ここでは実際に映画「ポリス・ストーリー/レジェンド」を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
ポリス・ストーリー/レジェンドの評価・・・3つ星
原 題: 警察故事2013/POLICE STORY 2013
製作年: 2013年
製作国: 中国
出演者: ジャッキー・チェン リウ・イエ ジン・ティエン クーリー・ナザー
: リュウ・ハイロン シュウ・シャオオー ユー・ロングァン
監 督: ディン・シェン
製 作: ----
脚 本: ディン・シェン
ジャッキー・チェンがリアルなアクションにも挑戦し新境地を開拓した刑事ドラマ。監督は「ラスト・ソルジャー」のディン・シェン。真面目で仕事熱心な刑事ジョン・ウェンは、半年も会っていない愛娘ミャオに呼び出され、繁華街にあるナイトクラブにやって来る。仕事一筋で家庭を顧みなかった父を許せないミャオは、いきなりクラブのオーナー、ウーを恋人だと紹介し、ジョンを当惑させる。そんな中、突然店内でもめ事が起こり、仲裁に入ったジョンは背後から何者かに殴られ気を失ってしまう。意識を取り戻したジョンは椅子に拘束され、ミャオを含む10余人の客とともに人質となっていた。それは、ウーによって周到に計画された罠だった。しかも、ジョンの刑事人生にも関わる恐るべき復讐計画だったのだが…。 (TUTAYA Onlineより引用)
感想/レビュー
ジャッキー最後の作品と言われた前作からすぐに作られたあやしさ満点の作品でしたが、ジャッキー映画なので取りあえず見てみました。
率直な感想はジャッキー映画としてはもの足りないものでした。
ジャッキーももう年なので激しいアクションができず、後継者も育っていないため駄作と言わざるを得ない内容でした。
個人的にはかなり残念な感じでした。
出演者には言わずと知れたジャッキー・チェン、赤い星の生まれなどに出演しているリウ・イエ、特殊身分などに出演しているジン・ティエン、ベスト・キッドなどに出演しているユー・ロングァンらが起用されていました。
まあジャッキー以外はわからない俳優ばかりでしたけどね。。。
ポリス・ストーリー/レジェンド予告編動画(これからみようと思っている方に)
以下からはネタばれになりますので注意してください。
内容は妹を殺された男が綿密な計画を立てて復讐するというもの。
中国公安当局に勤めるベテラン刑事ジョン(ジャッキー・チェン)は仕事一筋で、それゆえに家庭を顧みないことがあった。
そのため娘のミャオ(ジン・ティエン)とは疎遠になっていた。
だがある時そんな娘から連絡が入りナイトクラブ「ウー・バー」にくるよう指示される。
場違いな雰囲気のジョンだったが娘の誘いを断るわけにもいかず一人バーへと向かった。
バーの店長であるウー(リウ・イエ)により個室に通されたジョンに遅れて娘のミャオも到着した。
ジョンは娘の変わりっぷりに驚いたが、特別何かを言うことはなかった。
ジョンが用件は何だと聞くとミャオはウーを恋人であるとジョンに紹介した。
さすがのジョンもこれには動揺さざるを得なかった。
ウーは店内に違法なものも持ち込んでおり、ジョンには到底信頼できるような男には見えなかった。
ミャオと口論になるジョンだったが、しばらくして店内で騒動が起きる。
ジョンはその騒動を静めに向かったがウーが自力で解決してしまう。
その後ミャオときちんと話がしたいジョンだったが、何者かに背後から襲われ意識を失ってしまう。
途切れゆく意識の中で見たのはウーの顔だった。
ジョンの予想通りウーにはミャオに見せていない裏の顔があったのである。
ジョンが目を覚ますと手足を拘束されていた。
ウーはジョンだけでなく、その日バーにいた10数名を人質にとり立てこもっていたのである。
ウーはジョンの携帯で警察に連絡しており、外には警官が待機していた。
ジョンが要求は何だと聞くと、ウーは電話で囚人の釈放を要求した。
その名前はジョンには聞き取れなかったが、ウーの狙いが自分にあることだけは確実だった。
ジョンは過去の捜査がらみであると予想をたていろいろな事件の話しをするが、その中にウーに関連する物はなかった。
ジョンはウーが席を外したすきに見張りの男を倒し拘束を外した。
そして店内を調べ始めた。
ウーが出てきた部屋を調べるとそこには自分がかかわった事件の記事や幼い少女の写真などが飾られていた。
ある事件のことが頭をよぎったジョン。
ジョンは人質になっているミャオがトイレに行った隙を見計らってミャオに接触した。
ジョンはミャオに携帯を持っていないかと聞いたが、それらは全てウーに取り上げられていた。
そこでミャオはウーに突っかかるふりをしてうまくジョンに携帯を渡すことに成功する。
すぐに本部に連絡したジョンはウーが誰の釈放を求めているのかを聞いた。
するとウェイ・シャオフー(ジョウ・シャオオー)という男と話をさせろと言ってきたことが分かった。
更にジョンは建物の中に爆弾が仕掛けられているのを発見し、その写真を本部に送った。
ここでついにジョンが敵に見つかってしまう。
逃げるジョンだったが、ウーはミャオを盾に取りジョンを捕まえ他の人質と同じ檻に入れた。
人質を見てジョンはウーの目的である人間はその中に5人しかいないこともわかった。
その5人とはジョンが関わった人質事件に関係している人物だった。
ジョンは関係のない人間は解放するようウーに要求したがウーは聞かなかった。
ただウーは条件を出してきた。
それはこっちの兵士と戦って勝ったら人質を解放しウーの要求であるウェイ・シャオフーを連れてくる、ただし負ければ人質は解放することなくウェイ・シャオフーを連れてくるというものだった。
ジョンはその要求を飲み敵と戦うことに。
敵はタイでムエタイを経験している戦士であり、ジョンよりも圧倒的に強かった。
だがジョンはあきらめなかった。
指を折られながらもチョークスリーパーを決めて相手を失神させた。
ウーはジョンが逃げないようにまずは3人だけ人質を解放し、ジョンにウェイ・シャオフーを連れてくるよう言った。
外に出たジョンは外にいた警察部隊の隊長に現状を報告し、ウェイ・シャオフーを連れていけば人質が全員解放されると説明した。
外では強行突入の案が出されたが、ジョンがそれはやめた方が良いと進言した。
ジョンはウェイ・シャオフーに一緒に中に入るようお願いするがウェイはビビって中に入ろうとしない。
だがギリギリになってウェイ・シャオフーはジョンに借りを返したいと言い中に一緒に入ると言った。
ウーの要求通りウェイ・シャオフーを連れてきたため人質は4人を残した解放された。
その4人とはミャオとジョンが過去に関わった事件に関係のある3人だった。
ただ人質の中で1人だけ出てきていないものがおり、その人間はウーの仲間だと思われた。
ウーがここまでしてウェイ・シャオフーを連れてこさせた理由、それはかつてウェイ・シャオフーが起こした事件により妹のシャオウェイ(クーリー・ナーザー)が殺されたことにあったのである。
3人の人質はその事件の目撃者だった。
ウーは妹はなぜ死んだのか真実を確かめたかったのである。
事件の真相はこうだった。
当時ウェイ・シャオフーはお金がなく病気の母のために薬が必要だった。
だがそれを買うお金がなかったため薬局に向かい盗みを働いた。
しかし店から出ようとした時、客の一人が財布を落としたためそれを懐にしまってしまう。
それが見つかり男と言い合いになってしまい、その間に薬を盗んでいることもばれてしまいどうしようもなくなってしまう。
追いつめられたウェイ・シャオフーはカッターナイフを持ち出し、店に来ていたシャオウェイを人質にとりその場を乗り切ろうとした。
ここでちょうど店の前を通りかかったジョンらが客の知らせで店内で強盗が起こっていることを知る。
ジョンはウェイ・シャオフーを説得しに一人店内へと入って行った。
ジョンはいたって冷静な態度でウェイの説得を試みた。
ここでジョンに電話がかかってくる。
それは妻が事故にあい病院に運ばれたというものだった。
ウーはジョンがこの電話を取り、逆上したウェイ・シャオフーが妹を殺したのだと思っていた。
だが真実は違っていた。
ジョンはこの時この電話には出ていなかった。
ウェイ・シャオフーをどうにかして説得しようとしていたからである。
だがここでジョンにもウェイ・シャオフーにも予想外のことが起こってしまう。
なんと人質になっていたシャオウェイが自らナイフを奪い自殺してしまったのである。
そもそもシャオウェイが薬局に来ていたのは睡眠薬を購入するためだった。
つまり自殺しようと考えていたのである。
後の検査によりシャオウェイは妊娠していることがわかっていた。
だがシャオウェイには結婚記録などはなく、男に捨てられた状態だったのである。
子ができたのに男に捨てられたシャオウェイは絶望し自殺を考えていたのである。
この話を信じられないウーはジョンに銃を向けるが、ジョンはウェイ・シャオフーの服に隠していた銃でウーの銃を弾き飛ばした。
だがここで人質だった最後の男が現れジョンの頭に銃をつきつけた。
その男はバーテンダーをしていた従業員だった。
だがジョンはその男の刺青を見てある事に気が付く。
それは男がシャオウェイと付き合っていた男ということだった。
ウーは男に怒りをあらわにするが、男はシャオウェイがこうなったのにはウーにも原因があると語った。
ウーはシャオウェイが妊娠していることを知っていた。
だが相手を見るなりその男とは別れろとシャオウェイに言ったのである。
これにシャオウェイは悩むこととなり、シャオウェイを見かねた彼氏はシャオウェイを捨てて出て行ってしまったのである。
つまりシャオウェイを追い詰めたのは他でもないウーだった。
全ての史実を知ったウーだったが、ここでウーが設置していた爆弾が爆発し建物は崩壊してしまう。
ウーは一瞬のすきをついてミャオを人質に取り店から脱出を図った。
ジョンはすぐにウーを追いかけたが、追い詰められたウーはジョンに拳銃を出させ弾を一発だけ残し自分の頭を打ち抜けば娘は解放してやると言いだす。
ウーは妹の死の責任を誰かに取らさずにはいられなかったのである。
娘を人質に取られているジョンは迷いなく自らの頭に銃を構えた。
そしてためらいなく引き金を引いたのである。
だが弾は入っていなかった。
ウーは事前に弾を抜いていたのである。
ウーはけじめをつけるため自殺しようと試みたがジョンはそれを必死に止めようとした。
そしてギリギリのところでウーを助けることに成功する。
こうして多くを巻き込んだ人質事件は幕を下ろしたのである。
手ひどい傷を負ったジョンだったが、娘の誤解も解け満足のいく結果になるのだった。
・・・・という感じです。
なんといってもアクションが少ないのが残念でした。
ジャッキー=アクション
アクション=ジャッキー
みたいなところがありますからね(笑)。
しかも数少ないアクションでジャッキーが弱いのなんの。
ジャッキーのイメージを壊したくない人は見ないことをおすすめします。
以上がポリス・ストーリー/レジェンドの感想とレビューでした。