海外ドラマ「SHERLOCK/シャーロック」第2話『The Sign of Three/三の兆候』を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
Season3 登場人物/キャスト
シャーロック・ホームズ → ベネディクト・カンバーバッチ
ジョン・ヘイミッシュ・ワトソン → マーティン・フリーマン
グレッグ・レストレード警部 → ルパート・グレイヴス
アンダーソン → ジョナサン・アリス
ハドソン夫人 → ユナ・スタッブス
マイクロフト・ホームズ → マーク・ゲイティス
モリー・フーパー → ルイーズ・ブリーリー
メアリー・モースタン → アマンダ・アビントン
ジョンとメアリーの結婚式が決まり、シャーロックは難関にぶつかる。新郎の付き添い人「ベストマン」として式を取り仕切ることになったのだ。常識的なことが最も苦手なシャーロックだが、親友ジョンのために必死になって準備。結婚式でスピーチを始めたシャーロックは、ジョンとの冒険談を語りだす。まず最初は「血まみれの衛兵事件」。2人は女王の近衛兵からストーカー被害の相談を受けていたが…。(NHK海外ドラマより引用)
SHERLOCK/シャーロック Season3 三の兆候の動画(これからみようと思っている方に)
(字幕付きがありませんで、ごめんなさい)
以下からはSeason3の第2話『The Sign of Three/三の兆候』のネタばれになりますので注意してください。
レストレード警部は1年半もの間同じ犯罪者を追い続けていた。
そしてついに念願の逮捕まであと一歩というところまでこぎつけた。
これからいよいよ逮捕・・・という時にシャーロックから助けてくれというメッセージが入る。
逮捕の瞬間を楽しみにしていたレストレード警部だったが、他ならぬシャーロックの頼みとあらば断ることができず、逮捕はあきらめありったけの援軍を呼んでシャーロックの元へ向かった。
どんな事件が発生したのかとあわててシャーロックの元へ向かったレストレード警部だったが、シャーロックの要件はなんと結婚式のスピーチのメッセージが書けないから助けてほしいということだった。
見事に肩透かしを食らったレストレード警部。
なおシャーロックがスピーチを考えている結婚式とは相棒のジョンとメアリーの結婚式である。
シャーロックはジョンからベストマンをお願いされていたのである。
高機能社会不適合社の自分がまさか人からベストマンをお願いされるとは夢にも思っていなかったシャーロック。
どんな難事件を解決するよりもはるかに難題を押し付けられた気分だった。
結婚式当日、シャーロックはメアリーとジョンに関するあらゆる人物に根回しをし、式を盛り上げる努力をしていた。
結婚式にはジョンの軍人時代の上司も参列していた。
ただその上司は昔大規模な作戦で新人を死なせてしまった経緯があり、一般人からはよく思われておらず、本人は田舎で世捨て人のような暮らしをしていた。
だがジョンはその人が参加してくれたことを素直に喜んだ。
式は順調に進み、ついにシャーロックがスピーチをする披露宴となった。
シャーロックはジョンの人柄を説明するにあたって、2人で解決してきた事件のことを引き合いに出した。
まずはじめに話したのは「血まみれの衛兵事件」。
この事件は女王の近衛兵からストーカー被害を相談されたものだった。
近衛兵によるとここ最近一人の男がやたらと自分の写真を取ってきて不気味に思っているからなんとかしてほしいとのことだったのである。
現場にやってきた二人はまず外から近衛兵の様子を観察した。
少し経つとジョンの目を盗んでシャーロックが単独で庁舎の中へとはいっていく。
シャーロックがいないことに気が付いたジョンもあわてて中へとはいっていく。
だがここで事件が起こってしまう。
依頼をして来ていた近衛兵がシャワー室で血を流して倒れていたのである。
幸いにも一命は取り留めたものの、現場は完全な密室であり凶器も見つからなかった。
結局この事件はシャーロックにも解決できなかったのである。
シャーロックは続いて「カゲロウ男」の事件を引き合いに出した。
ジョンはシャーロックがベストマンを引き受けてくれたことへの感謝として彼を飲みに連れ出した。
シャーロックが自分が酔わない最適な酒量を計算しジョンとの飲みに臨んだが、ジョンに酒を細工されてしまいべろべろに酔っぱらってしまう。
酔っぱらった二人はシャーロックの部屋で人物充てゲームをやりながら楽しんでいた。
するとそこへ依頼人がやってきてしまう。
女性の話を半分寝ながら聞いていた二人だったが、その女性の依頼を受けることに。
女性の依頼は一晩を共にした男性のことを探してほしいとのことだった。
カゲロウのように消えてしまったこの男性のことをシャーロックはカゲロウ男とよぶことに。
2人が一夜を共にした部屋を訪ねたシャーロックとジョン。
べろべろによっているためまともな捜査ができるわけもなく、シャーロックはその場で吐いてしまう。
さすがにコレに怒った家主は警察を呼んで二人を連行させてしまう。
翌日、牢屋の中で目覚めた2人はレストレード警部に連れられて釈放される。
シャーロックは昨夜のカゲロウ男の事件に興味を引かれ、すぐに単独で調査を開始した。
だが有力な情報はえられなかった。
しかしスピーチの途中、シャーロックがあることに気が付く。
それはカゲロウ男がジョンの結婚式に紛れ込んでいるということだった。
カゲロウ男は複数の女性と一夜を共にしており、その中からジョンの結婚式に参加するであろう女性を探しだしていたのである。
つまりジョンの結婚式に参加することで誰かを狙っていたのである。
スピーチの途中だったがシャーロックはすぐに推理を開始する。
まずは誰が狙われているか明確にしなければいけなかったからである。
シャーロックはわざわざジョンの結婚式を選んだ理由に、めったに人前に出ることがなく用心深い人物であることを予測した。
更にカゲロウ男の話から、一夜を共にした女性にはある共通点があることを突き止めていた。
それはジョンの上司の家で働いている人物だったのである。
つまり犯人の狙いはジョンの上司だったのである。
シャーロックはすぐに彼に狙われていることを教えた。
上司は自分の部屋に戻ると銃を構えて静かに座っていた。
誰が自分を殺しにきても自分で対処するといって、ジョンたちの助けはいらないというのである。
だがだれがどんな方法で上司を殺しにくるかもわからないため、シャーロックたちはすぐに自分たちと避難するよう促した。
部屋の鍵を閉めていた上司は、シャーロックが先ほどの血まみれの衛兵事件の謎が解けたら言うとおりにすると言いだす。
シャーロックはすぐにマインド・パレス(精神の宮殿)に入り、あらゆる情報を取り出し始めた。
そしてついに事件の真相を突き止めた。
衛兵はシャワー室で刺されたのではなく、すでに勤務中に刺されていたのである。
しかし衛兵はベルトによってきつくお腹をしめているため、刺されてもベルトの圧力で血が出なかったのである。
だがシャワーを浴びるためにベルトを外した瞬間傷口が開き、出血多量で意識不明になったのである。
シャーロックはこの事件と上司を殺そうとしている人物が同一人物であると確信していた。
衛兵はこの時のためのリハーサルとして狙われていたのである。
見事謎を解いたシャーロックに言った通り、上司は部屋から出てジョンの手当てを受けることに。
シャーロックは犯人の元へと向かった。
彼を狙っていた犯人は写真係の男だった。
その男はかつて弟が軍に入った際に、あの上司のもとで訓練を積んでいたという。
しかし例の事件で新人だった弟も死んでしまったのだという。
男はその復讐のために上司を狙っていたのである。
こうしてジョンの結婚式に紛れ込んだイレギュラーな犯人は捕まったのである。
気を取り直して式は再開され、ジョンとメアリーはダンスをしながら幸せをかみしめていた。
最後のシャーロックのスピーチになり、シャーロックは今後どのようなことが起こっても3人は自分が守るという誓いを立てる。
この時シャーロックはなぜ3人と言ってしまったのか?
実はこの時メアリーは妊娠していたのである。
シャーロックはメアリーが妊娠を表す三の兆候を見抜いていたのである。
医者である自分よりも早く気が付いたシャーロックに対し文句を言うジョンであったが、メアリーの妊娠を素直に喜ぶのであった。
以上がSeason3の第2話『The Sign of Three/三の兆候』のあらすじと感想のレビューでした。