ここでは実際に映画「ノア 約束の舟」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
ノア 約束の舟の評価・・・3つ星
原 題: NOAH
製作年: 2014年
製作国: アメリカ
出演者: ラッセル・クロウ ジェニファー・コネリー レイ・ウィンストン エマ・ワトソン
: アンソニー・ホプキンス ローガン・ラーマン ダグラス・ブース
: レオ・マクヒュー・キャロル マートン・チョーカシュ
監 督: ダーレン・アロノフスキー
製 作: スコット・フランクリン ダーレン・アロノフスキー アリ・ハンデル
脚 本: ダーレン・アロノフスキー アリ・ハンデル
「レスラー」「ブラック・スワン」のダーレン・アロノフスキー監督が、“ノアの箱舟”伝説を壮大なスケールで映画化したスペクタクル巨編。神の啓示を信じ、箱舟建設に邁進するノアが、自らに課された使命と家族への愛の狭間で葛藤を深めていくさまを描く。主演はラッセル・クロウ、共演にジェニファー・コネリー、レイ・ウィンストン、エマ・ワトソン、アンソニー・ホプキンス。ある夜、ノアは恐ろしい夢を見た。それは、堕落した人間たちを一掃するため、地上を大洪水が飲み込むというものだった。これを神の啓示と悟ったノアは、妻と3人の息子たち、それに蛮族に襲われ負傷しているところをノアに助けられ養女となったイラと共に、人間以外の生き物たちを守る箱舟の建設を開始するが…。 (TUTAYA Onlineより引用)
感想/レビュー
CMがおもしろそうだったので楽しみにしていた作品になります。
率直な感想はもっとファンタジー色の濃い感じになっていると思っていたので若干残念な感は否めませんでした。
予告動画だけ見たらすごい面白そうなんですけどね。
出演者にはグラディエーターなどに出演しているラッセル・クロウ、地球が制止する日などに出演しているジェニファー・コネリー、スノーホワイトなどに出演しているレイ・ウィンストン、ハリーポッターシリーズなどに出演しているエマ・ワトソン、ハンニバルなどに出演しているアンソニー・ホプキンス、パーシー・ジャクソンシリーズなどに出演しているローガン・ラーマン、ジュピターなどに出演している新進気鋭のダグラス・ブース、リンカーン/秘密の書などに出演しているマートン・チョーカシュなどが起用されていました。
俳優陣は非常に豪華ですね。
主演級がバンバン登場しています。
なのに内容がいまいちなんて非常にもったいない作品でしたね。
ノア 約束の舟予告編動画(これからみようと思っている方に)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
内容は聖書にある創世記であるノアの箱舟に関する物語です。
受け継がれてきた地球の成り立ち
(見ておくと理解が楽です)
ノア(幼少期)は父親のレメク(マートン・チョーカシュ)から代々受け継がれてきた証を受け継ぐ儀式をしていた。
ノアの一族はアダムの息子であるセトの子孫であり、一族には代々しろ蛇の抜け殻が受け継がれてきた。
しかし儀式の最中にアダムの息子であり、兄弟のカインを殺したアベルの一族の子孫であるトバル・カインが現れレメクは殺され、受け継がれてきた宝は奪われてしまう。
時がたち、ノア(ラッセル・クロウ)はセム(ダグラス・ブース)、ハム(ローガン・ラーマン)、ヤフェト(レオ・マクヒュー・キャロル)の3人の息子と妻のナーマ(ジェニファー・コネリー)と共に幸せに暮らしていた。
ある日のこと、ノアは不吉な夢を見る。
それは地球が大洪水に見舞われ、人間は全て死に絶えるというものであった。
また夢の中ではノアの祖父であるメトシェラ(アンソニー・ホプキンス)に会いに行けというような啓示もあった。
ノアは荷物をまとめて家族と共にメトシェラが暮らす山を目指した。
その道中、何者かに荒らされた集落を発見する。
ほとんどの人が死に絶えていたが、イラ(エマ・ワトソン)という少女が重傷を負いながらも生きながらえていた。
手当はしたものの、イラは子供が産めない体になってしまった。
ノアはイラを養女として引き取り共に連れて行くことに。
しばらく歩いていると人の集団と遭遇する。
ノアたちは争いにならないように必死に逃げたがついに追いつかれてしまう。
ノアは意を決して戦おうとするが敵はなぜか皆逃げてしまった。
後ろを振り向くとそこには岩の姿の化け物がいた。
彼らは”見張りの天使”と呼ばれる存在だった。
見張りの天使たちはもともとは光の姿であったが、人間に肩入れをしすぎて岩の姿に変えられてしまったんだとか。
そのため見張りの天使たちは人間を嫌っていた。
ノアたちは周囲を崖が囲んだ場所に閉じ込められてしまう。
しかし夜になると見張りの天使の一人がノアたちを助けてくれ、メトシェラのもとへと案内してくれた。
実は見張りの天使たちが岩となった時助けてくれた人間がいたのである。
その人間がメトシェラだった。
ノアは見張りの天使の案内により無事にメトシェラのもとへとたどり着くことができた。
ノアはメトシェラに神の啓示のことを告げ、自分の使命は箱舟を作り罪なきものを救うことであると伝えるとメトシェラは種を取りだしノアに渡した。
家族の元に戻ったノアはすぐにその種を植えて一夜を明かした。
ノアが目覚めると種を植えた場所から水が噴き出し、その水は地球の端まで行きわたり辺り一面を森に変えた。
コレを見た見張りの天使たちはノアに協力的になる。
ノアたちは見張りの天使と協力して箱舟を作ることとなる。
10年後、子供たちは大きくなり箱舟も完成間近となっていた。
するとどこからともなく鳥の大群がやってきて箱舟へとはいって行った。
コレを気に地上のあらゆる動物たちが次々やってくるのであった。
全てが順調だったが、イラは一人悩んでいた。
それはこのままセムと夫婦になっても自分には子供が産めないことが気がかりとなっていたのである。
そのためイラはノアにセムのために別の女性を箱舟に乗せるように言いに行ったのである。
ノアはそんなことは気にするなというが、イラはそのまま走り去ってしまう。
イラは同じ悩みをナーマにも打ち明けていた。
するとナーマはメトシェラのもとへ行き、どうにかできないかと相談した。
メトシェラはこれを聞きいれた。
動物たちが続々と移動してくる中、ついにトバル・カインが姿を現す。
箱舟を奪いに来たのである。
しかしノアは頑として聞き入れなかった。
ノアの後ろには見張りの天使たちがいたからである。
カインも現在の戦力ではかなわないと思ったのか、その場は引き揚げて行った。
そしてノアに対抗するために武器を作り始めたのである。
ノアの箱舟作りは順調に進んでいたが、今度はハムがノアに悩みを打ち明ける。
それは自分と弟のヤフェトには妻がいないということだった。
このままでは箱舟に乗ったとしても孤独になってしまうという心配からハムは相談したのである。
しかしノアは神が全てを与えてくれると言いハムの相談をないがしろにしてしまった。
いよいよ船が完成したころ、ハムは再びノアに相談するが今度も無視される。
するとハムは自分で相手を探すためにカインが連れてきた人間がいる集落に一人で言ってしまう。
コレをみたイラはハムを追いかけるが見つからなかった。
あきらめかけたイラだったが、森の中でメトシェラに出会う。
メトシェラはイラに祝福を与えると言い、おなかの傷を治してくれたのである。
イラはうれしさのあまりハムを探すのも忘れ、セムのもとへ向かいついに関係を持つのであった。
一方、集落についたハムは捨てられた一人の少女と出会う。
ハムはその子に興味を持ち話をしていたが、ここでとうとう雨が降り始めてしまう。
少女を連れて急いで箱舟に戻るハムだったが、途中で少女が罠にかかり動けなくなってしまう。
また雨に気が付いたカインも箱舟を目指していた。
ハムは探しに来たノアに助けを求めるが、ノアはハムだけを助けて少女を置き去りにしてしまった。
結局箱舟に乗ったのはノアの家族だけだった。
船を奪おうとするカイン達はノアと見張りの天使でなんとか食い止めていた。
しかし首領のカインだけはひそかに箱舟に乗り込んでしまう。
コレをハムは見ていたが、父親に少女を見捨てられノアに不信感を抱いていたハムはカインを見逃すことに。
とうとう地球が水で覆われ生き残ったのは箱舟に乗った者たちだけになった。
ノアはこれからどうするつもりかを皆に伝えた。
それは自分を含めた人間は全て殺すというものだった。
みんなは困惑しながらもノアの言うとおりにするしかないと思っていた。
しかしその後、イラのお腹にセムの子供がいることが判明する。
ナーマはどうにか子供たちだけでも見逃してもらうようにノアに頼むが、ノアは聞き入れなかった。
出産も間近となり、このままでは生まれた子供はノアによって殺されてしまうため、イラとセムは二人でいかだを作って箱舟を離れることに。
だがそれすらも許さないノアはいかだを燃やしてしまう。
そうこうしているうちにイラが産気づいてしまう。
そのころ、これまでおとなしくしていたカインがとうとう船を乗っ取るためにハムと協力してノアを殺す計画を立てる。
あと一歩でノアを殺せるというところまで追い詰めるが、最後はハムがカインを裏切り刺殺してしまう。
カインは死ぬ間際にレメクから奪っていたセトの子孫のあかしである白蛇の抜け殻をカインに渡した。
イラは無事に出産をおえ、双子の姉妹を授かった。
しかしノアはすぐにこの二人の子供を殺そうとする。
だがノアも人の子、赤ん坊の顔を見るとどうしても殺すことができなかった。
地球の水も引き始め、ノアたちも大陸に漂着する。
しかし家族を殺そうとしていたノアは家族とは離れ一人で洞窟にこもっていた。
セム、ハム、ヤフェトがノアの様子を見に行くと、そこにはボロボロになったノアが横たわっていた。
死んではいなかったが、かなり衰弱していた。
その姿を見てセムとヤフェトは父を介抱するが、ハムだけは父親には会わず一人で旅に出てしまう。
ノアはどうしても家族と共に過ごすこと抵抗を感じていた。
そんな中、イラがノアのもとへ行きノアの心を洗い流した。
ノアは家族のもとへ戻り新たなる世界で暮らしていくのであった。
…という感じです。
かなりはしょってますが、まあ大筋はこんな感じです。
もっとファンタジー色の濃い感じになっていると思っていたのですが、後半はほとんどがノアの葛藤を描いたものだったので見ていて少し退屈でした。
まあ命の選択権があったノアには絶対に必要な場面だったんでしょうね。
この映画の最大の疑問はじいさん(メトシェラ)何者っていうところです。
調べてみると900歳まで生きたんだとか・・・・。
人間じゃありませんね(笑)
以上がノア 約束の舟の感想とレビューでした。