ここでは実際に映画「アンリミテッド」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
アンリミテッドの評価・・・4つ星
原 題: Tracers
製作年: 2015年
製作国: アメリカ
出演者: テイラー・ロートナー マリー・アヴゲロプロス アダム・レイナー ラフィ・ガヴロン
監 督: ダニエル・ベンマヨール
「トワイライト」シリーズのテイラー・ロートナー主演で贈るサスペンス・アクション。監督は「サバイバル・フィールド」のダニエル・ベンマヨール。ニューヨークでバイク・メッセンジャーをしていたカムは、偶然出会った美女ニキに導かれ、彼女とその仲間たちがやっているストリート・スポーツ“パルクール”の世界に魅了される。やがて、自らもパルクールの腕を磨き、グループのリーダー、ミラーにもその実力を認められ、彼らの仲間に入る。そんな彼らはパルクールのテクニックを駆使して、何でも請け負うプロの運び屋として活躍していた。しかもそれは、裏社会を相手にするあまりにも危険な仕事だったのだが…。 (TUTAYA Onlineより引用)
感想/レビュー
内容がおもしろそうだったので気になってみてみました。
率直な感想は普通に楽しめました。
パルクールを使ったアクション映画だったのでそれが好きな人にはお勧めです。
出演者にはトワイライトシリーズやミッシングIDなどに出演しているテイラー・ロートナー、The 100/ハンドレッドなど海外ドラマに多く出演しているマリー・アヴゲロプロス、ドラマHUNTED/ハンテッドなどに出演しているアダム・レイナー、オーバードライヴなどに出演しているラフィ・ガヴロンらが起用されていました。
海外ドラマをよく見る人なら知っている俳優が出ていたかもしれませんね。
アンリミテッド予告編動画(これからみようと思っている方に)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
内容はメッセンジャーだった青年が偶然知り合った女性を通じてパルクールの世界にはまっていくというもの。
カム(テイラー・ロートナー)は書類などを届けるメッセンジャーとして働くごく普通の青年だった。
だがある日、仕事中に事故に巻き込まれ自転車が大破してしまう。
事故の原因はパルクールで街中を走っていた女性が突然車の前に現れたことだった。
カムはその女性が街中を疾走していくのを興味ありげに見ていた。
ただ自転車を失ったカムにはもう仕事ができなかった。
それだけではなく、カムには借金がありその取り立てが日に日に厳しくなっていた。
翌日、自転車を失ったカムは仕事に行く気がせず自宅で寝ていたが、仕事場から連絡が入る。
彼女が自転車を置いていったというのである。
カムに彼女はいなかったが心当たりはあった。
彼女にお礼を言うためにパルクールをしているチームを探して回ったカム。
するとある公園で彼女がパルクールをしているのを発見する。
カムを見た彼女は関わり合いたくなかったのか逃げるように去って行ったが、カムも彼女を自転車で追いかけた。
彼女に追いついたカムはパルクールに興味もあったため自転車を置いて彼女の後を追っていった。
彼女の名前はニキ(マリー・アヴゲロプロス)といい、パルクールの腕はかなりのものだった。
素人のカムには到底ついていけるはずもなく、駐車場でまかれそうになってしまう。
だがそこへニキのパルクール仲間らしき男たちがやってきてカムに絡んできた。
男たちはニキがからまれていると思ったのかカムに突っかかってくるがニキが関係を否定したためそのまま帰って行った。
ニキもそのまま姿をくらましてしまう。
カムが自転車を取りに戻ると、自転車は見事に盗まれていた。
この日からカムは仕事そっちのけでパルクールの特訓を始めた。
カムの腕はみるみる上達し、上司に新しく自転車を貸してもらったカムは仕事でもパルクールを使い始める。
ニキが難なくジャンプしていた駐車場も軽々とジャンプできるようになっていた。
すると今度はニキの仲間から一緒にパルクールをやらないかという誘いが来る。
密かにニキに思いを寄せていたカムはニキに会えるいいチャンスでもあると思い誘いを受けることに。
翌朝、ニキとその兄であるディラン(ラフィ・ガヴロン)達が根城にしている廃船に招待されたカムは彼らと一緒にパルクールをして楽しんだ。
するとその途中で誰かが床の開閉を操作し、立地を知らないカムは穴に落ちそうになってしまう。
そこへ知らない男がやってくる。
その男はディランたちのリーダーであり名前をミラー(アダム・レイナー)と言った。
カムはいろいろとミラーに質問をされたが、それらはわりとどうでもいい内容だった。
翌日、カムが家に戻ると借金取りが家まで来ており、父の形見の車を持っていこうとしていた。
カムはもう少し待ってくれと言ったが、一週間以内に1万ドル用意できなければ死人が出ると脅された。
借金取りは借家の大家である息子をわざわざ人質に取っていたのである。
身の危険を感じた大家のアンジーはカムを家から追い出すことに。
行き場を失い早急に金を用意しなければならなくなったカムはミラーたちに仲間に入れてほしいとお願いする。
このことにニキだけは反対していた。
ミラーたちの仕事は違法なものを運ぶ仕事がほとんどで、捕まらなければ何でもやると言ったスタンスだった。
ミラーは仲間に加える前にテストを受けてもらうとカムに行ったが、その内容は知らされなかった。
と思っているとミラーはいきなりカムに仕事を用意した。
カムはディランと共にある倉庫に潜入しそこから物を持ち出す計画だった。
だが脱出の際にディランは何者かに撃たれカムは一人で逃げることに。
なんとか逃げ切ったカムが合流地点の車に行くと、そこも黒いフードをかぶった連中に押さえられていた。
カムは銃を突きつけられ誰の命令で動いていたのかなど聞かれたが、一切情報を漏らさなかった。
そしてそれを聞いた犯人たちは黒いフードをとった。
なんと犯人はミラーたちだったのである。
実はこれはカムを仲間に入れるためのテストだったのである。
こうしてカムは晴れてミラーたちの仲間に入ることができた。
ミラーはカムに仲間になるにあたっての条件を2つあげた。
1つはトラブルが起きたらすぐにミラーに報告すること、もう一つはチャイナタウンには近づくなというものだった。
翌日、カムはディランに気晴らしに飲みに誘われた。
そこでディランやニキの話しなどを聞いて盛り上がった。
カムはここでもニキに積極的にアタックしていくが、何か理由があるのかニキはカムを遠ざけた。
その理由はミラーが来たことで判明してしまう。
実はニキとミラーはできていたのである。
ショックを隠せないカムはそのまま家に帰ってしまう。
すると翌日カムが家までやってくる。
ミラーと付き合っていたことを黙っていたことを謝りたいとのことだった。
実際ニキもカムに気があり、自分の気持ちに嘘をつけなかったのである。
そして二人はここで関係を持ってしまう。
ニキがミラーと付き合っているのは昔ディランが起こしたトラブルをミラーが片づけてくれたからだという。
その日ニキはミラーの家に戻って行ったが、ニキはミラーをもう好きにはなれなかった。
ミラーもニキの様子がおかしいことには気が付いていたのだろう、翌日カムの家を訪れた。
ミラーはカムに報告すべきことないかと尋ねたがカムは何もしゃべらなかった。
翌日、ミラーから大きな仕事があると言われ、カムも参加することに。
その仕事は銀行に扮しているギャングのアジトを襲い金を奪うというものだった。
中の人間に手引きされ上手く中に入ったカムたちだったが、肝心の金庫には金が入っていなかった。
どうやらタレこみがあったのか金は別の場所に移したらしい。
窮地に追い込まれたカムたちはマスクを取って懸命に逃げたが、仲間のジャックは撃たれて死んでしまいカムも警察につかまってしまう。
警察署でカムはなぜギャングに追われていたのかを聞かれたが何もしゃべらなかった。
すると警察官は捜査官が来たと言い席を外した。
カムはその捜査官の顔を見て驚愕することになる。
なんと仲間のミラーだったからである。
ミラーは表ではハッチャーという名前で捜査官をしており、裏では汚職にまみれた警察官だったのである。
ミラーはこれを機に足を洗いたいとカムに持ちかけるが、カムは自分をだましていたミラーの仲間をする気はなかった。
なんとか無事に釈放されたカムだったが、ミラーへの不信感は高まっていた。
そんなカムの元にミラーは最後の仕事を持ってくる。
ミラーはこの仕事の後に足を洗う気でいるようだった。
借金を返すためになんとか金を作りたいカムはいやいやながらもミラーの指示にしたがった。
仕事内容はロシアンギャングのアジトを襲い金庫から金を奪うというものだった。
ただこの計画には裏があった。
ミラーはカムと二人で突入する計画を立てていたが、いざ突入となるとカム一人に行かせてしまう。
そしてミラーは敵を銃撃した後カムの後に入っていき、金庫を開けて中のダイヤを取り出した。
カムがどうやって脱出するのかと尋ねると、ミラーは部屋にいたロシア人を皆殺しにし、カムも殺そうとする。
だがここへロシア人の仲間が駆け付けカムはなんとか撃たれずに済んだ。
カムはミラーが持っていたダイヤを奪うとそのまま部屋から逃亡した。
ミラーはディランにカムを撃つよう指示するがディランには撃てなかった。
ミラーはカムを追いかけた。
途中ミラーは車に乗りカムを追いかけてきたが、事情を察したニキにより助けられる。
2人は更に逃げていき、いつの間にかチャイナタウンまで来ていた。
カムにはある考えがあったのである。
カムとニキはある場所まで来ると逃げるのをやめた。
ミラーは2人に銃をつきつけるが、そこはなんとカムが金を借りているギャングのアジトだった。
更にそのギャングは昔ミラーがトラブルを起こしたギャングであり、その時に2度とチャイナタウンには近づかないと約束したギャングだったのである。
ミラーは約束を破ったとしてギャングに連れて行かれてしまう。
一方のカムは手土産は持ってきたのかと聞かれ、ダイヤを渡した。
これによりカムの借金は無くなった。
ギャングのボスであるチェンは一つダイヤを手に取るとそれをカムに渡し、街から出て行けと言った。
こうして無事に解放されたカムは、更にあの時持って行かれた父の形見である車も直った状態で戻してもらった。
全てから解放されたカムはニキと共に街を出ていくのであった。
・・・という感じです。
ド派手なアクションはなかったものの、パルクールを駆使したアクションはなかなか見ごたえがありました。
ポール・ウォーカーのフルスロットルなどこの時期はパルクールが流行っているんですかね。
まあ面白からいいんですけど。
ただパルクールができる俳優さんはかなり限られていると思うので、有名な俳優が出演している物はなかなかないですよね。
そう考えるとこの作品はかなりいい感じに仕上がっているのではないでしょうか。
是非ご覧になってみてください。
以上がアンリミテッドの感想とレビューでした。