ここでは実際に映画「コンスタンティン」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
コンスタンティンの評価・・・3つ星
原 題: Constantine
製作年: 2005年
製作国: アメリカ
出演者: キアヌ・リーブス レイチェル・ワイズ シャイア・ラブーフ ホセ・ズニーガ
: ジャイモン・フンスー マックス・ベイカー ブルイット・テイラー・ビンス
: ティルダ・スウィントン ギャヴィン・ロズデイル ピーター・ストーメア
監 督: フランシス・ローレンス
製 作: ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ アキヴァ・ゴールズマン
: ベンジャミン・メルニカー ローレン・シュラー・ドナー
: アーウィン・ストッフ マイケル・E・ウスラン
脚 本: ケビン・ブロドビン フランク・カペロ
原 作: ジェイミー・デラノ ガース・エニス
異界に属する者を見分けることができる特殊な能力を持つ孤独な男、コンスタンティン。彼はその能力を使い、人間界に侵食しようとする悪を退治し地獄へと送り返すため戦い続けていた。一方、ロサンジェルス市警の女刑事アンジェラは、双子の妹イザベルが謎の飛び降り自殺を遂げた事実を受け入れることが出来ず、真相を究明しようと独自の調査を始める。やがて、アンジェラはコンスタンティンに接触を図る。世界の異変を敏感に感じ取っていたコンスタンティンは、アンジェラの話が関係していると思い、イザベルの自殺の謎を解くため一緒に行動を開始するのだが…。 (TUTAYA Onlineより引用)
感想/レビュー
たまたまテレビでやっていておもしろそうだったので見てみました。
率直な感想はテレビ版でなければ・・・と言った感じです。
この映画は121分あるのですが、テレビ版だったため実質100分ちょっとしかなく、かなりカットされていました。
そのためいきなり話が飛ぶところがちらほらあり非常に残念でした。
ストーリー的には嫌いではないので、dvdで見ればもしかしたら評価が上がるかもしれませんね。
まあ見ることはないと思いますが(笑)。
出演者にはマトリックスシリーズなどに出演しているキアヌ・リーブス、ハムナプトラシリーズなどに出演しているレイチェル・ワイズ、トランスフォーマーシリーズなどに出演しているシャイア・ラブーフ、コン・エアーやミッション:インポッシブル3などに出演しているホセ・ズニーガ、ワイルド・スピードSky Missionなどに出演しているジャイモン・フンスー、バトルフロントなどに出演しているブルイット・テイラー・ビンス、ベンジャミンン・バトン数奇な運命などに出演しているティルダ・スウィントン、ブリングリングなどに出演しているギャヴィン・ロズデイル、ヘンゼル&グレーテルやランスとスタンドなどに出演しているピーター・ストーメアらが起用されていました。
こうしてみるとなかなか豪華なラインナップですね。
コンスタンティン予告編動画(これからみようと思っている方に)
*日本語字幕がついたやつがなかったのでこれで勘弁してください。。
以下からはネタばれになりますので注意してください。
内容は悪魔退治を専門とするエクソシストが世界の異変に立ち向かうというもの。
かのキリストは十字架に磔にされた際にやりで刺されたことが原因で命を落としていた。
キリストを刺したやりは長い間行方不明になっていたが、偶然にもそれが発見されることとなる。
この時から世界に微妙な変化が起こり始めていた。
幼少期から人間以外のものが見えていたジョン・コンスタンティン(キアヌ・リーブス)はその力を利用して人間ならざる物を退治していた。
ジョンは依頼を受けて悪魔に取りつかれた少女の悪魔払いを行うことに。
それ自体はジョンにとっては珍しくもないことだったが、悪魔を鏡に閉じ込めた際に悪魔がこっちの世界に来ようとしていたことがジョンには引っかかった。
本来悪魔や天使は人間の世界に来ることはできず、世界の均衡を保つため来てはいけないことになっていた。
この悪魔の行動に違和感を感じたジョンは依頼してきた神父に情報を集めるよう指示した。
仕事を終えたジョンは体の調子が悪かったため病院へと足を運ぶ。
ジョンは末期の肺がんに侵されており、余命いくばくもない状態だった。
同時期、とある精神病棟で一人の女性が飛び降り自殺を図る。
自殺を図ったイザベル(レイチェル・ワイズ)という女性は敬虔なカトリックであり、自殺すれば魂は地獄に行くとされていた。
そのためイザベルの姉で刑事でもあるアンジェラ(レイチェル・ワイズ)は妹は自殺ではなく何かによって殺されたのだと考えていた。
イザベルの死体はジョンが訪れた病院と同じ病院にあり、アンジェラは偶然ジョンと対面するが正直第一印象はあまりよくなかった。
ジョンは悪魔との戦いが激しくなることを予想していたのか、知り合いのビーマン(マックス・ベイカー)という男に頼んで武器を調達した。
その後ジョンはある協会に行きガブリエル(ティルダ・スウィントン)と名乗る天使と人間の中間の存在であるハーフブリードに会いに行った。
ジョンは死期が近いことを悟っており、ガブリエルになんとか自分を天国いきにしてほしいと頼んだのである。
ジョンは幼少期に自身の力を呪い自殺を図ったことがあり、地獄行きが確定していたためである。
ジョンの嘆願にガブリエルはジョンの行っていることは単なる自己満足であり、天国に行けるような行いではないと一喝した。
またジョンは悪魔が人間界に来ようとしていたことを報告すると、そんなことはあり得ないと一笑された。
その帰り道、ジョンは通りで悪魔に襲われる。
それもハーフブリードではなく本物の悪魔だった。
ジョンは調達していた武器でなんとか悪魔から逃げきるとあるバーに足を運んだ。
そこには多くのハーフブリードが来店していた。
店の奥には店主であり現在はエクソシストを引退したミッドナイト(ジャイモン・フンスー)と悪魔のハーフブリードであるバルサザール(ギャヴィン・ロスデイル)がいた。
ジョンはミッドナイトに協力を求めるが、悪魔が人間界に来ようとしているわけがないと相手にしてもらえず追い返されてしまう。
誰にも話を信じてもらえず家に帰ったジョン。
そのころアンジェラは妹が自殺した時に写っていた防犯カメラの映像を見直していた。
すると音声が入っていないはずの動画から「コンスタンティン」という声が聞こえてくる。
その後何度見返してもその声は聞こえなかったが、どうしてもこのことが気になったアンジェラはコンスタンティンに会いに行くことに。
お互い覚えていたためすぐに本題に入ったアンジェラ。
アンジェラはイザベラの死の真相はカルト教団などの洗脳による他殺であると考えていたが、その手の話しはジョンには興味なかった。
ジョンにまともに取り合ってもらえないアンジェラは機嫌をそこね帰ってしまう。
だがここでジョンは悪魔が近くまでやってきているのを感じる。
アンジェラに危険が迫っていると感じたジョンはすぐに彼女の後を追った。
すると羽をもった悪魔の集団が襲いかかってきたのである。
ジョンは手際よく悪魔を殺すと、悪魔が狙っていたのは自分ではなくアンジェラだったと説明した。
ジョンはなぜアンジェラが悪魔に狙われるのか知りたくなった。
そこでアンジェラが求めているイザベラの死の真相を確かめることに。
ジョンはアンジェラの家まで行くとアンジェラが飼っている猫を利用して地獄へ足を踏み入れた。
イザベラが本当に自殺したなら地獄にいるはずだからである。
そこでジョンはイザベラが自殺している事実を発見する。
真相を知ったアンジェラにはまだそれが信じられなかった。
一方、ジョンに情報収集を頼まれていた神父は自身の霊力を利用して情報を集めた。
その中から現在起こっている異変とイザベラという女性が関係していることを知る。
神父はイザベラの遺体安置所を訪れ彼女の腕に聖なる十字架が刻み込まれていた。
それを見た神父は取り乱しお酒を飲もうとするが中身は空だった。
神父は急いで近くのコンビニへ向かったが酒を飲もうとしてもなぜか中身が出てこない。
神父の近くにはバルサザールがいたのである。
神父は自分の見た物を自らの手に刻み込むとバルサザールに殺されてしまう。
現場に到着したジョンは神父の手に刻まれた十字架を見るがそれが何を意味しているのかはわからなかった。
ジョンは更なる手掛かりを求めてアンジェラと共にイザベルが入院していた病院へと向かった。
部屋に着いたジョンはアンジェラに双子ならではの感覚で何か思い当たることはないのかと問いただした。
するとアンジェラは幼少期に窓ガラスに暗号を残して遊んでいたことを思い出す。
かつてのように窓ガラスを曇らせてみるとそこにはイザベルが残した暗号があった。
そこには聖書の17章第一節とあった。
人間界の聖書には17章もないが悪魔界の聖書には21章まであった。
ジョンは聖書を持っている仲間のビーマンに連絡を取り何が書いてあるのかを調べさせた。
するとそこにはサタンの息子であるマモンが人間界にくる方法の記述があった。
ビーマンはそのことをジョンに告げた後何者かに襲われ命を奪われてしまう。
ジョンとアンジェラがビーマンのもとに駆け付けた時にはすでに犯人は姿を消した後だった。
だが悪魔の仕業であることだけは確実だった。
次々とジョンの仲間が殺されているのを見たアンジェラは自分にも妹と同じように霊感があるためその力を使えるようにしてほしいとジョンに頼む。
ジョンはアンジェラを浴槽に入れるとおぼれさせるようにアンジェラを抑えつけた。
おそらく臨死体験によって地獄とこの世を行き来できるのであろう。
戻ってきたアンジェラは力に目覚めており、ビーマンのいた場所に落ちていたコインを発見する。
そのコインはバルサザールが持っていたものだった。
2人はすぐにバルサザールの元へと向かった。
ジョンはアンジェラに安全のためのブレスレットを渡し車で待っているよう指示したがアンジェラは無視してジョンについていってしまう。
バルサザールのもとまで来たジョンは問答無用で襲いかかる。
バルサザールを追い詰めたジョンはマモンがどうやって人間界に来ようとしているのかを聞き出した。
バルサザールによるとアンジェラをよりしろにしてマモンを人間界によぼうとしているらしい。
ジョンはアンジェラを連れて急いで帰ろうとするが、ここでアンジェラが何者かにさらわれてしまう。
ジョンはすぐにミッドナイトの元へと向かい力を貸すよう言った。
だが中立の立場を貫いているミッドナイトは力を貸そうとしない。
しかしジョンの説得により1度だけ協力することを了承した。
ジョンはアンジェラがどこへ連れ去られたかを知るために再び地獄へと向かった。
そしてアンジェラはイザベルがいた病院にいて、多くのハーフブリードが邪魔が入らないよう守りを固めていることが分かった。
ジョンは助手のチャズ(シャイア・ラブーフ)と共に病院に乗り込んでいった。
チャズの作戦によりスプリンクラーの水を聖水に変えることに成功し、ジョンは難なく護衛のハーフブリードたちを蹴散らした。
だがジョンが着いた時にはすでにアンジェラの体はマモンに乗っ取られていた。
マモンは今すぐにでも体の中から出ようとしていたがジョンとチャズの協力によりなんとかマモンを鎮めることに成功する。
・・・と思ったがマモンを払うことはできておらずチャズは殺されてしまう。
どうしようもなくなったジョンは最終手段として天使を呼び出した。
現れたのはガブリエルだった。
この土壇場においてもガブリエルはジョンに協力しようとしない。
それどころかマモンを人間界に呼び出そうとしていた黒幕はガブリエルだったのである。
ガブリエルにぼこぼこにされてしまったジョン。
もはや立ち上がることすらできなかった。
このままではガブリエルの手でマモンが人間界に来てしまう。
もはやジョンにできることはたった一つしかなかった。
ジョンは割れたガラスの破片で手首を切り自殺を図ったのである。
これにはある狙いがあった。
長年悪魔を地獄に送り返していたジョンは当然悪魔から恨まれていた。
そのためジョンが死んだ時はサタンが迎えに来ることになっていたのである。
ジョンの狙い通りジョンが死ぬとサタン(ピーター・ストーメア)が姿を現す。
サタンはようやくジョンを連れていけると思うと笑いがこらえきれないと言った様子だった。
ジョンはサタンに対して最後の賭けを行った。
それは隣の部屋にマモンとガブリエルがおり、聖なるやりもあることをサタンに伝えるということだった。
サタンは自分の息子が何をたくらんでいるのかとジョンに問いただしたが、ジョンは自分の目で見て来いと言った。
サタンはガブリエルとマモンの元へと向かった。
サタンはガブリエルたちが人間界を支配しようとしていることを悟り、マモンを地獄に送り返した。
そしてガブリエルの羽を焼き天使のハーフブリードからただの人間に落したのである。
ジョンにマモンのことで借りができたサタンはジョンの願いをかなえてやるというと、ジョンは地獄にいるイザベルを天国に引き渡してほしいとお願いした。
サタンもこれを快く引き受け颯爽とジョンを地獄へと連れて行こうとする。
だが突然ジョンの体が鉛のように重くなり動かせなくなった。
ジョンは自らを犠牲にしてイザベルやアンジェラを救った。
これが神に認められ地獄行きは取り消されたのである。
このことに納得のいかないサタンはジョンの肺がんを取り除き延命させ、地獄行きにふさわしいことを証明しろと言って姿を消した。
こうして全てはジョン思惑通りに行き、無事にアンジェラを救い出しマモンの野望を阻止することに成功した。
生きながらえたジョンは禁煙を始めるのであった。
・・・という感じです。
展開は好きな感じなのですが、カットされている場面が多くところどころ意味不明なことがあり残念でした。
せっかく見るならやっぱりノーカットが良いですね。
ノーカット版なら見てみる価値はあると思いますよ。
以上がコンスタンティンの感想とレビューでした。