ここでは実際に映画「アフター・アース」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
アフター・アース・・・3つ星
原 題: After Earth
製作年: 2013年
製作国: アメリカ
出演者: ウィル・スミス ジェイデン・スミス ソフィー・オコネドー
: ゾーイ・クラヴィッツ ジェイデン・マーティン
: グレン・モーシャワー デヴィッド・デンマン
監 督: M・ナイト・シャマラン
製 作: ジェームズ・ラシター ケイレブ・ピンケット ウィル・スミス ジェイダ・ピンケット=スミス
脚 本: M・ナイト・シャマラン ゲイリー・ウィッタ
M・ナイト・シャマラン監督、ジェイデン・スミスとウィル・スミス共演のSF映画 。2025年、人類は自らの故郷である地球の自然環境を破壊してしまい、遠く離れた惑星ノヴァ・プライムに移住せざるをえなくなった。ノヴァ・プライムの先住民は、人類を抹殺する巨大生物「アーサ(URSA)」を作り上げた。「アーサ」は視覚も嗅覚もないが、人の恐怖心を察知して攻撃することが出来る。そして人類が地球を去ってから1000年後、惑星ノヴァ・プライムのレンジャー部隊からストーリーは始まる。(Wikipediaより引用)
感想/レビュー
CMも流れ、かなり宣伝されていた期待作だったので楽しみにしていた作品です。
正直な感想は可もなく不可もなくという感じでした。
世界観は嫌いではありませんでしたが、いかんせん盛り上がるシーンに欠けるというか、残念な感は否めませんでした。
もう少し徐々に成長する姿を描いてほしかったですね。
ウィル・スミスもシリアスな感じよりは、ちょっと悪ふざけするようなキャラの方がおもしろいですね。
出演者にはウィル・スミスとジェイデン・スミスの親子に加えて、ジャッカルやイーオン・フラックスなどに出演しているソフィー・オコネドー、X-MEN: ファースト・ジェネレーションや幸せのレシピなどに出演しているゾーイ・クラヴィッツ、トランスフォーマーシリーズに出演しているグレン・モーシャワー、フェア・ゲームなどに出演しているデヴィッド・デンマンなどが起用されていました。
とはいってもほとんどウィル・スミスとジェイデン・スミスしかでてきませんけどね(笑)。
アフター・アース予告編動画(これからみようと思っている方に)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
内容は地球を1000年前に離れた人類の姿を描いたものです。
2025年、人類は自ら地球環境を破壊してしまい、別の惑星への移住を余儀なくされていました。
移住先となったのは惑星ノヴァ・プライム。
しかしそこには先住民が住んでおり、先住民は人類を抹殺するために「アーサ」という遺伝子組み換え生物を作り出しました。
アーサは人間が恐怖した時に発するフェロモンを感知し、人間だけを殺すために作られた生物だったのです。
人類があきらめかけていた時、1人の救世主が現れます。
その男の名はサイファ・レイジ(ウィル・スミス)と言い、彼は恐怖を克服し、アーサに気づかれることなくアーサを殺すことができる人間でした。
恐怖を克服した者のことを”ゴースト”と言い、ゴーストに慣れた人間はたったの7人でした。
-------------------ここまでは前置き----------------------
英雄のレイジ将軍の息子であるキタイ(ジェイデン・スミス)はアーサと戦う部隊であるレンジャーの候補生として訓練を積んでいましたが、何度も試験に落ちていました。
成績はトップを誇っているものの、猪突猛進型で勇気と無謀を履き違えていると思われているからです。
キタイは幼いころアーサにおそわれたことがあり、その時一緒にいた姉のセンシ(ゾーイ・クラヴィッツ)が自らの命と引き換えに守ってくれたことがあるのです。
キタイの中ではそれがトラウマになっているようでした。
軍人として働く父親とは話す機会も少なく、大きな溝ができていました。
そんなある日、キタイが父親のサイファとともに訓練に行くことになりました。
しかしその途中で宇宙嵐に巻き込まれて、宇宙船は大破しある星に不時着してしまいます。
その星は1000年も前に人類が捨てた「地球」でした。
地球は人類が住めない環境となっており、全てのものが人類を抹殺するために進化していたのです。
生存者はサイファとキタイのみ。
しかしサイファは脚を骨折しており、身動きができない状態でした。
非常用ビーコンで救助艦を要請しようとするも、ビーコンは壊れていました。
救助を呼ぶには分離した宇宙船の後方部分に行かなければいけませんでした。
後方部は現在から約100kmの場所にあり、そこまでいけるのはキタイのみでした。
サイファが監視システムで見守る中、キタイは1人で後方部まで行くことに。
しかし、早速凶暴化した猿に遭遇してしまいます。
パニックに陥ったキタイはサイファのいうことが耳に入らず、猿に攻撃をしてしまいます。
そして猿の軍団に追われることに。
必死になって逃げたキタイでしたが、手にヒルがついており全身に毒がまわってしまいました。
サイファの指示によりすんでのところで毒を中和できたキタイは再び前進します。
しかしここで呼吸するための薬が4このうち2つが壊れてしまい、残りの道筋を危険な場所を通らなければいけなくなりました。
大きな滝についたところでサイファはキタイに戻るように指示します。
しかしキタイはそれを無視し、危険なルートである滝の飛び降りを敢行します。
しかし大きな鷲に襲われてしまい、キタイはそのまま気を失ってしまいます。
気が付くとそこは鷲の巣で、運が悪いことに虎のような生物に襲われてしまいます。
なんとかその場を生き残ったキタイは再び後方部を目指します。
しかし疲れから眠ってしまい、気が付くと気温が下がり始めていました。
ホットスポットまで行かなくてはいけないキタイは焦りましたが、途中で力尽き気を失ってしまいます。
その時なんと途中で襲ってきた大鷲がキタイを助けてくれます。
これはおそらく鷲の巣で虎のような生物を追い払ったためだと思われます。
一命を取り留めたキタイは無事に宇宙船後方部にたどり着くことに成功します。
非常用ビーコンを見つけたキタイでしたが、そこからでは火山の影響で電波を飛ばすことができませんでした。
そこで火山を上り、高い位置から電波を飛ばすことに。
しかしその近くには訓練用に乗せていたアーサの殻があり、中身はいなくなっていました。
火山を上るキタイでしたが、やはり途中でアーサに襲われてしまいます。
電波を飛ばしている途中で襲われたキタイは、もう駄目だとあきらめます。
しかしその時父親の言葉を思い出し、父がどうやってゴーストに慣れたのかを思い出します。
するとキタイは恐怖を感じなくなり、アーサを見事に打ち倒します。
そして救助を要請し、見事キタイとサイファは帰還することに成功したのでした。
内容はシンプルでわかりやすかったですけど、設定の部分をもう少ししっかり説明してほしかったですね。
あともう少しキタイが未熟ながらも頑張る姿を描いてほしかったですね。
アーサにおそわれていきなり強くなりましたからね。
あの展開は残念でした。
出演者も少なく見やすいんですけど、もう少し演出をいじればもっといい作品になっただろうと思いました。
面白さとしては2つ星に近い3つ星ですね。
以上がアフター・アースのあらすじと感想のレビューでした。