海外ドラマ「SHERLOCK/シャーロック」第1話『The Empty Hearse/空(から)の霊柩(きゅう)車』を見ての評価と感想を書いています。
あらすじやネタばれもあるので下にスクロールする場合は注意してください。
Season3 登場人物/キャスト
シャーロック・ホームズ → ベネディクト・カンバーバッチ
ジョン・ヘイミッシュ・ワトソン → マーティン・フリーマン
グレッグ・レストレード警部 → ルパート・グレイヴス
アンダーソン → ジョナサン・アリス
ハドソン夫人 → ユナ・スタッブス
マイクロフト・ホームズ → マーク・ゲイティス
モリー・フーパー → ルイーズ・ブリーリー
メアリー・モースタン → アマンダ・アビントン
シャーロック・ホームズの衝撃の「死」から2年。ジョン・ワトソンは親友の死をなかなか受け入れられず苦しんでいた。しかし恋人メアリーとの結婚を考え、新たな人生へと踏み出そうとする。そんなジョンの前に突然現れたのは、なんとシャーロック!生きていることを全く知らせてこなかったシャーロックに、ジョンは激しい怒りを覚える…。一方、ロンドンに大規模なテロ攻撃の危機が迫っていた。シャーロックは阻止できるのか?(NHK海外ドラマより引用)
SHERLOCK/シャーロック Season3 空(から)の霊柩(きゅう)車の動画(これからみようと思っている方に)
(字幕付きがありませんで、ごめんなさい)
以下からはSeason3の第1話『The Empty Hearse/空(から)の霊柩(きゅう)車』のネタばれになりますので注意してください。
シャーロックがモリアーティとの対決で屋上から飛び降りてから丸2年。
セルビアである男が監禁拷問されていた。
その男とはまぎれもなくシャーロックだった。
シャーロックはその組織に潜入捜査をしていた兄のマイクロフトに助けられ一命を取り留める。
マイクロフトは助けた見返りとしてシャーロックにある事件の調査依頼をする。
その内容は近々ロンドンで起こると思われるテロを阻止するというものだった。
こうしてシャーロックは2年ぶりにロンドンに帰ることとなる。
一方、シャーロックが死んだと思っている相棒のジョンはシャーロックの死からなかなか立ち直れずにいた。
しかし2年ぶりにハドソン夫人から借りていたベーカー街の部屋を訪ねた。
その理由はハドソン夫人に結婚の報告をするためだった。
ジョンはシャーロックが消えてからメアリーという女性と出会い、シャーロックの死から立ち直りつつあったのである。
ジョンはプロポーズのためメアリーを食事に誘った。
だがここで思わぬ事態が発生する。
ジョンの前にウエイターに扮したシャーロックが姿を現したのである。
この2年間、シャーロックが死んだと思って苦しんでいたジョンは彼の生存を素直には喜べず、それどころか怒りさえ覚えたためシャーロックに殴りかかっていった。
騒ぎを起こしたため店を変えて、改めてシャーロックの話を聞くジョン。
実はシャーロックの生存はマイクロフトやモリー、その他あの時助けてくれたホームレス25人は知っていたのである。
それを聞いたジョンはまたもや怒り、騒ぎを起こしてしまう。
ジョンはシャーロックを許すことができず、彼の仕事も手伝わなかった。
戻ってきたシャーロックのもとには早速いろいろな依頼が舞い込んできていた。
だがシャーロックにとっては取るに足らない案件ばかりだった。
シャーロックは独自のネットワークを使いテロの手掛かりを集めようとするが、なかなかうまくいかなかった。
だが意外なところから手掛かりが見つかる。
シャーロックが不在の時に依頼人が来たらしく、その男は帽子を忘れて帰っていた。
その男を訪ねたシャーロックは地下鉄である男が消えたという情報を入手する。
ようやくテロの足掛かりを得たシャーロック。
だがシャーロックの捜査をよそに、ジョンが謎の2人組にさらわれてしまう。
ジョンの居場所は犯人から恋人のメアリーの元へ送られており、それを見たシャーロックはすぐにその場所へ向かった。
ジョンは薬を打たれ意識がもうろうとしており、どこかに閉じ込められていた。
そこはなんとこれから行われるどんど焼きのど真ん中に放置されていたのである。
シャーロックはバイクを拝借し、メアリーとともにすぐにその場所へ向かった。
だがシャーロックが付いたと同時ぐらいに火がつけられてしまう。
シャーロックは火をかき分け急いでジョンを助け出した。
なんとか一命は取り留めたものの、誰の仕業かはわからなかった。
シャーロックはジョンと共にテロについて再度調べることに。
すると以前に見た映像から消えているのは男だけではなく車両ごと消えていることに気がついた。
2人は車両が消えた区間で電車を止められる場所を懸命に探した。
すると国会議事堂の真下に、ホームとして使われる予定だったが法律の問題で使えずそのまま放置されている空間があることを突き止めた。
その日、国会議事堂では反テロ法案について決議されることになっており、多くの議員が集まることになっていたのである。
シャーロックたちはすぐに地下鉄へと向かった。
シャーロックの予想通り、国会議事堂の真下に放置された車両を発見した。
2人はその車両に積まれていると思われる爆弾をさがした。
だがここでシャーロックにも予想外のことが起こる。
車両に爆弾が積んであるのではなく、車両自体が強力な爆弾だったのだ。
しかもその爆弾の解除の仕方はシャーロックにもわからない。
そうこうしているうちに爆弾は起動してしまう。
もう手遅れだと悟ったシャーロックはジョンにこれまでのことを素直に謝った。
いつもの芝居だと思っているジョンは真剣に聞かなかったが、シャーロックの雰囲気で今回は本当に言っていると感じた。
ジョンはこの2年間音沙汰なかったシャーロックを許したのである。
その言葉を引き出したシャーロックは笑いが止まらなかった。
やはりいつも通り芝居だったのである。
爆弾はあっさりとシャーロックにより解除されていた。
こうしていつものようにジョンが振り回されて、シャーロックがスマートに事件を解決するというおなじみのコンビが戻ってきたのである。
その日、テロリストはつかまりマイクロフトに頼まれていた仕事は解決した。
だが結局ジョンを誘拐した犯人のことは謎だった。
その犯人はシャーロックがジョンを助ける様子をとらえた映像を興味深く観察していた。
なにはともあれ、ベーカー街の英雄シャーロック・ホームズは復活を遂げたのである。
なおシャーロックが屋上から飛び降りても無事だったトリックは非常に単純なものだった。
シャーロックが飛び降りた際にホームレスの連中にマットを用意させていた。
そこへ飛び降り、死んでいたように見せかけていただけである。
本当かどうかはわからないが、実に単純なトリックだった。
以上がSeason3の第1話『The Empty Hearse/空(から)の霊柩(きゅう)車』のあらすじと感想のレビューでした。
なおSeason3には前日譚として7分程度のエピソード0が放送されています。
それも合わせてどうぞ。
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