ここでは実際に映画「トランスポーター イグニション」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
トランスポーター イグニションの評価・・・4つ星
原 題: THE TRANSPORTER REFUELED
製作年: 2015年
製作国: フランス
出演者: エド・スクレイン レイ・スティーブンソン ロアン・シャバノル ガブリエラ・ライト
: タティアナ・パイコヴィッチ ウェンシア・ユー ラシャ・ブコヴィッチ
: レン・クドリアヴィツキ アナトール・トーブマン ノエミ・ルノワール
監 督: カミーユ・ドゥラマーレ
製 作: リュック・ベッソン
脚 本: リュック・ベッソン アダム・クーパー
ジェイソン・ステイサムの出世作「トランスポーター」シリーズを英国の新鋭エド・スクレイン主演でリブートしたリュック・ベッソン製作・脚本のカーアクション。どんな依頼品でも請け負うプロの運び屋フランク・マーティンの活躍を描く。監督は「フルスロットル」のカミーユ・ドゥラマーレ。謎の美女アンナの依頼を受け時間通りに到着したフランク。ところが、そこにアンナの他にも2人の美女が乗り込んでくる。約束が違うと、依頼を断ろうとするフランクだったが、アンナはスマホの映像を見せフランクの父を誘拐したことを告げる。こうしてフランクは、父の命と引き換えにアンナたちの計画に協力させられてしまう。それは、彼女たちを奴隷のように扱っていた巨大犯罪組織への復讐というものだったが…。(TUTAYA Onlineより引用)
感想/レビュー
大人気ヒット作トランスポーターの第4作目になります。
主演が変わっていたのでどうかと思っていたのですが普通に面白かったです。
4つ星評価にしていますが、個人的には5つ星に近かったですね。
なぜか一般的な評価はあまり高くありませんが自分はよかったと思います。
出演者にはデッドプールやドラマゲーム・オブ・スローンズなどに出演しているエド・スクレイン、ダイバージェントシリーズなどに出演しているレイ・スティーブンソン、サード・パーソンなどに出演しているロアン・シャバノル、バレッツなどに出演しているガブリエラ・ライト、ダイ・ハード/ラスト・デイなどに出演しているラシャ・ブコヴィッチ、ラッシュ・アワー3などに出演しているノエミ・ルノワールらが起用されていました。
見たことあったのはゲーム・オブ・スローンズでダーリオ・ナハリス役だったエド・スクレインとビッグ・ゲームのレイ・スティーブンソンぐらいでしたね。
若手中心で構成されており、特に女優に関してはこれから活躍しそうな人たちが起用されていましたね。
トランスポーター イグニション予告編動画(これからみようと思っている方に)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
内容は凄腕の運び屋が父親を人質に取られトラブルに巻き込まれていくというもの。
ある時、コートジボワールの売春宿にカラゾフ(ラシャ・ブコヴィッチ)という男がやってきて支配権を強引に奪い、自分の雇っている女たちに仕事を行わせた。
その中にまだあどけない顔のアンナ(ローン・シャバノル)の姿があり、どう見ても無理やり働かされていた。
15年後、フランク・マーティン(エド・スクライン)の所有する車を奪おうとチンピラがからんでくる。
フランクは圧倒的な強さでチンピラを一掃し何事もなかったかのように車に乗り込んだ。
そのころ、ある女性たちによる計画が進行していた。
ジーナ(ガブリエラ・ライト)とキャオ(ウェンシア・ユー)はアンナと同じくカラゾフに雇われている女性だったのだが、カラゾフに逆らいこれまでの恨みを晴らそうとしていたのである。
その手始めとしてカラゾフの会計士を殺し、その部屋にあった女性の遺体にカラゾフの店で働いていることを示すネックレスをつけて感電死したように見せかけたのである。
2人は仲間であるアンナに任務完了の連絡をし、アンナは次の計画に移る。
フランクは定年退職を迎えた父親(レイ・スティーヴンソン)を迎えに行った。
その後食事を共にした2人だったが、この機会にフランクは父親に聞いておきたいことがあった。
それは父親が何の仕事をしているのかである。
父親はエビアンの営業員だと言っていたが、それが嘘であることぐらいフランクにはわかっていた。
するとここで非通知の電話がかかってくる。
相手はアンナで仕事の依頼だった。
翌日、フランクが指定された場所へ行くとアンナが一人で待っていた。
フランクは仕事を引き受けるための3つの条件を提示しアンナもそれを了承した。
アンナはフランクが帰った後仲間の一人であるマリア(タティアナ・パイコヴィッチ)に連絡をしあることを実行させる。
それはフランクの父親の誘拐・拉致だった。
父親はマリアの色気にすっかり騙されてしまいスタンガンで眠らされてしまう。
数時間後、フランクはアンナから指定されたモナコ銀行にやってくる。
すると中から金髪の女性が出てきてフランクの車に乗った。
その金髪の女性はアンナが変装している姿だった。
車を出そうとするフランクだったが、もう少しで荷物が届くと言ったため約束の1分は待つことに。
時間ギリギリになりアンナと同じように金髪のかつらをかぶった2人の女性が乗り込んでくる。
フランクは契約では1人で104キロの荷物だったはずだと問い詰めるが、アンナは2人あわせて104キロだと言い張る。
フランクは契約違反であるため車を降りろと言ったが、アンナは携帯を取り出しフランクの父親が捕まっている映像を見せた。
父親を人質に取られたフランクはやむを得ず仕事を引き受けることに。
銀行の前に止まっていた不審な車だったためすぐに警察が後を追ってくる。
負ってくる理由は不審な車だっただけでなく、モナコ銀行で強盗が発せしたためでもあった。
もちろん銀行を襲ったのはアンナたちだった。
フランクは持ち前のドライビングテクニックで次々と警察車両をかわしていく。
フランクは途中である駐車場により、車を乗り換えると乗っていた車を爆破した。
こうして警察を撒くことに成功したフランクはアンナたちのアジトへ行きようやく父親と再会する。
アンナは父親を解放する前に次の仕事の依頼をしてくるがフランクは断った。
するとアンナは父親の飲んでいた飲み物に毒を仕込んだと言い、協力しなければ解毒剤を渡さないと言ってくる。
その毒は猛毒で処置しないと12時間後には死んでしまうという。
フランクは否応なしに協力をする羽目になる。
フランクはアンナと共にある病院へ行き、そこで医療用麻酔のガスボンベを盗み出した。
そして次にカラゾフの仲間が運営するクラブに足を運んだ。
フランクはスモークガスを医療用麻酔のガスボンベに取り換えた。
クラブの中にはアンナたちが潜入しており、フランクがボンベを変えたと連絡を入れると化粧室へ行きガスマスクを装着した。
そのクラブには15年前からカラゾフと手を組んでいるレオ・イマソフ(レン・クドリアヴィツキ)がおり、アンナたちは麻酔で眠らせたレオから指紋を採取し、銀行強盗をして奪った手帳から暗証番号を探しだしレオの持っている金を奪ったのである。
そのころ、ボンベを変えたフランクは係員に見つかり注意されてしまう。
フランクはやむを得ず係員を気絶させ、ばれないように別の部屋に隠そうとした。
だがその部屋の扉はオートロックで開けるには鍵が必要であり、その部屋には明らかに強そうな3人の男たちがいた。
鍵はその中の一人が持っていたためフランクは3人と戦うはめになる。
3体1ではさすがに分が悪い戦で更に一人敵が増えたものの、いろんなものを利用しフランクは4人を叩きのめした。
そこでちょうどアンナから連絡がありすぐに戻ってくるよう言われた。
車に戻ったフランクたちだったが麻酔で眠らせた用心棒たちが目を覚まし道をふさいでくる。
フランクはハンドルを固定しニュートラルに入れるとゆっくりと進む車から降りて一人ずつ敵を倒していった。
壁にぶつかる前に全員を倒したフランクは車に乗り込み父親とマリアを迎えに行った。
その父親とマリアはアンナたちとは別の任務を遂行していた。
フランクの父親はパイロットに、マリアはスチュワーデスに変装し、カラゾフのもう一人の仲間であるユーリー(コロコルニコフ)から同じように金を奪おうとしていたのである。
マリアたちは事前にパイロットを捕まえ、口裏を合わせるように脅していた。
これによりあっさりと潜入できたマリアたちはユーリーの酒に睡眠薬を入れて眠らせ指紋を採取。
金を奪うとフランクの父親と一緒に飛行機を脱出しようとする。
だが不運にも気絶させた副操縦士の体が当たりスロットルがオンになってしまい、飛行機が加速を始めてしまう。
これにより別の部屋で待機していたユーリーの部下が異変に気が付きマリアたちを探し始めてしまう。
2人は貨物室の排出口へいきそこから脱出しようとするが、予定ではそこにフランクの車があるはずだった。
父親はフランクに電話してまた遅刻だと愚痴をこぼした。
飛行機を視認できるところまで来ていたフランクは急いで飛行機の下にもぐりこんだ。
2人が脱出する直前、敵に居場所がばれてしまい銃撃を受ける。
これによりマリアはお腹に銃弾を浴びてしまう。
なんとか脱出できたが急いで治療を行う必要があった。
だが病院に行くことはできないため急いでアジトに戻り治療を行うことに。
ただフランクにとってはマリアよりも父親の方が大事だった。
フランクは解毒剤を出すよう求めたが実は父親は毒など盛られていないことがアンナの口から語られる。
フランクの父親は手際よく治療道具を集め、フランクも仕方なくそれに協力することに。
フランクの父親がそのようなことを手際よくできる理由はエビアンの営業などではなくスパイだったからである。
2人の治療によりお腹に合った潤団を取り除くことに成功し、なんとかマリアは一命を取り留める。
治療を終えた後フランクは傷ついた手を冷やしていた。
たくさんの敵を殴ったため手が赤くはれ上がっていたのである。
するとそこへアンナがやってくる。
アンナは助けてくれたお礼とだましていたことを謝り、フランクに今後の話をしようと言い接近。
2人はベッドインした。
この時フランクの父親もキャオよジーナと3Pを楽しんでいた。
翌朝、フランクはアンナから身の上話を聞かされる。
アンナは12歳の時にたったの500ドルで母親に売られカラゾフの元へ来たのだという。
アンナたちの目的はこれまで自分たちをいいように扱ってきたカラゾフへの復讐だという。
その話を聞いてもフランクはこれ以上協力する気はなく、父親を連れてアジトを後にした。
父親を駅で降ろしたフランクだったが、すぐに父親から電話がかかってくる。
父親はまた拉致されており、今度はアンナたちを追っていたカラゾフの仕業だった。
カラゾフはアンナたちに協力しているのがかつて仕事を依頼した軍で同僚だったフランクだと気づいていたからである。
カラゾフは父親を助けてほしかったら3人の女たちを連れて来いと言った。
フランクはすぐにアンナたちのアジトへ引き返し、父親を助けるために協力しろと言った。
アンナたちも了承し、一緒にカラゾフの船へ行くことに。
ただその中にはジーナの姿がなかった。
アンナは3人で動いていたのはいつでも一人抜けられるようにするためだったとフランクに話したが、実はそうではなかった。
フランクたちが船につくとカラゾフは奪った金を返すよう要求してくる。
だがそこへなぜかカラゾフの仲間で金を奪われたレオとユーリーがやってくる。
ここでアンナは金を奪ったのは全てカラゾフの指示であり、彼の口座に金があるはずだと言った。
実は2人が来たのはアンナたちが呼び寄せたからであり、カラゾフが金を奪ったようにみせて仲間割れを起こすよう仕向けようとしていたのである。
ただ金はまだアンナの口座に入っていた。
この時、一人別行動をとっていたジーナは密かに船に潜入し、カラゾフの口座へアクセスしようとしていた。
暗証番号がわからないためここで直接情報を入手し、奪った金をカラゾフの口座に送るためである。
作戦は成功し、カラゾフが2人に口座の残高をみせる前に送金が終わり、それを見た2人はカラゾフが金を奪ったと勘違いし銃撃戦を始める。
ジーナはすぐに金をカラゾフの口座からアンナの口座に戻すが、ここでカラゾフの部下がきて撃たれてしまう。
上の階では銃撃戦によりマリアとキャオが命を落としていた。
カラゾフはアンナを人質にとり船から脱出していた。
フランクはジェットスキーに乗り込みカラゾフの後を追った。
カラゾフは車にアンナを乗せると自分はフランクと決着をつけにむかう。
2人は軍の仲間だったが、ある計画の時にフランクだけがそれに参加しなかったのだという。
2人は崖の上で殴り合いを行い、互角の戦いを繰り広げる。
だがだんだんフランクが押され始め、不利になって行く。
しかし車で目を覚ましたアンナが銃を持ってフランクの加勢に来てカラゾフを銃撃。
カラゾフはがけから転落し死亡、フランクは助かった。
だがアンナは口封じのためフランクにも銃を向ける。
しかしこの時すでにアンナはフランクを愛しておりどうしても引き金を引くことができない。
フランクはアンナにキスをして別れを告げた。
一人残ったアンナは何度もフランクの方を見ながら車で去って行った。
1ヶ月後、アンナは死んだ仲間たちの元に金を送金していた。
そして最後に協力してくれたフランクと父親に1000万ドルずつ送金するのだった。
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久しぶりのトランスポーターシリーズで主演が変わっていましたが、それでも十分楽しめました。
正直言うと主演のエド・スクレインの顔は好き嫌いがはっきり分かれる癖のある顔で、嫌な人は嫌かもしれません。
ジェイソン・ステイサムに比べるとやはりインパクト的に劣っているということはあり、おそらく演出側もそれをわかっており補うためにレイ・スティーブンソンを持ってきたのだと思います。
レイ・スティーブンソンの存在はかなり重要で、彼がいることによって作品にユーモアが生まれていましたね。
これはこれでありだと思います。
フランクは以前と同じように普通に強かったですし。
シリーズものになるのかは不明ですが、次も楽しみですね。
以上がトランスポーター イグニションの感想とレビューでした。