ここでは実際に映画「ビトレイヤー」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
ビトレイヤーの評価・・・4つ星
原 題: WELCOME TO THE PUNCH
製作年: 2013年
製作国: イギリス/アメリカ
出演者: ジェームズ・マカヴォイ マーク・ストロング アンドレア・ライズブロー
: ピーター・ミュラン ジョニー・ハリス ダニエル・メイズ
: デヴィッド・モリッシー ジェイソン・フレミング エリス・ガベル
: ダニエル・カルーヤ
監 督: エラン・クリーヴィー
製 作: ロリー・エイトキン ベン・ピュー ブライアン・カヴァナー=ジョーンズ
脚 本: エラン・クリーヴィー
隠遁生活を送る老練な元強盗と、かつて彼に煮え湯を飲まされた若手刑事が、思いもよらぬ陰謀に巻き込まれたことで図らずも手を組み、巨大な組織に立ち向かっていくさまをスタイリッシュに描いたクライム・サスペンス。主演はジェームズ・マカヴォイとマーク・ストロング。監督は長編2作目のエラン・クリーヴィー。逃走する大物犯罪者スターンウッドを一人で追い詰めたマックス捜査官だったが、あと一歩のところで膝を撃たれて捕り逃してしまう。3年後、隠遁生活を送っていたスターンウッドが、息子のルアンが事件に巻き込まれたとの知らせを受け、潜伏先のアイスランドからロンドンへと舞い戻ってくる。3年前の借りを返すべく、スターンウッドを待ち構えるマックスだったが…。(TSUTAYA online より引用)
感想/レビュー
DVDで映画を見ているといくつかの予告映像の中にこの作品が紹介されていて、おもしろそうだったので見てみました。
はっきり言って、好き嫌いがものすごく分かれる作品だと思います。
自分は好きな作品でした。
非常に頭を使わされる映画で、ただ見ているだけでは絶対に理解できない映画です。
その分見ごたえがありました。
非常に面白かったです。
出演者にはX-MEN: ファースト・ジェネレーションやウォンテッドなどに出演しているジェームズ・マカヴォイ、ロビン・フッドやシャーロックホームズなどに出演しているマーク・ストロング、オブリビオンなどに出演しているアンドレア・ライズブロー、戦火の馬やクリミナルなどに出演しているピーター・ミュラン、スノー・ホワイトやドリアン・グレイなどに出演しているジョニー・ハリス、バンク・ジョブやつぐないなどに出演しているダニエル・メイズ、ブリッツなどに出演しているデヴィッド・モリッシー、X-menシリーズなど数多くの名作に出演しているジェイソン・フレミング、ワールド・ウォーZに出演しているエリス・ガベルなどが起用されていました。
最近よく見るようになった俳優が多く使われていましたね。
最近自分の中ではジェームズ・マカヴォイがきてますね。
ビトレイヤー予告編動画(これからみようと思っている方に)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
内容は巨大な陰謀に巻き込まれてしまう刑事の姿を描いたものになります。
若手刑事のマックス(ジェームズ・マカヴォイ)は大物犯罪者スターンウッド(マーク・ストロング)の事件を追い、あと一歩のところまで追い詰めるものの、ひざを打ち抜かれて逃げられてしまいます。
すっかり息をひそめてしまったスターンウッドでしたが、3年たったある時、息子のルアン(エリス・ガベル)が空港で銃で撃たれた状態で発見され、病院に移送されます。
そのころマックスと相棒のサラ(アンドレア・ライズブロー)は別の事件の容疑者であるディーン(ジョニー・ハリス)という男を送還していましたが、なぜか無罪放免になってしまいます。
一方のルアンは病院に運び込まれる前に父親であるスターンウッドに電話をかけており、グレイゴ・マールというホテルに行かなければいけないと言い残します。
この電話により警察はスターンウッドの所在を突き止めるも、逃げられてしまいます。
スターンウッドは息子の病院に現れますが、連れ出すのは不可能とみてその場を後にします。
そしてグレイゴ・マールというホテルに行き、そこで隠してあった大金を発見します。
スターンウッドは仲間にルアンはグレイゴ・マールにいたという噂を流させ、誰かが釣れるのを待っていました。
するとそこに来たのはハーヴェイ・クラウン(ジェイソン・フレミング)という刑事とマックスの上司であるネイサン・バートニック(ダニエル・メイズ)でした。
ここでスターンウッドと激しい銃撃戦になり、ハーヴェイは死亡、ネイサンは逃走します。
ここへ噂をかぎつけたマックスも到着し、現場を目撃します。
マックスは落ちていた眼鏡を見て、そこにいたのはネイサンであったことに気が付きます。
スターンウッドの影を見たマックスはそのまま追いかけるも、またしても逃げられてしまいます。
一方、相棒のサラはディーンが無罪放免になったことに納得がいかず、ディーンを張り込み調査していました。
するとディーンはPUNCHというコンテナの元へ向かい、PUNCH119がディーンの所有物であることがわかります。
サラがPUNCH119を調べていると、ディーンが現れサラは殺されてしまいます・・・。
マックスは上司のトム(デヴィッド・モリッシー)にルアンの部屋になぜかネイサンがいたことを告げます。
そのころスターンウッドはネイサンに電話をかけ、あるクラブで会う約束をします。
トムはこの会話を盗聴することでネイサンが誰かとあるクラブで会うことを突き止めます。
そしてマックスにクラブに向かうように伝えます。
ほぼ同時にクラブに到着したスターンウッドとマックスでしたが、事情をなにも知らない2人は一瞬動揺してしまいます。
そして、そこでクラブで待っていたネイサンとディーン(実は2人はグルだった)が2人に向けて発砲し、ここでも銃撃戦になります。
ネイサンはここでスターンウッドに殺されてしまい、ディーンに殺されそうになったマックスをなぜかスターンウッドが助けてくれます。
逃げた2人は共に共通の敵がいることを感じ始めます。
スターンウッドに借りができたマックスはスターンウッドを息子のルアンに合わせることに。
しかしルアンはすでに死んでいました。
マックスとスターンウッドがその場から逃げようとすると、同僚の刑事が新たな死体を運んできたところでした。
その死体はサラのしたいで、見つかったのはマックスの家からであると言われます。
なんとかその場を切り抜けた2人はサラの手に書いてあったPUNCH119という文字を見て、そこに全てがあることを悟ります。
そこでまずは生き残っているディーンの家に向かい、母親を人質にとり尋問します。
予想外の反撃にあうも2人はディーンをとらえることに成功し、ディーンを連れてPUNCH119へ向かうことに。
そして裏でディーンたちとつながっていたトムを呼び寄せ、全ての真相を聞き出します。
それによると、まずはじめに起きたルアンとブレイク(死亡済み)の事件はディーンが2人に銃を売ろうとしていたころから始まっていました。
ディーンは密輸した銃をルアンとブレイクに売ろうとしており、そこにはネイサンとハーヴェイも一緒にいました。
ブレイクはハーヴェイが警官であることを知っており、その場での取引は失敗に終わります。
そしてブレイクは射殺され、ルアンもおなかに銃弾を浴びてしまいます。
そしてスターンウッドがルアンの部屋へ行き、取引のお金を回収しようとしていたネイサンとハーヴェイに遭遇します。
この場に居合わせたマックスが邪魔になったトムはサラを殺害し、その犯人をマックスに仕立てることで事件から遠ざけようとしました。
その後の展開は上記のとおりです。
なぜこのような事件が起きたかというと、トムはある大物議員の部下で警察のシステムを変えようとしていました。
それにはもう1つ銃犯罪が必要だったとのこと。
そこで若者を使って犯罪を起こさせて、大物議員の当選を確実にし、警察のシステムを変えようとしていたのです。
全てを知ったマックスは戸惑いながらもトムを殺し、協力したスターンウッドは見逃すことに。
こうして一連の事件は幕を閉じるのでした・・・。
非常にややこしい話で、理解するのに非常に疲れる作品でした。
でもその分楽しめましたけどね。
陰謀ものやらミステリーものが好きな人には楽しめる作品だと思いますよ。
是非見てみてください。
以上がビトレイヤーの感想とレビューでした。