海外ドラマ「GRIMM/グリム」第二十話『KISS OF THE MUSE/女神のキス』を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
Season2 登場人物/キャスト
ニック・ブルクハルト → デヴィッド・ジュントーリ
ハンク・グリフィン → ラッセル・ホーンズビー
モンロー → サイラス・ウィアー・ミッチェル
ジュリエット・シルバートン → ビッツィー・トゥロック
ショーン・レナード警部 → サッシャ・ロイズ
アダリンド・シェイド → クレア・コフィー
ウー巡査部長 → レジー・リー
ロザリー・カルヴァート → ブリー・ターナー
ケリー・ブルクハルト → メアリー・エリザベス・マストラントニオ
休暇を終え戻ってきたハンクとカフェで待ち合わせをしたニック。話していると近くから銃声が聞こえる。ニックが音のした本屋に駆け込むと、本屋の小さなステージで男性が血を流し倒れており、店の奥では嫌がる女性を無理やり連れ去ろうとする魔物の姿があった。(公式サイトより引用)
冒頭のテロップ:
Tell me O’Muse, from whatsoever source you may know them.
『どうか 女神ムーサよ ご随意に語ってください』
モチーフとなっているのは『オデュッセイア』
GRIMM/グリム Season2動画(これからみようと思っている方に)
以下からはSeason2の第二十話『KISS OF THE MUSE/女神のキス』のネタばれになりますので注意してください。
モンローの家に居候しているニックはその日の8時にディナーを一緒にする約束をして家を出て行った。
ハンクが休暇を終えてポートランドに帰ってきたためニックがハンクと話をするためにカフェに誘うと、ハンクは松葉づえをついてやってきた。
どうやら休暇中にアキレスけんを切ったようで、復帰には時間がかかるようだった。
カフェでここ数日の話をしていると、近くで銃声が聞こえてくる。
ニックはすぐに現場へと駆けつけた。
近くの本屋から人が大勢でてきており、ニックが店に入ると店員が一人殺されていた。
また犯人は女性といさかいを起こしており、ニックが駆け付けた時男はヴォーガしていた。
女はヴェッセンかどうかわからなかったが、ニックは一瞬のすきをついて女性を救出。
逃げる男を追いかけたが、屋上から湖に飛び込んで逃げられてしまった。
女性の事情を聞くと、どうやら痴話げんかのもつれから来た殺人事件のようだった。
逃げた男の名はアントンと言い、画家として活動しているとのことだった。
女性の名はクロエと言い、彼女は助けてくれたニックの手にキスをしてお礼を言い帰って行った。
しかしこれが全ての始まりだった。
ちょうどこの時ジュリエットからディナーの誘いの連絡が入る。
夜8時に食事をしようとのことだった。
ジュリエットは記憶が戻ったことをニックに報告するつもりだったのだ。
モンローの約束の時間とかぶっていたのにもかかわらずニックはOKしてしまう。
ニックはどこか様子がおかしかった。
署に戻ったニックは先ほど見たヴェッセンの似顔絵を描いてハンクに見せていてたが、ハンクが何気ない質問をするとかなり不機嫌になり署から出て行ってしまう。
ニックがその足で向かったのはクロエの家だった。
ニックはクロエに確認事項があると言って家の中に入り、仕事そっちのけでキスをし始めてしまう。
しかしこの時クロエの正体がヴェッセンであることが判明する。
クロエもニックがグリムであることに気が付き一度は関係をやめようとしたが、ニックは自分を止められなかった。
と、ここでモンローから電話が入る。
モンローはジュリエットから今日ニックを食事に誘ったことを聞いて、自分との約束を忘れていることを冗談交じりに話した。
我に返ったニックはクロエの家を後にしジュリエットの元へ向かった。
しかしニックはどこかうつろな状態だった。
ジュリエットが重要なことを話そうとしても上の空だったのである。
ニックはしきりに窓から外を見ていた。
クロエの幻覚が見えていたのである。
クロエのことが頭から離れないニックはジュリエットの話も早々に切り上げモンローの家に帰ってしまう。
モンローがニックにどうだったかを尋ねてもニックは不機嫌そうに答えてモンローの家も出て行ってしまう。
ニックは一人でバーに行き酒を飲んでいた。
そこへハンクが電話をかけてきたため合流することになる。
ハンクが着いた時、ニックはクロエのヴェッセンの絵を描いていた。
その絵のことをハンクが聞いてもニックは何も答えようとはしなかった。
またその絵で他の客と口論になりニックは相手を殴り飛ばしてしまう。
その場はハンクが納めたが、明らかにニックの行動は度が過ぎていた。
心配になったハンクはニックが書いた絵を持ってロザリーの店に向かった。
そこにはモンローもきており、二人にその絵のヴェッセンについて聞いてみたが、二人も知らないヴェッセンだった。
そこで3人はニックには黙ってトレーラーに向かいヴェッセンのことを調べることに。
するとクロエはムーザイというヴェッセンであることが分かり、グリムの記録によればゴッホやゴーギャンもムーザイに影響を受けていると書かれていた。
それ以上のことは書いていなかったためロザリーの店に戻り更に調べることに。
ロザリーの持っている本には、ムーザイは唇から抗精神剤のようなものを分泌し、彼女とのキスは男性にとって麻薬、陶酔と中毒をもたらすと書いてあり、更にその症状に対する中和剤はないと書いてあった。
モンローは彼女にキスされなければ何の問題もないと安心したが、ハンクはニックがすでにキスされていることを話した。
事態はかなり悪化していたのである。
ロザリーが言うには唯一ニックを元に戻せるのは本物の愛だけだということだった。
そんな時ジュリエットがロザリーの店を訪れる。
ジュリエットはもう一度トレーラーの中を見たいと言い、ロザリーは無言でモンローに合図を送りジュリエットに鍵を渡した。
ロザリーはニックを元に戻せるのはジュリエットしかいないと考えたためである。
トレーラーに向かったジュリエットはそこでニックが話していたことを思い出す。
それは自分がグリムであることやヴェッセンについてのことだった。
そのころ湖に飛び込んだアントンが再び姿を現していた。
アントンは塗料点に向かい大量の塗料を盗むと、路上にクロエの絵を描いて去って行った。
この時ハンクは署長にニックが書いた絵を見せ、ニックはヴェッセンに何かされているのだと知らせた。
その後警察署に戻ったハンク達だったが、ニックの姿だけなかった。
ニックは署には戻らずクロエの家に向かっていたのである。
事態を重く見たレナード警部は自らクロエの家に行きニックを止めることに。
ニックがクロエの家に付くと、そこにはアントンの姿があった。
クロエはニックをそそのかしアントンを殺すように命じ、ムーザイによって心をやられているニックは言われるがままにアントンを殺そうとする。
しかしギリギリのところでレナード警部がやってきてニックを止めることができた。
警察署に戻りアントンを留置場に入れると、ハンクとレナード警部はクロエの取り調べを行った。
しかしクロエにもどうすることはできないと言われた。
尋問質から出てきたレナード警部達はニックの姿がないことに焦る。
なんとニックは留置場にいるアントンを殺しに向かっていたのである。
レナード警部達はすぐにニックと止めに向かった。
またハンクはモンローにジュリエットを連れてくるように頼んでいた。
警察署についたジュリエットはなんとかニックを正気に戻すことに成功する。
こうして一連の騒動は幕を閉じたのである。
レナード警部は二度とこのようなことが起こらないよう、クロエをヴェッセンの姿で脅すのであった。
以上がSeason2の第二十話『KISS OF THE MUSE/女神のキス』のあらすじと感想のレビューでした。