ここでは実際に映画「プレステージ」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
プレステージの評価・・・4つ星
原 題: THE PRESTIGE
製作年: 2006年
製作国: アメリカ
出演者: ヒュー・ジャックマン クリスチャン・ベール マイケル・ケイン
: スカーレット・ヨハンソン パイパー・ペラーボ レベッカ・ホール
: デビッド・ボウイ アンディ・サーキス エドワード・ヒバート サマンサ・マハリン
監 督: クリストファー・ノーラン
製 作: クリス・J・ボール ヴァレリー・ディーン チャールズ・J・D・シュリッセル
脚 本: クリストファー・ノーラン ジョナサン・ノーラン
19世紀末のロンドンを舞台に、互いに激しいライバル心を募らせる2人の天才マジシャンの壮絶な確執とその顛末を幻想的かつトリッキーに描いたミステリー・サスペンス。2人の天才マジシャン、ロバート・アンジャーとアルフレッド・ボーデンは、互いを尊敬しながらイリュージョンの腕を競い合っていた。しかしそんなある日、アンジャーの妻が脱出マジックに失敗して命を落とす。彼女の縄を縛ったのがボーデンだったことから、アンジャーはボーデンへの復讐を誓う。やがて、驚異的な“瞬間移動”のイリュージョンでロンドン中を熱狂させたボーデンに対し、アンジャーはその秘密を盗み出そうと助手のオリヴィアをボーデンのもとへ差し向けるのだが…。 (TSUTAYA online より引用)
感想/レビュー
深夜に映画をやっていてなんとなく見てみた映画です。
出演者などの情報は全然知らなかったので見てみてびっくりしました。
ものすごい豪華な俳優陣でした。
出演者にはX-menシリーズなどに出演しているヒュー・ジャックマン、バットマンシリーズやタミネーター4に出演しているクリスチャン・ベール、同じくバットマンシリーズに出演しているマイケル・ケイン、アイアンマン2やアベンジャーズに出演しているスカーレット・ヨハンソン、ルーパーなどに出演しているパイパー・ペラーボ、アイアンマン3やザ・タウンなどに出演しているレベッカ・ホールなどが起用されていました。
この時はまだ無名だった人もいますが、今考えるとかなり豪華な俳優陣です。
作品を見ての感想はおもしろかったです。
ただ見ていて時間軸が行ったり来たりしていたので、少し疲れました。
見終わった後は疲労感がものすごかったです。
おもしろかったですけどね。
プレステージ予告編動画(これからみようと思っている方に)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
内容は2人のマジシャンの争いを描いたものです。
始まりはいきなりアンジャー(ヒュー・ジャックマン)がマジックに失敗(?)したところから始まります。
アンジャーとボーデン(クリスチャン・ベール)共にマジシャンとして修業をした中でした。
ある時2人が助手をしている時、アンジャーの奥さんを使った脱出マジックが行われ、ボーデンが結んだ手の縄がほどけなかったことが原因で脱出マジックに失敗してしまいます。
この時からアンジャーとボーデンは対立してしまいます。
アンジャーはボーデンにどのように結んだかを何度も尋ねますが、そのたびにわからない、覚えていないと言われ付き返されてしまいました。
2人もマジシャンとして成長し、1人で舞台に立つようになったころ、ボーデンが銃の球をつかむというマジックを行うことに。
銃を観客に渡した時、その銃を受け取ったのはアンジャーであり、アンジャーは銃に弾を入れてボーデンの左手を打ち、指が2本無くなってしまいました。
これを機に2人は決定的に決別します。
ボーデンは指を失いましたが、自分にしかできない最高のマジックを完成させました。
それは瞬間移動のマジックで、よくある身代わりを使うのとは違い本当に本人が移動しているものでした。
アンジャーはボーデンのまねをし瞬間移動のマジックに挑戦しますが、その方法は身代わりを使った単純なものでした。
しかしボーデンとちがいマジックの見せ方に富んでいたアンジャーは瞬く間に人気マジシャンになります。
これをねたんだボーデンはアンジャーの身代わりにうその情報を流し、アンジャーのマジックを台無しにしてしまいます。
なんとしてもボーデンを超えたいアンジャーは助手のオリヴィア(スカーレット・ヨハンソン)をボーデンの元へ送り込み、ネタを盗んでくるように言います。
そしてボーデンのネタ帳を得たアンジャーは解読しようとしますが、解読にはキーワードが必要でした。
ネタ帳のキーワードをボーデンに問い詰めると、紙にテスラとだけ書かれていました。
アンジャーはテスラを訪ねると瞬間移動を行うことができる装置を作るように依頼します。
しばらくして装置が完成するとアンジャーは装置を使って瞬間移動できるかを試します。
装置が使えることを確認したアンジャーは舞台で瞬間移動を披露し、超人気のマジシャンになります。
当然これがおもしろくないボーデンはどうにかしてアンジャーのネタを暴こうとします。
そしてある時アンジャーのマジックの時に舞台裏に忍び込んだボーデンが見た物は目の見えない警備員とアンジャーの妻が事故死した水の入ったボックスでした。
そしてマジックが進むとアンジャーが落ちてきて、その水の箱の中に入り死んでしまいます。
この時そばにいたボーデンはアンジャーの殺害で逮捕され死刑にされることになります。
刑務所に入ったボーデンは死刑が確定しており、このままでは娘が孤児院に入ることになるとのこと。
ここで地元の有力な貴族がある条件を出し、これを飲めば娘は養子として引き取ると持ちかけます。
最初は断固として受け入れなかったボーデンですが、しぶしぶ条件をのむことに。
その条件とは瞬間移動のネタを全て暴露するというものでした。
ネタを明かす決心をしたボーデンの前に現れた貴族は死んだはずのアンジャーでした。
何が何だか分からないままボーデンは死刑を迎え、ボーデンは完全にアンジャーに負けた・・・と思われた時、アンジャーの元にボーデンの助手が現れます。
そして帽子をとりつけひげをとった助手の顔はなんとボーデンと同じものでした。
実はボーデンは双子でたびたび助手とメインの役を入れ替えていました。
ボーデンの妻であるサラ(レベッカ・ホール)は作中でボーデンの言っていることは本気の時とうその時があると言っていました。
これは双子が入れ替わっていたために起こっていたことだったんですね。
アンジャーの前に現れたボーデンはアンジャーを殺すと娘を連れてどこかえ消えてしまいました。
作品はここで終わりですが、ここからアンジャーのマジックについてネタばれを書いていきます。
アンジャーはテスラに装置を作ってもらい、それを使って瞬間移動のマジックを完成させました。
しかし実はこの装置は瞬間移動の装置ではなくものを複製する装置だったのです。
実際、アンジャーが初めてこの装置を使った時別のアンジャーが現れて、これを射殺しています。
マジックのネタは装置を使って毎回複製を作り、片方を毎回殺して複製した自分を別のところから出現させるというものだったのです。
ボーデンが見たのは複製した時に殺される側のアンジャーが水槽に閉じ込められているところだったのです。
最後の最後までどんでん返しが繰り返されたとっても頭がつかれる作品でした。
俳優は豪華だったし内容も面白かったのですが、終始暗い雰囲気で内容が頻繁に前後してしまうため、非常に疲れる作品でした。
でもきちんと理解できればよくできたストーリーで面白かったと思います。
以上がプレステージの感想とレビューでした。