ここでは実際に映画「アメリカン・ハッスル」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
アメリカン・ハッスルの評価・・・3つ星
原 題: American Hustle
製作年: 2013年
製作国: アメリカ
出 演: クリスチャン・ベール ブラッドリー・クーパー ジェレミー・レナー
: エイミー・アダムス ジェニファー・ローレンス ルイス・C・K
: マイケル・ペーニャ アレッサンドロ・ニボラ ジャック・ヒューストン
: シェー・ウィガム ロバート・デ・ニーロ
監 督: デヴィッド・O・ラッセル
製 作: チャールズ・ローヴェン ミーガン・エリソン リチャード・サックル
脚 本: エリック・ウォーレン・シンガー デヴィッド・O・ラッセル
「ザ・ファイター」「世界にひとつのプレイブック」のデヴィッド・O・ラッセル監督が、1979年に実際にあった一大政治スキャンダルを実力派キャスト陣の豪華競演で描くクライム・コメディ。天才詐欺師がFBI捜査官と手を組み仕掛けた前代未聞の囮作戦の全貌をスリリングに描き出す。出演はクリスチャン・ベイル、エイミー・アダムス、ブラッドリー・クーパー、ジェニファー・ローレンス、ジェレミー・レナー。太鼓腹で一九分け頭のアーヴィンは、愛人で相棒のシドニーと完全犯罪を続けてきた天才詐欺師。そんな2人はある時ついに捕まってしまう。ところがイカれたFBI捜査官リッチーは、もっとデカいヤマを狙ってアーヴィンに捜査協力を迫る。こうして危険な囮捜査をするハメになったアーヴィンだったが…。 (TUTAYA Onlineより引用)
感想/レビュー
出演者がものすごい豪華だったのでずっと気になっていた作品です。
率直な感想は思っていたよりは・・・という感じでした。
時間がたびたび飛んでいつのことを言っているのかわからなくなることがあるのが残念でした。
もう少し分かりやすい展開が良かったですね。
出演者にはダークナイトシリーズなどに出演しているクリスチャン・ベール、世界にひとつのプレイブックなどに出演しているブラッドリー・クーパーやジェニファー・ローレンスやロバート・デ・ニーロやシェー・ウィガム、アベンジャーズシリーズやヘンゼル&グレーテルなどに出演しているジェレミー・レナー、マン・オブ・スティールなどに出演しているエイミー・アダムス、フューリーなどに出演しているマイケル・ペーニャ、フェイス/オフなどに出演しているアレッサンドロ・ニボラ、ザ・ロンゲスト・ライドなどに出演しているジャック・ヒューストンらが起用されていました。
監督が同じだけあって世界にひとつのプレイブックと同じ俳優がたくさんいましたね。
あとクリスチャン・ベールの役作りには驚かされました。
アメリカン・ハッスル予告編動画(これからみようと思っている方に)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
内容は実在した詐欺師であるメル・ワインバーグという人物をモデルにしたものになります。
アーヴィン・ローゼンフェルド(クリスチャン・ベール)はクリニック店を経営する傍ら、金貸し業や贋作などを売り付けるいわゆる詐欺師として生計を立てていた。
アーヴィンには妻と子供もいたが仕事では愛人であるシドニー(エイミー・アダムス)がいつもそばにいた。
2人が出会ったのは共通の友人が主催するパーティーで、およそ外見からは魅力を感じないアーヴィンだったが、シドニーには自信満々な彼に惹かれるものがあったようだ。
シドニーは頭がよく、アーヴィンのパートナーとしては最適な人物だった。
2人は順調に事業を拡大していったがある時トラブルが生じる。
お金を借りに来たリッチー・ディマーソ(ブラッドレイ・クーパー)という男がFBIの捜査官だったのである。
これにより実際にお金を受け渡ししたシドニーは詐欺師として逮捕されてしまう。
だがアーヴィンは証拠不十分で捕まえることができなかった。
ディマーソはシドニーを餌にアーヴィンに捜査協力を要請する。
その内容とは大物詐欺師を4人逮捕するのに協力しろというものだった。
シドニーを餌にされたアーヴィンはいやいやながらもディマーソに協力することに。
ディマーソは当初アーヴィンの知り合いである詐欺師を検挙するつもりだった。
ところが途中から話がそれ標的が市長であるカーマイン(ジェレミー・レナー)へと移ってしまう。
アーヴィンはこれまでとれるところから確実に取るスタイルできていたため、政治家に手を出すのには反対した。
だがディマーソはアーヴィンの話しを聞こうとしない。
ディマーソはカーマインが推し進めている街の再生のためのカジノ建設の資金を調達しそれを賄賂として贈る作戦を立てる。
だが実際作戦を実行すると、クリーンが売りであるカーマインはお金を受け取らず席を後にしてしまう。
ディマーソはアーヴィンになんとか説得するよう指示し、アーヴィンの話術によりお金を受け取らせることに成功する。
こうしてディマーソの策略通りカーマインを汚職議員に仕立て上げ逮捕する算段が整った。
だがここから話は大きくこじれていくことになる。
カジノ建設のためカーマインが政治生命をかけ活動している時、カジノ経営を裏から取り仕切っているマフィアのヴィクター・テレジオ(ロバート・デ・ニーロ)が介入してきたのである。
話が大きくなっていくことに不安を募らせていくアーヴィンとは裏腹に、大物が食いついたことに喜ぶディマーソ。
また話を進めるにつれてアーヴィンはカーマインと友人になってしまい、逮捕することに罪悪感を抱き始めていた。
また唯一のパートナーで愛人であるシドニーはディマーソとだんだん深い関係へとなっていく。
当初はただの詐欺師を4人逮捕するだけだったのに、今ではカジノ経営を取り仕切るマフィアのボスであるヴィクター・テレジオを逮捕しようとしている。
逃げたいアーヴィンだったが今さらそれは許されなかった。
更に妻でありうつ病を患っているロザリン(ジェニファー・ローレンス)も不安の種だった。
カーマインをだますためアーヴィンは家族ぐるみでカーマインの家族と付き合っていた。
悪いことにロザリンはカーマイン夫婦に気にいられてしまい、パーティーなどにはロザリンを連れてくるように言われていたのである。
テレジオと会った際もロザリンはパーティーに参加しており、もともとアーヴィンとうまくいっていないロザリンはそこでテレジオの部下といい関係になりつつあった。
後日、ロザリンはその部下と一緒に食事をし、そこでアーヴィンの仕事について口を滑らせてしまう。
そこで今回の話しが詐欺であることがばれかけてしまう。
顔に布をかぶせられ拉致されたアーヴィンは実際にお金を要することで詐欺でないことを証明すると言い解放された。
解放されたアーヴィンは真っ先にロザリンの元へ行ったが、ロザリンは自分が悪いことをしたという自覚がなかった。
窮地に追い込まれたアーヴィンはここである作戦を思いつく。
その作戦を決行する前に、アーヴィンは友人であるカーマインに全てを打ち明けた。
もうどう転んでもカーマイン逮捕は免れなかったためである。
アーヴィンはカーマインに責め立てられ絶交されてしまう。
この時、一時はアーヴィンから離れていたシドニーも再びアーヴィンと協力するようになっていた。
アーヴィンはシドニーと共に最後の計画を実行する。
アーヴィンはテレジオにお金を振り込む際、彼の担当司書を通してお金を振り込んだ。
だがこれはアーヴィンが仕掛けた罠だった。
その行政司書はアーヴィンが用意した偽物だったのである。
その偽物の行政書士がテレジオの部下だと信じ切っているディマーソは言われるままに検挙のために用意していた200万ドルを振り込んでしまう。
当然このお金はアーヴィンの手元にやってくる。
数日後、アーヴィンは匿名でFBIに連絡をとる。
アーヴィンはこれまでの一連の話しが全て詐欺でありFBIが仕組んだことであるということをテレジオに話し、逮捕されるカーマインの減刑及びアーヴィンとシドニーのことを不起訴にするという約束をすれば200万ドルは返すという内容だった。
FBIはこの申し出をうけテレジオの逮捕をあきらめ200万ドルを取り返したのだった。
こうしてアーヴィンとシドニーは晴れて自由の身となり、絆もより一層深くなった2人は一緒に詐欺ではない画廊を開いた。
アーヴィンの作戦により、多くの逮捕者を出してしまったものの2人は窮地を乗り越え、その後幸せに暮らすのだった。
・・・という感じです。
情景的な部分はかなり省いていますが、正直その辺は見ないとわからないですね。
でも大まかな話の流れはこんな感じです。
出演者が豪華なのでなんとか最後まで見れましたが、正直内容はあまり面白いものではありませんでした。
内容もかなり下品な感じだったので一緒に見る人は考えた方が良いと思いますよ(笑)。
以上がアメリカン・ハッスルの感想とレビューでした。