ここでは実際に映画「ザスーラ」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
ザスーラの評価・・・3つ星
原 題: Zathura: A Space Adventure
製作年: 2005年
製作国: アメリカ
出演者: ジョシュ・ハッチャーソン ジョナ・ボボ ダックス・シェパード クリステン・スチュワート
: ティム・ロビンス ジョン・アレクサンダー
監 督: ジョン・ファブロー
製 作: スコット・クルーフ マイケル・デ・ルカ ウィリアム・タイトラー ピーター・ビリングスリー
脚 本: デビッド・コープ ジョン・カンプス
原 作: クリス・ヴァン・オールズバーグ
ゲームの世界が現実になってしまう不思議なボードゲームをめぐるパニック・アドベンチャー「ジュマンジ」の原作者クリス・ヴァン・オールズバーグの同名原作を映画化したファンタジー・アドベンチャー大作。今度は、宇宙をステージに危険にして壮大な“ゲーム”が繰り広げられる。いつもケンカばかりしている幼い兄弟ウォルターとダニー。ある日、弟ダニーは地下室で“ザスーラ”と書かれた古いボードゲームを見つける。ルールも読まずに一人でゲームを始めるダニーだったが、次の瞬間、兄弟に想像を絶する事態が降りかかる。(TUTAYAオンラインより引用)
感想/レビュー
夜中にTVでやっていたのでいい機会だと思ってみてみました。
日本ではジュマンジは大ヒットしたのになぜか全く話題にならなかった続編のザスーラ。
見てその理由がわかりましたね。
ジュマンジのストーリーをまねたように作った残念な感じで、ネタの使い回しはほどほどにしとけという感じでした。
兄弟でゲームを始めて途中には大人の前のプレイヤーが出てくる。
弟はズルをして最後は和解。
流れ的には全く同じでしたね。
ジュマンジには遠く及ばない出来だったのでこれなら話題にならなくても仕方ありません。
まったく面白くないわけではありませんが、やはりジュマンジと比べると見劣りするのは間違いありません。
出演者にはハンガー・ゲームなどに出演しているジョシュ・ハッチャーソン、ディス/コネクトなどに出演しているジョナ・ボボ、ジャッジ 裁かれる判事などに出演しているダックス・シェパード、トワイライトシリーズなどに出演しているクリステン・スチュワート、トップガンなどに出演しているティム・ロビンスらが起用されていました。
出演している俳優はかなり少ないんですけど、まだ無名なころのジョシュ・ハッチャーソンやクリステン・スチュワートが出演しているので今考えるとなかなかいいキャスティングですね。
ただクリステン・スチュワートの使い方が非常に残念でしたけど。
ザスーラ予告編動画(これからみようと思っている方に)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
ウォルター(ジョシュ・ハッチャーソン)とダニー(ジョナ・ボボ)の兄弟は両親が離婚してから喧嘩が絶えず、その日は父親の家にいたものの父は仕事に行ってしまう。
父親は手のつけられない息子二人を姉のリサ(クリステン・スチュワート)に押しつけて仕事に行ってしまったのだが、リサは全く世話をしようとしない。
ダニーは遊んでくれないウォルターちょっかいをだし、罰として暗い地下室に入れられてしまう。
ダニーはそこでザスーラという古いボードゲームを発見しウォルターを誘ってゲームをしようとするが子供っぽいといわれ誘いに乗ってこない。
ダニーは一人でゲームを始めてしまい、コマが進むと流星群に注意と書かれたカードが出てくる。
意味のわからない二人だったがやがて流星群が屋根を突き破って降り注いできたのである。
2人は暖炉に避難し流星群はおさまったが外を見てみるとそこは宇宙空間で目の前には土星があった。
突然の出来事に混乱した2人はリサを起こしに行きゲームで起こったことを説明するが全く信じてもらえない。
そこでウォルターはゲームに参加しコマを進め実際に凝ることを見てもらおうとするが、カードには乗組員が冷凍保存されると書いてあり、リサは氷漬けになってしまったのである。
2人は取りあえずリサのことは後回しにし、ゲームをクリアすることで元に戻れると考え再びスロットを回し始めた。
すると今度はロボットに襲われたり、家を謎の宇宙船(ゾーガン)に攻撃されたりした。
焦った2人はコマを先に進めるが、ウォルターが引いたのはプログラミングし直せという意味不明のカードだった。
次に弟がカードを引くと今度はさまよえる宇宙飛行士を助けろというメッセージが。
そして二人のもとに宇宙飛行士がやってきたのである。
宇宙飛行士は家を攻撃してきているゾーガンを追い払う手伝いをしてくれて、なんとかことなきを得る。
ウォルターは怪しさ満点の宇宙飛行士を追いだそうとするがカードを引いたダニーは宇宙飛行士のことを信頼し協力してもらうことに。
ウォルターがゲームを再開しようとしたところでダニーがズルをしてコマを進めていることが判明する。
ウォルターはダニーのコマを元に戻してゲームを再開しようとするがズル発見というカードが出てきて強制退場させられてしまう。
宇宙飛行士はもっていたロケットエンジンを使ってなんとかウォルターを助けてくれたが、2人の中は更に険悪になってしまう。
そのころ、氷漬けになっていたリサは元に戻っていたのだが、部屋が寒いのはボイラーの温度が低いせいだと思い、ゾーガン星人を退けるために低くしていたボイラーの温度を元に戻してしまう。
ウォルターとダニーは宇宙飛行士に諭されゲームを再開するが、ウォルターは流れ星に願いを込めれば何でもかなうというカードを引き当てる。
それを見た宇宙飛行士は心の中で思っていることを願うのはやめろといって、ウォルターを説得しようとする。
宇宙飛行士が危惧していたのはウォルターがダニーのことをいなかったことにしてしまうことだった。
ウォルターが願い終えると宇宙飛行士はダニーの部屋を確認し、ダニーが無事だったことに安心する。
ウォルターが願っていたのはサインが入ったフットボールのボールだった。
宇宙飛行士はなぜそんなことを危惧したのかを2人に説明し出した。
宇宙飛行士も実はザスーラのプレイヤーであり、15年前に始めたゲームだったが弟と喧嘩をし生まれてこなかったことにしてしまったという。
宇宙飛行士は今は弟を疎ましく思うこともあるかもしれないが、弟がいないとできないこともあるとウォルターに話した。
これにより兄弟はゲームを再開するのだが、ここでリサがボイラーをつけたことにより再びゾーガン星人がやってきて攻撃されてしまう。
しかもこれにより置いてあったザスーラのボードが行方不明になってしまったのだ。
ウォルターたちは宇宙飛行士の提案でゾーガンをおびき寄せてボードを探すことに。
ゾーガンは自分の星を焼くほど日が好きであるため日をおこしたのだが、これによりリサもようやく異変に気がついた。
混乱するリサをよそにウォルターたちの作戦がうまくいきゾーガンをおびき寄せることに成功する。
宇宙飛行士は一人でザスーラのボードを探しに行くが、ゾーガン星人がうろうろしており箱を見つけることはできたが持ってこれなかった。
箱は地下室にあるとのことだったが正面からははいることができない。
そこでウォルターたちは荷物を下ろすためのエレベーターを使いダニーを送りこむことに。
しかしその途中でゾーガン星人がやってきてしまいエレベーターの縄をきられてしまう。
なんとか無事に下に降りたダニーは箱を手に取るがそこにボードはなかった。
あたりを調べてみるとゾーガン星人の船にボードがあるのがわかり、ダニーは一人でボードの回収に向かった。
ダニーはゾーガン星人に見つからないように気を配りながらなんとかボードを取り返すことに成功するが、潜入していたこともばれてしまう。
ダニーは急いで逃げかえりなんとか地下室の扉まで行くと、ウォルターが扉を開けてダニーを助けてくれた。
地下室ではウォルターに襲い掛かってきていたロボットが自己修復を完了しゾーガン星人を血祭りに上げていた。
ロボットは更にウォルターに襲い掛かってこようとし、逃げようとうするが目の前にはゾーガン星人が立ちはだかった。
万事休すだと思われたがダニーがあのカードと口にし、ウォルターがプログラミングし直せと命令するとロボットはその通りに行い標的をウォルターからゾーガン星人に変えたのである。
これによりゾーガン星人は撤退しウォルターたちはようやくゲームを再開することができた。
ゲームを進めていくとウォルターは再び流れ星のマスにたどり着き、今度は宇宙飛行士の弟を元に戻してほしいとお願いしたのである。
するとそこに現れたのはダニー自身だった。
その宇宙飛行士の正体は未来のウォルターだったのである。
ダニーが現れたダニーに触れると吸収されるように姿を消した。
未来のウォルターは現在のウォルターにお礼を言うとダニーと同じように姿を消していった。
そして次にダニーがコマを進めるとついにゴールにたどり着いた。
するとボードについていた球が回転を始め、巨大なブラックホールへと姿を変えたのである。
ザスーラの意味はブラックホールだたったのである。
リサ、そしてウォルターがブラックホールに吸い込まれてしまい、ダニーが叫び声をあげると世界は元通りに戻ったのである。
ダニーはウォルターの名前を呼び、ウォルターは絶対にボタンを押すなとくぎを刺した。
そこへ父親が帰宅して何事もなかったかのように日常が戻ってきたのである。
ウォルターとダニーの中は以前よりも良くなり、リサとの関係も良くなった。
こうして兄弟の冒険は終わったのだった。
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宇宙飛行士の正体が未来のウォルターだったとはわかりませんでしたね。
登場していた時にワームホールを通ってやってきたといっていたので、いわゆるタイムワープをしたってことなんでしょうね。
一週目では弟を消してしまいゲームから抜け出せなくなったウォルターは密かに兄弟を助けるために動いていたんですね。
ウォルターが消えてしまったダニーを戻したことによって時間軸が書き換えられて、未来のウォルターたちは姿を消したと言ったところでしょう。
なんだかフラッシュ的な要素が入っていましたね(わからない人はごめんなさい)。
それにしてもクリステン・スチュワートの使い方がもったいなかったですね。
端役もいいところだったのでもうちょっと話しに絡んできていたらおもしろかったんですけどね。
ストーリー的には目新しい要素はほとんどなくジュマンジの使い古しという感じだったので、まあそこまで面白くはありませんでした。
よっぽど興味のある人以外は見なくてもいいと思いますよ。
このサイトのレビューもけっこう適当に書いているので、もうちょっと詳しく知りたい方はWikipediaを見るといいと思いますよ。
以上がザスーラの感想とレビューでした。