ここでは実際に映画「ダーク・フェアリー」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
ダーク・フェアリー・・・3つ星
原 題: Don't Be Afraid of the Dark
製作年: 2011年
製作国: アメリカ
出演者: ケイティ・ホームズ ガイ・ピアース ベイリー・マディソン
: ジャック・トンプソン ギャリー・マクドナルド ジュリア・ブレイク
: ニコラス・ベル アラン・デイル テリー・ケンリック
監 督: トロイ・ニクシー
製 作: ギレルモ・デル・トロ マーク・ジョンソン スティーヴン・ジョーンズ
脚 本: ギレルモ・デル・トロ マシュー・ロビンス
「ヘルボーイ」「パンズ・ラビリンス」のギレルモ・デル・トロが脚本・製作を務めて英国のカルトTVムービー「地下室の魔物」を完全リメイクしたサスペンス・スリラー。家族とともに古い屋敷に引っ越してきた少女が地下室で遭遇する戦慄の恐怖を描く。出演はケイティ・ホームズ、ガイ・ピアース、ベイリー・マディソン。監督は新人トロイ・ニクシー。アメリカ、ロードアイランド州。両親の離婚で心に傷を負った小学校低学年の女の子サリー。建築家の父アレックス・ハーストは、恋人のキムと修復作業に当たっていた郊外の古い屋敷にサリーを呼び寄せ、気分転換にとそこで一緒に暮らすことにするのだが…。 (TSUTAYA online より引用)
感想/レビュー
なんとなく気になったので見てみた作品になります。
率直な感想は思っていたよりはいまいちだったかなぁ・・・という感じです。
ストーリー展開は悪くないんですが、ドキドキ感や恐怖感がもの足りないように思いました。
わりと早い段階で恐怖の正体もわかり、ホラー感が薄れてしまったように感じます。
確かにホラー映画というよりはスリラー映画ですね。
出演者にはバッドマン・ビギンズなどに出演しているケイティ・ホームズ、ロックアウトや欲望のバージニアなどに出演しているガイ・ピアース、マイ・ブラザーなどに出演しているベイリー・マディソン、スター・ウォーズ エピソード2などに出演しているジャック・トンプソンなどが起用されていました。
最近勢いに乗っている俳優が出演しているという感じがしました。
ダーク・フェアリー予告編動画(これからみようと思っている方に)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
内容は古い屋敷に引っ越してきた家族が閉ざされた地下室を見つけたことで遭遇する戦慄の恐怖を描いたもの。
100年ぐらい前、ブラック・ウッド(ギャリー・マクドナルド)という画家が郊外の屋敷に住んでいた。
しかしその屋敷には古くから伝えられる魔物が地下室に住んでおり、ブラック・ウッドは息子を魔物たちに奪われていた。
そしてついに自らも魔物に殺されてしまうのであった。
時がたち、屋敷は荒れ果てていたが、建築家のアレックス(ガイ・ピアース)はその屋敷に目をつけ、恋人のキム(ケイティ・ホームズ)の協力もあり屋敷を修復することに成功する。
そして離婚した妻との間に生まれたサリー(ベイリー・マディソン)と共に3人で屋敷に住もうとしていた。
サリーは両親の離婚などにより心を閉ざしており、アレックスやキムにはあまり好意的ではなかった。
3人が引越してすぐにサリーは屋敷にあった大きな庭に足を踏み入れる。
そこでサリーは自分の名前を呼ぶ声に吸い込まれるように引き寄せられる。
サリーは地下室があるのを発見するが庭師のハリス(ジャック・トンプソン)は地下室など無いと言い張る。
しかしアレックスが庭の茂みを探すと確かに地下室が存在していた。
何か事情を知っているハリスはアレックスたちを止めようとするが、それを無視し地下室への入り口を見つけてしまう。
そこはかつてブラック・ウッドがアトリエとして使っていた場所で、自身が地下室の魔物に引きづり込まれた場所でもあった。
サリーはそこで厳重に閉ざされた扉のようなものを発見し、後日一人でその扉を開けてしまう。
そこから一家に恐怖が襲うのであった。
なぜか地下室が危ないと知っていたハリスはサリーが開けてしまった扉を1人で閉じに向かった。
しかし魔物はすでに地下室からでてきており、ハリスは瀕死の重傷を負ってしまう。
その後もアレックスのカミソリが無くなったり、キムの服が切り裂かれていたりと不可解なことが続く。
アレックスたちは当然2人のことを良く思っていないサリーの仕業であると決めつけるが、実際はサリーを孤立させるために行った魔物の仕業であった。
はじめは魔物に対して好奇心を抱いていたサリーも、次第に恐怖心を抱くようになる。
そしてとうとう魔物たちはサリーの部屋へと侵入し、サリーを連れ去ろうとする。
サリーの叫び声でアレックスたちが部屋に来たため大事には至らず、キムはだんだんサリーがいっていることが本当に起こっていることなのではないかと思い始める。
こどもの空想だと思い込んでいるアレックスはキムのいうことに耳を傾けようとしない。
キムはサリーと話をし、サリーの話に真剣に耳を傾ける。
そして魔物たちは光が苦手だということを聞き、サリーにカメラを持たせる。
次の日、アレックスが屋敷を売りだすために夕食会を催していた。
サリーも参加しており、魔物の正体を明かすためにカメラで至るところを撮影していた。
サリーは魔物を追いかけるのに夢中になり、書斎に閉じ込められてしまう。
ここでも魔物におそわれるものの、あと少しというところでアレックスたちが駆け付ける。
そしてアレックスもついにサリーやキムのいうことを信じ、屋敷を離れることに。
しかしその準備をしている時に魔物たちは一家に襲い掛かる。
車の準備をしていたアレックスは魔物たちの手により頭を強打し、意識を失ってしまう。
キムも地下室へ続く階段で罠にかかり、重傷を負ってしまう。
そこへサリーが駆け付けるものの、逆にサリーがとらえられ地下室に引きづり込まれそうになる。
意識を取り戻したキムがそれを阻止するも、今度は自分が引きづり込まれてしまう。
ここでアレックスが意識を取り戻し、地下室に駆けつけるもキムは魔物たちの餌食になってしまう。
キムを失った一家はその屋敷を離れ、魔物たちは新たな住民を待ち続けるのであった。
という感じですかね。
最初の方は結構怖い場面もありましたが、魔物(モチーフはトゥースフェアリーという妖精らしい)が姿を現すようになってからは、怖いというよりはハラハラする場面の方が多かったですね。
悪くはなかったんですが良くも無かったですね。
時間があればみてみればいいのではないでしょうか。
以上がダーク・フェアリーのあらすじと感想のレビューでした。