海外ドラマ「GRIMM Season5」第九話『古代の儀式/STAR-CROSSED』を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
Season5 登場人物/キャスト
ニック・ブルクハルト → デヴィッド・ジュントーリ
ハンク・グリフィン → ラッセル・ホーンズビー
モンロー → サイラス・ウィアー・ミッチェル
ジュリエット・シルバートン → ビッツィー・トゥロック
ショーン・レナード警部 → サッシャ・ロイズ
アダリンド・シェイド → クレア・コフィー
ウー巡査部長 → レジー・リー
ロザリー・カルヴァート → ブリー・ターナー
トラブル/テレサ・ルーべル → ジャクリーン・トボーニ
記録的な日照りが続く中、納屋で十字架に磔になった遺体が見つかる。腹部に刺し傷があり地面には血で円が。木材に彫ってあった印を調べたところ水を表す古代文字で、どうやらオカルト儀式らしい。被害者はホームレスで、犯行の日、何者かに高額で雇われていた。ビルの地下でも同じ手口の磔遺体が見つかり……。(公式サイトより引用)
冒頭のテロップ:
Only you shall not eat the blood; you shall pour it out on the earth like water.
『その血は食べてはならず 水のように地に注がねばならない』
モチーフとなっているのは『旧約聖書 申命記』
GRIMM/グリム Season5動画(これからみようと思っている方に)
以下からはSeason5の第九話『古代の儀式/STAR-CROSSED』のネタばれになりますので注意してください。
HWでトラブルがブラッククロウの動向を探っているとある男がポートランドに来ていることに気がつく。
その男は以前にも別の地域でたびたび目撃されており、その男が出現した場所では例がいなくヴェッセンによる暴動が発生していた。
報告を聞いたマイズナーはその男の素性を探るとともに、今のままでは人手が足りないためニックたちが本格的にこちらの味方になるのかどうか決断を迫るように伝えろとトラブルに話した。
そのころ、ニックは自宅の隠し通路の奥にある頑丈な扉を開けようと孤軍奮闘していた。
だが結局扉は開けられずトラブルがやってくる。
トラブルは味方になるのかどうか早く決めてほしいと伝え、ニックの仲間、つまりモンローたちにも同じように伝えてほしいとニックに話した。
スパイスショップではロザリーがドラッグをしていたころの知り合いであるトニーから何度も手紙を受け取っており、ついに電話までかかってくるようになった。
ロザリーはもう二度と関わりたくないといい電話を切ったが、トニーがどんな用件で電話をかけてきたのかは結局わからなかった。
そこへニックがやってきて正式にHWの仲間になるかどうか決断を迫られていると話した。
ロザリーは手を組むなら相手のことをもっと知りたいといい答えを保留にした。
一方、ある農場にある納屋で十字架を運んでいた男が依頼主の男に殺されるという事件が発生する。
殺された男は十字架に磔にされ、その十字架には見慣れぬマークが刻まれており、何らかのオカルト的な儀式をにおわせる殺され方だった。
通報を聞いたニックとハンクは現場へ向かい様子を見ると、署に帰ってマークに意味を調べてみた。
マークはどうやら水に関係した物のようで、紀元前495年ごろに確認されている物だった。
被害者はロバート・ルイスというホームレスだったがそれ以上の情報は見つからなかった。
ニックはここでハンクやウーにHWの仲間になるかどうかを尋ねるが、ここでも仲間になるなら相手をよく知ってからだといわれる。
そのころ、HWはブラッククロウのアジトへ潜入し、イヴが敵を生け捕りにしていた。
アジトに連れ帰ったマイズナー達は尋問しようとするが相手は全く答える気がない。
するとイヴが相手の口をふさぎ、続いて目をふさぎ、最後に耳をふさいでしまう。
精神的に追い詰めるためにマイズナー達はしばらくその状態で放っておくことに。
トラブルは自己鍛錬に励むイヴの元へ行きニックやアダリンド、子供のことをどう思っているのかを尋ねるが、イヴはどうも思っていないと答える。
トラブルはジュリエットはどうなんだと質問するが、イヴはジュリエットは死んだとしか答えなかった。
一方、事件の手掛かりを探すニックたちだったが、別の場所で2人目の被害者が発見されたという知らせを受ける。
被害者は死後2週間は経過しており、全く同じ様子で殺されていたが、十字架に刻まれているマークが異なっていた。
ニックたちが署で調べてみるとそれも水に関するものでかなり古いものだった。
この異様な殺され方からヴェッセンの関与を考えたニックたちはスパイスショップにある本で調べてみることに。
事件の概要をモンローたちに説明するとフルクレイというヴェッセンが同じような雨乞いの儀式を行っていたと説明してくれた。
ただその儀式は500年以上前に行われなくなったもので、フルクレイは人間を襲うような種属でもなかったが儀式のいけにえは別だと教えてくれる。
更にモンローが持ってきた本を見てみるとそこにはこれまでの儀式で使われたマークが記されており他に5つのマークがあった。
文章はアイルランド語でモンローは読めなかったがロザリーが読んでくれ、一同ロザリーがそれを読めることに驚いた。
本には「”血を水のように地に注ぎ、7つの生贄でプラウをかたどる”」と書いてあり、更に5人の被害者が出ると予想されたが、プラウの意味がわからなかった。
ニックはこれまでの犯行に6×6×12の木材が利用されていることから、犯人は大量に購入しているはずだと考え、該当する木材店へと足を運んだ。
店主のダンカン・ファーゴから尋ねられたサイズの木材を購入したのは1件だけだといわれ、マーク・ホロウェイという人物に行きあたる。
ニックたちはすぐにマーク・ホロウェイの家に向かいマーク・ホロウェイを逮捕した。
マーク・ホロウェイは予想通りフルクレイで状況は不利な証拠ばかりだったが本人はやっていないと話す。
本人の証言をうのみにするわけにもいかないので3日間拘留することに。
またニックは取り調べでシュヴァルツクラーラのマークを見せて知っているか訪ねると、何日か前にドナルドという男がやってきてそのマークが書いてあるチラシを置いて帰ったと言われる。
そのチラシは集会に関するもので、マーク・ホロウェイは興味がなくすぐに捨てたと話した。
自宅に戻ったニックはアダリンドに今回の事件について話すと、アダリンドもフルクレイのことを知っていた。
ニックはプラウの意味がわからないというとアダリンドはプラウは大熊座の意味で、他のヴェッセンも儀式に正座をかたどることがあると話してくれた。
ニックは儀式に利用するのは7つだったことから北斗七星が関係しているのかもしれないと予想する。
そのころ、マーク・ホロウェイの拘留中に3件目の事件が発生してしまう。
十字架には別のマークが刻まれており、被害者は死後数時間しか経過していなかった。
ニックとハンクはスパイスショップへ行ってこれまで事件があった場所を地図に記し、北斗七星の形にあうかどうか確かめたが、どこが起点になっているのかわからなかった。
するとロザリーがハンティントン墓地という場所に気が付き柄の先端に位置する星はアルカイド、アラビア語で”葬列の先頭”という意味であることを教えてくれた。
これにより起点が明らかとなり、ニックたちは警察署へ戻って警部に報告することに。
またここでニックはマーク・ホロウェイ言っていたチラシの件についてモンローに潜入してみてくれと頼んでいた。
頼まれたモンローが集会に潜入するとそこではドナルド・ジョーンズというヴェッセンが演説しており、まるで兵士として勧誘しているような感じの内容だった。
また釈放されたマーク・ホロウェイが家に帰ると息子の姿がどこにもなく、部屋には捨てたはずのチラシが広がっていた。
マーク・ホロウェイはすぐに集会所へいき息子を連れ出そうとするがブラッククロウの兵に止められてしまう。
たまたまその現場を見たモンローもマーク・ホロウェイのことを心配していた。
一方、レナード警部に事件の報告をしたニックたちは地元の保安官らに協力を要請し見回りをしてもらうことに。
その後、ニックたちが儀式の場として目星をつけていた場所で次々に遺体が発見される。
遺体はどれも死後2週間以上経過していたが、ハンティントン墓地にはまだ遺体がなかった。
ニックとハンクとウーはすぐに現場へ向かい、フルクレイが最後のいけにえを捧げようとしていたところに出くわす。
ニックたちはフルクレイに儀式をやめるよう言ったが、フルクレイは「オックルタトゥム・リベラ!」といっていけにえを殺そうとした。
ニックたちはやむなくフルクレイを射殺するとその正体は材木店のダンカン・ファーゴだった。
見事に騙されていたことに気がつくニックたち。
犯人を突き止めるまでに意味のない儀式で6人も犠牲になってしまったことにやるせなさを感じるハンク。
だがここで雨が降り出し、ニックはなにも言うなと言って警察署に戻るのだった。
ところ変わって、ジュリエットに口と耳と目をふさがれたブラッククロウの構成員は精神的に追い詰められマイズナー達の質問に素直に答えていた。
マイズナーは監視カメラの映像から合成した人物の顔を見せると、その男の名はドナルド・ジョーンズでメッセンジャーだと教えられる。
その男ではどんなメッセージを持ってきたかまでは分からないと言ったが、メッセージを伝えるならルシアンだという男だと口にする。
ルシアンという名前を聞いたマイズナーは驚きを隠せなかった。
マイズナーは正直にすべてを離したかどうか確認するためにイヴに引き続き拷問を任せるのだった。
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最後の雨が降ってきたところはさすがグリムという感じでしたね。
グリムでは度々こんな感じの儀式が出てきますが、どれも独特な感じで奥が深いものばかりですよね。
今回はモンローたちだけでなくアダリンドもアドバイザーになっていたので、こうやってチームグリムになじんでいくんでしょうね。
もうニックとアダリンドがくっつくのはほぼほぼ確定のような気もしますが、後はイヴがジュリエットに戻るかどうかだけですね。
イヴは敵を尋問する際に「みざる、きかざる、いわざる」を模して、目と耳と口をふさいでいましたが、ヘクセンビーストってあんなこともできるんですね。
イヴが手を使わずに腕立て伏せ(もはや腕立て伏せではないが)をしていたところも面白かったです。
そういえば警部は結局秘書っぽい人と寝ていましたけど、ちゃっかり映像を見ながら警部に票を入れたくなるとか言っていましたね。
これって実は警部を市長にするための布石だったりするんですかね?
これがどのようにブラッククロウとつながっていくのか非常に楽しみです。
以上がSeason5の第九話『古代の儀式/STAR-CROSSED』のあらすじと感想のレビューでした。