方、ランスロットの死の真相を確かめるため調査に乗り出したハリーは大学教授のジェームス・アーノルドに接触する。
ハリーはランスロットが死んだ時に何があったのかと問いただすが、しゃべれば殺されてしまうといいジェームスはしゃべろうとしない。
すると突然ジェームスの頭が爆発しハリーは予想外の出来事に重傷を負ってしまう。
更に敵が来たためハリーは手榴弾を投げてその場をやり過ごしたが、本部に戻ったハリーは意識不明の重体だった。
訓練を続けるエグジーは犬を一匹与えられJBと名づける。
エグジーは他の候補生にも負けず訓練でいい成績を収める。
候補生が6人まで絞られた時、パラシュートでの降下訓練が行われる。
高いところが苦手なロロキシー以外はのりのりでミッションに臨んでいたが、降下途中で教官のマーリン(マーク・ストロング)が一人だけパラシュートが入っていないと告げる。
焦る候補生たちだったが、エグジーは素早く2人組になり降下するという案を出す。
しかし候補生の一人はビビってパラシュートを出してしまい奇数の5人になってしまう。
エグジーは輪になって一人ずつパラシュートを出していき、ないことが分かったら右隣の人間が一緒に降りるという案を出す。
その案はすぐに採用され一人ずつパラシュートを起動させていく。
とうとうエグジーとロキシーの2人だけになり、エグジーはロキシーの体にしがみつきパラシュートを起動してもらった。
地面激突ギリギリでパラシュートを起動できロキシーとエグジーはなんとかミッションをやり遂げる。
他にこのミッションをクリアした候補生はチャーリーだけだった。
終了後、なぜ自分のパラシュートを空にしたのかとマーリンに言い寄るエグジーだったが、マーリンの言葉はハッタリであり、エグジーのパラシュートもちゃんと整備されていた。
そのころ意識不明だったハリーがようやく目覚める。
ハリーはマーリンからジェームス・アーノルドの頭が爆発した時に見つかったチップを調べるとヴァレンタインの会社が関わっていることが分かったが詳しいことは不明だと知らされる。
その話を聞いていたエグジーはヴァレンタインは世界に全て無料になるSIMフリーのチップを開発した有名人だと話した。
ハリーはヴァレンタインが著名人を招待してはもてなしていることを知り、金持ちのふりをして彼に近づくことに。
当のヴァレンタインは各国の首脳や王族などに接触しては自分に協力するかどうかを迫っていた。
そのほとんどはヴァレンタインに協力することになり、その証として王女などを人質に渡し頭には例のチップを埋め込んだのである。
全世界では謎の失踪事件が起きていると話題になっていたが、ヴァレンタインが犯人だということはわかっていなかった。
ハリーのもくろみ通りヴァレンタインはハリーにコンタクトをとってきてもてなしてくれる。
だがヴァレンタインはハリーを信用しておらず協力関係を結ぶかは後日連絡するといい食事を取らせてはリーを帰らせたのである。
実はその飲み物の中にはハリーの居場所が分かるナノマシーンが入れられていた。
一方、訓練を続けるエグジーはマーリンから次のミッションとしてある女性を口説き落とせといわれる。
ただ3人の候補生の標的は全て同じ女性であり、一筋縄ではいかない予感はした。
早速候補生たちが口説こうとするとやはり取り合いになるのだが、そこへ一人の男がやってきてシャンパンの中に薬が入っていると告げられる。
3人はその場で眠らされてしまい、気が付いた時には線路に縛り付けられていた。
エグジーは助かりたければキングスマンについて教えろと迫られるが決して仲間を売ることはなかった。
列車が通り過ぎた時、エグジーがいる部分だけ下にへこんでおり、目の前にいた男はハリーに代わっていた。
どうやらこっちが本当の訓練だったようで、エグジーの前にはロキシーが難なく通過したのだという。
残ったチャーリーの訓練を見届けるエグジーだったが、チャーリーはあっさりと仲間を売ってしまい、候補生から脱落してしまう。
いよいよ残ったのはエグジーとロキシーのみ。
エグジーは最終試練の前にキングスマンに連れて行かれ、紳士はスーツを身にまとうもので、それは既製品ではなくオーダーメイドだと言われる。
ハリーはエグジーにスーツをプレゼントするといい、採寸を行おうとするが1番の採寸室は使用中だった。
そこがあくまでハリーは3番の部屋に行き、そこに隠してあったキングスマンの装備品などをエグジーに見せてくれた。
その中からスーツのための靴を選んでくれ、もちろんその靴にも細工が施してあった。
ようやく1番の採寸室が開くというので外で待っていた2人だったが、出てきたのはなんとヴァレンタインだった。
ヴァレンタインはスーツがほしくなったとしらじらしく話し、ハリーの腹を探ろうとする。
それに対してハリーは帽子ならLock&Coがお勧めだといい、決して動揺した様子を見せなかった。
翌日、いよいよエグジーとロキシーの最終試験が行われた。
その試験の内容とは最初の日に渡した犬を殺せというものだった。
しかしエグジーには愛犬のJB(ジャック・バウワー)を殺すことはできず、銃を試験管のアーサーに向けた。
すると隣の部屋から銃声が聞こえる。
正気に戻ったエグジーは銃をアーサーに返しその場を後にした。
キングスマンになれなかったエグジーはやけを起こしキングスマンの車を盗み家に帰った。
すると家には義父のディーンに殴られた母親の姿があった。
エグジーはもう勘弁ならないとディーンのところへ殴りこみに行ったが、車が遠隔操作されハリーの家に連れて行かれてしまう。
ハリーはせっかくキングスマンになれるチャンスを棒に振ったと説教されるが、エグジーは犬を殺してキングスマンになったのかと言い返した。
するとハリーはあの銃は空砲で、その後11年間死ぬまで一緒だったと明かした。
ハリーはエグジーにもう一度1からやり直させるといい、自分の任務が終わるのを待っていろといい家にエグジーを残して任務へ行ってしまう。
ハリーはヴァレンタインのことを探るために彼が現れるというある協会に来ていた。
だがそれはヴァレンタインの罠だったのである。
標的がいないことを知ったハリーは教会から出ようとするが、突然集まった人たちの携帯が遠隔操作されてしまう。
遠隔操作された携帯はヴァレンタインが開発したSIMカードを入れており、携帯から人間の凶暴性を増幅させるシグナルが発せられる。
これにより教会の人間は殺し合いを始めてしまい、ハリーも同様に殺し合いに加わってしまう。
ハリーの目が眼鏡から送られてくる映像を呆然と見守るエグジーとマーリン。
気が付いた時には教会の人間は皆殺しにされていた。
ハリーが教会を出るとそこにはヴァレンタインの姿があり、今回の出来事は自分が起こしたことだと告げられる。
そしてその場でハリーは射殺されてしまう。
すぐにキングスマンの本部へ向かったエグジー。
アーサーの元へ呼ばれたエグジーはハリーの死に対してナポレオンで献杯をしようと言われる。
この時エグジーはアーサーの頭にヴァレンタインに埋め込まれるチップの跡があるのを発見する。
アーサーがヴァレンタイン側についたことを知ったエグジーはアーサーのすきをついてナポレオンをつがれたグラスを自分の物とすり替える。
アーサーはやはりエグジーを殺そうとしており、グラスをすり替えられたことに気が付いていないアーサーは万年筆のスイッチを入れるが、死んだのはエグジーではなく自分だった。
その後エグジーはマーリンと新たにランスロットになったロキシーの元へ行き、自分がアーサーを殺したが裏切っていないことを説明。
ヴァレンタインは教会で行ったことを世界規模で行い、一部の上流階級の人間は非難させようとしていることをつかんだマーリンは、誰が裏切り者かわからないためロキシーとエグジーと自分の3人でヴァレンタインの計画を阻止しようと立ち上がる。
エグジーはハリーと一緒に買いに行っていたスーツを着用し、アーサーが持っていたヴァレンタインからの避難勧告のIDをもってアジトに乗り込んでいった。
ロキシーはエグジー達とは別行動で、ミサイルを積んだ飛行装置を使ってヴァレンタインの衛星を破壊する役割を担うことに。
アーサーのIDで無事に潜入することができたエグジーはヴァレンタインのパソコンをハッキングするためにパソコンを使っている人間に近づく。
パソコンを手に入れることに成功はしたものの、人が殺し合うプログラムは生体認証だったためハッキングで止めることができない。
直接ヴァレンタインを止める必要があるといわれるエグジーだったが、ここで背後からナイフを突き付けられる。
それはキングスマンの試験におちたチャーリーだった。
もともと身分の高いチャーリーは避難対象になっていたのである。
エグジーは何とかチャーリーを撃退しマーリンのまつ飛行機に戻ろうとするが、敵が次々に現れる。
エグジーはハリーと見まがうばかりの動きで敵を撃退し、なんとか飛行機に戻ることに成功する。
エグジーは武器をとりなおし、再びヴァレンタインの元へ行こうとうするが、今度は倍近い敵に挟まれてしまう。
絶体絶命のピンチに追い込まれたエグジーはマーリンにハッキングしたパソコンで、頭に埋められているチップを起動させるように伝える。
これにより世界中の上流階級の人間とヴァレンタインの部下たちは丸で花火をあげたように頭が爆発していく。
これと同時にロキシーは衛星を爆破することに成功しプログラムの起動を阻止することができたが、ヴァレンタインは他の衛星を使って修正を図る。
ヴァレンタイン元へやってきたエグジーは部下で用心棒のガゼルに道を阻まれる。
この隙にヴァレンタインは他の衛星を使ってプログラムを起動してしまう。
世界中で殺し合いが始まってしまったのである。
ガゼルにてこずるエグジーだったが、ハリーから最初に教えてもらっていた靴の仕掛けを使うことで彼女を倒すことに成功する。
エグジーはガゼルの履いていた剣が付いている義足を手に持ち、ヴァレンタインに向かって投げ飛ばした。
剣はヴァレンタインを貫き、これによってプログラムを止めることに成功する。
こうして世界に危機を救ったエグジーは捕まっていたお姫様と良い思いをするのだった。
その後、エグジーはディーンと母親の元へ行き、キングスマンという高級テーラーで雇ってもらえることになり、家もあるため母親に一緒に住もうと申し出る。
当然そんなことがおもしろくないディーンは子分と一緒にエグジーを懲らしめようとするが、エグジーはかつてハリーがしていたことと同じ行動をとる。
なんだか見たことがある風景に子分たちは動揺し、エグジーの投げたコップはディーンの額に直撃するのだった。
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・・・という感じです。
いや~非常に面白かったですね。
まさか主演のコリン・ファースが死んでしまうとは思いもよりませんでしたが、その穴をタロン・エガートンが見事に埋めましたね。
タロン・エガートンのアクションも非常にスマートで見ごたえがあるものでした。
頭にセットされた爆弾が起爆するのが花びみたいな感じになっていて非常に笑えましたね。
監督のマシュー・ヴォーンの作品はキック・アスも大あたりでしたし、面白作品が多いですね。
スパイものの中でも非常に面白い部類に入ると思いますので、是非ご覧になってみてください。
そういえばスターウォーズのルーク・スカイウォーカーでおなじみのマーク・ハミルも出演していましたが、かなりしょぼい登場でしたねw
以上キングスマンの感想とレビューでした。