ここでは実際に映画「アメリカン・スナイパー」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
アメリカン・スナイパーの評価・・・3つ星
原 題: AMERICAN SNIPER
製作年: 2014年
製作国: アメリカ
出演者: ブラッドリー・クーパー シエナ・ミラー ルーク・グライムス
: ジェイク・マクドーマン ナビド・ネガーバン マックス・チャールズ
: カイル・ガルナー サム・ジェーガー
監 督: クリント・イーストウッド
製 作: クリント・イーストウッド ロバート・ロレンツ ジェイソン・ホール
: ブラッドリー・クーパー
脚 本: ジェイソン・ホール
原 作: クリス・カイル
米海軍のエリート部隊“ネイビー・シールズ”の兵士としてイラク戦線で活躍した伝説の狙撃手クリス・カイルの回顧録を、巨匠クリント・イーストウッド監督で映画化した戦争アクション。仲間の命を守るために実に160人以上の敵を射殺した英雄の知られざる葛藤と苦悩の軌跡を緊迫感あふれる筆致で描き出していく。主演はブラッドリー・クーパー、共演にシエナ・ミラー。同時多発テロにショックを受け、祖国を守るために貢献したいとの思いを強くし、ネイビー・シールズでの過酷な訓練に励むクリス。その後イラクに出征した彼は、驚異的な狙撃の精度で味方の窮地を幾度も救っていく。やがて無事に帰国し、ようやく愛する妻タヤと生まれたばかりの長男と共に平穏な日常を送れるかに思われたクリスだったが…。 (TUTAYA Onlineより引用)
感想/レビュー
予告を見ておもしろそうだったので気になってみてみました。
率直な感想はまあこんなもんかな・・・と言った感じです。
戦争映画でしかも実話をもとにしている物は大抵こんな感じになりますよね。
出演者にはハングオーバーシリーズなどに出演しているブラッドリー・クーパー、G.I.ジョーなどに出演しているシエナ・ミラー、フィフティ・シェイズ・オブ・グレイなどに出演しているルーク・グライムス、ダイ・ハード4.0などに出演しているジェイク・マクドーマン、パニッシュメントなどに出演しているナビド・ネガーバン、アメイジング・スパイダーマンなどに出演しているマックス・チャールズ、エルム街の悪夢などに出演しているカイル・ガルナー、ラッキーナンバー7などに出演しているサム・ジェーガーらが起用されていました。
ブラッドリー・クーパー以外はわからない俳優ばかりでした(笑)。
アメリカン・スナイパー予告編動画(これからみようと思っている方に)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
内容は実在したアメリカのスナイパーを基にした話になります。
クリス・カイル(ブラッドリー・クーパー)は自称カウボーイを名乗るお調子者だったが、父により弱い者を守る正義感だけはいやというほど教え込まれていた。
クリスにはデビー(エリース・ロバートソン)という弟がいた。
ある時弟がいじめられたことがあり、クリスは弟をいじめた相手を叩きのめした。
父は人をいじめるオオカミではなく、人を守ることができる番犬になれとクリス達に教えた。
クリス達は大人になっても定職には付かずカウボーイになるという夢を追い求めていた。
だが1998年に起こったアメリカ大使館爆破事件をテレビで見ていたクリスはその愛国心から軍隊にはいることを決意する。
当時すでに30歳となっていたクリスだったが厳しい訓練を受けて精鋭だけが集まったネイビー・シールズに配属される。
またある時バーで飲んでいた時タヤ(シエナ・ミラー)という女性と知り合う。
クリスはタヤとデートを重ねてついに結婚に至る。
公私ともに順調だったクリスだったが2001年9月11日に起きたアメリカ史上最大のテロ事件をきっかけにアメリカは戦争状態に突入する。
ネイビー・シールズに所属するクリスも戦地に派遣されることとなる。
イラクに派遣されたカイルは味方を援護するスナイパーとして作戦に参加した。
そんな中、クリスが初めて狙撃した相手はなんと10歳にも満たない少年と女性だった。
だがクリスが撃たなければ味方に大きな損害が出てきたことは事実だった。
クリスはスナイパーとして非凡な才能を発揮し、瞬く間に死体の山を築いていった。
1度目のイラク派遣が終わるころにはレジェンドと称されるほどだった。
だがアメリカに帰国したクリスの心は徐々に蝕まれていた。
タヤとの間には子供も生まれていたが、だんだん変っていくクリスにタヤは耐えられなくなっていった。
一方のクリスもせっかくの休暇をのんびり過ごすことができず家を出るのもおっくうになっていた。
イラクから帰ってくる直前クリスたちは敵方のスナイパーに襲われていた。
クリスはそのスナイパーのことが気にかかっていたのである。
イラクに戻ったクリスは再び死闘に身を投じることとなる。
イラクではテロ組織を率いるザルカーウィー容疑者を捕らえようと奮闘していた。
クリスはザルカーウィーの右腕とされる男の情報をつかむことに成功する。
その男は虐殺者と呼ばれており、非常にに残酷なことで有名だった。
クリスたちは現地の住民を利用して男をおびきだすが、捕らえることができず住民に犠牲を出してしまう。
何の成果もあげられないままアメリカに帰ったクリス。
クリスは虐殺者や敵スナイパーであるムスタファのことが気がかりで日常生活どころではなかった。
タヤはクリスに体は帰ってきたけど心は帰ってきていないと涙ながらに訴えた。
そんなタヤをよそにクリスは再び戦場に戻って行ってしまう。
このころにはクリスはことは敵中に知られており、悪魔という呼び名で懸賞金までつけられていた。
更にムスタファに狙われたクリスの代わりに近くにいた仲間が撃たれ重傷を負ってしまう。
また別の場所での任務中にもムスタファにやられ別の仲間が殺されてしまう。
更に別の任務では民家で虐殺者のはり込みをしており、上手くおびき寄せることに成功したがあと一歩のところで逃げられてしまう。
またもや大物を捕まえることができないまま国に帰ったクリス。
タヤとの間には2人目の子供が生まれていたが、タヤとの仲は冷え切っていた。
タヤはもう戦場にはいかないでほしいと頼んだが、その願いもむなしくクリスは再び戦場に戻ってしまう。
4度目の派遣でサドルシティに防護壁を建設する工兵を狙うムスタファを倒すという任務を与えられたクリス。
敵軍のど真ん中に陣取ったクリスは約2km先でムスタファが仲間を撃っているのを発見する。
仲間はそんなに遠くのものがわかるわけないとクリスを疑ったが、クリスには確信があった。
そして敵陣のど真ん中にいるのにもかかわらずクリスはムスタファを狙撃し見事一撃でしとめた。
当然敵に気がつかれ修羅場と化してしまう。
必死に応戦するクリスたちだったがそこへ砂嵐がやってくる。
クリスたちはこのすきをついて敵陣から離脱し、死傷者を出すことなく任務を終えたのである。
戦場での心残りを取り除いたクリスはこれを機にネイビー・シールズをやめた。
日常に慣れないクリスはセラピストの元へ行き退役軍人の世話役をすることに。
これによってクリスはだんだん以前のクリスに戻ってきた。
タヤとの仲も修復され2人の子供と幸せに暮らしていたクリス。
ある時、どうしてもとお願いされ退役軍人の射撃に付き合うことになった。
だがそこでクリスは相手に射殺されてしまう。
レジェンドとまで称され、人のために働いていたクリスはこうして命を奪われたのである。
後日クリスの葬式は盛大に執り行われた。
それはクリスが米軍史上最大の160人を射殺していたからである。
伝説のスナイパーはこれからも語り継がれていくことであろう。
・・・という感じです。
実話が基になっているだけあってリアリティがありましたね。
クリスが殺された場面が文字になっていたのはクリスの子供たちに対する配慮なのだそうです。
最後のシーンは突然過ぎてかなり衝撃的でした。
以上がアメリカン・スナイパーの感想とレビューでした。