ここでは実際に映画「ビッグゲーム 大統領と少年ハンター」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
ビッグゲーム 大統領と少年ハンターの評価・・・4つ星
原 題: Big Game
製作年: 2014年
製作国: フィンランド/イギリス/ドイツ
出演者: サミュエル・L・ジャクソン オンニ・トンミラ レイ・スティーブンソン
: ヴィクター・ガーバー マフメット・クルトゥルス テッド・レヴィン
: ヨルマ・トンミラ リスト・サルミ フェリシティ・ハフマン ジム・ブロードベント
監 督: ヤルマリ・ヘランダー
製 作: ペトリ・ヨキランタ ウィル・クラーク アンディ・メイソン イェンス・モイラー
脚 本: ヤルマリ・ヘランダー
「レア・エクスポーツ ~囚われのサンタクロース~」のヤルマリ・ヘランダー監督が、サミュエル・L・ジャクソンを主演に迎えて贈るアクション・アドベンチャー。テロリストに追われる孤立無援の米国大統領が、フィンランドの山奥で出会った少年ハンターと力を合わせて壮絶なサバイバルを繰り広げるさまを描く。米国のムーア大統領が乗るエアフォースワンが、テロリストのミサイル攻撃を受けて墜落する。大統領は緊急脱出ポッドで辛くも難を逃れるが、フィンランドの山岳地帯にたった一人で取り残されてしまい、そこにテロリスト・グループの“大統領狩り”が始まろうとしていた。そんな絶体絶命の大統領に手を差しのべたのは、初めてのシカ狩りに挑戦中の13歳の見習いハンター、オスカリだった。 (TUTAYA Onlineより引用)
感想/レビュー
CMを見ておもしろそうだったので見てみました。
率直な感想は思っていたよりも面白かったです。
90分と短く見やすかったし、笑える部分が多く盛り込まれていました。
何も考えずに見れるので気分を変えたい時などにおすすめです。
出演者にはアベンジャーズシリーズなどに出演しているサミュエル・L・ジャクソン、レア・エクスポーツ 囚われのサンタクロースに出演していたオンニ・トンミラ、ダイバージェントシリーズなどに出演しているレイ・スティーブンソン、ドラマFLASH/フラッシュなどに出演しているヴィクター・ガーバー、羊たちの沈黙などに出演しているテッド・レヴィン、ハリーポッターシリーズなどに出演しているジム・ブロードベントらが起用されていました。
オンニ・トンミラの父親役として出ていたのは本当の父親であるヨルマ・トンミラだったようです。
ビッグゲーム 大統領と少年ハンター予告編動画(これからみようと思っている方に)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
内容はエアフォースワンが襲撃され脱出した大統領が少年ハンターと出会い助けられるというもの。
オスカリ(オンニ・トンミラ)の住むフィンランドのとある村では13歳の誕生日に山にこもり一人で獲物をしとめてくるという通過儀礼があった。
オスカリも13歳になり村人と同じように通過儀礼を行わなければならなかったが、オスカリは一人で狩りができない未熟者だった。
父親のタピオ(ヨルマ・トンミラ)はオスカリにこれまでの村人の通過儀礼の時のとった写真を見せオスカリを鼓舞した。
また山へ向かう道中、タピオは地図を渡し赤い印が付いているところに必ず獲物がいるといい、これは2人だけの秘密だと伝えた。
山につくとオスカリには弓が渡されるが、それを引くことはオスカリにはできなかった。
それを見た村人たちはオスカリには無理なのではと言ったが、タピオは問題ないと押し通した。
オスカリは用意されたバギーに乗り山に入って行った。
そのころアメリカ大統領(サミュエル・L・ジャクソン)を乗せたエアフォースワンがヘルシンキへ向けて飛び立っていた。
同じころ、オスカリのいる山に一機のヘリコプターが着陸していた。
ヘリコプターには狩りツアーに参加するメンバーが乗っていたが、どこか様子がおかしい。
機長がどんな獲物をかるのかを尋ねると乗客のハザル(マフメット・クルトゥルス)らは地対空ミサイルなどを準備しだす。
なんとそれで旅客機を撃ち落とすというのである。
ハザルは予行演習として走って逃げる機長をそのミサイルで撃ち殺した。
そしてその後フィンランド上空を飛んでいたエアフォースワンに向けてミサイルを発射したのである。
狙われていることを感知したエアフォースワンではシークレットサービスのリーダーであるモリス(レイ・スティーヴンソン)が急いで大統領を脱出させた。
だがこのテロを引き起こしたのは他でもないモリスだったのである。
モリスはあらかじめミサイル迎撃システムなどに手を加えて故障させていた。
更に大統領に続いてパラシュートで脱出しようとするSPを自ら撃ち殺した後に自らもパラシュートで脱出したのである。
エアフォースワンが墜落した近くでオスカリは狩りを行っていた。
幸いにも思いけがは負わなかったものの体は傷だらけになった。
その後オスカリは空から降ってくる宇宙船のようなものを目にする。
当然大統領が入っていることなど知る由もないオスカリは最大限の警戒をする。
大統領は外に人がいることに気が付きロックの暗証番号を教えて扉を開く。
警戒したオスカリは姿を隠した。
大統領は巣たがを見せてくれと言ったが、出てきたのは糸電話だった。
オスカリは大統領に向かってその糸電話を使ってどの惑星から来たのかなど子供らしい質問をした。
大統領が人間であることが分かるとオスカリもようやく姿を現す。
大統領は急いで自分を安全な場所まで連れて行ってくれるようオスカリに頼むが自分はミッションの最中でそれはできないと断られる。
一人で避難しようとしようとしている大統領を見てオスカリは森には猛獣がいるから一人で抜けるのは無理だと教える。
大統領は仕方なくオスカリの狩りにつきあうことに。
一方、モリスはハザルと合流し大統領の脱出ポッドのところまでやってきてが既にそれはもぬけの殻だった。
モリスたちは大統領の捜索を開始する。
同時刻、エアフォースワンの墜落を受けてアメリカ政府も捜索を開始する。
本部にはCIA長官(フェリシティ・ハフマン)も加わった。
CIA長官は墜落した場所などから非常に正確な予測を立てて犯人を絞って行く。
その夜、オスカリは父親から聞いていた狩りのスポットまでたどり着いた。
オスカリと大統領はそこで野営をすることに。
オスカリは自分や村の通過儀礼のことなどを大統領に話した。
翌朝、オスカリは早速狩りの準備をしていた。
するとそこには偶然にも大統領の靴が落ちていた。
オスカリは大統領を置いて狩りのスポットまで足を運ぶがそこには獲物などいなかった。
かわりにあったのは冷蔵庫とその中に保存されたシカの首だった。
更にそこには父親からの手紙もあり誕生日おめでとうと書いてあった。
タピオは初めからオスカリに狩りをさせるつもりはなく息子が不憫な思いをしないよう細工をしていたのであった。
だがこれを見たオスカリは父親からも信用されていないと傷つくだけだった。
しばらくしてオスカリが戻ってこないことから大統領は彼を探し始めた。
するとその周辺にはSPの死体が転がっていた。
SPにパラシュートは開かないようモリスに細工されていたのである。
大統領はSPが持っていたマシンガンを手にしオスカリの元へ向かった。
その途中でモリスやハザルがやってくるのを見つけようやく裏切られたことに気が付く。
大統領は急いでオスカリの元へ向かった。
すると落ち込むオスカリを発見する。
状況を理解した大統領はオスカリがいたから自分は助かったと彼をはげまし、バッジを渡すと急いで逃げるように言ったがすでに遅かった。
2人はモリスに見つかってしまったのである。
だがモリスはオスカリには逃げてもいいと温情を与える。
オスカリは言われた通り一人で逃げた。
そこへハザルらのヘリがやってくる。
モリスたちは大統領を殺すつもりはなく生け捕ろうとしていた。
そこでモリスたちが利用したのは置いてあった冷蔵庫である。
大統領は冷蔵庫に入れられヘリで宙づりにされて連れ去られた。
それを見ていたオスカリはようやく自分がやるべきことを見つける。
オスカリは飛び立っていくヘリに向かってジャンプし冷蔵庫に飛び乗ったのである。
オスカリの行動に驚く大統領だったが、オスカリの心はすでに決まっていた。
オスカリがいることに気が付いたモリスは低空飛行で振り落とそうとするが、オスカリは逆にこれを利用して冷蔵庫のひもをきり大統領を奪ったのである。
オスカリは落ちた冷蔵庫に乗り込むとそれを利用して崖を滑り落ちて行った。
水に流され、2人がたどり着いたのは墜落したエアフォースワンのところだった。
大統領はオスカリを連れてエアフォースワンの中へ避難することに。
この様子を映像で見ていたCIA長官は何やら携帯を取り出しメールを送っていた。
なんと裏切り者はモリスだけでなくCIA長官もだったのである。
しかもその様子を見ても何も言わない副大統領。
どうやら政府の内部で大統領を引きずり降ろそうという動きがあるようだ。
エアフォースワンの中に避難した大統領たちだったがすぐにハザルがやってきてしまう。
ハザルは爆弾を仕掛けると自分は逃げようとするが、モリスは証拠隠滅のためハザルも一緒に殺そうとしてしまう。
ハザルは脱出のために大統領を殺そうとするが、オスカリの活躍もあり返り討ちに。
大統領はオスカリを連れて操縦席へいき、爆弾が爆発する寸前に緊急脱出装置で非案した。
これによってなんとか命は助かったが、飛んだ先にはモリスの乗るヘリが。
モリスは大統領に銃を向けるが、ここでオスカリが弓をとりだしモリスに向かって矢をはなった。
矢はモリスの心臓部に当たるも刺さることはなかった。
だがこれによってモリスの心臓のすぐ近くに残っている銃弾の破片に当たりモリスは絶命。
こうしてオスカリは無事大統領を守り抜くことに成功する。
村人が待つ場所へ戻ったオスカリは大統領という獲物を引っ提げて凱旋し、その名をとどろかせることになるのであった。
大統領の捜索をしていた政府は無事に救出できたことを大いに喜んだ。
だがこれに喜んでいない人物が2人いた。
副大統領とCIA長官である。
今回の事件はこの2人がスパイであるハザルを使って起こした陰謀だったのである。
副大統領が大統領になるために画策したことだった作戦は失敗に終わった。
トイレに来た二人は今回の作戦の失敗を嘆くが、CIA長官は口封じに副大統領を殺してしまうのだった。
・・・という感じです。
あり得ないストーリーなだけに何も考えずに純粋に楽しむことができました。
糸電話で話すシーンはなんだかシュールでとってもおもしろかったです。
アベンジャーズを見た後だったのでサミュエル・L・ジャクソンの情けない姿はかなり残念でしたが、それもひっくるめておもしろかったです。
時間がある方は是非ご覧になってみてください。
以上がビッグゲーム 大統領と少年ハンターの感想とレビューでした。