ここでは実際に映画「ザ・ファイター」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
ザ・ファイターの評価・・・3つ星
原 題: The Fighter
製作年: 2010年
製作国: アメリカ
出演者: マーク・ウォールバーグ クリスチャン・ベール エイミー・アダムス
: メリッサ・レオ ジャック・マクギー メリッサ・マクミーキン
: ビアンカ・ハンター エリカ・マクダーモット デンドリー・テイラー ジェナ・ラミア
監 督: デヴィッド・O・ラッセル
製 作: スコット・シルバー ポール・タマシー エリック・ジョンソン
脚 本: スコット・シルバー ポール・タマシー エリック・ジョンソン
実在のアイルランド系ボクサー、ミッキー・ウォードとその兄ディッキー・エクランドの波瀾の人生を、マーク・ウォールバーグとクリスチャン・ベイルの共演で映画化した伝記ドラマ。監督は「スリー・キングス」のデヴィッド・O・ラッセル。マサチューセッツ州ローウェル。かつての天才ボクサー、ディッキーは、ドラッグで身を持ち崩し、転落の人生を歩んでいた。一方、対照的な性格の弟ミッキーもボクサーとして活躍するが、自分勝手な兄とマネージャーでありながらマッチメイクに無頓着な母アリスに振り回され連敗続き。ミッキーの新たな恋人シャーリーンは、悪影響ばかりの家族から離れるべきだとミッキーを説得するが…。(TUTAYA Onlineより引用)
感想/レビュー
たまたまテレビでやっていたので見てみました。
率直な感想はやっぱりテレビじゃカットが多すぎて思っていたよりもいまいちでした。
キャスティングが良かったので見たのですが、やっぱりそれだけじゃ良い作品にはなりませんよね(笑)。
もう少しボクシングの試合にリアリティが感じられれば良かったのですが。。。
出演者にはローン・サバイバーなどに出演しているマーク・ウォールバーグ、ダークナイトシリーズなどに出演しているクリスチャン・ベール、アメリカン・ハッスルなどに出演しているエイミー・アダムス、イコライザーなどに出演しているメリッサ・レオ、マネー・ボールなどに出演しているジャック・マクギーらが起用されていました。
クリスチャン・ベールとエイミー・アダムスのコンビはアメリカン・ハッスルでもみましたね。
マーク・ウォールバーグは実話をもとにした作品によく出てるような気がするのは自分だけでしょうか?
ザ・ファイター予告編動画(これからみようと思っている方に)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
内容はかつて天才的だったボクサーの弟が兄の悲願を果たすというもの。
ミッキー・ウォード(マーク・ウォールバーグ)は天才的なボクサーだったディッキー・エクランド(クリスチャン・ベール)に幼いころからボクシングを教わっていた。
ディッキーは伝説的なチャンピオンだったシュガー・レイ・レナードからダウンを奪ったことがあるのが自慢だった。
以前は地元で英雄的な扱いを受けていたディッキーだったが今ではドラッグにはまり落ちぶれていた。
そんなディッキーだったがテレビ局がディッキーをネタにした映画を撮りたいと言ってくる。
のりのりでOKしたディッキーだったが本人はボクシング復帰への映画だと思っていた。
だが実際はドラッグ中毒の悲惨さを訴える映画だった。
そんなディッキーにボクシングを教わったミッキーは才能こそあったがこのところ負けが続いていた。
ミッキーはディッキーとは対照的な性格で真面目であり、ファイトスタイルもまったく違っていた。
ミッキーのマネージメントはディッキーと母親のアリス(メリッサ・レオ)が行っていた。
アリスたちは負けが続いていたミッキーに手ごろな相手を用意した。
試合が決まって精を出すミッキーだったが、ドラッグ依存症のディッキーは試合前だというのに練習に姿を現さない。
ミッキーは仕方なくもう一人のトレーナーであるマイク(ロス・ビッケル)にミットを持ってもらう。
練習後、ミッキーは父親のジョージ(ジャック・マクギー)と一緒にバーを訪れる。
ミッキーはそこで密かに思いを寄せていたバーテンダーのシャーリーン(エイミー・アダムス)に思い切って話しかけてみた。
するとシャーリーンは紙に電話番号を書いて渡してくれた。
ミッキーは試合が終わった後の土曜日に電話すると約束。
試合前日、ミッキーの試合相手が急遽出場できなくなったという知らせが入る。
このままではファイトマネーがもらえないため、マネージャーのアリスとディッキーは別の相手を探す。
すると体重が9キロも違うヘヴィーウェイとの選手と試合をしろと言われる。
相手は刑務所から出所したてで調整もできておらずぶよぶよの脂肪の塊だから楽勝だと言われる。
最初は断ったミッキーだったがディッキー達は無理やり試合をやらせてしまう。
いざ試合が始まると相手は脂肪でブヨブヨなどではなく締まった体だった。
9キロも違う相手になすすべのないミッキーはあっさり負けてしまう。
当然の結果だったが母親たちはコミッショナーに騙されたと言い、次はきちんと試合を組むと言って気にも留めなかった。
だが試合に負けたミッキーにはショックだった。
そんなミッキーに別のジムの人間が声をかけてくる。
自分のジムに来れば給料も出すしまともな相手との試合を組むと番号が書かれた名刺を渡される。
どうすればいちばんいいのかわかりきっていたが、家族を裏切ることができないミッキーは悩む。
そんなミッキーの元へシャーリーンがやってくる。
電話をしてこなかったことに怒ったのである。
ミッキーは試合に負けたためショックで電話することができなかったと説明。
取りあえず納得してミッキーを許したシャーリーンは約束していたミッキーと映画に行くことに。
ただその映画はつまらないものでミッキーはすぐに寝てしまう。
シャーリーンも面白くなかったようで少し悪い雰囲気になってしまうが、ミッキーは本当にシャーリーンを好きだという気持ちを正直に話す。
その後2人は正式につきあうようになる。
ミッキーは家族にシャーリーンを紹介するが歓迎されなかった。
またミッキーは今のままでは試合で勝つことはできないため自分を誘ってくれたジムに移りたいという話を切り出す。
だがこれにアリスとディッキーは納得しない。
ディッキーは金が問題なら自分が1年分の金を支払ってやると言いきった。
そこでディッキーが行ったのは美人局のようなことで、警官に扮して引っかかった男から金をだまし取ろうとするディッキーだったが、逆に警察に見つかってしまう。
ディッキーはミッキーとシャーリーンが家族と食事をしているレストランの方まで逃げた。
この騒ぎは中にいたミッキーたちにも伝わってしまい、止める家族を振り払いミッキーはディッキーの元へ行ってしまう。
ディッキーをさらしものにする警察をミッキーが止めようとすると、警察は公務執行妨害でミッキーも逮捕し、更にボクサーだということが分かると警棒で手を殴ってくる。
逮捕された揚句に右手をけがしてしまったミッキー。
保釈金を支払い刑務所から出たミッキーは手に重いけがをしてしまったためボクシングをやめる決意をする。
シャーリーンはそれを止めようとするがミッキーは聞かなかった。
その後、ディッキーを題材にした映画がテレビで放送される。
だがその内容はひどいもので、ドラッグ中毒者としてディッキーが不当な扱いを受けていた。
家族はそのテレビを見てショックを隠せなかった。
それはミッキーも同じだった。
そんなミッキーの元へシャーリーンがやってきて慰めてくれる。
このテレビ放送は刑務所に入っているディッキーも見ていた。
ディッキーはこのテレビに映っていた自分の姿に唖然としてしまう。
だがこのテレビをきっかけに兄弟は変わっていくことになる。
ミッキーは再びボクシングを始めることを決意し、ディッキーは刑務所内で立ち直るためにトレーニングをし始めた。
ただシャーリーンはミッキーが再びボクシングを始めるにあたって不安があった。
それは家族のことである。
シャーリーンはミッキーにアリスとディッキーとは縁を切ることを約束させ新しいトレーナーと共に再出発させる。
当然このことにアリスは反発するがシャーリーンがつき返した。
ボクシングに真摯に向き合うようになったミッキーは見事再起戦に勝利し、その後も連戦連勝を繰り返した。
するとその後サンチェスという若手のホープとの試合を組まされることになった。
ただしミッキーはていのいい噛ませ犬として組まされたのである。
試合に不安を感じたミッキーは刑務所にいるディッキーに会いに行く。
ディッキーは以前からは考えられないぐらいまともになっていた。
ディッキーは次の対戦相手のサンチェスの弱点をミッキーに教え戦い方を伝授するが、ミッキーは自分のやり方であると言い耳を貸さなかった。
翌日、いよいよサンチェスとの試合が始まった。
だがミッキーは防戦一方で全く手が出ない。
このままでは勝てないと悟ったミッキーはディッキーが言っていた戦法に切り替えた。
すると瞬くまに相手をKOし勝利してしまう。
喜ぶミッキーのもとに更にうれしい話が入ってくる。
それはサンチェスが次にやろうとしていた試合がタイトルマッチだということだった。
チャンピオンはサンチェスを倒してミッキーと試合がしたいと言ってきたのである。
当然この試合をOKしたミッキー。
そんなある時、ようやくディッキーが刑務所から出所してくる。
ディッキーはすぐにジムへ行きミッキーの練習相手になろうとした。
だがシャーリーンたちがそれを許さなかった。
ミッキーはディッキーが必要だと訴えると怒ったシャーリーンは出て行ってしまう。
その後を追いかけたのはなんとディッキーだった。
ディッキーはミッキーには自分が必要でシャーリーンも必要だと話した。
以前よりまともになっているディッキーの話に納得したシャーリーンはディッキーら家族を受け入れることに。
厳しい練習を重ねいよいよタイトルマッチの日がやってきた。
緊張するミッキーにディッキーは今日の主役はお前だと声をかける。
そして試合が始まるとミッキーは防戦一方だった。
だが今日までやってきたこと、なによりディッキーを信じて戦うミッキー。
ついにミッキーのパンチが相手をとらえ始める。
ダウンを奪い、残り50秒、猛攻を仕掛けるミッキー。
2度目のダウンを取ると同時にレフリーが駆け寄り試合が終了した。
ミッキーはついに悲願のチャンピオンになったのである。
これに一番喜んだのはディッキーだった。
その後ミッキーはアルツロ・ガッティとの3度目の激闘の末引退した。
引退後ミッキーはシャーリーンと結婚し前妻との間に生まれた子どもと暮らしたのだった。
・・・という感じです。
テレビだったのでカットが多かったのですが、大筋はこんなものだと思います。
正直ボクシングの試合のシーンはあまり面白くなかったですが、ストーリー自体はよかったと思います。
マーク・ウォールバーグとクリスチャン・ベイルの共演なんて2度とないと思いますので一見の価値はあるかなと思います。
以上がザ・ファイターの感想とレビューでした。