ここでは実際に映画「グランド・イリュージョン」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
グランド・イリュージョンの評価・・・5つ星
原 題: Now You See Me
製作年: 2013年
製作国: アメリカ
出演者: ジェシー・アイゼンバーグ マーク・ラファロ ウディ・ハレルソン
: メラニー・ロラン アイラ・フィッシャー デイヴ・フランコ コモン
: マイケル・ケイン モーガン・フリーマン マイケル・ケリー
監 督: ルイ・レテリエ
製 作: ボアズ・イェーキン マイケル・シェイファー スタン・ヴロドコウスキー
脚 本: エド・ソロモン ボアズ・イェーキン エドワード・リコート
「ソーシャル・ネットワーク」のジェシー・アイゼンバーグが、鮮やかなトリックで銀行強盗を成功させるスーパー・イリュージョニストを演じるエンタテインメント・クライム・サスペンス。共演はマーク・ラファロ、ウディ・ハレルソン、モーガン・フリーマン。監督は「トランスポーター」のルイ・ルテリエ。“フォー・ホースメン”を名乗る4人組のスーパー・イリュージョニスト・チームが、大観衆が見守るラスベガスのステージで前代未聞のイリュージョン・ショーを披露する。なんと、遠く離れたパリの銀行を襲い、その金庫から320万ユーロという大金を奪い取ってしまったのだ。FBIとインターポールの合同捜査チームは、すぐさま強盗容疑で彼らの身柄を拘束するが…。(TSUTAYA online より引用)
感想/レビュー
CMをみて非常におもしろそうだったので期待していた作品です。
感想はというと、期待通りに面白かったです。
ストーリーの中でいろいろなことが伏線になっており、最後の最後までいい意味で期待を裏切られた作品でした。
見ていて飽きない展開でしたし、キャスティングも豪華だったので非常に楽しめました。
本当におすすめなので是非ご覧になってみてください。
出演者にはソーシャル・ネットワークやゾンビランドなどに出演しているジェシー・アイゼンバーグ、アベンジャーズなどに出演しているマーク・ラファロ、ハンガーゲームシリーズやゾンビランドなどに出演しているウディ・ハレルソン、イングロリアス・バスターズなどに出演しているメラニー・ロラン、華麗なるギャツビーなどに出演しているアイラ・フィッシャー、21ジャンプストリートやウォーム・ボディーズなどに出演しているデイヴ・フランコ、ウォンテッドやターミネーター4などに出演しているコモン、バットマンシリーズに出演しているマイケル・ケイン、オブリビオンやエンド・オブ・ホワイトハウスなどに出演しているモーガン・フリーマン、クロニクルやアジャストメントなどに出演しているマイケル・ケリーなどが起用されていました。
若手、中堅、ベテランがおしみなく起用されており最近の映画の中ではかなりの豪華キャストになるのではないでしょうか。
どの俳優も1度は別の作品で見たことのある俳優ばかりでした。
グランド・イリュージョン予告編動画(これからみようと思っている方に)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
内容は4人のマジシャンが、マジックを使って銀行などを襲うというもの。
ダニエル(ジェシー・アイゼンバーグ)はその筋では有名なマジシャンだった。
メリット(ウディ・ハレルソン)は一昔前に人気を博し、今はメンタリストとして催眠術などを得意としていた。
ヘンリー(アイラ・フィッシャー)は昔ダニエルの助手をしており、今は一人で活動している脱出物を得意とするマジシャンだった。
ジャック(デイヴ・フランコ)は全くの無名であるが、カードを使ったマジックを得意としていた。
そんな一介のストリートマジシャンにすぎない4人の元へ同じ場所を示した招待状のようなものが送られる。
差出人は誰かはわからない。
4人がその場所へ向かうと壮大なマジックの設計図が残されており、4人はそれを元にチームを結成してマジックショーを行うことに。
1年後、4人はフォー・ホースメンとしてマジックショーを開くまでになる。
彼らの最初のマジックはなんとラスベガスにいながらパリの銀行を襲うというものであった。
彼らは観客の1人を選び、彼に瞬間移動装置なる物をとりつけると、観客の男は本当に銀行の金庫に移動してしまった。
そしてそこからお金を回収し、320万ユーロもの金を観客にばらまいたのであった。
この世紀のマジックに観客は惜しみない拍手を送ったが、問題はその後だった。
当然のごとく4人は銀行強盗として事情聴取されることとなる。
しかし4人はマジックを行っただけだと言い張り、警察もこれを認めるわけにはいかないため、彼らはあっけなく釈放された。
FBI特別捜査官のディラン(マーク・ラファロ)とその相棒としてインターポールから来たアルマ(メラニー・ロラン)は、マジックの種明かしの名手サディアス(モーガン・フリーマン)に助けを求めることに。
サディアスは過去にシュライクというマジシャンの種明かしをしており、それによって彼は死んでしまっていた。
サディアスは銀行強盗の種をしっかりと見破っており、それをディランに説明した。
しかしサディアスによると銀行強盗はただの序章で、これからさらにド派手なマジックが行われると語った。
フォー・ホースメンはトレスラー(マイケル・ケイン)という富豪の支援を受けており、フォー・ホースメンと共にトレスラーにも注目が集まっていた。
フォー・ホースメンは次のマジックの打ち合わせをする中で、トレスラーにもメンタリズムを仕掛けていた。
そして2度目のショーが開催された。
そのショーでは観客の銀行残高が増えるというものだった。
彼らは大災害の被害者であると同時にトレスラー保険に加入している人たちだった。
しかしトレスラーは保険金の支払いを拒否していたのである。
そこでフォー・ホースメンはスポンサーでもあるトレスラーの預金残高を全て被災者に配当するというマジックを行ったのである。
つまりトレスラーも嵌められたのである。
フォー・ホースメンを捕まえようとディランは舞台に上がるが、事前にメンタリストに催眠をかけられていた観客の手によって阻止されてしまう。
まんまと逃がしてしまったディランは捜査リーダーから外されてしまう。
自暴自棄になり酒を飲んでいるところに相棒のアルマが来るが、愛想を尽かして帰ってしまう。
後日、ディランはアルマが興味を持っていた秘密結社”アイ”について説明を受ける。
彼女は今回のマジックショーに”アイ”がからんでいると思っていたのである。
しかしディランはそれは飛躍しすぎだろうと、その考えを否定した。
フォー・ホースメンは次のショーの準備をしていた。
マジックを勉強した部屋に戻り、書類などを全て破棄していた。
そこへディランたち警察が乗り込んでくる。
フォー・ホースメンはジャックを残して逃げてしまう。
ジャックも書類などを始末して逃げようとするが、ディランにしつこく追われてしまう。
ジャックは書類の一部を持ってFBIの車を奪って逃走した。
しかしその途中で事故にあい書類はディランに奪われ、自身は事故死してしまう。
書類の内容はエルコーンという会社の極秘資料であり、そこでは5億ドルの脱税が行われていた。
警察がその会社に急行するも、5億ドルを隠した金庫はすでにフォー・ホースメンによって持ちだされていた。
しかし間一髪のところで金庫を確保し、行き先を把握する。
その場所で最後のマジックショーが行われるのである。
その場所に付くとサディアスもそこに居合わせ、ディランはサディアスが5人目のホースメンだと勘違いするが、サディアスの指示通り金庫を開けてみると中身は偽物だった。
フォー・ホースメンは最後のマジックとして屋上から金をばらまくが、それは全て偽物の札束であった。
では本物はどこにあったのか?
なんとサディアスの車に詰め込まれていた。
警察はサディアスを強盗の容疑で逮捕した。
サディアスもフォー・ホースメンに嵌められた被害者だったのだ。
金を運んだのは死んだと思われていたジャックだったのである。
彼は見事な連携によりジャックが死んだと思いこませていたのである。
サディアスは牢に入れられ、必死にディランに言い訳をするが、ディランはそんな話聞く耳を持たない。
なぜなら・・・
最後のホースメンはディランだったからである。
4人のマジシャンを集め、パリの銀行を襲いトレスラーをはめて最後にサディアスを嵌めようと計画したのはディランだったのである。
なぜそのようなことを行ったのか?
それは彼が”アイ”のメンバーであり、かつてサディアスによって殺されたシュライクの息子だったからである。
つまり復讐だったのだ。
シュライクは保険に入っており、その保険がトレスラーの保険会社だったのだ。
その支払いを請け負っていたのがパリの銀行であり、最後に金庫を盗んだエルコーンは、昔は金庫の製造をしておりシュライクはその金庫を利用したがために脱出に失敗し命を落とすことになったのである。
ディランは4人のマジシャンを利用することによってこの壮大な復讐をやり遂げたのである。
こうして事件は終わりを迎え、4人のマジシャンは見事に”アイ”にスカウトされるのであった。
という感じですかね。
伏線に次ぐ伏線で1度見ただけでは全てを理解するのは難しいかもしれませんね。
だからこそ面白いわけですが。
久々に大当たりの映画でした。
本当に面白かったので是非ご覧になってみてください。
以上がグランド・イリュージョンのあらすじと感想のレビューでした。