ここでは実際に映画「ロンドン・ブルバード -LAST BODYGUARD-」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
ロンドン・ブルバード -LAST BODYGUARD-・・・3つ星
原 題: London Boulevard
製作年: 2010年
製作国: アメリカ
出演者: コリン・ファレル キーラ・ナイトレイ デヴィッド・シューリス
: アンナ・フリエル ベン・チャップリン レイ・ウィンストン エディ・マーサン
: サンジーヴ・バスカー スティーヴン・グレアム オフィリア・ラヴィボンド
監 督: ウィリアム・モナハン
製 作: グレアム・キング ティム・ヘディントン クエンティン・カーティス
脚 本: ウィリアム・モナハン
原 作: ケン・ブルーエン
「ディパーテッド」の脚本でオスカーを獲得したウィリアム・モナハンが、ケン・ブルーエンの犯罪小説を基に監督デビューを飾ったハードボイルド・サスペンス。裏社会から足を洗うべく人気女優のボディガードとなった男と、彼を引き込もうとする組織との対立がエスカレートしていくさまをスタイリッシュに描く。主演はコリン・ファレルとキーラ・ナイトレイ。3年の刑期を終え出所したミッチェルはギャングの世界から足を洗うと決意するが、簡単にはしがらみを断ち切れずにいた。そんな時、ひょんなことから裏社会とは無縁の職にありつく。それは、若くして引退した今も悪質なパパラッチに悩まされ続ける元トップ女優シャーロットのボディガードというものだったが…。(TSUTAYA online より引用)
感想/レビュー
予告動画がおもしろそうだったので気になってみてみました。
率直な感想は、思っていたよりは・・・でした。
もう少しアクションよりかと思っていたらそうでもなかったです。
サスペンス映画というのが納得できました。
もう少し盛り上がれる場面があればよかったんですがね。
出演者にはトータル・リコールやセブン・サイコパスなどに出演しているコリン・ファレル、パイレーツ・オブ・カリビアンシリーズに出演しているキーラ・ナイトレイ、戦火の馬やREDリターンズなどに出演しているデヴィッド・シューリス、リミットレスなどに出演しているアンナ・フリエル、ドリアン・グレイなどに出演しているベン・チャップリン、ディパーテッドやヒューゴの不思議な発明などに出演しているレイ・ウィンストン、シャーロック・ホームズシリーズなどに出演しているエディ・マーサン、パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉などに出演しているスティーヴン・グレアム、抱きたいカンケイなどに出演しているオフィリア・ラヴィボンドなどが起用されていました。
わりと有名どころが集まっていましたね。
どこかで見たことある・・・と思う方も多いと思います。
ロンドン・ブルバード -LAST BODYGUARD-予告編動画(これからみようと思っている方に)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
内容は刑務所から出てきた元ギャングがいろいろなしがらみを振り切り、引退した元女優と恋に落ちるというもの。
ミッチェル(コリン・ファレル)は3年の刑期を終えてギャングの世界から足を洗おうとしていた。
そこへ昔の友人であるビリー(ベン・チャップリン)が接触してきて、ギャングの仕事を手伝わせようとする。
ある日、ギャングの関係者ばかりが集まってパーティーが開かれた。
ミッチェルも招待されそこへ行くも、足を洗おうとしているミッチェルには何の生産性も無いパーティーだった。
しかしそこで出会った新聞記者の女性に引退した元女優のボディガードをしないかと誘われる。
言われた場所へ向かうと元人気女優のシャーロット(キーラ・ナイトレイ)の邸宅であり、外には無数のパパラッチがかまえていた。
そこには同居人のジョーダン(デヴィッド・シューリス)も一緒に住んでいた。
ただミッチェルはまだギャングの世界から足を洗えておらず、そこで働くとシャーロットにも迷惑がかかると思い、仕事は受けなかった。
そんな彼の元へビリーはギャングの仕事を持ってくる。
内容は借金の取り立てで、家を貸してやる代わりに仕事を手伝えというものであった。
仕方なくミッチェルは仕事を手伝うことに。
ある日、ミッチェルの知り合いで今はホームレスのダニー(スティーヴン・グレアム)が少年2人に殺されるという事件が発生する。
ミッチェルは2人の所在を調べるがなかなか情報が入ってこない。
ミッチェルはダニーの墓を建てるためにビリーの協力を仰ぐが、ビリーは見返りとして仕事を手伝うように言ってくる。
仕方なく再びビリーの仕事を手伝うミッチェルだったが、今回はとりたて先でトラブルが発生し、ビリーは逃走、ミッチェルはぼこぼこにされてしまう。
この件でミッチェルに興味を持ったビリーの上司であるロブ・ギャント(レイ・ウィンストン)はギャングとして自分の組織で働くようにミッチェルに持ちかける。
ギャングの世界から足を洗いたいミッチェルは当然この話を断るが、後日サプライズがあると言いロブに呼び出される。
そこへ行くと、取り立てを失敗した団地の住民ではあるが全く関係のない黒人の青年がつかまっていた。
ロブは見せしめとしてミッチェルの前でその黒人を殺し、コレで同罪であるとミッチェルを脅して仲間に加えようとする。
しかしミッチェルは断固として組織に加わるのを拒否した。
ミッチェルはビリーから借りていた家を出て、シャーロットの邸宅のはなれにすむことに。
パパラッチとの接触は増えるものの、コレでギャングとかかわりを持たなくてもよくなると考えていたのである。
しかし現実はそう甘くはなかった。
ミッチェルは再びロブに呼び出される。
そこでダニーを殺した少年は自分が投資をしている少年であるため、手を出すなと脅しをかけてきた。
さらに再度自分の組織に加わるよう持ちかけるが、ミッチェルは聞く耳を持たなかった。
しかし、後日ミッチェルの元へビリーの死体が送られてくる。
ミッチェルがビリーがギャングに収めるための金を取り上げていたためである。
怒ったロブは見せしめにビリーを殺したのであった。
これには今まで温厚だったミッチェルも怒り、ロブの側近であったギャングを殺し、ロブの家の近くに放置した。
これに対してロブはミッチェルの妹を狙い、非常にも殺してしまう。
もう後には引けなくなったミッチェルはとうとうロブ本人を殺しに、家に侵入する。
そして金のありかを聞き出すと、問答無用でロブを殺してしまう。
こうしてギャングのしがらみを断ち切ったミッチェルはシャーロットの元へ向かおうとするが、なんとダニーを殺した2人組の少年にナイフで刺され殺されてしまう。
こうしてミッチェルの願いはかなわぬまま、静かに人生に幕を閉じるのであった。
という感じですかね。
タイトルからもうちょっとボディガードの仕事をするのかと思いきや、全くしていなかったのでちょっとがっかりでした。
しかも終わり方がせつない感じだったので、後味はよくなかったですね。
まあウィリアム・モナハンはディパーテッドでも後味が悪い感じだったので、そこは納得できましたけどね。
ただやっぱり期待していたのとは若干違ったので残念ではありました。
以上がロンドン・ブルバード -LAST BODYGUARD-のあらすじと感想のレビューでした。