ここでは実際に映画「サロゲート」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
サロゲートの評価・・・3つ星
原 題: Surrogates
公 開: 2010年 製作国: アメリカ
出 演: ブルース・ウィリス ラダ・ミッチェル ロザムンド・パイク ボリス・コジョー
: ジェームズ・フランシス・ギンティ ヴィング・レイムス ジェームズ・クロムウェル
: ジャック・ノーズワージー デヴィン・ラトレイ マイケル・カドリッツ
監 督: ジョナサン・モストウ
製 作: デヴィッド・ホバーマン トッド・リーバーマン マックス・ハンデルマン
脚 本: マイケル・フェリス ジョン・ブランカトー
全ての日常生活を“サロゲート”と呼ばれる身代わりロボットが代行する安全、安心な理想的社会を舞台に、そこで起きた前代未聞の殺人事件の謎に迫るFBI捜査官の姿を描く近未来SFサスペンス。主演は「ダイ・ハード」のブルース・ウィリス。監督は「ターミネーター3」のジョナサン・モストウ。ほとんどの人々が“サロゲート”を介して自由気ままな生活を謳歌している近未来。人間は外出することなく、サロゲートを遠隔操作するのみで限界のない無限の快楽を享受でき、しかも快適で安全な日常が保障されていた。万一危険な目に遭遇しても、サロゲートが破損するだけで、本人は決して傷ついたり苦痛を感じたりすることはない、はずだったが…。 (TUTAYA Onlineより引用)
感想/レビュー
偶然目にとまり、90分と見やすい長さだったので見てみました。
率直な感想は、可もなく不可もなくと言った感じです。
内容として悪いわけではないですが、スゴイおもしろかったかと聞かれればそうでもなかったです。
時間があればみてもいいのでは・・・ぐらいの感じですかね。
出演者には言わずと知れたブルース・ウィリス、サイレントヒルシリーズに出演しているラダ・ミッチェル、アウトローやタイタンの逆襲などに出演しているロザムンド・パイク、バイオハザードシリーズなどに出演しているボリス・コジョー、ミッション:インポッシブルシリーズなどに出演しているヴィング・レイムス、アイ,ロボットやグリーンマイルなどに出演しているジェームズ・クロムウェル、ゴースト・エージェント R.I.P.D.などに出演しているデヴィン・ラトレイ、ワイルド・バレットなどに出演しているマイケル・カドリッツなどが起用されていました。
特殊メイクのおかげか俳優陣の若いころの姿が見られたのがなんだか新鮮でしたね。
サロゲート予告編動画(これからみようと思っている方に)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
内容は人間がロボットを操作して何不自由なく生活する世界を描いたもの。
14年前、人間の生活をサポートするためにロボットアームなどが開発され、一般的にも認知され始めていた。
現在では技術は飛躍的に進歩し、サロゲートと呼ばれるロボットが開発され、人はコンピューターを介してロボットを遠隔操作するだけで何不自由なく生活していた。
サロゲートでは遠隔操作するのみで限界のない無限の快楽を享受でき、しかも快適で安全な日常が送れることを売りとしており、人口の99%はほとんどの生活をサロゲートで送るようになっていた。
そうした中で預言者と呼ばれる男がこの社会のあり方に疑問を投げかけ、生身で生活する独立区を作り、そこは警察の権力すら届かない治外法権となっていた。
またサロゲートが普及した現在の社会では犯罪発生率も劇的に減少していた。
しかしある事件が現在の社会を覆す事態へと発展していくのである。
あるクラブで男と女のサロゲートが破壊される事件が発生する。
警察はたんなる器物損壊事件として扱うつもりだったが、破壊されたうちの一体が未登録のサロゲートであることが判明する。
そこでもう一体のサロゲートを操作していたオペレーターの自宅を刑事のトム(ブルース・ウィリス)とジェニファー・ピータース(ラダ・ミッチェル)が訪れる。
するとオペレーターは無残な姿で死んでいたのである。
サロゲートはたとえ破壊されてもオペレーターは安心安全な生活を送れることを売りにしていた。
しかしこの事件によって社会の根幹を変えてしまうことが起ころうとしていたのである。
警察が未登録のサロゲートを調べた結果、持ち主はキャンター博士(ジェームズ・クロムウェル)であることが分かった。
キャンター博士はサロゲートを開発した張本人で、かつてはVSIという会社のCEOだったが、方向性の違いから自ら大きくした会社から追い出された人物であった。
ただサロゲートを操作していたのはキャンター博士ではなくその息子だった。
トムはキャンター博士の元へ向かい事情聴取を行うことに。
キャンター博士によると息子に恨みを持つような人間には心当たりはないようだった。
となると考えられるのはキャンター博士に恨みを持つ人間の犯行だった。
事実、この事件は息子を狙ったものではなくキャンター博士を狙ったものだったのだ。
警察はサロゲートのデータから犯行を行ったのはストリックランド(ジャック・ノーズワージー)であることを割り出した。
警察はさらなる情報を求め、VSI社にも事情聴取に向かった。
しかしそこではサロゲートを操作している人間を殺すことなどできないの一点張りで、VSIは何の関係もないと言い張るだけだった。
陸軍にも訪れ、サロゲートを破壊して人間を殺すことができるような兵器はないかを尋ねるが、そんなものはないと追い返された。
トム達がストリックランドについて調べていると、過去に逮捕歴があることが判明した。
しかし不可解なことにストリックランドは逮捕後すぐに釈放されていたのである。
トムとジェニファーは警察内部にあるサロゲートを管理する部署を訪ねた。
だがこの途中でストリックランドが見つかったとの通報が入りトムはヘリに乗って追跡をすることに。
ジェニファーはその部署を管轄しているボビー(デヴィン・ラトレイ)にあい、その場所では全てのサロゲートを一括管理することができることを知る。
ただ遠隔操作でオペレーターとの通信を遮断するなどの行為は違法とされていたが、安全の都合上黙認されていた。
一方、ストリックランドを追っていた警察は路地に追い込むことに成功する。
しかしストリックランドは武器のようなものを取り出し警官5人に向けて使用した。
それはキャンター博士の息子が殺されたときに使用されたものと同じものだった。
トムも同様にその武器によって攻撃されるが危険を感じたトムはサロゲートとの通信をきりギリギリのところで死なずに済んだ。
ストリックランドは警察の権利も及ばない独立区に逃げた。
条約で警察の介入は禁止されていたが、トムは再びサロゲートを使用しストリックランドを追うことに。
あと一歩のところまで追い詰めたものの、住民の妨害にあいストリックランドを取り逃がしてしまう。
通信を途中で切ったとはいえ攻撃を受けたトムは重傷を負い、入院することとなる。
入院中、上司のアンディ・ストーン(ボリス・コジョー)が訪れ、規約を破ったトムは停職扱いとなってしまい、サロゲートも配給されなかった。
だがどうしても今回の事件に納得のいかないトムは病院を抜け出し、生身で捜査を再開することに。
ジェニファーを呼び出したトムはレンタルのサロゲートを使うように提案されるがこれを拒否する。
生身で外出するのが久しぶりはトムは、まるで感じ方が違う社会に恐れを抱くと同時に疑問も膨らんでいた。
トムはジェニファーにストリックランドについて詳しく調べるよう伝えると、自らは生身でしか入れない独立区へと向かった。
ストリックランドの行方を探るためである。
しかし独立区へと入ったトムはストリックランドがすでに死んでいることを知る。
そこでトムは独立区のトップである預言者に話しかけるが、ぼこぼこにされ追い返されてしまう。
その帰り道、キャンター博士がサロゲートを使ってトムに接触してくる。
ストリックランドが使用した武器は個人が開発して手に入れられるようなものではなかったため、はやく黒幕を突き止めるようにトムに催促に来たのである。
ストリックランドについて調べるようにジェニファーに頼んでいたトムは、ストリックランドがすぐに釈放されていたのは警察に雇われていたためであることを知らされる。
つまりストリックランドは警察の命令でキャンター博士を狙っていたのである。
ということはストリックランドが持っていた武器は警察が渡したものであり、警察が渡したということは軍が関与していることに疑いはなかった。
仕事を終えたジェニファーはサロゲートの接続をきりいつものように睡眠を取っていた。
しかしここで何者かが侵入し、ジェニファーを殺害。
サロゲートを奪い、なり変わってしまう。
一方、軍が関わっていることが濃厚となったため、トムは再び陸軍を訪れた。
そして写真を見せて、用いられた兵器に心当たりがないか問い詰めた。
はじめは話をごまかされたものの、この兵器の現在地の情報と引き換えに情報を引き出すことに成功する。
その武器は「O.D」と呼ばれる武器で、サロゲートを一瞬で破壊することを目的に作られたものだった。
しかしその兵器はサロゲートの安全装置までも破壊してしまったため、実用化されず全て破棄されたのである。
しかしなぜか1つだけ残り、更にその1つは独立区の手に渡ってしまったのである。
そのことを聞いた陸軍の大佐はすぐに軍隊を編成し独立区へ兵を送り込んだ。
しかしこの時にはすでに兵器は運び出されており、乗っ取られたジェニファーのサロゲートに届けられていた。
また軍の介入により預言者は銃弾を浴びて死ぬことになってしまう。
だがここで衝撃の事実が判明する。
サロゲート社会を否定していた予言者は、実はサロゲートで誰かが操作しているものだったのである。
一方、大佐に真実を聞いたトムは警察に向かっていた。
トムは上司のストーンに軍とVSIとの癒着の話を持ちかけ、隙をついてストーンのサロゲートを破壊してしまう。
そしてストーンののメモリーから「O.D」に関する情報を抜き出しすぐに警察署をでた。
ジェニファーと合流したトムはこれまでつかんだ情報を整理し、キャンター博士の息子を殺した黒幕はストーンであることを話した。
すると何者かに乗っ取られているジェニファーは車をわざと事故させ、トムを足止めする。
そして自らは兵器を持って警察に向かった。
実はジェニファーを乗っ取っているのはキャンター博士だった。
キャンター博士は復讐のためにジェニファーを乗っ取り、警察に侵入したのである。
キャンター博士は全てのサロゲートを管理できる場所へと向かい、兵器を使って全ての人間を殺そうとしていた。
キャンター博士がジェニファーを乗っ取っていることに気付いたトムはすぐにキャンター博士の屋敷へと向かった。
トムがそこで目にしたのは大量のサロゲートと年老いたキャンター博士だった。
キャンター博士は息子を殺した犯人と、自らを追いだしたVSIに復讐したいと考えていた。
更に自らが作ったサロゲート社会をも壊したいと考えていたのである。
キャンター博士は全てのサロゲートにアクセスし、O.Dを使ってサロゲートを使っている全ての人間を殺そうとしていた。
全ての作業が終わると、キャンター博士は毒を飲んで自ら命を絶ってしまう。
トムはキャンター博士が操っていたジェニファーを操り、O.Dの起動をなんとか止めることに。
全ての人間の保護が完了し、後はO.Dを止めるだけだった。
しかしトムには現在のサロゲート社会に対する疑問が残ったままだった。
トムがくだした結論は全てサロゲートを破壊することだった。
こうして人間の命は救われたものの、全てのサロゲートは破壊されこれまでの社会は崩壊してしまったのである。
サロゲートが操作できなくなった人間は、自らの脚で外に出て現状を見つめるのであった。
・・・という感じです。
ターミネーターの監督と同じということだけあって、一部ターミネーターのような場面がありましたね。
なんだかちょっとわらけてしまいました。
まあ短い分見やすくはありましたね。
時間があるなら見てみてもいいのではないでしょうか。。
以上がサロゲートの感想とレビューでした。