ここでは実際に映画「エンダーのゲーム」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
エンダーのゲームの評価・・・5つ星
原 題: ENDER’S GAME
製作年: 2013年
製作国: アメリカ
出演者: エイサ・バターフィールド ハリソン・フォード ベン・キングズレー
: ヴィオラ・デイヴィス ヘイリー・スタインフェルド アビゲイル・ブレスリン
監 督: ギャヴィン・フッド
製 作: アレックス・カーツマン オースン・スコット・カード
脚 本: ギャヴィン・フッド
原 作: オースン・スコット・カード
オースン・スコット・カードによるSF小説の名作を「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」のギャヴィン・フッド監督で実写映画化したヒューマン・アドベンチャー大作。人類の命運を託され、少年戦士として過酷な訓練に立ち向かう主人公エンダーの葛藤と成長を描く。主演は「ヒューゴの不思議な発明」のエイサ・バターフィールド。謎の地球外生命体の侵攻を受け、辛くも絶滅を免れた人類は、さらなる侵攻に備え、優秀な子供たちを選抜し、エリート戦士の養成に乗り出す。そんな中、宇宙戦争を終結させる者との期待を背負い生まれた少年エンダーは、やがて地球軌道上の訓練施設“バトル・スクール”へと送られる。そこで情け容赦ない試練を課されていくエンダーだったが…。 (TSUTAYA online より引用)
感想/レビュー
CMを見ておもしろそうだと思い、楽しみにしていた作品です。
感想はというと、とってもおもしろかったです。
これまで見たSF映画の中ではトップクラスにおもしろかったです。
原作は見たことありませんが、この作品を見るだけで十分楽しめると思います。
是非ご覧になってみてください。
出演者にはヒューゴの不思議な発明などに出演しているのエイサ・バターフィールド、スターウォーズなどでおなじみのハリソン・フォード、同じくヒューゴの不思議な発明やアイアンマン3などに出演しているベン・キングズレー、ものすごくうるさくて、ありえないほど近いや完全なる報復などに出演しているヴィオラ・デイヴィス、トゥルー・グリットなどに出演しているヘイリー・スタインフェルド、ゾンビランドなどに出演しているアビゲイル・ブレスリンなどが起用されていました。
ベテランとこれからの活躍が期待される超若手が数多く起用されていましたね。
エイサ・バターフィールドはまだ17歳ですが、ある種の凄味が出てきましたね。
エンダーのゲーム予告編動画(これからみようと思っている方に)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
内容は地球に侵略してきた宇宙人とそれに対抗する若き天才の活躍を描いたもの。
50年前、地球はフォーミックと呼ばれるエイリアンの侵略をうけたが、一人の英雄によってその戦争に勝利した。
時がたち、地球では新たな侵略に備えるため、地球の衛星軌道上にバトル・スクールと呼ばれる施設を設置し、若いが才能あふれる人材を育成していた。
またそのころ地球では少子化政策により、一家族で2子までしか子供をもうけられなくなっていた。
しかしウィッギン家の長男ピーター(ジミー・ピンカク)と長女ヴァレンタイン(アビゲイル・ブレスリン)の優秀さから、ウィッギン家には特別に3人目の出産が許された。
その3人目こそ、運命の子アンドリュー・"エンダー"・ウィッギン(エイサ・バターフィールド)だった。
エンダーは地球でバトル・スクールへ行くための候補生が集まる学校に通っていた。
そこでは一人一人にモニターがつけられ、監視されるようになっていた。
しかしある日突然エンダーのモニターが外されることとなる。
エンダーはこれによって自分は不合格になったのだと思いこむが、実はそうではなかった。
最終審査はモニターが外れた後にどのような行動に出るかが合格の基準となるのだった。
エンダーにはゲームの才能があり、戦術において秀でた物を持っていた。
その才能をねたんで、エンダーはいじめの標的となっていた。
しかしエンダーはいじめっ子を逆に撃退するほど強かった。
エンダーのことをずっと監視していたグラッフ大佐(ハリソン・フォード)は彼こそ救世主となると思っていた。
その日の夜、落第すると思っていたエンダーの元へ大佐と部下のアンダースン少佐(ヴィオラ・デイヴィス)が訪ねてきた。
目的はエンダーのスカウトだった。
エンダーはバトル・スクールへ行くことを迷っていたが、かつて地球を救ったメイザー・ラッカム(ベン・キングズレー)のように地球を救うことを決意する。
バトル・スクールへ向かう船にはエンダーと同じように選ばれた子供たちがたくさんいた。
ただその中でグラッフ大佐がエンダーを評価したことにより、ここでも嫌われることとなる。
そんな中、バトル・スクールでの訓練が始まる。
最初の訓練は無重力空間での実践的な訓練だった。
その他にも対人訓練やゲームを使ったシミュレーションの訓練もあった。
訓練では孤立していたエンダーだったが、徐々に周りもエンダーのことを認め始めていた。
そんな中、グラッフ大佐から数名が昇格するとの連絡が入る。
エンダーはその夜、少佐が用意した心理ゲームを行っていた。
ただそのゲームは絶対に勝てない設定になっていた。
エンダーはその絶対に勝てないゲームのルールを無視し、予想外の行動に出る。
少佐はこの行動に不安を覚えたが、大佐は称賛した。
またこれによってエンダーの昇格が決まった。
サラマンダー隊に昇格したエンダーだったが、そこでも先輩から嫌われてしまう。
しかし唯一の女性隊員であるペトラ・アーカニアン(ヘイリー・スタインフェルド)がいろいろと世話を焼いてくれることになる。
だがリーダーのボンソー(モイセス・アリアス)はそれさえも許さなかった。
しかしエンダーはボンソーを逆に脅し、自らの地位を確立することとなる。
次の日、エンダーの所属するサラマンダー隊の実践訓練が決まった。
ただボンソーはエンダーの参加を認めなかった。
訓練中、ペトラが相手の攻撃によりやられそうになってしまう。
それを見たエンダーはボンソーの言いつけを破り、助けに行ってしまう。
エンダーは作戦を考え、一人で相手の陣地に切り込んでいくことに。
その作戦が見事に成功し、チームはエンダーのおかげで勝利した。
しかしボンソーはそれを面白く思わず、再度エンダーに脅しをかけてきた。
その夜、エンダーは前に行っていたゲームの続きを行っていた。
その中では姉のヴァレンタインが出てきたが、なぜなのかは理由はわからなかった。
次の日、エンダーは大佐に呼び出される。
その内容は新たなチームの指揮官になれというものだった。
ドラゴン隊の指揮官となったエンダーはすぐにその才能を発揮する。
上層部から結果をせかされていた大佐は、エンダーに不利な訓練を課す。
その内容は3チームとの合同訓練だった。
しかしその実態は2対1の圧倒的な不利なゲームだった。
しかしエンダーは策を講じることで難なくこのゲームに勝利する。
ゲームに勝ったエンダーだったが、その夜シャワー室でボンソーが再びからんできた。
エンダーは勢い余ってボンソーを再起不能にしてしまう。
故意ではなかったがエンダーはこれによって深く傷ついてしまう。
エンダーは大佐にボンソーと共に地球へ行かせてくれとお願いする。
それは姉のヴァレンタインに会うためでもあった。
地球へ戻ったエンダーはヴァレンタインの励ましもあり、自らのなすべきことを明確にする。
大佐と再び宇宙へと飛び立ったエンダーが向かったのは、バトル・スクールではなくフォーミックが住む惑星の近くだった。
つまり最前線にエンダーは配置されたのである。
そこでエンダーは死んだと思われていたメイザー・ラッカム(ベン・キングズレー)と対面する。
そこでメイザー・ラッカムが地球を救った際の映像を見せられる。
しかしそれはスクールで何度も見た映像とは少し異なっていた。
メイザー・ラッカムが母船を破壊した後にどうなったかまで、詳細におさめられていたのである。
その映像からエンダーはメイザー・ラッカムがどのようにしてフォーミックを打ち破ったのかを知る。
またそこで現在のフォーミックがどのようになっているのかも知らされる。
フォーミックは地球で敗れた後、軍備を拡大していたのである。
エンダーはここで全ての艦隊の指揮をとることとなる。
部下にはこれまで慣れ親しんだメンバーが選ばれていた。
訓練が進むにつれて難易度は確実に増していった。
エンダーの力を持ってしてもクリアできなくなっていったのである。
その夜、エンダーは大佐から最終訓練を行うと告げられる。
最終シミュレーションでは、これまでとは少し違い相手が出方をうかがっていた。
エンダーはその様子を観察するが、シミュレーションで交渉してもしょうがないと感じたのか、排除することを決定する。
そして相手の艦隊を殲滅することに成功する。
しかしすぐに相手の新手が進撃してくる。
エンダーはメインの艦隊だけを残し主砲のついた艦隊だけを守る作戦に出る。
エンダーは第2撃で惑星を狙うことに。
エンダーの作戦により主力艦隊をのみを守ることに成功し、惑星へ渾身の一撃を打ち込むことに成功する。
こうしてエンダーは見事に最後のシミュレーションをクリアすることに成功したのである。
・・・と思われたが、なんとそれはシミュレーションではなく現実に起こっていた出来事だった。
騙されていたと知ったエンダーは大佐に感情をあらわにする。
エンダーはフォーミックと対話できないかと考えていたからである。
しかしエンダーは知らないうちにフォーミックを虐殺してしまったのである。
大佐は勝ちだけが大事だと思っていたが、エンダーは勝ち方こそ大事であると考えていたのである。
鎮静剤で眠らされたエンダーは以前のゲームの続きを夢で見ていた。
エンダーのゲームに出てきていたのは現実にある場所への情報だった。
エンダーはゲームを通じてフォーミックと通じ合っていたのである。
エンダーは一人でゲームで見た場所へ向かう。
そこで見たのはフォーミックの女王だった。
女王はエンダーを観察し、対話し始めた。
女王はすでに死にかけており、目の前には新たな女王となる卵があった。
エンダーは女王にその卵を別の惑星へ運ぶことを約束する。
戦いに勝利したエンダーは提督の地位を与えられ、自らその卵を運ぶ旅に出るのであった。
という感じです。
SF作品の中ではかなりおもしろい部類に入ると思います。
たった一つだけ残念だったのは、私が見たのはDVDだったということだけです。
もしBlu-rayで見ていたら、さぞかしきれいだったと思います。
もし見る機会があるなら是非Blu-rayでご覧になってみてください。
以上がエンダーのゲームのあらすじと感想のレビューでした。